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「将来の天皇」の妃となる女性は現れるのか…悠仁さまの「東大推薦希望」報道が示す皇室の暗い未来

プレジデントオンライン / 2023年7月20日 15時15分

英国へ出発する秋篠宮ご夫妻を見送られる次女佳子さまと長男悠仁さま=2023年5月4日、東京都港区[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

■両親と「別居」状態をようやく認めた

宮内庁の“不手際”で再び秋篠宮家に逆風が吹き始めている。

事の始まりは秋篠宮佳子さんが両親たちと「別居」生活をしていることを半年もの間、認めてこなかったことにある。

女性セブンは1月16日号で、佳子さんの「別居」をいち早く報じていたのに、宮内庁は「殿下方が御本邸(秋篠宮邸)に移られた後も、(旧御仮寓所に)私室部分の機能を一部残す」と、当初から計画が変更されたことは認めたが、私室部分の具体的な使い方は『私的な事柄』と隠した」(女性セブン7月27日号)のである。

その件について記者会と宮内庁との緊迫したやりとりを週刊新潮(7月13日号)が伝えている。

「秋篠宮ご一家が、自ら批判を招くようなお振る舞いをなさってしまったのが、6月30日に宮内庁が公表した、〈秋篠宮邸改修について〉との説明文であった。宮内庁担当記者が言う。

『30日の夜に宮内庁のHPに掲載された文書では、春先に週刊誌などで報じられていた“佳子さまのお住まい”に言及しています。秋篠宮邸の改修工事は20年3月から2年半をかけて行われ、北側に隣接する赤坂東邸と合わせ、およそ34億円が費やされました。そうして完成した本邸に佳子さまは移られず、引き続き仮住まいの「御仮寓所」にお一人で住まわれていることを今回、初めて認めたのです』」

■改修前から別居は決まっていたのに?

だが、皇嗣職がその理由を、「宮邸の改修規模を縮減し経費を節減するため」としたことで、加地隆治皇嗣職大夫の会見が大紛糾したというのだ。

なぜ今になって発表したのかという質問に大夫は、「当初の改修計画から大きく変更した点については説明すべきではないかというご意見もあり、熟慮を重ねた結果だ」といったが、昨年11月に皇嗣職は、「あくまでご一家で年度内にお引っ越しなさる方針だ」と説明していたのだ。

「今回の発表によれば、改修工事が始まる前に秋篠宮ご夫妻と眞子さん、佳子さまが相談され、ご姉妹の部屋は本邸に設けないとお決めになったとのこと。すなわち、改修前から佳子さまの別居は決まっていたというのだが、

『大夫は、眞子さんが結婚したことで結果的に佳子さまだけが分室に残られることになったと言う。では実際に、どれほどの経費が削減されたのかを問うても『数字を持ち合わせていない』とはぐらかすばかり』(宮内庁担当記者)」(新潮)

経費削減を打ち出しておきながら、実際にどれくらい抑えられたのかという金額を答えられないのでは、単なる弁明といわれても致し方あるまい。

この宮内庁の「いい逃れ」が、女性誌の秋篠宮攻撃の口実を与えてしまったのである。一つは秋篠宮邸改修費の多さについての批判。

■なぜ「自爆行為のような公表」に踏み切ったのか

「2020年当初の予定価格は約25億円でしたが、4度の計画変更の末、9億円以上が加算され、最終的に改修に34億円をかけた大豪邸となりました。理由は工事が進むにつれ、紀子さまのリクエストが増えていったから。特に『金』や『大理石』にはこだわられたそうです」(宮内庁関係者=女性セブン7月27日号)

女性自身(7月25日・8月1日号)は、宮内庁の背後にいる秋篠宮家の「現状」を推測する。

「今回の発表により、『やはり秋篠宮ご夫妻と佳子さまは一つ屋根の下に住めないほど、仲が悪いのか』と思った国民も多いでしょう。

しかし最大の疑問は、なぜ秋篠宮さまと紀子さまはこの時期に、秋篠宮家にメリットのない、自爆行為のような公表に踏み切られたのか、ということです」(皇室担当記者)

その疑問を解くカギは現在の佳子さんの生活スタイルにあるというのだ。

「実は宮内庁では、早くも秋篠宮邸の再改修も検討されているのです。佳子さまが職員とできるだけ顔を合わせずに、宮邸へお通いになることができるルートを造るべきという意見があるからです」(宮内庁関係者)

大手ゼネコンの案件に携わってきた建築関係者の試算では、工事費は2億円前後になるのではないかとみている。

■ペルー訪問で姉・眞子さんと再会か

宮内庁が8月末に来年度の予算案の概算要求を公表するため、追加工事についても記載しなければならないから、そのために、佳子さんが旧御仮寓所で一人暮らしていることを、今になって発表したのではないか、と宮内庁関係者はみている。

職員と顔を合わせたくないから、宮邸へ通じるルートを造るというのは、私にも理解しがたい。

嫌な両親と顔を合わせたくなくて一人暮らしを選択したのだったら、少し不便でも我慢するのが当たり前ではないか。このようなわがままのために、これ以上無駄な出費は国民の理解を得られまい。

その佳子さんは8月に公務でペルーを訪問するといわれている。ペルーは2019年に姉の眞子さんが単独訪問をした国である。世界遺産のマチュピチュ遺跡までクスコから列車やバスを乗り継いで、リャマを撮影したり神殿を見て感動したりと、大いに楽しんだようだ。

そのペルー訪問中に、どこかで姉と会うのではないかといわれている。眞子さんがペルー政府に根回しすれば、ペルーで会うことも可能だが、もっと簡単に会うことができると、女性セブンは推測している。

日本からペルーへの直行便はないから、「宿泊を含むトランジットは、比較的自由時間が多く“狙い目”です。眞子さんが佳子さまのもとに駆けつけてもなんら不思議はありません」(皇室ジャーナリスト)

■「小室さんを捨てる」という憶測も

佳子さんは、姉と会えたら近況を伝え合い、両親とのねじれた関係について相談したいのだろうが、「眞子さんは、日本に戻るという選択をしたくない一方で、元皇族が国外で過ごすことの歯がゆさを身をもって感じている。もうすぐ小室さんを“捨てる”ことに関しても、妹になら本音を話せるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

小室さんを捨てる? 穏やかでない憶測が出る根拠は小室圭さんの事務所内での異動が関係しているようだ。

6月上旬、小室さんはこれまでの企業法務チームを離れ、新たに「Global Trade&
National Security」という部署へ配置換えになったのだ。

「直訳すると『国際貿易および国家安全保障』で、『事務所のHPでは、この部門の業務内容について「顧客が国境を越えて利益を追求し、事業目標を達成するために、変動する規制環境の中で安全に事業を推進する手伝いをする」とある。また「立法府や法執行機関、政策立案者に対し、顧客企業の立場を効果的に伝達するための支援をする」とも記されています』」(在米ジャーナリスト=新潮7月13日号)

このチームは総勢12人で、政府当局とのやりとりが不可欠なため、首都ワシントンを主な活動エリアにしているという。

ワシントンD.C.の、アメリカ合衆国議会議事堂が見える通り
写真=iStock.com/f11photo
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/f11photo

■そうなれば眞子さんとの別居は避けられない

小室さんにしてはキャリアを積むいい機会だから、ワシントン移住は問題ないが、いくつかの女性週刊誌は、眞子さんがニューヨークを離れるのを嫌がっているのではないかと報じている。

その根拠は、ニューヨークで培ってきた人脈にあるというのだ。総領事の全面的な支援を受け、メトロポリタン美術館のキュレーターであるジョン・カーペンター氏など有力者たちとのコネをつくってきたから、別居は避けられないと女性セブン(7月13日号)は推測している。

「小室さんがアメリカで暮らせているのも、弁護士になれたのも、弁護士になるために留学ができたのも、皇族時代の眞子さんの“お願い”と、それをサポートする人々の存在がなければ叶ったかわかりません。もし別居となれば、眞子さんは踏み台にされた格好になる」(皇室記者=女性セブン7月13日号)

なぜ、小室圭さんがワシントンに移ることで「別居→小室圭さんを捨てる」ことになるのか、根拠薄弱ではあるが、眞子さんがニューヨークを離れたくない気持ちは理解できるような気がする。

それに、ニューヨークで撮られた2人の近影を見ていると、はしゃいでいるのは小室圭さんばかりで、眞子さんが心から楽しんでいるという表情の写真は、残念ながら見たことがない。こんなところからも、2人の間に隙間風が吹いていると見られているのではないか。

■佳子さま、悠仁さまの将来は…

私は、もし佳子さんと眞子さんが会うことができたら、佳子さんは結婚をどのような形で発表するのがいいのかを相談するのではないかと思っているのだが。

彼女も28歳である。仮に30歳までに結婚するとすれば、今から事を運ばないと難しいだろう。意中の人がいるかどうか私には何の情報もないが、両親と離れて暮らすという選択肢の中には、付き合っている男性との“逢瀬”を誰にも邪魔されたくないという佳子さんの強い意志を感じるのだ。

結婚といえば、長男の悠仁さんの進学、結婚問題も、秋篠宮家の喫緊の重要な課題である。

これまでは悠仁さんの「教育」について、秋篠宮はそれほど熱心ではなかったように見える。だが、女性セブン(7月27日号)によれば、「最近は秋篠宮さまが積極的に悠仁さまにかかわられ、周囲からは“紀子さまを遠ざけようとされているのではないか”と見えるほどだそうです」(宮内庁関係者)

紀子さんは、悠仁さんを初の東大出の天皇にしたいといわれている。ところが「秋篠宮さまは、必ずしも学歴にこだわる必要はないというお考えだといいます。紀子さまの東大への強いこだわりに、秋篠宮さまがしっくりされていないということなのでしょう」(別の宮内庁関係者)

紀子さんは今の高校からの推薦入学を考えているといわれる。

東京大学・安田講堂
写真=iStock.com/jaimax
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/jaimax

■“特別扱い”と見られれば結婚騒動の二の舞に

だが、藤澤志穂子氏(昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員)は現代ビジネス(7月12日)でこう危惧している。

「さる霞が関の官僚によれば、紀子妃が『悠仁さまを何とか推薦で東京大学に入学させたいと、さまざまな制度を研究されている』という話もあるそうです。そうした話が漏れ伝わっているということでしょうか。

しかし肝心なのは、この機会が、一般の子弟にも解放されているものなのか、ということではないでしょうか。『悠仁さまのように、うちの子も東大に推薦で行かせたい』といった声は、実際に学習院の保護者の間からも出ています。

万が一にも、特別扱いを受けていると見られ、それによって国民の反発を買うような事態を招いてはいけないと筆者は考えます。そうなると、小室さんの結婚の時の騒動の二の舞になりかねません」

悠仁さんも高校2年生。大学をどこにするかを決断する日はすぐに来る。その時、国民の知らないところで「東大推薦」が決まれば、学内からも反発の声が起こるかもしれない。難しい選択を迫られることになるはずである。

■この状況で皇室入りする女性はいるのか

難しいといえば、悠仁さんの結婚相手探しはもっと難しくなるのではないだろうか。

高校2年で結婚相手探しというのは早すぎないかという声があるだろうが、成城大学教授の森暢平氏が連載している「社会学的皇室ウォッチング!」(サンデー毎日2022年7月17日・24日号)によると、前例があるという。

昭和20年代に宮内庁長官だった田島道治が残した『田島道治日記』には、明仁皇太子(現在の上皇)が高校2年生だった1951年2月19日に「皇太子妃候補名簿ノ件」という記述があり、もう一つの『拝謁記』には、学習院名簿による「机上調査」が行われたことが記されているという。

森氏は、「『悠仁さまの恋愛』は眞子さんのときと同様に、メディアによる隠し撮りやバッシングに晒されなければならないのだろうか」と危惧し、「また、天皇家をめぐるいまの状況のなか、わざわざ皇室入りする女性が本当に存在するのだろうか。そのことを想像してみるとき、あまり明るい未来は描けない」という。

さらに、こう断じる。

「宮内庁も、私たちも、未来の悠仁さま妃について希望を持って語ることさえできないのである。それによって、皇室がいずれ存続の危機を招来することは容易に想像できる。私たちは、その危機の予感に、ただ目を背けている。これが皇室と社会をめぐる現実である」

■秋篠宮家存亡の危機につながりかねない

秋篠宮はそのことに気づいたのではないだろうか。目先の進学問題も大事だが、お妃選びはさらに難しい。今から考えておかなければいけない。

その際、100年以上の歴史をもつ学習院女子中等科・高等科の同窓会である「常磐会」(会員1万人以上)や、オール学習院の同窓会である「桜友会」の力を頼むことになるのかもしれない。秋篠宮は学習院とのつながりを復活させるのではないか。

もし、妻の紀子さんの希望通り東大に入学させることができても、長女・眞子さんのように「自由恋愛」で相手を見つけるようなことは、悠仁さんには許されまい。

次女・佳子さんの結婚はどうするのか。長男・悠仁さんの大学進学とお妃選びも一つ間違えば、国民からの批判が巻き起こり、メディアの餌食になることは間違いない。

眞子さんとの仲も修復できていないのに、秋篠宮家には次々に難題が襲いかかってくる。

選択を間違えると秋篠宮家存亡の危機というと大げさだが、国民からの批判の声はさらに大きくなるかもしれない。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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