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「音声アシスト機能」でスマホを育てる楽しみ

プレジデントオンライン / 2012年9月8日 11時0分

■位置情報を活用したリマインダーも話しかけるだけ

スマートフォンならではの機能といえば、話しかけるだけでやりたいことを手伝ってくれる「パーソナルアシスタント機能」。アップル社のiPhone 4Sでは「Siri(シリ・Speech Interpretation and Recognition Interface)」、アンドロイドではドコモの「しゃべってコンシェル」がその代表格だ。テレビCMでも毎日のように見かけるこの機能だが、実際のところ、どこまで便利にできているのだろうか。

「Siri」を例にとって見てみよう。まず起動はとても簡単で、iPhone 4Sの画面下にあるホームボタンを長押しするだけ。ロックしている状態の画面からもできる。ほかにも、耳に近づけるだけ、イヤホンボタンを押すだけなどで起動させる設定も可能だ。

「Siri」が立ち上がったら、友人に語りかけるように〝知りたいこと〟〝やるべきこと〟を話すだけで、iPhoneがあなたの行動をアシストしてくれる。天気や株価を調べるだけでなく、メールを送りたい人を呼び出し、音声によるメール作成、送信まで可能。それに、FacebookなどのSNSアプリを立ち上げ、投稿もできる。文字入力なしで操作ができるから、移動中や家事をしながらなど手が離せないときにも便利なのだ。

特に画期的なのがリマインダーの設定で、これは〝ToDoリストをスケジュールと連動して立ち上げる〟ともいえる機能。たとえば、「会社の帰りにバナナとシリアルを忘れずに買わなくてはならない」という場合、「Siri」を立ち上げ〝リマインダー作成〟〝バナナとシリアルを買う〟〝会社を出たとき〟と言うだけ。すると、予定表と連動し、退社時間に合わせて自動的に教えてくれる。

ほかにも、〝夜、母親に電話〟〝火曜日は資源ごみの日〟〝保養施設の申請〟など、あらゆるタスク管理をボタンひとつで、スマホに話しかけるだけでできてしまうのだ。

さらに画期的なのは、これらのタスクを、〝いつの時点〟という時間軸だけではなく、場所への到達を考慮に入れて設定できることだろう。〝家に到着したときに妻の誕生日を知らせる〟といったことまでも可能なのは、パーソナルアシスト機能ならではだ。

使い方のコツは、静かな環境で、ゆっくりはっきりと語りかけること。「Siri」の音声認識機能は使っているうちに学習していくので、使えば使うほど認識率が上がるのもポイントだ。それはまるで部下を育てている感覚にも似ているかもしれない。

今や、肌身離さず携帯している人も少なくないスマホ。だからこそ、自分の使い勝手がいいように訓練し、ブラッシュアップしていく楽しみもあるだろう。使い続けるうちに、スマホが有能な秘書のような存在になる日も遠くない?

(前川 亜紀)

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