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1万人以上を見た開運鑑定師は一発で見抜く「運に見放された人」が書くメールの文面

プレジデントオンライン / 2022年9月12日 15時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/andresr

運気を上げるには何をしたらいいのか。1万3000人以上を鑑定し、予約3カ月待ちの人気占い師の油井秀允氏は「知らないうちに運気を下げている人には共通点があります。会話やメールで自己中心的な性格が相手に伝わり、ネガティブな印象を残しているのです。運がよくなるきっかけをつかむためには、小さな気遣いや心配りが大事」という――。

※本稿は、油井秀允『てっとり早く見た目で運がよくなる本』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

■運気アップには「話し方」より「うなずき方」

会話の中で「声のトーン」や「話すスピード」はその人の運気を大きく左右する重要な要素です。

たとえば、次のようなシーンで考えてみましょう。

スケジュールの厳しい仕事を抱え、切羽詰まった状況にいるビジネスマンがいたとしましょう。彼は、取引先の担当者とは反りが合わず、どうしてもコミュニケーションがうまく取れません。

悩んだ彼は、上司に相談。何かいいアドバイスをもらおうと事情を説明するものの、上司は話を聞きながら、こんな反応を見せました。

A上司:「はいはい」「うんうん」と、適当な相づちで話を聞き、話が終わらないうちから「それで?」と先を促してきた。
B上司:「そうか」とゆっくりうなずきながら聞き、話が終わると「なるほど」といったん受け止めてから、「君はどう思うんだ?」と聞いてきた。

A上司とB上司、どちらの上司に頼りがいを感じるでしょうか?

答えは明らかですよね。ほとんどの方がB上司に頼もしさを感じると思います。

■「受け止め方」で相手に安心感を与える

A上司のように「はいはいはい」「うんうんうん」といった早いペースで相づちをうったり、話が終わらないうちから被(かぶ)せるように「それで?」「だから?」と言われると、話し手は不安になります。

「本当に聞いているのかな?」「こちらの話を理解してくれたのかな?」という疑念を生じさせてしまうからです。

一方、ゆったりとしたうなずきや相づちがあったり、「なるほど」「そうなんですね」といった相手の話を受け止める言葉があると、話し手は「きちんと聞いてくれている」「話を受け止めてくれた」という安心感をもちます。

つまり、声のトーンや話すスピードだけで、「相手が不安を感じるか、安心してくれるか」が変わってくるのです。

運のいい人は、ゆったりと相づちを打ち、穏やかに相手の話を受け止めます。

■「私のことをわかってくれる人だ」と理解してもらう

私は鑑定で相談者の話を聞く時、「なるほど」と受け止めるゆとりをもつことを大事にしています。

というのも、悩みが深ければ深い人ほど、心に余裕がなくなっているからです。

相談にやってくる方の多くは、できるだけ早く問題を解決したい……と気持ちが急いています。ですから、最初のうちは口が重くても、自分の抱えている悩みを打ち明ける段階になると、早口になってきます。

それは、話していくうちに早く相手に理解してもらいたい、受け止めてもらいたい、否定されたくない、という思いが溢れ出てくるからです。

そこで、私が「なるほど」と言っていったん話を受け止めると安心します。

その上で、「つらいですよね」「それは大変でしたね」と言うと、相談者は「この人は私の話をわかってくれる人だ」となり、打ち明けモードから、こちらの話を聞くモードに移行していきます。

このようにゆったりと相手の話を受け止めることが、互いの信頼関係向上につながり、相談者は「アドバイスを聞いてみよう」と心を開くようになるのです。

■ポジティブな印象を残す「話の受け止め方」

こうした心の変化はなにも占いだけに生じるものではありません。

普段の暮らしでも、話す人のペースをゆったり受け止め、その内容をしっかり聞く人は、相手にとって頼れる上司や先輩、話しやすい友人として、安心できる存在となっていきます。

この小さな気遣いや心配りが、人間関係の深まりや広がりにつながり、その人の運気をいい方向にもっていくのです。

逆に矢継ぎ早に自分のことばかりを話す人、早いペースで相づちを打ち、会話を自分のペースにもっていく人、大きな声で場を圧するような人は、自己中心的な性格が相手に伝わってしまい、ネガティブな印象を残すことになります。

油井秀允『てっとり早く見た目で運がよくなる本』(プレジデント社)
油井秀允『てっとり早く見た目で運がよくなる本』(プレジデント社)

つまり、運のいい人は、相手のペースに合わせて相づちを打ち、相手の話を受け止めてから自分の話をするのです。

もし、あなたが運気を上げたいのなら、まずは相手の話を受け止める練習をしましょう。

相手の話が終わらないうちから、被せるように自分の話をしないことです。

相手の話がひと区切りついてから、相手の話すペースに合わせて自分の話をする。

これだけであなたの印象は変わり、運気アップへの道が開かれていきます。

■メールでわかる、すぐ運気が上昇する人

話の受け止め方と共通する部分があるのですが、あなたはメールの文章を書く時、どんなことを意識していますか?

丁寧な書き出しでしょうか?

相手の印象に残るよう、気の利いたフレーズを盛り込むことでしょうか?

ポンポンとリズム良くやりとりが進むよう、短文を意識している人もいるでしょうね。

空白の電子メール編集画面
写真=iStock.com/4zevar
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/4zevar

実は、メールの文面もまた、人の運気を左右する見た目の一つです。

私がそれに気づいたのは、相談者の鑑定予約メールがきっかけでした。

以前は対面鑑定の受付は、電話だったのですが、予約が殺到するようになってからは、メール受付に変更しました。

すると、うまくいっていない人の文面に、2つの大きな特徴があることに気づいたのです。

■長文で要領を得ない予約メール

1つは、悩んでいる内容が事細かに書かれているものの、何についてアドバイスが必要なのかよくわからないメールです。

たとえば、自分の生い立ちや親について嘆くメール、「自分は悪くない」という言い訳が延々と書かれているメール、あるいは自分にとって都合のいい答えを求めてくるメール……。こういうメールを書く人は、自分でも何に悩んでいるのかわかっておらず、たくさん書いておけば、何かしら相手に伝わるはずと思っているのでは? と感じてしまいます。

一方、鑑定を予約する時点では何かしらの悩みがあったとしても、鑑定を通して問題が解決し、運気が上昇していく人たちは文面が短く、内容も整理されています。

たとえば、こんな感じです。

●人間関係の悩み⇒ご近所トラブルを抱えています
●婚活の悩み⇒いい出会いに恵まれません
●お金の悩み⇒将来に不安を感じています

こういうメールならすぐに読み終えることができ、自分の考えをまとめる時間に使うことができます。

また、ポイントが絞られているので、鑑定時の聞き取りもスムーズに行え、アドバイスが的確になります。

つまり、コンパクトにまとまったメールには相手への気遣いがあり、それが運を引き寄せるのです。

■「ムダに礼儀正しい挨拶文」に欠けていること

うまくいっていない人のメール文の特徴、2つ目は本題に入る前の挨拶と締めくくりがムダに礼儀正しい人です。

意外かもしれませんが、時候の挨拶と結びの挨拶が必要以上にしっかりしている人は、運気が良くありません。

なぜなら、視野が狭くなってしまっているからです。

ムダに礼儀正しい挨拶文を書いてくる相談者が共通して使うのが、次のようなフレーズです。

「常識で考えたら、わかりそうなものですよね」
「○○さんが非常識で困っているんです」
「あの人は普通が通じないから、こちらが我慢するしかないんです」

世の中には、様々な常識をもった人がいます。自分にとっての常識が相手にとって非常識なんてことは、よくあることです。

にもかかわらず、常識的であることを自負している人は、自分のものさしにこだわります。こだわるあまり、自分のものさしでうまく測れない人が出てくると、必要以上に悩んでしまうのです。

「こんなの当たり前でしょう」
「普通に考えれば、わかりそうなもんじゃない」

常識的であるがゆえに、違うものさしをもつ人がいることを認められない。認められないから視野が狭くなってしまい、人間関係でトラブルを引き寄せてしまう。それが「ムダに礼儀正しい時候の挨拶と結びの挨拶」に表れているのです。

■「常識の幅」を広げて、運気を上げる

このようなメールを書く人に対して、私はこんな問いかけをします。「確かに、今、○○さん(相談者)にとっては非常識な状況になっているかもしれません。でも、別の角度から見ると、違う状況が見えてくるかもしれませんよ。一緒に常識の幅を広げて考えていきませんか?」

たとえば、子どもがいないことが不幸せだと思い込んでいる夫婦には、「自分たち2人が元気で楽しければ、それはそれで十分幸せなことではないですか」とアドバイスします。また、付き合っている彼氏が毎日連絡をくれないことにいら立っている女性には、「休日は必ず2人の時間をつくってくれるんだから、素敵な彼氏じゃないですか」とアドバイスします。

すると物事の見え方が変わり、悩みの解決の糸口が見えてくるのです。それが運気上昇のきっかけとなるのです。

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油井 秀允(ゆい・ひでまさ)
占い師
「見た目」開運鑑定師にして、「姓名判断」を中心に、5つの占術を駆使する人気占い師。1975年山形県生まれ。鑑定歴17年、延べ13000名以上の人を鑑定した実績をもつ。現在は、「見た目」のアドバイスをすることで、相談者の運勢が劇的に変わる「見た目開運のプロ」としても活躍中。13歳の時に、祖母の友達の未来を占って見事的中させる。が、祖母から「そういうことはやめなさい」と言われ、能力を封印する。20代は優秀な営業マンとして活躍するも、あまりの残業の多さに心身が悲鳴をあげ、パニック障害を発症してしまう。病床で考え抜いた末に、「一人でできて、人を励ます仕事がしたい」という使命感に目覚め、独学で占いを学び始める。2005年、web上に姓名判断サイトを立ち上げたところ、すぐに人気になる。しかし、同じアドバイスをしても、運勢が良くなる人とならない人がいることに疑問をもち、深く考えるようになる。そこで、相談に来る人をつぶさに観察・分析したところ、占い以前に運勢の悪い人は「見た目」が良くないという共通点があることに気づく。以来、「見た目」改善のアドバイスを始め、相談者の運勢が劇的に好転。「一度占ってもらうと二度と運勢が悪くならない」と評判になり、予約3カ月待ち状態となる。現在は対面鑑定の他、次世代の占い師を応援し、育成する「人気占い師養成講座」も根強い人気を呼んでいる。

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(占い師 油井 秀允)

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