1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

だれでも「雰囲気美人」「雰囲気イケメン」にはなれる…いい感じの空気をまとうために必要な目つきの作り方

プレジデントオンライン / 2022年12月10日 9時15分

『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より

魅力的な雰囲気をかもし出すには、どうすればいいのか。臨床心理士の大橋しんさんは「『目は口程に物を言う』と言われるように、目つきで人の印象は変わる。目が緊張していると、その人の雰囲気も悪くなってしまう」という――。

※本稿は、大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)の一部を加筆、再編集したものです。

■「目つき」はその人の印象を左右する

「もっと魅力的になりたい」「人に好かれる容姿になりたい」というのは、万人に共通している願いでしょう。だからといって、美容整形などで「顔立ち」を変えるのは、なかなか抵抗がありますよね。

でも、「顔つき」を変えるのは、けっこう簡単です。顔つきは、体の使い方やイメージの持ち方によって、変えていくことができます。今回はそういう話をしていきましょう。

顔といってもさまざまなパーツがありますが、とりわけ重要なのは、目です。「目は口ほどに物を言う」といいますが、目つきはその人の印象を左右します。

まず、あまり印象のよくない目つきについて考えてみましょう。にらむような、恐れているような、拒んでいような……そんな目つきが想像できますね。

これらすべてに共通しているのは、見ている対象物を「取りに行く」かのように見ているということ。こういうものの見方をすると、目が緊張して、視野が狭くなってしまいます。

さらに、目の緊張は全身に波及するので、体が緊張しやすくなります。つられて、心の余裕もなくなっていくことがほとんどです。「五感からの知覚のうち8~9割は視覚情報から得ている」といいますが、それくらい目は全体に与える影響が大きいのです。

■何かを見るときは「ここで待つ」ようにする

では、どうすればよいのでしょうか。

「取りに行く」の反対で、「ここで待つ」ように、ものを見ることです。多くの人が勘違いしているのですが、目は映像を通すレンズにすぎません。

実際にものを見ているのは、後頭部にある脳の後頭葉という部分です。この後頭葉で、待つようにものを見ると、目の力が抜けて、ふわっと穏やかで優しい目つき、透き通るように澄んだ目になれる……というわけです。

『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より

野球のキャッチャーにたとえると、わかりやすいかもしれません。ピッチャーが投げた球を、「ここで待つ」のです。そうしてゆったり構えていれば、心も落ち着いてきますし、周りもとてもよく見えます。

前のめりになって「取りに行く」のは、実際の野球でも、バッターがスイングしたバットが当たって危険ですよね。「ここで待つ」ようにものを見るイメージを持つことをぜひ、試しみてください。

■誰でも「雰囲気イケメン」になる方法

『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より

もう一つ、簡単に変えられるのは、その人の持つ雰囲気です。

「雰囲気なんて、そうそう変えられないんじゃないか」と思うかもしれませんが、意外とそんなことはありません。醸し出す雰囲気が魅力的な人のことを、「雰囲気イケメン」「雰囲気美人」と言いますが、これ、誰でもなれるんです。

結論から言うと、その人が持つ雰囲気は、「その人が空間をどう認識しているか」に大きく左右されます。

■空間を広く認識すると心に余裕が生まれる

考えごとや気がかりなことがあると、視野が狭くなって、空間を広く認識できなくなります。やたらと人の視線が気になったり、居心地が悪くなったりして、ますます空間認識が狭くなる……という悪循環に陥りがちです。

そのとき、この人はどんな雰囲気をまとっているでしょうか。余裕がなくセカセカした感じ、いっぱいいっぱいな感じ、自信なさげな感じになっていることは、容易に想像できると思います。

『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より
『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』より

ですので、この逆をやっていきましょう。空間を広~く認識するのです。室内にいるなら、その部屋の全体を広く、屋外にいるなら大空を広く、隣町まで空間を認識していくのです。

大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)
大橋しん、赤松かおり『すごい自然体に読むだけでなれる4コママンガ』(飛鳥新社)

このときのコツは、目のついている前方だけでなく、後ろや左右、上下、ナナメまで、あらゆる方向に広く、360度認識していくこと。目の前の対象物だけでなく、その周囲や奥、手前にあるものまで広く視野に入ってくることをゆるすこと。

そうすると、自然と心に余裕が出てきて、心身の緊張もとれてきて、「いい感じ」としか言えないような、余裕のあるステキな雰囲気をまとうことができるようになります。ぜひ試してみてくださいね。

----------

大橋 しん(おおはし・しん)
理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師
岐阜県生まれ、神戸在住。(株)フローエシックス代表取締役。ドイツでチェロの修業中にアレクサンダー・テクニークを知り、帰国後に理学療法士とアレクサンダー国際認定教師の資格を取得(両資格の所有者は国内初)。救急病院勤務を経て、整形外科クリニックにて「特命理学療法士」として数々の難しいケースを解決。2020年に独立し、リハビリと太極拳を中心としたスタジオを開設。姿勢改善の研究成果を積極的に学会で発表しており、医療だけに頼らない健康とケアのあり方を提案している。テレビ・ラジオ出演多数。著書に10刷のロングセラー『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』(飛鳥新社)がある。

----------

----------

赤松 かおり(あかまつ・かおり)
漫画家、イラストレーター
コルクラボマンガ専科5期修了。見た人がホッとするような漫画・イラストを描くため日々修行中。体がかたくて胃腸が弱い。

----------

(理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師 大橋 しん、漫画家、イラストレーター 赤松 かおり)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください