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「お辞儀の角度」にこだわると運に見放される…簡単に周りの評価が上がるお辞儀後の"ある所作"

プレジデントオンライン / 2022年9月27日 10時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Image Source

運気をキャッチする人、下げる人の違いは何か。人気占い師の油井秀允氏は「運気上昇のきっかけは、小さな見た目から始まる。お辞儀は重要なポイントになるが、角度よりも大事なことがある」という――。

※本稿は、油井秀允『てっとり早く見た目で運がよくなる本』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

■丁寧すぎるお辞儀は、頭も運気も下げてしまう

日本では古来、柔道、剣道など武道の世界を中心に、「礼に始まり礼に終わる」という考え方が大切にされてきました。

対戦相手への礼、ともに技を磨く仲間への敬意。同輩への礼、目下の人に対する礼、公徳心・公共心に対する礼。こうしたことを重んじることが「礼の精神」だとされています。

私は学生時代、野球に打ち込んでいましたが、部活動にも礼の精神は息づいています。ベンチからグラウンドに入る時。試合開始前と終了後にホームベースを挟んで対戦相手と向き合って整列した時。試合を終えてグラウンドを出る時。必ず一礼をするのが習わしでした。

武道やスポーツに限らず、熱心に何かに打ち込んでいると、周囲への感謝の気持ちが育まれていきます。

そして、その思いを見た目で示す行動が、お辞儀であり、礼の精神です。

■お辞儀の「角度」より重要なのは「○○」

礼の精神を大事にする人は、運にも恵まれます。

ちなみに、マナーや立ち居振る舞いを教える講座では、「お辞儀には5つの種類がある」と伝えるそうです。

①(お辞儀の角度が)0度:目礼……目を伏せるだけのお辞儀
②15度:会釈……挨拶を交わす時の軽いお辞儀
③30度:敬礼……一般的なお辞儀
④45〜60度:最敬礼……感謝や謝罪、人前で行うお辞儀
⑤90度:拝……相手を敬う気持ちを最大限に表した深いお辞儀

確かに、その場その場のシチュエーションに合わせて適したお辞儀ができるようになると、マナーの面では礼儀正しい社会人になれるのでしょう。

しかし、開運や運勢という意味合いでは、お辞儀の角度はさほど重要なポイントではありません。

大事なのは、相手を敬う気持ちや感謝の思いです。そして、それを見た目として伝えやすいのが「目線」です。運を呼び寄せるための重要なポイントとなるのは、お辞儀の角度よりも目線の行方です。

お辞儀の前と後に、相手の方と目が合うかどうか。目線を合わせることで相手に気持ちが伝わるかどうか。ここが重要です。

■部屋に入るやいなやひざまずく女性の「お辞儀」

そういう意味で、印象に残っている相談者がいます。

その方、50代の女性は、部屋に入るやいなや「拝」を通り越し、「今日はよろしくお願いします」と床にひざまずきました。

私が慌てて立ち上がるよう促すと、丁寧にお礼を言って姿勢良く席についたのです。きちっとした人だな……という印象を受ける一方で、緊張されているのか目を合わせてくれません。

いざ鑑定を始めると、相談内容は家族の悩みでした。

不摂生な生活を続ける旦那さんの健康が心配。転職したばかりの息子さんの考え方がわからないという悩み。

ただ、気になったのは話の締めくくりです。どのエピソードも最後は必ず「私はこう思うんです」「私はこういうふうに伝えているんです」という言葉が出てきて、自分の常識で家族を推し測っている様子が伝わってきました。

世の中にはいろいろな人がいます。それは家族でも変わりません。考え方や価値観の違いがあり、それを認めたところから悩みの解決の糸口が見えてくるものです。

しかし、相談者の女性は自分の常識にこだわっているようでした。

そんな自分の正しさをアピールするがごとくお辞儀は深く、立ち居振る舞いは美しい。ところが、目が合うはずのポイントで目が合いません。

■運気を上げるポイントは「目線」

そこで私は、「相手の目を見て話を進めるようにするといいですよ。目を見て話すと、相手の考え方がより理解できるようになります」とアドバイスしました。

すると、しばらくしてから「油井先生、夫のことも息子のことも取り越し苦労でした。夫は毎日元気で仕事に出かけていますし、息子は転職した会社でうまくやっているようです。2人ともうまくいっていたのに、私が余計な心配をしていたようです」との報告がありました。

このように自分の常識、正しさへの強いこだわりや自信をもっている人は、所作は美しくても、お辞儀の際に私と目が合わない傾向にあります。

そこから見て取れるのは、常識の範囲の狭さと柔軟さに欠ける考え方です。

マスクをしてお辞儀をし合うビジネスパーソン
写真=iStock.com/recep-bg
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/recep-bg

運に恵まれている人は、自分の常識と周囲の人の常識に違いがあることを受け入れる柔軟さを備えています。それは柔らかな所作として、見た目にも表れます。

きっちりと折り目正しいお辞儀の角度よりも、自然と目が合い、気持ちが伝わったと感じ合うこと。

マナーや形式だけを追い求めるお辞儀ではなく、会えた喜びや感謝の気持ちを目線とともに伝える。そのためには、角度よりも目線が重要です。それが運勢を上昇させるお辞儀のポイントです。

■「歯の汚れ」が悪い人間関係を引き寄せる

あなたは1日何回、歯磨きをしますか?

人相術では、口の中を家の中と見立て「きれいにしていると運が集まり、汚いと寄り付かなくなる」と捉えます。

実際、私の相談者でもうまくいっていない人ほど、歯の汚れが目立っていました。

たとえば、午後イチの鑑定にやってきて口を開けた途端、歯に青のりが付いていたり、最後に歯医者さんに行ったのはいつかな? と思うくらい歯垢が溜まっていたり……。

口を開いた時にパッと目に入る歯の汚れは、話している相手にルーズな人という印象を与えます。

人に会う前は鏡で口内チェックをし、朝、昼、夜と1日3回歯磨きをするようにしましょう。昼、仕事で歯磨きが難しい時は、洗面所や会社のトイレでうがいをするだけでもかまいません。

また、定期的に歯医者さんに行き、歯の汚れを落とすクリーニングを受けましょう。

そのまま放っておくと、悪い人間関係を引き寄せます。

以前、「芸能人は歯が命」というキャッチコピーのコマーシャルがありましたが、ピカピカの歯はあなたの運気をアップさせてくれます。

■運気が漏れ出る「前歯の隙間」

歯については開運に関連して、もう一つ大事なポイントがあります。

それは歯並びです。

曲がった黄色い歯
写真=iStock.com/Oleksandra Troian
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Oleksandra Troian

特に人相術で「門歯」と呼ばれる上下8本の前歯の歯並びに注目してください。

ここは運の入り口とされていて、揃っていると、いい運気が入ってくるとされています。

ですから、前歯の歯並びが悪く隙間があると、そこから運気が漏れ出ていってしまうのです。

私自身、3年前まで前歯の間に見てわかるくらいの隙間がありました。それでもあまり気にせずに生活していたのですが、ある時、「こんなに前歯に隙間が空いているのか!」と思い、気になり始めたら、今度は大きな口を開けて笑えなくなってしまいました。

笑いは運気を呼び込みます。自信をもって大笑いできないのは、かなり困ります。そこで、私は歯の隙間を埋める治療を得意とする歯医者さんを探し、急いで埋めてもらうことにしました。

治療は1時間ほどで、費用は6万円。ちょっと高いと感じるかもしれませんが、その後、私の運は上昇し続けています。

もちろん、全員が門歯の並びを直す必要はありません。まずは、毎日の歯磨きの時に歯をチェックする。日常的に歯の汚れを意識するだけで、運気は良くなっていきます。

■下を向いてトボトボ歩くと運気も下がるワケ

家から近所のコンビニに向かう道すがら、取引先の人と別れて駅に向かう後ろ姿、仕事を終えて職場を出る時……。日々の生活シーンで、自分がどんな歩き方をしているか考えたことがありますか? 近所の人、取引先の人、職場の同僚など、周囲の人は意外なほど、あなたの歩く姿を見ています。

歩く若いビジネスマン
写真=iStock.com/chachamal
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/chachamal

元プロテニスプレイヤー・松岡修造さんの言葉に「下を向いてヤッターと言う人がいるか」があります。

まさにこの言葉通りで、肩を落としてうつむき加減で歩いていると、運気は落ちるものです。

これは姿勢の悪さが、自信のなさ、元気のなさを周囲に印象づけてしまうからです。どんなに心の中で自信や元気がみなぎっていても、下を向いてトボトボ歩いていると、ネガティブなイメージを周囲に与えてしまいます。

一方、不安や葛藤を抱いていても、意識して背筋を伸ばし、前を向いて堂々と歩いていると、運気は上向きになっていきます。

これは、その姿勢が周囲の人に、ポジティブなイメージを印象づけるからです。

■周りが勝手に「自信」を感じてくれる

歩き方で思い出すのは、以前、相談にいらした20代の公務員の男性です。

彼から相談を受けたのは、「職場の上司から『やる気があるの?』といつも叱責されて、どうしたらいいかわからない」という悩みでした。

地方公務員だった彼は、地域の人たちの役に立ちたいという思いが強く、担当している業務にもやる気をもって、前向きに取り組んでいるつもりでした。

しかし、上司や先輩からは「きちんとやっているのか?」という目で見られてしまう……。

相談後、帰っていく彼の後ろ姿を見た時、原因がはっきりわかりました。歩き方に問題があったのです。

背中を丸め、前かがみ。歩幅も小さく、上体を細かく揺らしながら駐車場に停めたクルマに向かっていきます。

私は彼に歩き方について、3つのアドバイスをしました。

●背筋を伸ばすこと
●顔を上げ、視線を高くすること
●お腹(丹田)に力を入れ、普段の歩幅より少し大きめを意識して歩くこと

丹田はへその下、数センチのところにあるツボ。東洋医学では、体の重心とも言われています。

この3つのポイントを意識するだけで、歩き方は大きく変わります。

見た目が堂々としたものになり、周囲の人は勝手に「自信」や「やる気」を感じ取ってくれるのです。

■開運歩行術、3つのコツ

1カ月後、この男性は「上司や先輩からの頼まれごとが増えて、充実しています」と報告してくれました。

油井秀允『てっとり早く見た目で運がよくなる本』(プレジデント社)
油井秀允『てっとり早く見た目で運がよくなる本』(プレジデント社)

聞くと周囲の目が「仕事を任せたい、やる気を感じるから育てたい、力を伸ばせるよう活躍の場を与えたい」へと変わったということでした。

あなたが運を味方につけたいなら、自信のある歩き姿を周囲に見せること。これが運気上昇のきっかけとなるのです。

「背筋を伸ばす」
「顔を上げる」
「丹田に力を入れて歩く」

これが周りの人から信頼されて運がよくなる歩き方の3つのコツです。

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油井 秀允(ゆい・ひでまさ)
占い師
「見た目」開運鑑定師にして、「姓名判断」を中心に、5つの占術を駆使する人気占い師。1975年山形県生まれ。鑑定歴17年、延べ13000名以上の人を鑑定した実績をもつ。現在は、「見た目」のアドバイスをすることで、相談者の運勢が劇的に変わる「見た目開運のプロ」としても活躍中。13歳の時に、祖母の友達の未来を占って見事的中させる。が、祖母から「そういうことはやめなさい」と言われ、能力を封印する。20代は優秀な営業マンとして活躍するも、あまりの残業の多さに心身が悲鳴をあげ、パニック障害を発症してしまう。病床で考え抜いた末に、「一人でできて、人を励ます仕事がしたい」という使命感に目覚め、独学で占いを学び始める。2005年、web上に姓名判断サイトを立ち上げたところ、すぐに人気になる。しかし、同じアドバイスをしても、運勢が良くなる人とならない人がいることに疑問をもち、深く考えるようになる。そこで、相談に来る人をつぶさに観察・分析したところ、占い以前に運勢の悪い人は「見た目」が良くないという共通点があることに気づく。以来、「見た目」改善のアドバイスを始め、相談者の運勢が劇的に好転。「一度占ってもらうと二度と運勢が悪くならない」と評判になり、予約3カ月待ち状態となる。現在は対面鑑定の他、次世代の占い師を応援し、育成する「人気占い師養成講座」も根強い人気を呼んでいる。

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(占い師 油井 秀允)

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