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「結婚相手は一般男性」は大ウソ…テレ朝・弘中綾香アナ、元フジ・カトパンほか女性アナが選ぶ伴侶の"正体"

プレジデントオンライン / 2022年10月23日 11時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/SunnyVMD

女性アナウンサーの結婚相手といえばプロ野球選手というイメージがあるが、最近は違うようだ。先日結婚を発表したテレビ朝日の人気アナ・弘中綾香さんを筆頭に、「一般男性」を選ぶ傾向が顕著だ。では、いったいどんな男性なのか。イラストレーターの辛酸なめ子さんは「実際は、資産を持つ経営者や外資系企業のエリート社員であることが多い。そつのない女性アナや芸能人女性は『一般男性』と表現することで、世間の嫉妬をかわしたいのではないか」という――。

■弘中綾香アナなど女性アナが「一般男性」と結婚するワケ

芸能人やアナウンサーの女性が選ぶ相手は、本当の意味で「一般人」はいないのかもしれない……。セレブ美女が「一般男性と結婚」というニュースが流れるたび、リアルな一般人の男性たちを一瞬イメージしがちですが、報道される「一般男性」の素性を知ると、シビアな現実を突き付けられる、という繰り返しです。

最近では、テレビ朝日のエース級、弘中綾香アナ(31)が「一般男性」と結婚を発表。芸能人でもスポーツ選手でもない「一般男性」を選んだその手堅さが、共感を集めかけましたが……しばらくしてその「一般男性」が資産15億円とも20億円とも言われるベンチャー企業のイケメン社長と判明。かなりのパワーカップルです。

やっぱり……元フジテレビの「カトパン」こと加藤綾子アナ(37)と同じパターンでした。「一般男性」との結婚を発表しましたが、実際は年商2000億円のスーパーマーケット経営者で、世の「一般男性」とかなりかけ離れたスペックの持ち主でした。

他にも少し前にアナウンサーではないですが、俳優の石原さとみ(35)が結婚した「一般男性」が、外資系金融のゴールドマンサックスの超エリート社員で、年収は5000万円という説もありました[ちなみに、前出の弘中アナも後述の小川彩佳アナもフジの宮澤智アナ(32)も、お相手は外資系コンサルのマッキンゼー・アンド・カンパニーだと報じられています]。週刊誌によれば、彼のテレワーク姿を横で見ていたら、歴史上の人物や経営者の格言を交えつつ後輩を指導する姿に魅力を感じたそうで、収入だけでなく意識も高い男性です。

2019年、小川彩佳アナ(37)が結婚した「一般男性」も医師で起業家という超エリートでした。その後、不倫やすれ違いで離婚してしまい、小川アナの心中が察せられましたが、「一般男性」も何かやらかした場合、ネットや週刊誌で素性が有名人同様に暴かれることになってしまうので油断できません。

不思議だったのは2012年に結婚した元フジの平井理央アナ(39)の場合。相手の男性を「同局男性社員」と表記している記事があり、フジテレビ社員は芸能人に近くて「一般男性」にはおさまらない存在なのかもしれません。夫のウィキペディアもあり、それも「一般男性」ではない証なのでしょうか。

■芸能人やスポーツ選手より堅気のビジネスパーソン

知性と美貌と強運を合わせ持っている女性アナウンサーは、自然と同レベルかそれ以上の男性と結ばれるようです。地位もお金もあるので、せっかくなら売れない劇団員とか芸術家と結婚してサポートしてくださる方だと夢がありますが……。全てにおいて完璧で抜け目がなくて、踏み外さない生き方が、自然とハイスペック男性を引き寄せるのでしょう。

イラスト=辛酸なめ子

リアル「一般男性」に意見を聞くと、ネットを中心に「経営者、という表現でも良いのでは?」「資産15億円の男性は一般男性とは言えない」「『一般男性』といっても今の時代SNSですぐ素性がバレると思う」といった冷静な意見が。

そつのない女性アナウンサーや芸能人女性は「一般男性」と表現することで、世間の嫉妬をかわしたい、という思いもあるのかもしれません。ただ、持続可能な価値が重視される昨今は、仕事が不安定な芸能人やスポーツ選手よりも、堅気のビジネスパーソンの方が安定感があって、人気が高そうです。最近の結婚の傾向に、女性アナウンサーの先見の明を感じます。

一方、気になるのが、有名人女性と結婚して「一般男性」呼ばわりされた経営者やエリート男性の気持ちです。「芸能人やスポーツ選手以外が、一般男性と呼ばれる」という暗黙のルールを説明しても、プライドが高い男性は内心納得できない思いでいるのでは、と推察。それが家庭不和の一因にならないと良いのですが……。何かあると「どうせ俺は一般男性なんだろう」と恨みがましく言われそうです。

ちなみに「一般男性」という表現は日本特有なのかと思ったら、アメリカにもあるようでした。海外のサイトで「有名人が一般人と結婚した例」を特集しているところがあり、そこでは「Normal people」と表現。記事によると、マット・デイモンが「民間人と恋に落ちた」と語っていたそうで、さすが映画スター、「有名人の方が格上」という意識があるようです。英語では「Civilian」という表現でした。日本で「女性アナウンサーが民間男性と結婚」と表現したら炎上しそうです。

■9歳年上のロケバスの運転手と結婚した女優もいる

しょせん、セレブ女性の相手は上位数%の「一般男性」……。と思いきや、本当に庶民的な「一般男性」と結婚して、世の男性に夢を与え、好感度が高まった女性もいます。

例えば、思いを寄せていた9歳年上のロケバスの運転手と結婚した女優の新川優愛。結婚生活は幸せだと語っていますが、もしかしたらハイスペック男性よりもかいがいしくケアしてくれたり、時間にも余裕があって一緒の時間をたくさん持てるのかもしれません。

ただ、バラエティー番組の自宅ロケで、夫が皿洗いをしている時に水を流しっぱなしなことにクレームを言っていたので、そこまで高収入でないぶん、経済的に節約を心がけているのかもしれません。

ただ「一般男性」と言いながら、雑誌に掲載された写真を見ると、目線が入っていてもかなりのイケメンであると想像されます。滝沢カレン(30)が結婚した「一般男性」も、職業は「建築の仕事」とのことで、それだけ聞くとずいぶん庶民的な印象ですが、実際はかつて恋愛リアリティ番組「テラスハウス」に出演していたイケメンのモデルでした。このように高収入でない「一般男性」は、資産がそれほどない場合は、超絶イケメンというパターンもあるようです。

スーツ
写真=iStock.com/LightFieldStudios
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/LightFieldStudios

結局のところ、セレブ女性が選ぶ相手は、ガチな「一般男性」とは言えないようです。「一般男性」という表現は、過度の夢や希望を見せたり、誤解を与えたりしてしまうので、男性の属性によって言い方を変えてみるのが良いかもしれません。

例えば、SNSのフォロワー数によって、多い方からインフルエンサーという肩書の前に「メガ」「ミドル」「マイクロ」「ナノ」という表現をつけます。それにならって「メガ一般男性」「ミドル一般男性」「ナノ一般男性」、さらには「スーパー一般男性」「ハイパーメディア一般男性」「ビジュアル最強一般男性」などとするのはいかがでしょうか。

「一般男性」も多様化の時代になったら、世の人のもやもや感も解消され、よりポジティブに受け止められそうです。「一般男性」全体の志気が上がれば、日本が元気になります。セレブ女性の方々には、これからも「一般男性」のエンパワーメントをお願いしたいです。

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辛酸 なめ子(しんさん・なめこ)
漫画家/コラムニスト
武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科卒。雑誌連載、執筆活動の合間を縫ってテレビ出演も。

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(漫画家/コラムニスト 辛酸 なめ子)

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