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会社にしがみつくリスクは高すぎる…不安定な時代を生き抜くために今すぐ取り掛かりたい「5つの副業」

プレジデントオンライン / 2023年2月14日 9時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/takasuu

不安定な時代、会社員はどのように自身や家庭を守ればいいか。税理士の山本憲明さんは「今すぐ給料が減っても稼げるように副業をするべきだ。代表的な副業は5つある」という――。

※本稿は、山本憲明『5年で仕事を半分にして、自由を手に入れる』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

■今の会社にしがみついては生きていけない

不安定な時代となり、会社員は、今の会社にいつまでもしがみついてはいられない状態になってきました。定年まで勤めて退職金と潤沢な年金をもらい、悠々自適に過ごすという設計が難しくなったのです。

そして、会社自体も大きいところから小さいところまで競争にさらされ、しっかりと利益を出して生き残っていくことが難しくなりました。人件費などの費用のコントロールも難しく、本音を言うと従業員を自由に雇い、自由に解雇することができればもっと安定して利益が出せるのに、という場合もあるでしょう(もちろん自由に解雇などはできませんが)。

そこで、人件費をなるべく増やさないため、「残業はなるべくしないでください」「給料を上げるのは難しいです」といった話が出てきます。当然、皆さんの給与はなかなか上がりません。

今後、ずっと同じ会社で同じ仕事をすることができて、同じだけの給料をもらって生きていくことは実現不可能と考えていいでしょう。これまでの生活水準を保って生きていくためには、会社以外の稼ぎ口を見つけた方が賢明です。

その選択肢の1つとして挙げられるのが、「副業」です。今やっている仕事以外に何か仕事をしてお金を得る、ということが大切になってきます。会社で副業を禁止されているところもまだあるかもしれませんが、少数派になっていくでしょう。会社としても給料を上げることができないのであれば、「副業でもして不足分を稼いで」と考えるのが自然です。

■どんな副業をするべきか

副業といっても、いろいろあります。お勧めしないのは、アルバイトのような時給をもらうタイプの副業です。それでは結局、今の働き方と同じになってしまいます。

副業をするなら、何かの成果物を創り出し、それに対して報酬をもらうような仕事の方がいいでしょう。それだと、時間をあまりかけずにお金を稼ぎやすくなります。

せっかくであれば、副業こそ、「好きなこと、得意なこと、やっていて全く飽きないこと」をやるべきです。極端なことを言うと、趣味を仕事にすれば、その仕事にかける時間は労働時間とは感じなくなります。

好きなことだからこそ成果も出やすく、多くの報酬が得られる可能性も高まります。また、最悪十分な報酬を生み出せないとしても、趣味と捉えられていれば、それにかけた時間を惜しむ必要もなくなります。

具体的な副業のやり方は後ほど述べていきますが、なるべく時給仕事にならず、自分が好きで飽きないことについて学び、取り組んでいくことがお勧めです。

取り組んでいるうちに、副業の収入が生活費を上回るとか、本業の収入を超えるようになれば、会社を辞めてその副業を本業にすることもできます。今の仕事を続けながら副業で稼ぐというのもありです。

まずは、なんでもいいので、副業を開始していく。これをお勧めします。

■海外から安く仕入れるルーツを見つける

副業にもいろいろあります。代表的な例は、次の5つです。

① せどり

「せどり」とは、言ってみれば転売のことで、安く仕入れて高く売ることで、その差額の利益を得ることです。安く買い、高く売ることは商売の基本とも言えるでしょう。

やり方はいろいろあり、例えば、海外などから安く仕入れるルートを見つけて、そこで仕入れたものを高く売ったり、リサイクルショップなどで安く買ったものに手を加え高く売ったりすることで、利益を得ます。

ショッピングバッグを大量に持つ女性
写真=iStock.com/imtmphoto
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/imtmphoto

最近では、ネットをフル活用してせどりを行うことができ、方法はさまざまです。中には、高価なものを仕入れてポイントを得たうえで、ネットのサイトで転売を行い、その差額の利益とポイントを得るようなやり方もあります。

ちなみに、転売自体は違法ではありませんが、やり方や販売商品によっては法令違反になることがあります。はじめる前に、転売に関する法令やマナーを確認しておくことをお勧めします。

■文章を書くことが商品になる

② ネットで創作物を売る

以前は難しかった「自分の作品を売る」ことがネットによって簡単にできるようになり、これも副業として成り立つようになりました。私も、文章を書いて、KDP(Kindle Direct Publishing)やnoteなどに販売をしています。

イラストやアート作品をネットで売ることも、最近は多く見られます。本気でやれば、月数万円の売り上げを得ることも可能でしょう。時間という原価はかかりますが、仕入れがないので利益を出しやすいです。

③ アフィリエイト
山本憲明『5年で仕事を半分にして、自由を手に入れる』(明日香出版社)
山本憲明『5年で仕事を半分にして、自由を手に入れる』(明日香出版社)

これは、Webサービスにおいて、自分が広告媒体となる副業です。有名どころでは「YouTuber」があります。YouTubeに動画を投稿し、登録者数を増やし、再生回数が増えると広告料がもらえるという仕組みです。

登録者数が100万人などになれば、莫大な収入を得ることができます。副業から本業になることもあるでしょう。そこまでの道のりは大変だと思いますが、チャレンジする価値はあります。

④ 不動産投資

不動産を購入し、賃貸料を得るという仕組みです。これに成功している会社員の不動産投資家は、少なくありません。ただ、大きな資金を投じたり借入をしたりする必要があったり、物件のメンテナンスやトラブル対策、空き室を減らすなどの労力も必要になったりします。でも、うまくいけば安定的な副収入につながります。

■自分が得意な仕事をアピールして契約をとる

⑤ Web・SNS関係の仕事

これは、例えばWebサイトのデザインとか、SNSなどで他の人の仕事をサポートする作業、動画を編集してYouTuberなどにその対価をいただくなどの仕事です。このような仕事は他にもたくさんあり、専門知識を生かして自分で仕事を請けるようなものを指します。

スマホにSNSのアイコン各種が表示されている
写真=iStock.com/P. Kijsanayothin
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/P. Kijsanayothin

「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのサイトに登録して仕事を募集し、自分が得意な仕事をアピールして契約して、成果物を提供すれば、報酬を得ることができます。私も仕事をお願いする立場として登録し、実際に仕事を委託したことがあります。これらの仕事マッチングサイトは使いやすく、仕事をしてくれる人を見つけやすいです。

例に挙げた以外にも、副業としてできることはたくさんあります。なるべく競争の少ないものを探して自分の能力を生かしていけば、本業の収入を超えることも不可能ではありません。

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山本 憲明(やまもと・のりあき)
山本憲明税理士事務所代表
1970年兵庫県西宮市生まれ。税理士、中小企業診断士、気象予報士。山本憲明税理士事務所代表。H&Cビジネス株式会社代表取締役。1994年早稲田大学政経学部卒業。大手制御機器メーカーで、半導体試験装置の営業・エンジニアと経理を経験。11年の会社員生活ののち、2005年、山本憲明税理士事務所を設立。本業のかたわら、「仕事を速くする」技術を発揮し、各種投資や馬主活動、少年野球指導なども行っている。

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(山本憲明税理士事務所代表 山本 憲明)

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