1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

実は若者と老人の記憶力には差はない…「年をとるほど忘れやすくなる」という誤解が広がる本当の理由

プレジデントオンライン / 2022年8月30日 11時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Natali_Mis

「年をとると忘れやすくなる」というのは本当なのか。老年医学の専門家である和田秀樹さんは「若者と年配者の記憶力に大差はない。しかし『高齢者は忘れやすい』という先入観を植えつけられると、年配者は記憶する意欲を失いやすい」という――。(第2回)

※本稿は、和田秀樹『70歳の正解』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。

■記憶力が衰えるのは「覚えようとする意欲」が低下するから

「80代になると、認知症の有病率が60代の12倍になる」ということが知られていますが、脳の健康寿命を延ばすには、60代から70代にかけて、とにかく「脳」を使い続けることが必要です。

高齢者の場合、筋肉を使わないでいると、たちまち「廃用現象」が起きて衰えてしまうのですが、それは脳に関しても同じこと。頭を使わないで暮らしていると、脳はいよいよ衰えてしまうのです。

たとえば、老化の象徴のようにいわれる「記憶力」に関していうと、たしかに「年をとると、記憶力が落ちる」というのは、一般的に“常識”といえるでしょう。しかし、ここではっきりいっておきますが、脳機能上は、75歳くらいまでは、記憶力はさほど衰えません。急激に衰えるのは、「覚えようとする意欲」です。

■若者と年配者の記憶力にはあまり差がない

米タフツ大学のアヤナ・トーマス博士らのグループは、次のような実験を行いました。18〜22歳の若者、60〜74歳の年配者を各64人ずつ集め、多数の単語を覚えてもらったあとに、別の単語リストを見せて、それらの単語がもとのリストにあったかどうかを尋ねたのです。

その際、まえもって「これは、ただの心理学実験です」と説明していたときには、若者と年配者の正解率は、ほとんど変わりませんでした。ところが、テストまえに「この記憶試験では、高齢者のほうが成績が悪い」と告げておくと、年配者グループの正解率のみが大幅に低下したのです。

要するに、この実験では、フラットな状態では、若者と年配者の記憶力に大差はないが、「高齢者のほうが成績が悪い」という先入観を植えつけられると、年配者は記憶する意欲を失い、一気に“記憶力”を減退させたというわけです。

■努力をすれば誰でも記憶力は維持できる

若い頃のことを思い出してください。たとえば、英単語を覚えるとき、単語帳や単語カードをせっせとつくって、通学電車の中などで、それらを繰(く)って何度も復習し、頭に叩き込んだことを。そもそも、それくらいの努力をしなければ、人は、物事を覚えることはできないのです。あなたは老後、いや中年以降、そんな努力をしたことがあったでしょうか。

むろん、そのような努力をしている人は、ごくごく少数派です。努力をしなければ、「最近、物覚えが悪くなった」「覚えても、すぐに忘れてしまう」のも、当たり前のことなのです。また、努力を怠ると、前述したように、人間の体や脳では、「廃用現象」が起きはじめます。使わない筋肉が衰えていくのと同じように、使わない記憶力は衰えていくのです。

俳優の伊東四朗さんは、70歳を過ぎて「百人一首」の暗記にチャレンジしたそうです。さすがの名優も、70歳を超えると、思うようにセリフを覚えられなくなってきた。そこで、記憶力を鍛え直すため、「百人一首」の暗記を始めたと聞きます。

脳科学の立場からいえば、これは「廃用現象」を防ぐ賢明な方法です。私にも経験がありますが、「百人一首」ほど、覚えにくいものはありません。“古語度”が高く、意味が取りにくい。記憶の入力、定着ともに難しい素材です。だからこそ、伊東さんは、その暗記にチャレンジしたのでしょう。記憶力を維持し、脳を鍛え直すには、格好の素材と判断したのだと思います。

■21世紀に入ってから立証された脳科学の新常識

「脳は、いくつになっても鍛えることができる」――これは、脳科学的には、21世紀になってから立証された新たな常識です。

AIの概念
写真=iStock.com/metamorworks
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/metamorworks

20世紀までは、専門家の間でも、「脳の神経細胞は、成人になってからは減る一方で、増えることはない」と信じられていました。それで、専門家も「大人になると、記憶力は衰える」と思い込んでいたのです。ところが、ミレニアムの2000年、この“常識”は否定されました。

ロンドン大学の認知神経学の研究者、エレノア・マグワイアー博士が、「脳の神経細胞は、大人になっても増えることがある」と報告したからです。これは、それまでの脳科学の常識をくつがえす大発見でした。

マグワイアー博士は日頃、ロンドン市中を走るタクシー運転手の「記憶力」に関心をもっていました。「彼らは、なぜロンドン市街の複雑な裏道、路地を記憶できるのか?」と不思議に思っていたのです。そこで博士は、タクシー運転手と一般人の脳の比較研究を始めました。すると、タクシー運転手の脳の「海馬」が、一般人よりも大きく発達していることがわかったのです。

海馬は、大脳辺縁系にあって、記憶の入力を司る部位です。ベテラン運転手ほど、その発達の度合いは大きく、タクシー運転歴30年を超える大ベテランは、海馬の体積が3%も増えていることがわかったのです。

■ベテランタクシー運転手は記憶力が向上していた

ベテラン運転手は、頭の中に道路地図を詳細にインプットしたうえで、乗客から行き先を告げられると、瞬時にルートを思い浮かべ、時間帯による道路の混み具合や工事の有無なども勘案しながら、スムーズに走れるルートを導き出します。

そうした、記憶し、記憶を引き出すという作業を日々、繰り返すうちに、ベテラン運転手の海馬の神経細胞は増え、大きく発達することになったのです。つまり、「成人になってからでも、脳の神経細胞は鍛え方しだいで増える」ことがわかったのです。

その後の研究で、脳の神経細胞以上に、脳を鍛えると、神経細胞同士をつなぐシナプスの数が増えることがわかってきました。その複合効果で、年をとってからでも、若い頃よりも記憶の容量を大きくするのは、そう難しいことではないことがわかってきたのです。

というようにお話ししても、「実感からして、やっぱり記憶力は落ちているよ」という人もいるでしょう。そういう人は、試しに何かの“丸暗記”を始めてみるといいでしょう。伊東四朗さんのように百人一首でもいいし、子供のときのように国と首都の名前でもOKです。ちょっとトレーニングするだけで、記憶力がはっきりとよみがえってくることを実感できるはずです。

■1万人以上の顔と名前を覚えている政治家の記憶術

私の知人に、70歳近くなっても、「1万人以上の人の顔と名前を記憶している」人がいます。その人(仮にT氏としておきます)の職業は、ホテルのドアマンではなく、「政治家」です。

むろん、T氏にとっては、有権者の顔と名前を覚えることが、当選への第一歩というわけですが、その秘訣(ひけつ)を聞いたところ、「秘訣なんて、ありませんよ。それこそ、あらゆる方法を使って、覚えています」という答えが返ってきました。以下、その“あらゆる方法”の中から、参考になりそうな方法を紹介してみましょう。

①名刺交換するとき、相手の名前を声に出して読み上げる

これは、Tさんならずとも、多くの人が実践している方法でしょう。名刺をもらったとき、「○○さんですね。よろしくお願いします」と、相手の名前を声に出して読み上げると、目と口と耳という3つの器官から、相手の名前を入力することができるというわけです。

名刺交換
写真=iStock.com/kazuma seki
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kazuma seki

②相手の顔の特徴的な部分に、相手の名前を“書き込む”

私が感心したTさん独特の手法は、「相手の顔の特徴的な部分に、名前を書き込む」という記憶法でした。出会ったとき、まず相手の顔のパーツから、最も印象的な特徴を見つける。おでこの広い人だったらおでこ、口の大きな人は口という具合です。そして、頭の中で、その特徴的なパーツの上に、その人の名前(漢字)を重ねてみるというのです。

広いおでこの上に「田中」さんとか、大きな鼻に「佐藤」さんなどという文字をイメージするのです。すると、その人と再会したとき、顔の特徴に注目するだけで、パーツ上に書いた文字の“残像”が浮かび上がってくるそうです。

■クラブのママが「俳優の○○さんに似てますね」という理由

と書きながら、思い出したのですが、以前、クラブのママから、こんな“種明かし”をされたことがあります。

クラブのホステスが、お客に向かって「俳優の○○さんに似ていらっしゃいますね」というのは、お客の気持ちをくすぐるためだけでなく、お客の顔と名前を覚えるためでもあるというのです。なるほど、初対面の人の顔を覚えるため、その人の顔を単純化し、分類するのは有効な方法といえます。漠然とした印象ではなく、「○○に似ている」と分類し、それを言語化してみる。そうすれば、相手の顔と名前を記憶に定着できる確率が大いに高まるというわけです。

ここで、年配者に限らず、誰でも使える記憶のコツについて、おさらいしておきましょう。

心理学では、記憶を「記銘」(入力)、「保持」(貯蔵)、「想起」(出力)の3段階に分けて考えます。「記銘」だけでなく、「保持」「想起」を心がけることも、“脳力”維持にとっては、重要です。「保持」に必要なのは、平たくいえば「復習」すること。記憶を定着させるには、とにかく「復習」することが大切です。

目や耳から脳に入力された情報は、まず「海馬」に一時保存されます。その後、海馬に保存された情報のうち、「必要性が高い」と認められた事柄だけが、「側頭葉」へ転写されるのです。側頭葉は、いわばハードディスクのようなもので、そこに転写されて初めて、記憶として定着します。一方、海馬に一時保存されたものの、その後「必要なし」と判断された情報は、側頭葉へ転写されることなく、海馬からも消えてしまいます。

■“あれあれ、それそれ現象”を防ぐにはどうしたらいいか

では、脳が何をもって、その情報が必要かどうかを判断しているかというと、その情報が送り込まれてくる回数が最大の要因とされます。つまり、何回も復習すると、脳は重要な情報と判断し、側頭葉に転写して、長期記憶として定着させるというわけです。そして、記憶の仕上げは、「想起する」(思い出す)ことです。

疑問符が描かれたダンボールを被るビジネスマン
写真=iStock.com/turk_stock_photographer
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/turk_stock_photographer

高齢になると、人と話をしているとき、固有名詞がのど元まで出てきているのに、なかなか言葉にできないことが増えますが、専門的には、そうした“あれあれ、それそれ現象”を「舌端(ぜったん)現象」と呼びます。そうした現象を防ぐには、たびたび思い出しておくことが必要なのですが、では、どうやって想起すればいいのでしょうか?

これは、人に話すのがいちばんです。とりわけ、人に教えることは、ひじょうに効果的な記憶の定着法です。復習(保持に役立ちます)になるうえ、理解も深まり、かつ想起することにもなるからです。

■人に教えることによって記憶の定着が格段に進む

実際、中学校や高校には、「模擬授業」を行っている学校があります。生徒のひとりが教師役となり、他の生徒に対して授業を行うという授業方法です。この方法は、教わる側ではなく、教える側の生徒にとって、ひじょうに効果的な学習法です。

「教える」側に回ると、ただ授業を受けているときよりも、理解や記憶の定着が格段に進むからです。人に教えるためには、深く理解し、細かな点まで記憶しなければなりません。そのため、人に教えなければならないと思うと、目的意識を一段と高めて、重要ポイントを頭の中で整理することになります。

人に教えるという目的があると、集中力も高まります。加えて、人に話し、質問に答えることが自然と反復学習となって、より深く記憶に残ることになります。というわけで、いちいち教壇に立つ必要はありませんが、老後は、覚えたこと、見知ったこと、読んだことをどんどん人に話すといいでしょう。家族や友人知人、相手は誰だってOKです。人に教えれば教えるほど、理解が進み、記憶の定着もよくなるはずです。

学校の教室内
写真=iStock.com/ferrantraite
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/ferrantraite

■記憶力が落ちていく3つのケース

とはいえ、年齢を重ねると、認知症にかからなくても、記憶力が落ちていくことはあります。それは、おおむね、次の3通りのケースです。

ひとつめは、自分で「記憶力が落ちた」と決めつけ、記憶する意欲をなくした場合です。前述したように、若い頃は誰しもそれなりに記憶しようと努力するものです。ところが、中高年になると、大半の人はそうした努力をしなくなってしまう。それなのに、「昔は簡単に記憶できた」ような“美しい錯覚”に陥り、「記憶力が落ちた」と慨嘆する。

そうした「マイナスの自己暗示」は、百害あって一利なし、です。それは、年配者に限った現象ではなく、たとえば20代の若い人でも、「高校生時代と比べると、記憶力が落ちた」といったマイナス暗示をかけると、記憶力は落ちていきます。

記憶力が落ちるふたつめの原因は、強すぎるストレスです。PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を、耳にしたことがあると思います。

強度のストレスにより、海馬などに異常が現れる障害で、もとはベトナム戦争や湾岸戦争の帰還兵に多く見られた症状でした。戦場での恐怖や死に対する極度のストレスにより、妄想や幻覚にも悩まされ、復員後も普通の生活が送れなくなる元兵士が続出したのです。そして、彼らの脳内をMRIという機械で調べたところ、海馬がかなり萎縮していることがわかりました。幼児期に虐待を受けた人も、同様の症状が起きることがわかっています。

■定年退職後は人生最大級のストレスにさらされる時期

なぜ、強すぎるストレスは、脳に悪影響を与えるのでしょうか? ストレスにさらされると、副腎皮質(腎臓の近くにある内分泌器官)から「コルチゾン」という物質が分泌されます。

コルチゾンは、脳内のさまざまな部位に悪影響を与えるのですが、その攻撃を真っ先に受けるのが、海馬なのです。海馬の神経細胞が損傷すると、人は新しい情報を受け入れられなくなってしまいます。これは、「昔の苦しい体験を思い出したくない」「悲しいことは忘れたい」という脳の自己防衛的な働きでもあります。

逆にいうと、脳を活性化させ、記憶力をよくするには、まずは落ちついた精神状態を保てる環境づくりが必要なのです。「定年退職して、今はストレスとは無縁」という人もいるかもしれませんが、じつは老後は、人生最大級のストレスにさらされる時期です。その原因は、配偶者の死、自らの病気、失業などです。

とりわけ、私は、最愛の妻を亡くした高齢男性が一気にボケてしまうケースを多数見てきました。人生最大級のストレスによって、海馬が傷つくことが原因というケースが多かったのだとみています。

ベンチに座っている落ち込んだ男性
写真=iStock.com/metamorworks
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/metamorworks

■記憶力の低下には男性ホルモンの減少が影響している

記憶力が落ちる理由の最後のひとつは、生物学的な理由です。中高年以降、男性ホルモンが減少していきますが、それが記憶力の低下につながることは意外に知られていません。男性ホルモンの減少は、記憶に影響する神経伝達物質のアセチルコリンを減らすことにつながっているとみられているのです。

また、セロトニンなどが減ってうつ病になると、周囲に対する関心や注意が減るため、記憶力が急激に衰えます。とくに老年性のうつ病では、記憶力低下が著しく、認知症と誤診されることも珍しくありません。

ここからは、記憶力以外の“脳力”、思考力や判断力について、お話ししていきましょう。思考力や判断力を司っているのは大脳の前方にある前頭葉ですが、“使っているようで使っていない”のが、この前頭葉です。平穏無事な暮らしを送っている人ほど、その傾向は強まります。日常、さしたる問題がなければ、毎日、同じことをしていればいい。すると、前頭葉を使う機会は、ほとんどなくなってしまうのです。

■「なぜ?」と考える習慣をもつといい

前頭葉を働かさずにいると、前述した「廃用現象」が起きます。使わない機能、器官は衰えていくのですが、加齢するほどに、その傾向は強まります。前頭葉も急速に衰え、スカスカになっていくのです。一方、人間は、たとえば、トラブルに直面すると、「なんとか切り抜けなければ」と前頭葉を駆使することになります。

とはいえ、むろん、自分からトラブルの種をまく必要はありません。前頭葉を錆びつかせないためには、毎日「なぜ?」と考える習慣をもつといいでしょう。それだけでも、前頭葉を働かせることになります。たとえば、新聞を読み、テレビを見て、「なぜ、こんな事件が起こるのだろう?」と考えてみる。世の中には、「なぜ?」と思える事柄が、いくらでも転がっているはずです。

和田秀樹『70歳の正解』(幻冬舎新書)
和田秀樹『70歳の正解』(幻冬舎新書)

たとえば、ロシアのウクライナ侵攻に関して、「なぜ、ロシアは侵攻したのか?」「なぜ、ウクライナは善戦できたのか?」などと考えてみる。そうして、自分で疑問を設定し、観察力や推理力を働かせることが、前頭葉の錆びつきを防ぐのです。

また、前頭葉は「想定外の出来事」が大好きですので、「結果がわからない」「失敗するかもしれない」というチャレンジも、前頭葉を刺激します。たとえば、株の売買やギャンブルをしているとき、前頭葉はフルに働いています。株やギャンブルでは、想定外の出来事が次々と起きます。むろん、大きな失敗は困りますが、「小失敗は許容範囲」くらいのつもりで、取り組んでみるのもいいと思います。

人生、安全策ばかりでは、前頭葉がどんどん衰えていきます。「山より大きな猪は出ない」くらいのつもりで、年をとっても、起業を志すなど、不確実性の海に乗り出すことも、“脳力”を保つ秘訣のひとつです。

----------

和田 秀樹(わだ・ひでき)
精神科医・国際医療福祉大学赤坂心理学科教授
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院・浴風会病院の精神科医師を経て、現在、国際医療福祉大学赤坂心理学科教授、川崎幸病院顧問、一橋大学・東京医科歯科大学非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。

----------

(精神科医・国際医療福祉大学赤坂心理学科教授 和田 秀樹)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください