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「公正」が最強の成功戦略である…ロンドン五輪芸術監督が1万人のボランティアに秘密を守らせた方法

プレジデントオンライン / 2022年11月8日 15時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/triocean

ロンドン五輪の開会式には1万人のボランティアがかかわった。芸術監督を務めたダニー・ボイルさんは、開会式の準備を進めながら、1万人に秘密を守らせる必要があった。いったいどうやったのか。オックスフォード大学で教壇に立つデイヴィッド・ボダニスさんの著書『「公正」が最強の成功戦略である』(光文社)より紹介しよう――。

■携帯持ち込みOK、秘密保持契約書には署名させない

ロンドン五輪開会式の芸術監督を務めたダニー・ボイルは開会式に関する情報を、関わるスタッフが多数いるにもかかわらず、当日までの間、秘密にしなくてはならなかった。ボイルは、関係者たちの意識を良い方向に変えれば、それは十分可能だと気づいた。

デイヴィッド・ボダニス『「公正」が最強の成功戦略である』(光文社)
デイヴィッド・ボダニス『「公正」が最強の成功戦略である』(光文社)

実のところ、ボイルはプロジェクトが始まる前から有利だった。彼は以前から、共に仕事をするスタッフに敬意を持って相対していた。いつも食事休憩は十分に取るようにしていたし、追加の報酬なしで残業させることは決してなかった。スタッフそれぞれの知識や技能を尊重し、その人が得意なことはできるだけ任せるようにしていた。

後に、ナイトの称号を授与されるという話になった時は、それを断っている。ボイルはそれについて「柄じゃないです。そもそも、ミスター・ボイルと呼ばれるだけでもちょっと恥ずかしいくらいなんです……人は皆、平等というのは、政治家にとっては単なる便利なキャッチフレーズかもしれませんが、私は心からそう信じています」と言っている。

オリンピック委員会は、ボイルに対し「これまでの開会式では、スタッフがカメラ付きの携帯電話を持ち込むことを完全に禁止していたし、全員に、機密保持契約書への署名を求めたので、今回も同じようにして欲しい」と言ってきた。しかし、ボイルはスタッフに、携帯電話の持ち込みは一切、禁止しないし、機密保持契約書への署名は誰にもさせないと明言した。

■1万人のスタッフの大半は無償ボランティア

オリンピック委員会は、開会式に関わる全スタッフを有償とすることを望んでいた。そうすれば、「何かあれば報酬を払わないぞ」という脅しが利くと考えたのである。だが、ボイルは大半のスタッフを無償にすることを決断した(撮影スタッフやソフトウェア・エンジニアなど、特殊技能を必要とするスタッフは除く)。

また、オリンピック委員会は、スタッフをできる限り小さなグループに細分化することを望んだ。小さなグループに分かれていれば、一人のスタッフが知り得る範囲は開会式のごく一部にとどまる。そうすれば、仮に情報漏洩があっても損害は大きくならないだろうと考えた。ボイルはそれを良い考えだと思わなかった。彼はこれまでにも、大きなイベントで、スタッフが自分のしていることがわからずに混乱してうまく動けない、という状況に陥るのを何度も見てきたからだ。

「ある時点で自分は左腕を上げなくてはならないのは知っているが、なぜ、そうしなければならないかがわからない」。ボイルは、そういう開会式を望んでいなかった。彼はオリンピック委員会に、「スタッフには自分の行動が全体の中でどういう意味を持っているのかを常に理解していてもらいたい」と告げた。プロジェクトの初日からそういう姿勢で臨んだのである。

■「作業中は写真を撮らないで」と頼むことは簡単だが…

だが、それだけではきっとうまくいかない。それはボイル自身もわかっていた。母親からの教えもあり、世の中のほとんどが善人だと彼は信じていたが、一方ですべてが善人でないことも知っていた。

ボイルは、イギリス北西部の都市、マンチェスターのそばで、労働者階級のアイルランド系カトリックの家庭で育った。セカンダリー・スクールの時代は、フランク・マコートの回想録『アンジェラの灰』(土屋政雄訳、新潮社、2003年)ほどではなかったが、それでも過酷には違いなかった。教師たちは皆、厳格だった。ボイルの父親は、14歳で学校を辞め、それ以後は独学を余儀なくされた。その父親からは「攻撃性、頑固さ、根気強さを受け継いだ」とボイル本人は言っている。

そうした性質は、開会式の1年以上前、準備の始まった頃には大きな価値を持った。ボイルは、1万人にも及ぶスタッフをまとめ鼓舞していかねばならなかったからだ。だが、その中のただ一人も、開会式についての情報を外に漏らさないようにするのは容易なことではない。

人間は弱いし、移り気で、他人にも影響を受けやすい。スタッフのうちの少なくとも一部は信用できる人たちだろう。最初に「準備作業中は写真を撮らないで欲しい」と頼んでおけば、ずっとそれを守ってくれるはずだ。だが、それ以外の大半のスタッフがどう行動するかは全体の雰囲気次第になる。

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写真=iStock.com/grinvalds
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/grinvalds

本稿では「人の話を聴くこと」を成功のための大事な要素だとしているが、ボイルの場合もまず、それが重要になった。ボイルがもし、自分を大きく見せるために威張り散らす人で、オリンピック委員会の人たちを、自分たちの邪魔をする「スーツ組」だと言って見下していたとしたら、何を言われても耳を傾けず、何も学べなかっただろう。

■「秘密ではなく、サプライズを守ろう」

その場合は、自身も元オリンピック選手で、ロンドン・オリンピックの組織委員会会長を務めたセバスチャン・コーにとっても残念なことになったはずだ。コーは情報漏洩を防ぐための素晴らしいアイデアを持っていたからだ。コーは、そもそも「秘密」という言葉が良くないと考えた。この言葉には危険な響きがあるし、必ずどこかで外に漏らさねばならないもののように思える。「秘密をばらすぞ」という脅迫が成り立つのは、守るべき秘密があると思うからで、そう思わなければ脅されても怖くはない。

コーはボイルに、「守るべき大きな秘密がある」という考えを捨てるべき、と提案した。あるのは「秘密」ではなく、「サプライズ」だ、とコーは言った。サプライズなら、関係者全員で共有している意識を持つことができるし、当日まで明かさずにいる方が喜びも得られる。コーがこういう提案をできたのは、ボイルが「スーツ組」を軽蔑するような人間ではないとわかっていたからだ。

ボイルはコーのアイデアを即、取り入れた。「若者たちはサプライズが好きだし、サプライズなら、秘密のように後ろ暗い感じもない」ボイルはそう言っていた。ロンドン、ダグナムの使われなくなった自動車工場で行われた最初のリハーサルから、新しいオリンピック・スタジアムでの最終ランスルーにいたるまで、どこでもスクリーン上には、“#SaveTheSurprise(サプライズを守る)”という太字のハッシュタグが表示された。

■運営チームとスタッフはあくまで対等な立場

もちろんそれですべての問題が解決するわけではない。ボイルは我を出さずに他人の意見に耳を傾けられる人だが、それでも数多くのスタッフたちに存分に創造性を発揮させるのは簡単ではなかった。皆が自由闊達にアイデアを出せるようにし、しかも混乱に陥らないようにしなくてはならない。

ボイルはどうしたか。それは本稿でも重要視していることである。スタッフ全員を尊重し、信頼したのだ。

これは心の中でただそう思っていたのではない。ボイルはその姿勢が誰の目から見てもわかるようにした。

まず、運営チームはスタッフより上位にいるのではなく、スタッフと対等だとわかるようにした。運営チームの人間が高いスーツを着て高い位置から作業の様子を視察するといったことは決してないようにしたのだ。もちろん、スタッフに対して威張った態度を取り、偉そうに命令することもないようにした。

期日が近づいた時には、工事の責任者も現場に出て、皆とまったく同じに懸命に働いた。衣装の責任者も、スタッフに混じって同じ縫製作業をした。雨が降った時には――何しろロンドンなので雨は多い――ボイル本人も屋根のない場所に立ち、皆と同じようにリハーサルを進行させる作業をした。

ボイルが報酬を受け取っていなかったこと、それを皆が知っていたことも役立った。また、スタッフたちが作業している中を歩き回る時――よく歩き回っていた――ボイルがアシスタントを連れず、いつも一人だったことも重要だった。そのおかげでスタッフとの間に壁ができなかったのだ。

こうした努力の結果、スタッフは次々に有用なアイデアを出すようになった。舞台装置に関するアイデア、ドラミングなどサウンド面に関するアイデア、モダン・ダンスなどの演出面に関するアイデア、グラウンド整備や工程管理などに関するアイデアなど、その種類も様々だった。

■報酬を上げようとするスタッフにボイルが取った行動

理想的な状況のようだが、すでに書いた通り、ボイルは決して「お人好し」ではなかった。どれほど注意しても、危険はあるので、それに対する「防衛」は常に考えなくてはいけない。本稿でも、それを重要ポイントの一つにしている。ボイルは防衛に関しても経験が豊富だった。彼は、どういう時にどういう危険があるかをよく知っていたのだ。

たとえば、映画『スラムドッグ$ミリオネア』には、ラヴリーン・タンダンというインド人のスタッフが関わっていた。彼女は温かく優しい人で、ボイルにインドのことを教えてくれる、映画にとって欠かせない人物だった。だが、映画の撮影が進んでいた最中、彼女の力が最も必要とされる時に、タンダンは「別の映画の仕事があるので、この映画の仕事はできなくなる」と言ってきた。タンダンなしでは、プロジェクトが崩壊するのは目に見えていた。

タンダンがそういう行動を取る理由をボイルは理解していた。インドではごく普通のことだった。「他の仕事がある」というのを取引の材料にして、報酬を上げようとするのだ。ボイル自身も同様のことをした経験がある。競争の激しい世界なので、そこで生き抜く人たちが金銭や成功を貪欲に追い求めるのはごく自然なことだ。

ボイルは、報酬を上げることなく、しかもタンダンの気分を害することなく、彼女に引き続き仕事をさせることに成功した。報酬を上げる代わりに、ボイルはタンダンを共同監督に昇進させたのだ。彼女はその地位にふさわしい仕事をしていたので問題はなかった。それで双方が満足できる結果になった。

■厳重な管理下での作業ではやる気は引き出せない

ロンドン・オリンピック開会式の準備に向けて働いていたスタッフは1万人ほどいたが、実を言えば、当初、応募があった人数は1万5000人を超えていた。だが、長年の経験で、その中には必ず、目立ちたがりな人間が一定数、混じっていることを知っていた。

自分の見たことを言いふらして他人の関心を引こうとする人間だ。ボイルは、BBCにいた当時に共に仕事をした有能なアシスタントたちに頼み、情報漏洩の危険の高そうな応募者を排除させた。ただ、むげに断るようなことはせず、丁重に「今は人数が足りている」と説明した。

ここで重要なのは、機密管理のために5000人が排除されたことを、採用された1万人が知ればどう思うか、ということだ。きっと、4年前の北京オリンピックの開会式と同じような、厳重な管理の下で働かねばならないのか、と思うだろう。能力は求められるが、ただ決められた仕事を淡々とこなすだけで、創造に貢献している実感は得られないのではないか、と思うかもしれない。だが、ボイルは、機密管理をしながら、同時にスタッフのやる気も引き出すような方法を採った。

記述されたルールとチョーク ボード
写真=iStock.com/roberthyrons
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/roberthyrons

機密管理以外にも問題は起きた。オリンピック委員会がボイルに「ボランティアのスタッフには、コスチュームの代金を払わせるべき」と言ってきたのだ。しかし、ボイルはこれを拒否した。スタッフは大変な長時間を費やして働いてくれている。だが、コスチューム以外、形のあるものは何も受け取らない。

委員会が強硬に主張したことで、元来は温厚なボイルが怒った。ボランティアにコスチュームの代金を払わせるなど、絶対にあってはならないことだ。委員会はボイルの辞任を望んでいるのだろうか。どうしても開会式を失敗に終わらせたいのだろうか。スタッフにコスチュームが無料で配布されれば、スタッフには感謝の気持ちが生まれ、仕事へのやる気も湧くだろう(ボイルが怒ることは稀で、この時も直後に謝罪している。オリンピック委員もそれで気分を害するようなことはなかった)。

■情報を漏洩させない「ジェームズ・ボンド」的な手段

他には、マスコミの人間がスタッフになって潜入するかもしれないという問題もあった。ロンドンのタブロイド紙はその技術に長けていることで知られていた。1万人もスタッフがいれば、イブニング・スタンダード紙やデイリー・メール紙のジャーナリストがスパイとして潜入することはほぼ間違いないだろう。スパイの存在は開会式、特に聖火台への点火にとって障害になる恐れがあった。

それ以前のオリンピックでは、聖火台には巨大な石か、金属の構造物が使われていた。いずれにしても冷たい物質で作られた大仰なものだった。ボイルは、聖火台をもっと人間味のあるものにしたいと考えた。聖火台をデザインしたのは、イギリスのデザイナー、トーマス・ヘザーウィックである。ヘザーウィックが作ったのは、植物の茎と花弁をかたどった細長い銅の棒204本から成る聖火台だった。その棒を当日、一人1本ずつを持って会場に入り、組み合わせて聖火台とする。すべての花弁が聖火で燃えることになる。

だが、当然、事前にその場でのテストは必要になる。情報漏洩を防ぐため、ボイルはそういう場合の最も普通の手段に頼らざるを得なかった。「ジェームズ・ボンド」的な手段と言ってもいいかもしれない。組織委員会とボイルは、聖火台となる銅の棒が午前3時に運び込まれるよう手配した。テストの日程は開会式当日にできるだけ近くする。そうすれば、軍がスタジアム上空を飛行禁止空域に指定するので、マスコミがヘリコプターを飛ばして写真を撮ることはできなくなる。

当日寸前になって漏洩しないよう、ボイルは、開会式の詳細情報を1台のノート・パソコンだけに保存していた。その方が守りやすいからだ。そのパソコンを常に持ち歩き、自分のいる建物の入り口は部外者が決して入らないよう絶えず警備員に見張らせた。

■「お金に代えられない素晴らしい報酬」を与える

開会式当日の夜、すべてはうまくいった。式典は壮大で素晴らしく、しかもオリンピックにふさわしいものだった。ボランティアのスタッフは無報酬ではあったが、報酬のあるどのような仕事でも得られないほどの興奮が得られた。大規模で一度きりのイベントである。細部で何が起きるのかはまったく予測不可能であり、こうしておけばうまくいく、という方法はどこにもない。しかし、ボイルはそれを見事にやってのけた。

まず、ボイルは人の話をよく聴いた。そして、ロンドン・オリンピックの組織委員会会長、セバスチャン・コーの、「秘密」ではなく「サプライズ」と考えるべき、というアイデアを受け入れた。

照明や音響などに関しても、自分のエゴはいったん脇に置いて、多くの人の意見を聴き、その中から良いものを取り入れた。

ボイルがボランティアのスタッフをうまくまとめられたのは、お金には代えられない素晴らしい報酬を与えたからだろう。市場最大規模の観衆を前に、イギリスという偉大な国の歴史を語ることができるという興奮、それが何よりの報酬だ。彼は、スタッフ一人一人の行動を細かく管理するようなことはせず、かなりの自由を与えた。見るところは見ながら、自由に行動させたのである。自由に行動したことで、自分が式典の成功に貢献したことを実感できたのだ。その実感も大きな報酬だった。

■「スタッフを信用している」ことを態度で示す

スタッフを尊重し、自由にさせる一方、ボイルは「防衛」のための対策も怠らなかった。防衛にもやはり、こうすればうまくいく、という一定の法則のようなものはなく、「芸術」のようなところがある。

ボイルには、映画の現場での豊富な経験があった。その経験を活かして、自分の見たことを言いふらす危険性の高い目立ちたがりのボランティア志望者を排除し、「コスチューム代金を払わせろ」という頭の固いオリンピック委員会の要求をつっぱね、スタジアム上空が飛行禁止空域になる期間を狙ってリハーサルをすることでマスコミがヘリコプター取材できないようにし、建物の入り口の警備を固めて情報漏洩を防いだのだ。

ボイルは、携帯電話を没収することも、スタッフに機密保持契約書への署名を求めることもしなかった。知らない間に、スタッフになりすました匿名のジャーナリストが入り込んでいた可能性はあるが、それでも、ボイルの知る限り情報漏洩は起きなかった。一人一人確かめたわけではなかったが、ボイルは「自分はスタッフを信用している」と態度で示していた。それが良い結果につながったのは確かだろう。#SaveTheSurpriseというハッシュタグの役割も大きかった。

「価値観はもちろん、皆、違っているでしょう」。ボイルはそう回想する。「ただ、それでも全員が同じ立場にいることはできます……書面などに書かなくてもそれは可能なんです」

■サプライズは見事に成功した

オリンピック開会式は無事、本番を迎えた――メアリー・ポピンズ、ミスター・ビーン、J・K・ローリングが登場し、巨大なトランポリンのようなベッドも、花弁を集めた聖火台も予定通りに登場させることができた。イギリスの技術革新、社会改革の歴史を見せることもできた(「国の持つ高い価値を表現できた」とボイルは言う)。つまり、ボイルの望んだ通り「サプライズ」が成功したのだ。

映像ではあるが、女王も登場し、バッキンガム宮殿で、ジェームズ・ボンドに扮したダニエル・クレイグに出迎えられ、ヘリコプターでスタジアムへと向かう。スタジアムでは、女王(こちらは本物の女王ではなく、女王に扮したスタントマン)はボンドと共にヘリコプターからパラシュートで降下し、VIPセクションへと歩いて行く。

バッキンガム宮殿
写真=iStock.com/coward_lion
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/coward_lion

ウィリアム王子とハリー王子が貴賓席につき、後ろを振り返ると、そこには本物の女王が現れ、仰天する。王子たちですら、その仕掛けを知らなかったのだ。まさに完璧な夜だった。誰も異論はなかっただろう。

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デイヴィッド・ボダニス アメリカ・シカゴ生れ。シカゴ大学で数学、物理学を学ぶ。オックスフォード大学で長年科学史を教える。翻訳された著書に『E=mc2』、王立協会科学書賞を受賞した『電気革命』がある。

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(デイヴィッド・ボダニス)

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