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「今年こそ!」と誓っても三日坊主に終わる人へ…読むだけで"面倒くさがり"が改善されるとっておき本

プレジデントオンライン / 2022年1月9日 10時15分

毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」で、12月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サイトの編集部が紹介する――。
第1位:『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(内藤誼人著、明日香出版社)
第2位:『幸せに生きる方法』(平本あきお/前野隆司著、ワニブックス)
第3位:『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(西沢泰生著、アスコム)
第4位:『職場の問題地図』(沢渡あまね著、技術評論社)
第5位:『ムダな努力を一切しない最速独学術』(三木雄信著、PHP研究所)
第6位:『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』(越川慎司著、KADOKAWA)
第7位:『怒りが消える心のトレーニング』(安藤俊介著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第8位:『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(中野信子著、アスコム)
第9位:『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(藤吉豊/小川真理子著、日経BP)
第10位:『最強脳』(アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳、新潮社)
第11位:『考えて、考えて、考える』(丹羽宇一郎/藤井聡太著、講談社)
第12位:『世界「失敗」製品図鑑』(荒木博行著、日経BP)
第13位:『「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる』(本田秀夫著、ダイヤモンド社)
第14位:『「やめる」という選択』(澤円著、日経BP)
第15位:『心はどこへ消えた?』(東畑開人著、文藝春秋)
第16位:『非常識な成功法則【新装版】』(神田昌典著、フォレスト出版)
第17位:『繊細な人 鈍感な人』(五百田達成著、PHP研究所)
第18位:『ゆっくり、いそげ』(影山知明著、大和書房)
第19位:『早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚!」読書法』(浅田すぐる著、SBクリエイティブ)
第20位:『マッキンゼーで叩き込まれた「問い」の力』(大嶋祥誉著、三笠書房)

※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2021年12月の閲覧数ランキング

■「面倒くさい気持ち」は仕組みで変えられる

今月の第1位は、『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』でした。

内藤誼人『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(明日香出版社)
内藤誼人『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(明日香出版社)

今年こそ資格を取ろう、今年こそ部屋をきれいに保ちたい、今年こそ早寝早起きを心がける……こんなふうに毎年、年明けに「今年こそ!」と決意をしている人は多いでしょう。その一方で、なかなか行動を変えられなかったり、始めてはみたものの長続きしなかったり、そもそも取り掛からずに終わったりする人もまた多いはずです。

そんな人に、今すぐ読んでほしいのが本書です。

著者は、自分を変えるためには、考え方や意識ではなく、環境や仕組みを変える必要があると断言します。「面倒だ」と感じるのは自然なこと。本書で紹介するコツで、その気持ちを弱めればいい――そう言われると、安心するのではないでしょうか。

例えば「分割して取り掛かる」。大変そうに見える作業は、やる気が起こりにくいもの。ならば、これ以上分けられないほど細かく分割して、小さいものからやっていきましょう。資料作成なら、テンプレートを探してデスクトップに置いたり、表紙の日付をアップデートしたりするだけ。これならすぐにできるはずです。

本書で紹介されるコツは、どれも今日から試せるものばかり。2022年を理想的な一年にしたい方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

■「素敵だけど退屈な恋人」に効く一言

第2位は『幸せに生きる方法』でした。

平本あきお、前野隆司『幸せに生きる方法』(ワニブックス)
平本あきお、前野隆司『幸せに生きる方法』(ワニブックス)

本書は、アドラー心理学と幸福学という二つのアプローチで「幸せに生きる方法」を教えてくれる一冊。

一例として、アドラー心理学の「目的論」の実践を紹介します。あなたが恋人に対して「素敵だけど、退屈なところだけが気に入らない」と思っていたとしましょう。その場合、目的論では「たった一つの悪いところ=退屈」ではなく、その反対にある「楽しい」や「ロマンチック」などに意識を向けます。

そのうえで恋人には、「あなたのそういうところが退屈だ」ではなく「去年の記念日にもらった手書きのカードはうれしかった」などと伝えてみましょう。すると相手は気分が良くなって、「今年もあげようかな」「今度はもっとすごいことをしよう」と思えるものです。その結果、恋人の長所がどんどん強化されていくでしょう。

本書ではこのように、自分自身の性格や人間関係、ビジネス、子育てなど、さまざまなシーンで使える考え方がたっぷり紹介されています。いずれも今後の人生で長く使えるものばかりなので、ぜひ早いタイミングで読んでみてください。

■一流の人は「壁」をどうやって越えてきたのか

第3位には、『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』がランクインしました。

西沢泰生『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)
西沢泰生『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)

本書は、クイズ王であり、名言や金言が大好きな著者が、ビジネス書や自己啓発書から「壁を越えられないとき」に役立つエピソードを厳選して、クイズ形式でまとめたもの。大谷翔平選手がプロ入り後初のキャンプに持ち込んだ愛読書でもあると聞けば、興味をひかれる方も多いでしょう。

最初のクイズは、イチロー選手がインタビューで語った「嫌いな言葉」。その答えは「成功」でした。自分が立てた目標を成し遂げたことを成功と呼ぶのはいいけれど、もし他人が言う成功を追いかけているなら、何が成功かわからなくなる――イチロー選手はそう考えているのです。

本書で紹介されるエピソードは、ピカソ、赤塚不二夫、マグロ船の船長など、バラエティー豊か。壁に突き当たったときにも楽しく読めて、勇気とヒントをもらえる一冊となっています。

■残業が多い、仕事が進まない…職場の問題を解決する一冊

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第4位は『職場の問題地図』でした。

沢渡あまね『職場の問題地図』(技術評論社)
沢渡あまね『職場の問題地図』(技術評論社)

働き方改革により、ノー残業デーを設けたり、有給休暇の取得奨励をしたりしている企業は多いでしょう。しかしその一方で、定時退社した後も自宅でサービス残業をしている人もいるはずです。どうすれば残業を減らせるのか――そう悩んでいるなら、本書が救世主となってくれるでしょう。

残業が発生する原因の一つとして挙げられているのは、手戻りが多いこと。そしてこの問題は、「作業開始前にラフ絵を描くこと」と「報連相のタイミングを相手と合意しておくこと」によって解消に近づくとされています。

ラフ絵を使って成果物のイメージを確認しておくこととともに、「いつ、どのタイミングで、何を報連相するか」を合意しておけば、「期限ギリギリに資料を提出して、上司からダメ出しされる」という手戻りの定番パターンはかなり減らせるでしょう。

本書には、手戻りが多いこと以外にも、上司と部下の意識ズレや仕事の属人化など、さまざまな「問題」を解決する気づきが満載です。管理職はもちろん、生産性を上げて仕事もプライベートも充実させたいすべての方に役立つでしょう。

■独学のコツは最初に「人生計画」を立てること

第5位の『ムダな努力を一切しない最速独学術』にもご注目ください。

三木雄信『ムダな努力を一切しない最速独学術』(PHP研究所)
三木雄信『ムダな努力を一切しない最速独学術』(PHP研究所)

部署異動が決まった、DX推進プロジェクトのメンバーに選出された、新しいツールを導入することになった――。仕事をする中で、新たな知識やスキルを得る必要に迫られることは多いでしょう。本書はそんなとき、心強い味方になってくれる一冊です。

著者の三木雄信氏は、25歳でソフトバンクに転職し、孫正義社長の秘書を務めました。常に最短最速で学び続ける必要があるなかで「学び方さえ知っていれば、生まれ持った能力や置かれた環境には関係なく、誰もが賢い人になれる」という結論にたどり着いたそうです。

そんな著者は本書で、「学習計画」の前に「人生計画」を立てるべきだといいます。大人の学習は一般的に「仕事やキャリアでかなえたいこと」を実現するために行われるもの。そのためのゴールが明確になっているからこそ、学習がスムーズに進むのです。

人生100年時代において、新たな知識やスキルの習得はますます重要となるでしょう。独学に挫折したり疲れてしまったりしないために、ぜひお読みいただきたい一冊です。

■「活躍社員」がやっている50の仕事術

最後にご紹介したいのが、第6位の『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』。

越川慎司『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』(KADOKAWA)
越川慎司『「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか』(KADOKAWA)

本書は、「仕事ができる『活躍社員』の言動を分析して得られた仕事術を『一般社員』が実践したらどうなるか」という大規模な再現実験の結果を示したもの。実験で大きな成果を上げた仕事術を50のルールにまとめています。

そのうちの一つが“24時間前アジェンダ共有”。著者らの調査によると、社内会議には、働く時間のうち43%もの時間が費やされていることがわかりました。加えて「目的が明確に決まっている」「アジェンダが事前に共有されている」「必要な人が参加している」の3要素がそろっている会議は成功率が高いことも明らかになっています。

この調査結果をもとに作ったのが「アジェンダが24時間前までに共有されていない会議は禁止」というルール。このルールを25社で試したところ、参加者の満足度は高くなり、会議時間は8%減少したそう。

本書で紹介されるのは、あなたの働き方をガラリと変えてくれるものばかり。まずは一つ、試してみませんか。

今月も、話し方から読書法、アンガーマネジメントまで、幅広いジャンルの本がランクイン。ほかにも、先月第1位だった『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』が第8位と、今月も多くの方に読まれています。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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flier編集部 本の要約サイトflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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(flier編集部)

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