独身時代も結婚後も生活費は人任せ…小室圭さんに「父親になる覚悟」はあるのか
プレジデントオンライン / 2022年7月26日 17時15分
2022年6月7日、小室眞子さんと小室圭さんが笑顔で並んで歩いている。その後眞子さんは、ニューヨークのヘルズキッチン周辺のベーカリー、薬局、スーパーマーケットでお買い物 - 写真=ABACA PRESS/時事通信フォト
■外務省が夫妻の“妊活”をサポート?
小室眞子さんのおめでた発表が近いうちにあるかもしれない。
最近の週刊誌を読んでいると、そう思えてならない。
結婚から10カ月近くがたつから、そうであっても不思議ではない。週刊誌報道によれば、眞子さんは結婚前から「子どもがほしい。できれば2人か3人」といっていたというから、もしそうだとしたらどんなにかうれしいことだろう。
週刊新潮(7月7日号)は少し前から、小室圭さんは受験勉強より「妊活」に励んでいるとして、こう報じていた。
「NY総領事館には現在、眞子さんのお世話をする専門の外務省女性職員が配置されているが、現地の事情に詳しい人物はこんな近況を打ち明けてくれた。
『現在、小室夫妻は担当の“女性リエゾン(情報連絡員)”はもちろん、トップである森総領事も交えて、ある打ち合わせを進めています』
それは、『眞子さんの“おめでた”に向けてのガイダンスです。夫妻はかねて子を欲しており、いわゆる“妊活”を続けてきたといいます。二人の意向を受けて総領事館でも“そのような状況になったら教えてください。病院紹介などで支援します”といったご案内をしているのです』
随分踏み込んだ領域の話ではあるが、総領事館の仕事の守備範囲は国民が思うよりも広いようである」
■新居は「いまより1部屋多い物件を」
女性自身(7月26日・8月2日号)も、
「NY在住のジャーナリストによれば、『小室夫妻が渡米する前に、総領事館が、スーパーや美容院など生活に必要な情報をリサーチしており、そうしたデータは夫妻に伝えられています。病院のリストもあったのですが、そのなかには不妊治療にも携わっている病院の名前まであったようです。
実は小室夫妻は渡米直後から、“子供がほしい”という旨のことを、周囲にもらしていると聞いています。理想は“男の子と女の子”で、小室さんは一人っ子だったためか、きょうだいという関係に憧れているのだそうです。
10月で契約更新時期をむかえるため、夫妻は新しいマンションを探しています。『いまより1部屋多い物件を』と希望しているそうで、家族が増えることを想定した計画を練っているのでしょう」と報じている。
眞子さんも、幼いころから妹の佳子さんと仲が良く、結婚問題で悩んでいる時、最後まで支えてくれたのも佳子さんだったから、少なくとも2人、または3人はほしいと考えているといわれる。
女性セブン(8月4日号)はさらに具体的にこう書いている。
■在ニューヨークの“チーム眞子さん”が支えている
「秋篠宮家の長女・眞子さんと、夫の小室圭さんが暮らす米ニューヨーク・マンハッタン中心部の高級マンション。そこから車で十数分のところにある大学病院で最近、眞子さんの姿がしばしば見かけられるという。
『近代的な高層ビルが一棟丸ごと医療施設になっている、世界最高峰の医療を提供する有名大学病院です。小室さんがニューヨーク州司法試験で2度目の不合格をした頃から、眞子さんがひとりで来院するところや、大学病院周辺で小室さんと一緒にいるところが目撃されるようになりました』(在米ジャーナリスト)
結婚前に『複雑性PTSD』を公表し、渡米後の慣れない生活が不安視されていた眞子さんだが、すでに世界最高峰の『メトロポリタン美術館(MET)』でも、無報酬ながら仕事をスタートさせている。むしろ皇室を離れたいまの方が、精神的な負担は少ないのかもしれない。
『実は、眞子さんが通っている大学病院は、眞子さんの“MET就職”の後ろ盾になったとされる日本美術のアメリカ人研究者の母校の系列病院です。在ニューヨークの“チーム眞子さん”が慣れない海外生活を全力でサポートしている様子がうかがえます。
そしてその病院には心療内科や精神科だけでなく、産婦人科も併設されているんです。一般に海外での出産となれば不安でしょうが、これだけの先進的な病院での手厚いサポートがあれば、まったく不安はないでしょうね』(前出・在米ジャーナリスト)」
■通院は“ご懐妊の兆候”ではなく…
デイリー新潮(7月22日)によると、眞子さんが通っている病院は「コロンビア大学の附属病院」だという。通っている理由については、
「ご自身の心身の状態は、現在かなり安定していると聞いています。どなたかのお見舞いについての可能性ももちろん否定できないですが、やはり“ご懐妊”に関連したことで大学病院に行ったのではないかと指摘する声が大きくなってきています」(担当記者)
もう少し具体的にいうと、
「いわゆる“ご懐妊の兆候”ということではなく、その前段にあるような、さまざまな準備も含めてということのようです。眞子さんは30歳までに結婚したいということをかねてから言ってきました。それは日本人女性の平均初婚年齢であると同時に、お子さんを2人、可能なら3人は授かりたいという思いがあったからだとされています」(同)
眞子さんは高齢というわけではないが、今年の秋には31歳になる。もし2人か3人の子どもを望むのなら、早いに越したことはないはずだ。
少し前まで宮内庁関係者の間では、おめでたのための一時帰国があるのではないかといわれていたが、小室夫妻はニューヨークでの妊娠・出産を選択したようだ。
「むしろ、日本のロイヤルにつらなる赤ちゃんが、アメリカで生まれ、アメリカ国籍を持つという方が、日米の将来にとっても、そして、仕事が不安定な小室さんにとっても望ましいかもしれません」(在米ジャーナリスト=女性セブン)
■「朝食7000円」のNYでどうやって育てるのか
私のような由緒正しい貧乏人は、すぐにおカネのことを考えてしまうのだが、世界一物価が高いニューヨークは、このところの物価高騰が半端ないらしい。
先日、同地で暮らすタレントの渡辺直美がテレビに出て、「朝食が7000円、ランチは2万円」と語って話題になった。
一般的に、日本での出産費用は50万円といわれるが、アメリカでは200万円が相場だそうだ。設備の整った大病院ならさらに高くなるのだろう。
![ニューヨーク、マンハッタンの街並み](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/1/3/1200wm/img_13d5a060a15b88e30b8b43d2f5f43c53486739.jpg)
小室圭さんが勤めている法律事務所の年収は600万円(なかには弁護士と同等の2000万円という報道もある)で、眞子さんはメトロポリタン美術館で働いているが無給(一部には有給だという報道も)だとすれば、マンションの家賃を払うのが精一杯だろう。
もし、小室圭さんが3度目の司法試験に受からなかったら、眞子さんが持っているといわれている“持参金”を取り崩してしのいでいくしかなくなるが、子どもをニューヨークで育てていくには、1億円といわれる“貯金”もそう長くはもつまい。
週刊誌には、“かなりの額を補塡(ほてん)してくれるパトロンがいるのかもしれない”というたぐいの噂がよく載るが、秋篠宮家ではないとしたら、奇特な大富豪でもいるのだろうか。
だが、タダより怖いものはない。元皇室、将来は天皇の姉君というブランド欲しさに近づき、食い物にしようと考えている人間がいるかもしれない。
■「他人の善意にすがりっぱなし」は甘すぎるのではないか
老婆心ながら2人にいわせてもらえば、人生で大事なことは「自立」ということであるはずだ。自由に自分の思った通りに生きたいのなら、精神的にも金銭的にも自立することが求められる。
眞子さんは生まれてここまで、金銭的な問題で悩んだことはなかっただろう。初めてその問題に直面したのは、小室圭さんの母親の金銭トラブルであったに違いない。小室圭さんは逆に、幼い頃から金銭的な悩みを抱え、そのたびに、他人の誰かに助けてもらって生きてきたようだ。
きついことをいえば、2人とも自ら金銭的な問題を解決したことがない。なんでも人任せだったはずだ。しかし、これからも他人の善意にすがって生きていけると思ったら、甘すぎるというしかない。
生まれてくる子どもたちがそんな両親を見て育てば、人間にとって一番大事な自立という精神が養われるだろうか。
■「語学の壁」はないが…小室さんを待ち受ける落とし穴
お小言はこれくらいにして、小室圭さんは、7月26、27日に行われる3度目の司法試験に何としてでも受からなければならないはずである。
再々受験の合格率の低さを取り上げ、今度も可能性なしと切り捨てるメディアも多いが、中にはこんな楽観論で、彼を勇気づけてくれるコメントもある。
週刊女性(7月26日・8月2日号)にはNY州の弁護士資格を持つ清原博弁護士がこんなコメントを出している。
「圭さんの論文を読む限り、“語学の壁”はありません。惜しくも落ちた前回試験での苦手分野をつぶし、最後まで油断せずに臨めば、おのずと結果はついてくるでしょう」
そういいつつも、再受験者特有のリスクも指摘する。
「複数回受験しているうちに“そのうち受かるだろう”と楽観的に捉えてしまうケースは少なくありません。再受験者の合格率が著しく低いのは、真剣に勉強せずに回数だけを重ねる人が一定数いるからです」
3度目も不合格だった場合、勤務先からの解雇や強制帰国もあると囁(ささや)かれたが、それについては、
「つい先日も圭さんの勤務風景が報じられており、事務所から就労ビザのサポートを受けていると思われます。これは、法務助手としての働きぶりが評価され、仮に弁護士になれなくても雇用し続けるという意思と信頼の表れではないでしょうか」
滞米資格が保証されていて、今回も落ちたらどうしようという切羽詰まった状況とはいいがたいというのである。
■眞子さんが頼るのは母・紀子さまではなく…
だからといって、何回も落ちれば、いくら生き方は「let it be」でも、自己嫌悪に陥ることもあるはずだ。
それに、何度も試験に落ちた弁護士など、事務員として雇うところはあるだろうが、大手の弁護士事務所では雇わないといわれるニューヨークで、小室圭さんが安定した家庭生活を営むために必要な高給を食(は)むことができるのだろうか。
とまあ、2人に何の関わりもない私が、あれこれ心配しても、いらぬおせっかいと一蹴されてしまうだけだろうが。
もし、眞子さんがおめでたとなれば、頼りたくなるのは人生の先輩である母親であることは間違いない。だが、秋篠宮紀子さんは、おいそれとすぐに日本から駆けつけるわけにはいかないだろう。
そこで頼るのは夫の母親・佳代さんになるというのが大方の見方のようだ。
佳代さんは、以前から眞子さんの“おめでた”に期待を膨らませていたというし、眞子さんとは、渡米以降もテレビ電話で頻繁に連絡を取り合っているといわれる。
「もともと眞子さんは、女手ひとつで小室さんを育てた佳代さんに心酔しているように見えました。自慢の息子とのエピソードを繰り返し聞くうちに、眞子さんが“私も早く子供を”となるのは自然なことでしょうね」(皇室記者=女性セブン)
■「“孫には会えない”というご覚悟もあるようなのです」
一方の紀子さんはどうするのだろう。結婚問題で関係がぎくしゃくしていたとしても、眞子さんにとって実の母が近くにいれば心強いはずだ。
佳代さんを信頼しているとしても、出産後は産後うつなどの心配もある。心から何でも話せる母親がいることは、眞子さんにとっては何ものにも代えがたいことであると思うのだが。
しかし、女性セブンで宮内庁関係者がこういっている。
「制度上は、私的な理由のためでも海外を訪問することは可能です。ただ、いまの紀子さまは皇太子妃と同格。ただでさえ秋篠宮家への逆風が強い中で、大見得を切って日本を去った眞子さんのもとを“孫の顔を見るために”訪れるというのは現実的ではない。
公務など、別の大義名分が必要ということです。秋篠宮ご夫妻と昵懇の在ニューヨーク総領事がそれをセッティングできれば、渡米もない話ではないのでしょうが……。どうやら、秋篠宮ご夫妻の中には、“孫には会えない”というご覚悟もあるようなのです。残念ながら、『孫はかすがい』とはならないようです」
![母親の人差し指を反応で握りしめる乳幼児](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/6/c/1200wm/img_6c2a683df549f97da309bc1bc3fa7613254083.jpg)
■「また落ちても誰も気にしない」と考えているとしたら…
私はそうは思わない。眞子さんに子どもが生まれれば、秋篠宮家にとっても初孫である。可愛くないはずがない。皇室としての面目などかなぐり捨てて、母親がニューヨークに飛んで行くはずだ。肉親の情というものはそういうものである。
国民もそれに対して異を唱えるとは考えられない。むしろ、皇室という立場をおもんぱかって娘と子どもに会いに行かないとしたら、秋篠宮夫妻の“情愛のなさ”に、国民はやりきれなさを感じるのではないか。
まだ先にはなるが、小室夫妻に子どもが生まれるということになれば、2人が結婚して以来初の慶事ということになる。
そうなれば、もし今度も試験に落ちたとしても誰も気にはしないと、もし小室圭さんが考えているとしたら、それは大きな過ちではあるが。
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ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。
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(ジャーナリスト 元木 昌彦)
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