ぐっすり眠れるようになる…自己肯定感が低すぎて生き辛いOLが教える｢自分で自分を褒めるコツ｣

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

自己肯定感を高めるにはどうすればいいのか。『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』（SBクリエイティブ）の著者のあかりさんは「自分で自分を褒めることが重要だ。そのときは『失敗したこと』ではなく、『できたこと』に目を向けるといい」という――。

※本稿は、あかり＊生き辛いOL著、心理カウンセラー中島輝監修『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』（SBクリエイティブ）の一部を再編集したものです。

■自己肯定感が低い人の思考のクセ

こんにちは、自己肯定感が低すぎてうつ病になってしまった生き辛いOLです。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

自分はなんでこんなに何もできないんだろう。

本当にダメなやつだ。

……こんな気持ちになってしまうことはありませんか？

自己肯定感が低い人は、自分ができたこと（成功）よりも、できなかったこと（失敗）に目が向きがちです。

そのため、冒頭のマンガのようにできていることが9つあったとしても、1つうまくいかないことがあると、ひどく落ち込んでしまいます。そして、その1つの失敗で自分をダメなやつだと感じてしまうのです。

今回は、自己肯定感を高めて、自分ができていることにも目を向けることができるようになる簡単な方法を紹介します。今日からでもすぐにできますよ！

■簡単に自己肯定感を高める「寝る前の3褒め」

ではさっそく「自己肯定感を高める方法」を紹介しますね。それは寝る前にその日できたこと3つを褒めること。

自己肯定感が低い人は、できなかったことに意識が向きがちです。「今日もアレもコレもできなかった……」と考えると落ち込んでしまいます。

寝る前に3つ褒めることで、その日できたことに目を向けるクセをつけましょう。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

■なぜ、寝る前がいいのか

「寝る前」に自分のことを褒めるのには、理由があります。

人間は「寝ているあいだにその日の記憶をくり返す」といわれています。でも、日中はいろいろな記憶が次々に入ってくるので、一つ一つは薄れていってしまいます。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

だけど、寝ている間は記憶が入ってきません。つまり、寝る前に自分を褒めると記憶に残りやすいということなのです。

「自分を褒める」。簡単なようで、忙しかったり、気持ちに余裕がないときは、つい忘れてしまいます。なので、寝る前だけは！　と決めてしまい、自分を褒めることを習慣にしてしまいましょう。

ご飯をおいしく食べたとか、人に挨拶できたとか、本当に小さなことでいいんです。大事なのは、できていることに目を向けるクセをつけていくこと。

そのうち、寝る前じゃなくても自分を褒めることができるようになります。そうやって自分の「できた」を積み上げていくと、自然と自己肯定感が高まっていくよ。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

■自分には褒めることがないと思ったら…

【後輩】先輩～‼

自己肯定感を高めるために「寝る前の3褒め」をやろうと思ったんですが……そんなに毎日、自分を褒めることなんかありません（泣）。

【あかり】え～、本当に？

小さなことでいいんだよ？

【後輩】本当なんです！　褒めることが見つからないと、今日は何もできなかったなぁ……なんて落ち込んできちゃって……。

【あかり】（あ、もしかして……）

そっか、今まで自分を褒めてこなかった人が、いきなり「自分を褒めろ」って言われても難しいよね。

じつは、自分を褒めるのにもコツがあるの。今日はそれを3つ教えるよ。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

■自分を褒めるポイント①「結果の承認」

一つ目はできたことや達成したことを褒める（承認する）結果の承認です。これは多くの人ができていると思います。

自分には褒めるところがないという人は「できたこと」のハードルが高くなっているかもしれません。「ごはんをたべる」「外に出る」「会社にいく」といったこともできたこととして褒めてあげましょう。できて当たり前にしてしまっていること、きっとたくさんあるはずですよ。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

【後輩】たしかに、できて当たり前にしちゃってるなぁ。

【あかり】こんな小さなことで自分を褒めるなんて……と思った人は、褒めるハードルが高くなってるのかもね。褒める理由に大小は関係ないよ。だからどんどん褒めていこう。

■自分を褒めるポイント②「成長を褒める」

自分を褒める2つ目のポイントは「成長」の承認です。

「資格をとった！」「何キロ痩せた！」「仕事を終えた！」これは結果の承認。

成長の承認は、その結果にいたるまでのプロセスや自分の成長を褒めてあげることです。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

【あかり】成長を褒めることの良いところは、結果の良し悪しにかかわらず自分を褒められるところ。たとえば資格試験に落ちても、

「それに挑戦しようとした自分」
「勉強したことで成長した自分」

それは褒めてあげなくちゃ。

【後輩】なるほど……！　「できた」っていう結果だけじゃなくて、その途中も褒めるんですね。これなら結果がでていなくても自分を褒めることができますね。

私、前に資格試験に落ちてしまったとき、それまでの努力は全部ムダだったって思ってました。でも勉強して今までわからなかったことがわかるようになったのは、自分が成長したってことですもんね。

【あかり】そうそう、そういう成長のプロセスもちゃんと認めていこう。

【後輩】これだけでも自分を褒めるレパートリーが広がりそうです！

■自分を褒めるポイント③「存在を褒める」

最後の一つは、存在の承認です。

あかり＊生き辛いOL著、中島輝監修『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』（SBクリエイティブ）

多くの人が忘れてしまっているけど、私たちが生まれてくる確率は本当に奇跡のような数字です。祖先が一人かけても私たちはいません。だから、存在しているだけで、あなたは素晴らしい。

あなたが、あなたとして生きているだけで価値があるんです。それだけは忘れないでくださいね。

すこし大きな話になってしまいましたが、たとえば「○○さんがいてくれて助かっているよ」「あなたと会えてうれしい」なんて言われたら嬉しいですよね。これが存在の承認です。

朝、目覚めたら、「今日も生きていてすごい」「そんな自分には価値がある」、そんな風に自分を褒めてあげてください。

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

出典＝『生き辛いOLですが自己肯定感を高めたら生きるのがラクになりました。』

3つの承認、1つずつ見つけるだけでも、「寝る前の3褒め」クリアできそうな気がしませんか？

【後輩】いや、寝る前だけじゃ足りません！！！　これからはご飯食べたら褒めて、仕事終わるたびに褒めて、そのために工夫したこと褒めて褒めて褒めまくるぞ～～～！

【あかり】その調子‼

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あかり＊生き辛いOL もっとメンタルケアの大切さを広めたい【うつ病ワーカー】
この世が生き辛すぎてうつ病に→寝たきりドン底生活→メンタルケア・心理学にハマり回復→復帰してうつ病の再発なく働いている。自身の経験を踏まえた生きやすくなる考え方、ストレスを軽くする方法をツイッターでつぶやき、人気急上昇。「自己肯定感」についてのまんがツイートがバズり、「自己肯定感」というワードがツイッタートレンド1位となった。【うつ病／メンタルケア情報】をSNSで発信中

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（もっとメンタルケアの大切さを広めたい【うつ病ワーカー】 あかり＊生き辛いOL）