これが新富裕層の常識だ…「億万長者になるための4つの習慣」と「億万長者になれない人の4つの特徴」
プレジデントオンライン / 2022年11月3日 11時15分
※本稿は、たぱぞう『僕が子どもに教えている1億円のつくり方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
■億万長者になるために必要なこと
「億万長者」になるために必要なことが四つあります。
一つ目は明確な目標を持つことです。たとえば、「1億円をつくり億万長者になるんだ!」という目標を持つことです。
二つ目は誘惑を断ち切って、自分がやるべきことに集中することです。実は、億万長者になること自体はそれほど難しいことではありませんが、正直時間はかかります。だから「億万長者になるんだ!」という目標を持っていても、時に挫折してしまいそうになることがあるでしょう。
大人は身に染みてわかっていると思いますが、世の中には誘惑が多いですね。どこを向いても、何かしら欲しくなるものがありますし、やってみたいことがあります。お金を使うことで一瞬は幸せを感じられるものがたくさんあります。
しかし、億万長者になるためには、時にそのような誘惑を断ち切る勇気が必要です。これはお金と上手に付き合うために必要な素養の一つです。
三つ目は信念を持つことです。他人と同じことをしていても億万長者にはなれません。億万長者になるためには、ほかの人がやっていないことをやる必要があるのです。
たとえば、皆が車を持っていてもあなたは持っていない。デートでもきちんと割り勘にしているとしましょう。しかし、周りにそういう人がいないと、自分がやっていることが変なんじゃないか? と、時に不安に思ってしまうかもしれません。違います。他人と違う道を進んでいても、これが私が歩む道! と信じることが大事です。
そして、自分を信じるために大事なことが、正しい知識を持つことです。これが億万長者になるために必要なことの四つ目です。
お金の貯め方、増やし方、守り方、上手な使い方を知っておくことが大事です。宝くじに当せんすることでもない限り、お金は急には増えてくれません。だから、1億円を築くための行動はできるだけ早く始めて、時間をかけなければなりません。そして、始めるのに遅すぎるということもないのです。
■億万長者になれない人の4つの特徴
億万長者になるための心構えはご理解いただけたでしょうか。
もう一つ知っておいてほしいのは、億万長者にはなかなかなれない人の特徴です。やってはいけないことを知っておけば、やるべきことがより明らかになります。
1)その場の気分や雰囲気に流されてしまう人
コンビニの前を通ったら何となく寄ってしまうとか、友人が持っているものが欲しくなってしまう。こういう人は使うお金が少額であっても「ちりも積もれば山」となり、1億円への道は遠くなる一方です。
その場の気分や雰囲気に流されることなく、本当に欲しいものなのか、必要なものなのかをいったん立ち止まって考えられるようになる人が億万長者の資質を持っているのです。
2)今日すべきことを明日に回す人
やるべき仕事や提出すべき書類にぎりぎりまで手をつけない人。子どもの場合、夏休みの宿題や試験の勉強にぎりぎりまで手をつけない人。こういう人は、常に締め切りに追われ、結果的に使わなくてもいいお金と時間を使うことになりがちです。
億万長者はそんなことはしません。すべきことを後回しにはしません。
“Time is money.”(時は金なり)という言葉がありますが、億万長者は時間を無駄にはしないのです。
3)いつも不平不満を言っている人
嘘かと思われるかもしれませんが、お金は居心地がいいところを好みます。人間やペットが快適なところがいいのと同じです。そして、不平不満が多い人にはお金は集まってきません。
私が見てきた範囲から言うことですが、いつもニコニコして、周りの人に親切にする人、自分が親切にされたら「ありがとう」と言える人のところには、たくさん人が集まります。持ち込まれる話題が多いですから、生きるうえで参考になる話をたくさん聞くことができます。その中には投資に役立つ話もあるでしょう。こうしたことが積み重なって結果としてお金も増えるのです。
4)すぐあきらめる人
私が申し上げるまでもなく、人生いいことばかりは続きませんよね。一生懸命取り組んでいるのに、仕事で結果が出ないことは決して珍しいことではないでしょう。お子さんにたとえれば、たくさん練習しているのに部活のスポーツが上達しないとか、すごく勉強したのに試験がうまくいかなかったといったことでしょうか。だけど、そこであきらめてしまう人と、あきらめずに次も頑張ろうと思える人ではその後の結果に差が出ますね。
これはお金の世界も同じです。何でもあきらめずにコツコツ続けられる人が億万長者になれるのです。
結論はシンプルです。「まじめで明るい前向きな人」が億万長者になれるのです。そんなに難しくないと思いませんか?
■億万長者になりたければ、見栄を捨てよ
「見栄」は他人によく見られたくて、実体以上によく見せようとする気持ちのことをいいます。人がなぜ「見栄」にこだわるかというと、周りの人からいい評価をもらうため、認めてもらうためだったり、憧れている人に追いつこうとするからです。
しかし、「見栄」にこだわると、とてもお金がかかるのは論を俟ちません。身の丈以上のモノや体験をお金で買うわけですから。
友人より素敵な時計を着けていたら、気分はいいでしょう。高級車を持っていれば、気分がいいですね。広くて綺麗なマンションに住んでいるのも同様でしょうか。女性なら指輪やネックレスといったジュエリーも同様の類かもしれませんね。毎年のハワイ旅行も楽しそうです。
だけど、それが約束してくれる“いい気分”の時間は決して長くはありません。世の中には次々に素敵なものが現れるものだし、そもそも人はすぐ慣れて飽きるからです。
ならば、思い切って「見栄」は捨てましょう。振り返ったら実は短い期間しか味わえない“いい気分”のために、自分の等身大以上の状態を続けるのはお金の有効な使い方だとは思いません。あんなお金の使い方をしなければよかったと、後から気持ちもダメージを受けるかもしれません。そして、何よりも「見栄」にこだわると、億万長者への道は遠のくからです。
「見栄」を捨てるために必要なことは、他人と自分を比べないことと誘惑に負けない信念を持つことです。自分は自分といつも思うことです。「見栄」を捨てれば、必要以上にお金を使わなくなるから、お金が手元に残ります。そして、億万長者に少しだけ近づけます。非常にシンプルなことです。
だから、時計であれば、時刻を確認するという本来の目的を優先しましょう。車も、維持費が少ないものにするか、便利な地域にお住まいならカーシェアリング等を利用してもいいと思います。時計や車、不動産といったモノは価値が上昇するものと、下がるものがあります。要は、それらも広い意味で投資なのです。
投資を視野に入れないならば、とにかく安くて便利なものを買い、使うことが正解でしょう。逆に投資を視野に入れるならば、リセールやマーケットでの価格に敏感である必要があります。
■欲しいものではなく、必要なものにお金を使う
お金が果たす役割の一つは、モノや(やりたい)コトとの交換手段です。新しいデジタルデバイスを買う。旅に出る。おいしいお酒を飲む。これらはお金があれば全部実現できます。
だけど、自分が欲しいものを全部買って、やりたいコトすべてを実現させていたら、お金はいくらあっても足りません。大人の皆さんであれば私が申し上げるまでもなく理解されていることでしょう。お金がいくらあっても足りないような生活をしている人は、まず億万長者にはなれません。
お金持ちは本当に必要なもの、必要なコトにしかお金は使わないのです。「欲しいもの(コト)」と「必要なもの(コト)」の違いは何でしょうか? 実は答えは難しいです。「欲しいもの(コト)」と「必要なもの(コト)」は自分で判断しなくてはいけません。
そのような状況に置かれたときの私のアドバイスは四つあります。
一つ目は時間をおいてみることです。1カ月経っても1カ月前と気持ちが変わらないのなら、今のあなたに必要なものである可能性が高いと言えるでしょう。だけど、1カ月後にそんなに思いが強くなかったら、今お金を出す必要がないということだと思います。また、ひょっとしたら、1カ月後に今より少ないお金で手に入るかもしれません。
二つ目は悩んだら買わないことです。「どうしようか」と迷う状態は、少なくとも今「必要」ではないということです。
三つ目は代わりがあるかを考えることです。すでに持っているものなどで同じ役目を果たせるかを考えてみてください。借りられるかも考えてみましょう。
四つ目は優先順位をつけることです。これはお金の使い方に限らず、仕事や家事でも重要なことですね。何を優先させたいか、優先させるべきかを自分の中で明らかにしておくことで、あなたの中で迷いが減ります。
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米国株ブロガー
2000年より投資を始め、2010年以降、米国株投資を中心に行う。2016年、自らの投資観をブログにて書き始める。2017年より、某投資顧問業にてアドバイザーを務める。2019年より、すでに設立していた資産管理法人の運営に専念。セミリタイアを果たす。同年刊行の初著書『お金が増える 米国株超楽ちん投資術』(KADOKAWA)が6万部超のベストセラーに。
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(米国株ブロガー たぱぞう)
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