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年末年始に一気にチェック…勉強熱心なビジネスパーソンが2021年に読んだ本"ベスト20"

プレジデントオンライン / 2021年12月30日 9時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/zepp1969

2021年、勉強熱心なビジネスパーソンはどんな本を読んでいたのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、2021年にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サイトの編集部が紹介する。
第1位:『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(塚本亮著、明日香出版社)
第2位:『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第3位:『人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド著、鹿田昌美訳、大和書房)
第4位:『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(ひきたよしあき著、大和出版)
第5位:『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)
第6位:『1分で話せ』(伊藤羊一著、SBクリエイティブ)
第7位:『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著、サンマーク出版)
第8位:『人は話し方が9割』(永松茂久著、すばる舎)
第9位:『やめる時間術』(尾石晴(ワーママはる)著、実業之日本社)
第10位:『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(越川慎司著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第11位:『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(八木仁平著、KADOKAWA)
第12位:『心理的安全性のつくりかた』(石井遼介著、日本能率協会マネジメントセンター)
第13位:『完訳 7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著、フランクリンコヴィージャパン訳、キングベアー出版)
第14位:『「空腹」こそ最強のクスリ』(青木厚著、アスコム)
第15位:『世界最高の話し方』(岡本純子著、東洋経済新報社)
第16位:『「具体⇄抽象」トレーニング』(細谷功著、PHP研究所)
第17位:『説明の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社)
第18位:『ブレイン メンタル 強化大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第19位:『「後回し」にしない技術』(イ・ミンギュ著、吉川南訳、文響社)
第20位:『なぜか好かれる人がやっている 100の習慣』(藤本梨恵子著、明日香出版社)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2021年の閲覧数ランキング

■仕事のスイッチが入らない人に伝えたい「自分をラクに動かす方法」

2021年の第1位は、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』でした。

塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)
塚本亮『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)

新型コロナの緊急事態宣言が明けてからも、出社とテレワークを併用しているビジネスパーソンは多いでしょう。テレワークで仕事を始めるときになかなかスイッチが入らない、オン・オフの切り替えが難しいという人にうってつけの一冊です。

紹介されるのは、「やれない人」が「すぐやる人」になるための「自分をラクに動かす方法」。ポイントは、自分を自然と行動させるような習慣を身につけることです。

例えば「意志の力に頼るのではなく、誘惑のない環境を作る」。著者はケンブリッジの大学院に通っていた頃、大学の図書館で勉強するようにしていました。周りがみんな勉強している環境にいれば、自然と自分も頑張れるからです。

あなたも今日から、誘惑に打ち勝つことよりも、誘惑されない環境を作ることを優先しましょう。「資料を作るときは、スマホの電源をオフにする」「帰宅したら、テレビをつける前に入浴する」などとルール化するのもいいかもしれません。

「すぐやる人」になれる習慣がたっぷり詰まった本書。「2022年こそすぐやる人になる」と決意したなら、今すぐ読んでみましょう。

■2018年から売れ続ける「アウトプット術」の本

第2位は、2018年に発売されて以降、常にベストセラーランキングに名を連ねている『学びを結果に変える アウトプット大全』。書店などで見かけて気になっていた方も多いのではないでしょうか。

樺沢紫苑『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
樺沢紫苑『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)

著者の樺沢紫苑さんは、10年連続で年2冊以上の本を書き、メルマガを13年間毎日発行し、動画を1500本以上アップしてきた(※出版当時)という、「日本一アウトプットする精神科医」として有名な人物。本書ではそんな著者が、80の視点から、アウトプットのノウハウを紹介しています。

アウトプットと言っても何から始めていいのかわからない……そんなあなたは、最近食べておいしかったものの感想を家族や友人、後輩に話すことから始めましょう。そうすれば、あなたの考えが言語化され、脳が活性化し、記憶の増強や定着に大きく貢献します。

感想を話すときのコツは、「自分の意見」や「自分の気付き」をひとつでも盛り込むこと。「話題のラーメン店に行きました! 最近、あのエリアにはラーメン店が増えていますよね」といった具合です。

このように本書では、アウトプットすることのメリットや、うまくアウトプットをするためのコツが紹介されています。見開き完結型で気軽に読めるので、仕事のスキマ時間に少しずつ読み進めるのもおすすめです。

■「朝の6分間」から人生を変える方法

第3位には、『人生を変えるモーニングメソッド』がランクインしました。

ハル・エルロッド『人生を変えるモーニングメソッド』(鹿田昌美訳、大和書房)
ハル・エルロッド『人生を変えるモーニングメソッド』(鹿田昌美訳、大和書房)

リモートワークを導入する企業が増え、朝時間の使い方は今まで以上に多様化しました。ギリギリまで寝ている人も、朝活に励んでいる人もいるでしょう。本書を読めばきっと、自分の時間の使い方を見直したくなるはずです。

著者が提案する「モーニングメソッド」とは、サイレンス(瞑想(めいそう))、アファメーション、イメージング、エクササイズ、リーディング、ライティングの6つを毎朝、60分かけて行う習慣のこと。著者はこの習慣を取り入れたことで、どん底だった人生が一変したのだといいます。

とはいえ、朝に自分の時間をとりにくい方も多いはず。そんな読者に対して、著者は「忙しくても自分を成長させる習慣を手放したくないなら、それぞれのメソッドを1分ずつ、計6分の短縮バージョンを試してみよう」「どうしても時間がとれないときは、6分だけでもやったほうが絶対にいい」と呼びかけます。

朝の過ごし方で人生は変わる――本書で著者の体験談を読めば、誰もがこう感じるでしょう。きっと早起きしたくてたまらなくなるはずです。

■大人気YouTuberが教える「お金の知識」

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第5位は「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」でビジネス実務部門賞に選ばれた『本当の自由を手に入れる お金の大学』でした。

両@リベ大学長『本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版)
両@リベ大学長『本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版)

「お金のことを勉強しなければいけないのはわかっているけど、難しそうで後回しにしている」――そんな方にぴったりなのが本書です。

著者は、チャンネル登録者数167万人を抱える大人気YouTuber、両@リベ大学長さん。本書はそんな著者が、日本人に対して「労働に縛られるのではなく、自分の人生=自由な時間を取り戻してほしい」という思いから執筆したものです。

著者によると、豊かに暮らすために必要なのは、「お金にまつわる5つの力」をバランスよく育てること。「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」「守る力」「使う力」の5つについて、フルカラーのイラストを交えながら、やさしい会話形式で解説しています。

お金に関する知識がほとんどないまま大人になった人も多いはず。「お金の勉強=難しい」という思い込みがある人も、本書なら楽しく学べます。

■ワンオペ育児のワーママが生み出した「時間術」

第9位の『やめる時間術』にもご注目ください。

尾石晴(ワーママはる)『やめる時間術』(実業之日本社)
尾石晴(ワーママはる)『やめる時間術』(実業之日本社)

忙しすぎて、自分のやりたいことができない――そんなあなたには、本書がぴったり。

著者は、外資系企業のマネジャーを務めつつワンオペ育児をし、さらにはVoicyなどでの発信も行っていたワーママはるさん。自分の時間がまったくなく、数々の時短テクを試してもうまくいかなかった著者は、試行錯誤の末に「やめる時間術」にたどり着きました。

「やめる時間術」の第一歩は、時間を「見える化」すること。自分の時間を次の3つに分け、それぞれにかかっている時間を把握します。

(1)生活時間(睡眠、食事、入浴、排泄など、生きていく上で不可欠な時間)
(2)ルーチン時間(仕事、家事、送迎など、社会的に拘束される時間)
(3)自分時間(自由選択時間、余暇)

見える化した後は、「タイムパフォーマンスを上げる」「衝動的に使う時間を減らし、将来につながる時間を増やす」「理想の24時間の過ごし方を書き出す」といった方法で、時間の使い方を変えていきます。

毎日をもっと楽しく、有意義に過ごしたい……そんなあなたは、本書をおともに、時間の「見える化」にトライしましょう!

■年末年始こそ「16時間断食」を試すチャンス

最後にご紹介したいのが、第14位の『「空腹」こそ最強のクスリ』。

青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)
青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)

あなたは、大ブームになった「16時間断食」をご存じでしょうか? 1日の中で16時間、空腹の時間をつくるという健康法です。

本書によると、16時間断食を実践すれば、健康や若さの維持につながります。肌や髪の状態を維持し、食事後の疲れや眠気、胸焼け、胃もたれ、食欲不振、免疫力の低下などを防いでくれるのだそう。

とはいえ、これまで1日3食を続けていた方にとっては、なかなか手が出しにくいかもしれません。そんな読者に対して、著者は「まずは週末だけ試してみること」「睡眠の前後にそれぞれものを食べない時間を設けること」をすすめています。

まずは本書を読み、断食のメリットや断食中のスケジュールを確認してみましょう。年末年始の食べ過ぎが気になるなら、体調と相談しつつ、試してみてもいいかもしれません。

時間術からお金、健康法まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。特に20~30代のユーザーが過去のロングセラーを積極的に読んでいる傾向が見られました。新刊・ロングセラー問わず、仕事や生活に役立つ本との出会いを提供できれば幸いです。気になった本があったら、ぜひ年末年始にチェックしてみてください。

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flier編集部 本の要約サイトflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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(flier編集部)

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