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医者もお手上げな「心身の不調」がたちまち治る…美しくてラクな「自然体の人」になる魔法の暗示

プレジデントオンライン / 2022年11月30日 15時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/indigo making studio

体調不良ではないけれど、毎日なんとなく体が重くてだるい。そんな症状を治すにはどうすればいいのか。理学療法士の大橋しんさんは「『自然体』を取り戻すことが重要だ。心身の不調は、緊張が原因であることが多い。緊張を解く暗示をかけることで、多くの患者さんが次々と回復していった」という――。

※本稿は、大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)の一部を加筆、再編集したものです。

■現代人の9割は心身に緊張を抱えている

体調不良ではないけれど、毎日なんとなく体が重くてだるい。心がもやもやしていて気分がずっと晴れない――。

そんな経験はありませんか。

こうした心身の不調は、現代人が仕事や人間関係に起因する「緊張」を極度に抱えていて、「自然体」で生活できていないことが原因であることが多いのです。

かつて「難治性患者専門の特命理学療法士」として整形外科クリニックに勤めていたとき、私は医者がお手上げだった患者さんの心身の不調を次々と回復させていきました。

「いったいあいつは何をしているんだ?」と訝しがる声もありましたが、やっていることは本当に簡単なことでした。

それは、「緊張をとる」ということ。

今まで数千人の体を見てきましたが、9割の人は心身に緊張を抱えていました。なので、これを読んでいるあなたもきっと、社会生活の中で何らかの緊張を抱えていると思います。

私たちは、生まれたときから緊張を抱えているわけではありません。

しかし社会に出ると、徐々に「緊張」や「緊張する習慣」を身に着けてしまい、自然体からは遠のくばかり。

緊張しているとき、私たちはどこか「ぎこちなく」なってしまいます。体は縮まってかたくなり、頭の中も不安や後悔などの思考がぐるぐると回って、いっぱいいっぱいになってしまいがちでしょう。

■大谷翔平選手は「大人の自然体」の手本

緊張のない「自然体」の人とは、どのような人でしょうか。

一番わかりやすいのは、幼児や動物です。いつも幸せそうだったり、楽しそうだったり……。姿勢も丸まったりせずに、のびのびとやわらかな体をしていますね。

ですが、大人で自然体の人がいないのかといえば、そんなことはありません。たとえば大リーグで活躍中の大谷翔平選手や、人気女優の石田ゆり子さん。どちらも、幼児や動物のように(これは私にとって最高のほめ言葉です)、のびのびとやわらかでいらっしゃいます。今ここにくつろいでるようにも見え、まさに「大人の自然体」のお手本だと、いつも感心しています。

「自然体」とは、言い換えれば、よけいな緊張がないことです。よけいな緊張がなければ、体は「美しく」「ラクで」「動きやすい」ものとなり、頭の中(つまり心)も、「穏やかで」「集中していて」「視野が広い」という最高の状態になることができます。

では、この1割しかいない「自然体」の人になるには、どうしたらよいのでしょうか?

大切なのは、「不自然なこと」をやめることです。

これはまじめな性格の日本人に多いのですが、何でもかんでも頑張ろうとして、力んでしまいがちです。本当はそこまで頑張る必要がないにもかかわらず、力を入れすぎてむしろ、「自然体」や、いま達成しようとしている目的から遠のいてしまう。

だから、もっとラクしていいんです。それが「緊張をとる」ということなのですから。

『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より

■「体はやわらかいもの」というイメージが大切

みなさんは、ご自分の「体」について、どんなイメージをお持ちでしょうか?

かたいものか、やわらかいものか。動かないものか、ゆれ動くものか――。

実は正解はありません。というのも、あなたの体は、あなたの思っている通りになっていくからです。

たとえば苦手な人の前で身をかためてしまったり、怒りをぐっとこらえたり……。そういう緊張を積み重ねていくと、私たちは「体はかたいものだ」と思ってしまいがちです。すると、体をかためる習慣がついてしまって、どんどんかたくなる悪循環に陥ります。

大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)
大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)

でも反対に、「体はやわらかいものだ」ということを思い出していけば、その悪循環に陥らないばかりか、実際にどんどんやわらかくなっていくものなのです。

そこからもう一歩進んで、体は「関節でゆらいでいるもの」だと、思ってみてください。体を支えているのは骨ですが、その骨は関節で動くようになっています。

やわらかい皮膚や筋肉を、骨がしっかり支えてくれているのに、関節が動く。その関節で緊張が抜けていく。

これが「自然体」で目指していく、体のありかたなのです。

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大橋 しん(おおはし・しん)
理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師
岐阜県生まれ、神戸在住。(株)フローエシックス代表取締役。ドイツでチェロの修業中にアレクサンダー・テクニークを知り、帰国後に理学療法士とアレクサンダー国際認定教師の資格を取得(両資格の所有者は国内初)。救急病院勤務を経て、整形外科クリニックにて「特命理学療法士」として数々の難しいケースを解決。2020年に独立し、リハビリと太極拳を中心としたスタジオを開設。姿勢改善の研究成果を積極的に学会で発表しており、医療だけに頼らない健康とケアのあり方を提案している。テレビ・ラジオ出演多数。著書に10刷のロングセラー『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』(飛鳥新社)がある。

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赤松 かおり(あかまつ・かおり)
漫画家、イラストレーター
コルクラボマンガ専科5期修了。見た人がホッとするような漫画・イラストを描くため日々修行中。体がかたくて胃腸が弱い。

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(理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師 大橋 しん、漫画家、イラストレーター 赤松 かおり)

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