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「国民に祝福される結婚」を強く望んでいたが…佳子さまの"お相手"がすっぱ抜かれた秋篠宮家の想定外

プレジデントオンライン / 2022年8月18日 15時15分

全国都市緑化祭に出席された秋篠宮家の次女佳子さま=2022年7月13日、北海道恵庭市[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

■佳子さまの詠んだ歌が宮内庁で騒ぎに

秋篠宮佳子(27)さんがエリート歯科医と婚約⁉

事実だとすればビッグニュースだが、予兆は今年の「歌会始の儀」にあったといわれている。

1月18日に開催された歌会始で佳子さんは次のように詠んだ。

「窓開くれば金木犀の風が入り甘き香りに心がはづむ」

今回のお題は「窓」だったが、宮内庁の解説によれば、「秋のある日にお部屋の窓を開けると、金木犀の香りが風にのって漂ってきました。甘い香りにふれて嬉しいお気持ちになったことを歌にお詠みになりました」とのことだった。

だが、週刊ポスト(2月11日号)で皇室ジャーナリストの渡邊みどりはこう読み取れると語っている。

「金木犀は9月から10月下旬にかけて咲く花で、花言葉は『謙虚』『真実』そして『初恋』。10月といえば姉の眞子さんと小室圭さんがご結婚された時期と重なります。花言葉を鑑みても、眞子さんへの想いが込められたように感じました。激しいバッシングの中で自らの恋を貫き、晴れて結ばれた姉を金木犀に見立て、そんな姉の結婚が、『甘き香りに心がはづむ』体験となったのではないでしょうか」

姉の結婚を寿(ことほ)ぐ歌だと解釈しているが、実は、宮内庁ではこの歌をめぐって騒ぎになったというのである。

■「『いよいよか』と身構える宮内庁関係者も多い」

週刊現代(8月13・20日号)で皇室ジャーナリストはこういう。

「歌会始は皇族にとって、お気持ちを表明する数少ない機会。金木犀の花言葉は初恋で、開花時期は9月です。昨年秋に結婚した姉の眞子さんと同じように、初恋の人と新しい世界の窓を開けて旅立ちたいというお気持ちが読み取れます」

そう思わせる背景に、佳子さんがこのところ“異常”とも思えるペースで公務をこなし始めたことがあると週刊現代は指摘する。

「昨年までは全日本ろうあ連盟の業務をオンラインで行うのみでしたが、今年は5月に『みどりの感謝祭』、6月に『産経児童出版文化賞贈賞式』、7月には北海道で『全国都市緑化祭』に臨席されました。公務に積極的になられたのは婚約発表を前に少しでも国民人気を高めたいという気持ちがあるのではないか。せわしい活動ぶりを見て、『いよいよか』と身構える宮内庁関係者も多い」(大手紙・皇室記者)

皇室を出て自由になりたいという気持ちは、姉の眞子さん以上に強いといわれている佳子さんだが、そのためには結婚する以外に選択肢はない。

秋篠宮家というより、皇室のアイドルとして国民に人気のある佳子さんなら、結婚する相手はいくらでもいるだろうと思うのだが、実際は、これまで何度か「交際しているのでは」と噂になった男性はいたが、意外にも、うまくいってはいないようだ。

■富士急御曹司、同級生…新たなお相手は

2015年に、女性自身がキャロライン・ケネディ駐日米大使(当時)の長男、ジャック・シュロスバーグ氏とプライベートで会っていたと報じたが、進展なし。

2017年には週刊新潮が、富士急行御曹司との交際を報じて話題になったが、その男性の海外転勤などがあり、立ち消えになった。

2020年には週刊女性が、イギリスの留学を機に知り合った2学年下の男性との交際を報じた。同誌が1年半後に直撃したが、男性は交際を否定した。

2021年には週刊文春が、学習院大学1年のとき、体育会系同級生との交流を報じ、他大学に2人で遊びに行ったことがあると書いたが、真剣な交際には発展しなかったようだ。

2021年12月にやはり週刊文春が、2013年の学習院大学進学当時、旧皇族に連なる男性との交際を報じたが、男性側から断られたという。

何しろ国民的マドンナで、付き合っただけで大きな騒ぎになるだけに、男性側も慎重で、それでも乗り越えよう、佳子さんと一緒に生きるという選択をするのは、かなりの覚悟がいるということだろう。

だが、女性自身(8月23日・30日号)は、そんな中でも秘かに交際し、愛を育んできた男性がいたと報じたのである。

■御仮寓所から車で45分ほどの「町の歯科医院」へ

7月6日、七夕の前日。東京の北西部にある閑静な住宅地。日も落ち、人通りが少なくなった街路を、目立たないようにしながら警戒を続けている皇宮警察の女性側衛官がいる。

住宅街のデンタルクリニックの駐車場に、秋篠宮佳子さんが主にプライベートで使用している白いワンボックスカーが停まっている。

クリニックは3階建てで、1階は診療スペース、2階3階は院長一家の居住スペースだという。

診療スペースはすぐに電気が消されたが、佳子さんが退出する気配はなかった。それ以前にも都内で、佳子さんの乗るワンボックスカーが目撃されているが、急に停車したり、急に方向転換したりと、まるで追跡を警戒しているような運転が見られたという。

女性自身は、そんな不可解な外出情報をキャッチし、佳子さんをマークしていたのだろうか。

彼女のワンボックスカーがクリニックに到着したのはすでに診療時間の終わる18時30分ごろだったという。

秋篠宮家の御仮寓所から車で45分ほど。しかし、皇族方が町の歯科医院に通うことはあるそうだ。そのときは、休診日や診療時間外に、一般の患者の目に触れないように行くというから、佳子さんの場合も、そうしたケースかもしれない可能性はある。

しかし、到着したときには診療スペースの電気は消えていて、診察を受けた様子はない。しかも、佳子さんがそこを辞したころには21時になっていたという。

■秋篠宮家とは家族ぐるみの付き合い

彼女が出てきたのは住居用の玄関からだった。滞在は2時間半にも及び、クリニックの院長夫妻に見送られ、満面の笑みを浮かべて佳子さんが車に乗り込んだ様子を、女性自身は“目撃撮”している。

同誌が取材を続けると、院長は地域で評判の高いデンタルクリニックの3代目で、2人の息子もクリニックの歯科医として名を連ねているそうだ。

歯科用チェアーユニットと各種器具
写真=iStock.com/Lari Bat
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Lari Bat

さらに、この一家は秋篠宮家ともゆかりがあるというのだ。一家全員が学習院出身。院長夫妻は紀子さんの同級生にあたり、特に夫人は、紀子さんと同じ学習院大文学部心理学科を卒業していて、長男も次男も初等科から学習院に通い、高等科まで学んでいたそうだ。

子どもが初等科時代に佳子さんと同級生だった女性によれば、院長一家の長男は、初等科から高等科まで成績優秀で、初等科6年のうち、佳子さんとは4年間同じクラスだったという。

紀子さんと院長の妻は特に仲がよかったそうだ。佳子さんの初等科同窓会は、彼女の名前にちなんで「佳桜会」と名付けられ、件の長男は、同窓会の幹事を務めていたという。

したがって、2人が連絡を取り合う機会は多かったのではないか。

■これは周到に用意されたスクープである

彫りの深いイケメンで、子供の頃からアイスホッケーをやり、高等科時代には、東京都の代表チームのメンバーに選ばれ、国体にも出場しているそうだ。

佳子さんが試合の応援に駆け付けたこともあったといわれる。佳子さんも、初等科時代には明治神宮アイススケート場で、フィギュアスケートを習っていたことがある。

氷上が結んだ縁ということかもしれない。

この情報だけで佳子さんの婚約・結婚が決まったといえるわけではないが、読む限り、かなり有力な話であることは間違いないようだ。

偶然に佳子さんと遭遇、あるいは歯科医師宅の近隣住民から編集部に電話が入り、取材班が駆け付けたというケースではない。周到に用意し、佳子さんの車の追跡班、歯科医師宅近くで、目立つことなく車で待ち受ける班と連携して取材していたようだ。

そうでなければ、佳子さんが歯科医師宅を出るとき、両親に見送られている写真があのアングルで偶然撮れるとは思えない。

だが、佳子さんが歯科医師宅を訪れていたとき、交際が噂される男性は同席していたのだろうか。いたのだとしたら、なぜ、佳子さんを見送りに出てこなかったのだろう。2時間半近くも滞在していて、男性の両親だけと話をしていたとは考えられない。

いくつか疑問点はあるが、後の父親のコメントからも窺えるように、相当慎重に事が運ばれてきている気がする。

■思ったよりもおめでとうツイートは少ないようだが…

いまのところ、女性自身発売後、宮内庁はこの件に対して沈黙している。

今年の1月28日には、宮内庁の加地隆治・皇嗣職大夫が、佳子さんの結婚をめぐる週刊誌などの報道について記者から聞かれ、「こちらから発表も何もない段階でそういった記事がでてくることについては、やはり遺憾であると私は思う」と応じていた。

今回、宮内庁がこのまま沈黙を守るということになれば、暗黙のうちに2人の交際を認めたということになるのではないか。

これが報じられると、ツイッターなどでは早速感想が飛び交い、クリニックの所在地、医師の長男の名前などが特定されている。

小室圭さん&眞子さんの結婚時と比べるのはどうかとは思うが、私が思っているよりも「おめでとう」「幸多かれ」というツイートは少ないようだが、おおむね「好意的」なようだ。同じ学習院だから、小室圭さんのように身元を調べる必要がない、歯科医というのがあまり高級感がないという意見もあるが、まあ、もしこの話が本当なら、とりあえずめでたいというところが大勢のようだ。

交際について院長を女性自身が直撃すると、こんな答えが返ってきた。

■交際を否定することはしなかった

——7月6日に、こちらで佳子さまを拝見した件で、お聞きしたいのですが。

「(佳子さまを)拝見したということは、(お車を)追跡してきたということですか? そうでないと、わが家にいらしたことを、見つけることなんてできないですよね」

——ご長男が佳子さまと交際されていると伺っています。

「……息子のことまで、取材されたということですか。いろいろとお調べになったようですが、私が取材にお答えする必要はないと思います」

その後は「お答えする必要はありません」というだけだったが、佳子さんと息子の交際を否定することはなかったという。

早ければ、9月に婚約発表という噂も飛び交う。

この報道を受けて週刊新潮(8月25日号)は、秋篠宮は次女の結婚相手には学習院卒という安心感を買ったのだとすれば、「これまでお子様方の自主性重視を掲げられてきた秋篠宮さまの“家風”が大転換を迎えるということになるでしょう」(皇室ジャーナリスト)と皮肉っている。

秋篠宮にとっては、長女眞子さんと小室圭さんの結婚は“悪夢”でしかなかっただろう。嫁ぐ相手に安定した収入がないというのが理由ではない。秋篠宮は何度も「身の丈にあった生活」をすればいいといっていたのだから。

■次女の結婚にはどう対応するつもりなのだろう

だが、圭さんの母親の金銭トラブルが発覚してからは、「小室家側がきちんと説明し、国民に納得してもらう必要があります」(江森敬治『秋篠宮』小学館)といい続け、国民に祝福してもらわなければいけない、そうでなくては納采の儀を行えないと、2人にメッセージを送り続けていたのに、無視されてしまった。

親としてこれほどの無念はなかったであろう。秋篠宮家の放任主義教育が批判にさらされ、次代の天皇になる悠仁さんの帝王学を秋篠宮に任せておいていいのかという声まで出てきた。

『秋篠宮』の中で、秋篠宮家の基本的な教育方針を江森はこう書いている。

「男子も女子も分け隔てなく子供を育てる姿勢が一貫している。悠仁親王が生まれた直後の〇六年秋に行われた記者会見で、秋篠宮は、『基本的には長女、次女と同じように接するつもりでおります』と、息子への教育に対する姿勢について答えた」

教室
写真=iStock.com/maroke
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/maroke

学習院という狭い中だけではなく、他の学校で学ぶのもいい経験になると、娘たちも息子も、違う学校に通わせた。開明的な秋篠宮家の子育ては、眞子さんの結婚問題が起きるまで好意的に受け取られてきた。

同じ本の中で、長女と次女への接し方について、こう反省もしている。

「やっぱりね、私みたいに怒りっぽい父親だと……」「どうしてもね」「よくないですね、そこはね」

■「長女のようにはさせない」と考えても不思議ではない

次女の佳子さんは、20歳を迎える前の記者会見で、自分の性格について、

「長所は自分では余り思いつきません。短所は、父と同じように導火線が短いところがありまして、家の中ではささいなことで口論になってしまうこともございます」

と語っている。

一見おっとりしているが思い込んだら梃子(てこ)でも動かない長女、自分と同じ瞬間湯沸かし器のような次女。長女は親の胸の内を忖度(そんたく)することなく、結婚してニューヨークへ旅立ってしまった。次女は、皇室から抜け出して自由になりたいという思いは、姉よりも強いようだ。

だが、二度と長女のような、国民の大多数に祝福されない結婚をさせてはならない。そう秋篠宮が考えたとしても不思議ではない。

これは私の勝手な推測だが、そのとき秋篠宮の中にいくつかの選択肢があったのではないだろうか。皇族としては奔放な生き方をしているように見える佳子さんには、これまで付き合っている彼氏が何人かいたはずだ。

学習院関係者を通じて持ち込まれた縁談もあっただろう。姉が婚約内定の記者会見をしたのは25歳のときである。27歳は決して早くない。

■今回のことは父にとって想定外ではなかったか

秋篠宮には、次女の結婚は、多くの国民が祝福してくれるものでなくてはいけない、それだけは譲れないという“覚悟”があった。

今回、本命と目される歯科医師とのお付き合いが、女性誌にすっぱ抜かれたことは、秋篠宮にとって想定外ではなかったか。

公務を増やして国民の不満を和らげ、今ひとたび「佳子さんブーム」を起こしたうえで婚約発表をする。そうすれば、秋篠宮に吹いていた逆風もひとまず落ち着くのではないか。

そんな目論見は外れた。人物が特定されたから、週刊誌の取材攻勢は昼夜を問わず激しくなり、相手の男性が音を上げ、離れていきはしないか。

先に触れたように、婚約報道後のツイッターを含めたSNS上では、諸手を挙げておめでとうという声は少ない。佳子さんの姉に寄り添い過ぎる姿勢や、皇族としては珍しいキッパリとしたメディア批判が、SNSの住人たちにはお気に召さないのだろうか。

秋篠宮の苦悩はまだまだ続きそうである。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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