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「全員が前を向く教室」では頭のいい子は育てられない…アメリカで公立校を見限る親子が急増している理由

プレジデントオンライン / 2023年7月25日 13時15分

マイケル・B・ホーン氏 - 撮影=Jay Premack

アメリカで「集団一斉授業」に「オンライン個別学習」を融合(ブレンド)する「ブレンディッド・ラーニング」が大きな成果を上げつつある。『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』(教育開発研究所、小松健司・訳)の共著者であるマイケル・B・ホーン氏は、「アメリカでは、非常に多くの生徒が、公立校に代わる『ブレンディッド教育』系の学校を選ぶようになっている」という――。(後編/全2回)(取材・文=NY在住ジャーナリスト・肥田美佐子)

■「工場型一斉授業」からの脱却が必要

――知識経済が拡大し、世界が急速に変わる中、従来の標準化された「工場型一斉授業」はもはや就職に役立たず、子供たちが21世紀を生き抜くだけの知識やスキル、創造性は身に付かないというのが、あなたの主張です(前編)。

「習熟度基準学習」という概念に基づき、一人ひとりの子供たちがオンライン学習で勉強の主導権を握り、自分のニーズに合ったペースで学び、一つのことを確実に習熟してから次に進むのがいい。これが、オンライン学習を通常の授業と「ブレンド(融合)」した「ブレンディッド・ラーニング」だ。

Michael B. Horn, Heather Staker “Blended: Using Disruptive Innovation to Improve Schools”(Jossey-Bass)
Michael B. Horn, Heather Staker “Blended: Using Disruptive Innovation to Improve Schools”(Jossey-Bass)

ブレンディッド・ラーニングは、生徒を(学年や能力で)「分類」して一斉授業を行う従来の教育モデルとは一線を画する。教室での授業とは別に、各生徒が監督者の下、自宅以外の場所で(ビデオ講義の聴講や自習アプリなど)、オンライン学習というテクノロジーを使い、一人ひとりのペースで個別に学ぶ。

ブレンディッド・ラーニングの目的は、「人間としての能力」を伸ばし、高めることにある。従来の黒板を電子ホワイトボードに置き換えるなど、テクノロジーを導入しさえすればいいというものではない。デジタル化を図っても、工場型一斉授業を続けていては意味がない。ここが重要な点だ。

各生徒がオンライン学習で学び方をカスタマイズし、潜在能力を発揮し、複雑な現代社会でキャリアを築いていけるだけの創造性を培っていく。こうした教育モデルが普及すれば、世界の学校が一変する。人工知能(AI)というゲームチェンジャーがこれに加われば、さらに大きな変革が起こる。

■理解する速度が違う子供たちをどう同時に教えるか

――「ブレンディッド・ラーニングの出現は、オンライン学習がより上位の市場に普及する過程の一つ」だと、共著『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』の中で指摘していますね。

マイケル・B・ホーン、ヘザー・ステイカー『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』(教育開発研究所)
マイケル・B・ホーン、ヘザー・ステイカー『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』(教育開発研究所、小松健司・訳)

20年前のオンライン学習を思い出してほしい。PDFなどの電子文書は行き交っていたが、対話型ではなかった。単調で面白みに欠けたため、最もモチベーションが高い人々しか続かなかった。

一方、現在のオンライン学習は「破壊的イノベーション」にあふれ、質の向上が著しい。対話型になり、学習者が理解を深められるよう、よりカスタマイズできるようになった。

こうした進化は学校外での自主的なオンライン学習に限ったことではなく、学校のオンライン学習にも言えることだ。この点が重要だ。自発的に学ぶタイプの子供たちがいる一方で、多くの子供たちはそうではないからこそ、仲間や先生に(対話を通して)導かれながら学ぶことが理解に役立つ。

従来の授業は、学習ペースが速い子供にとっては退屈でしかない。そうした子供たちは、もっと深掘りした内容を学ぶほうがいい。

一方、授業がわからない子供も多い。その前段階を理解していないからだ。そうしたギャップの解消に役立つのが、学習内容をカスタマイズできるオンライン学習だ。先生が万策を尽くしても、生徒間の習熟度の差を埋めるのは至難の業だが、オンライン学習では各生徒が自らカリキュラムを作り、テクノロジーを家庭教師代わりにして学べる。

オンライン学習には、従来の授業とは大きく異なる「バリュープロポジション(価値提案)」がある。つまり、オンライン学習でしか提供できない価値のことだ。

■教育には課外活動や友達との交流も必要不可欠

――アメリカの生徒や保護者は、従来型の授業も望んでいるそうですね。そのため、ブレンディッド・ラーニングが2000年前後に急速に広まった、と。ブレンディッド・ラーニングでは、友人らとの交流や遊びという楽しみも確保できるのですよね。

コロナ禍でオンライン学習が一気に浸透し、「自分のやり方やペースで、いつでも勉強できる」点がいいという子供たちの声を聞く。一方、教室で仲間たちと触れ合いたい、友達が恋しいという声も耳にする。ブレンディッド・ラーニングでは、その両方が可能だ。

勉強は楽しく社会的なものであるべきであり、従来の授業や課外活動、仲間との交流を子供たちに断念させるようなものであってはならない。

■「テクノロジーのためのテクノロジー」というわな

――ブレンディッド・ラーニングは、教育現場にデバイスやソフトを導入する「デジタル化」とは違うそうですね。その一方で、「混同しやすい」と。

ソフトウエアもハードウエアもコストが低下し導入しやすくなったことで、教育現場でも、デジタル化に拍車がかかっている。だが、どのようなツールを生徒に与えるべきか、ソーシャルメディアはプラスかマイナスか、といった点を考えなければならない。デジタルの世界でどのように責任を持って学び、スキルを構築し、そのスキルを使っていくかを教えるべきだ。

現代の子供たちは、インターネットと共に育った「デジタルネーティブ」世代だが、テクノロジーを生産的に使う方法を心得ているとは限らない。

――学校がデジタル化によって「テクノロジーのためのテクノロジー」というわなにはまることの危険性を指摘していますね。

『教育×破壊的イノベーション』(注)の共著者だった、ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授は生前、ソニー(2021年4月、「ソニーグループ」に社名変更)を例に挙げ、次のようなことを話していた。

注:『教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する』(翔泳社、クレイトン・クリステンセン、マイケル・B・ホーン、カーティス・ジョンソン・著、櫻井祐子・訳、2008年)

1955年当時、ソニーの前身だった東京通信工業(58年に「ソニー」に社名変更)は世界では無名だったが、新しいブランド名「SONY」のマークを付けた携帯用トランジスタラジオの発売で、一躍その名を世界にとどろかせた。

注:当時は真空管ラジオが主流であり、自社製の「トランジスタ」(半導体でできた電子部品)を使った携帯用ラジオは世界初。

アメリカの大手電機メーカー、RCA(1986年、米ゼネラル・エレクトリック〈GE〉によって買収)などが、トランジスタの代わりに真空管を使って後追いしようとしたが、バリュープロポジションの抜本的な転換にはつながらなかった。ソニーは、単に(自社製の)トランジスタを使ったラジオを開発しただけでなく、持ち運べるトランジスタラジオという音楽機器を手頃な価格で提供することに成功したからだ。

つまり、アメリカの電機メーカーは、自社だけが提供できる価値を生み出せなかったのだ。

オンラインでインタビューに応じるマイケル・ホーン氏
オンラインでインタビューに応じるマイケル・ホーン氏

■テクノロジーを導入するだけでは変革は起こせない

これは、学校におけるテクノロジーの活用法にも当てはまる。黒板を電子ホワイトボードに置き換えるなど、テクノロジーの導入が文字どおり単なる導入にとどまっている「テクノロジーのためのテクノロジー」であってはならない。

(前編で)既述したように、世界が目まぐるしいペースで変わる中、学校のパーパス(目的・存在意義)も変化しつつある。子供たちが将来、急速に変わる世界で生きていくためには知識やスキル一式、社会とのつながりも教える必要がある。だからこそ、従来のパーパスを変えることなく電子ホワイトボードを使うだけではダメなのだ。

テクノロジーを使っても、工場型一斉授業を続けていては意味がない。生徒を十把ひとからげに扱い、一斉に同じ内容の授業を行うという従来の教育方法を続けている限り、子供たちには、自分に合ったペースで習熟する力が身に付かない。テクノロジーを使っているだけで、学習環境のプロセス自体は変わっていないからだ。

テクノロジーの活用は必ずしも悪いことではないが、それだけでは変革につながらない。

■教室の前後がない「生徒主導型教育」

――教室に入って、どちらが「前」かわからなければ、その学校では、教師が黒板を使って教え、生徒がただ聞いている工場型一斉授業は行われていないと、指摘していますね。

現在、私の子供たちは、生徒主導型の「モンテッソーリ教育」(注)系の学校に通っているが、まさに『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』で書いたように、教室に入ると、どちらが「前」か見分けがつかない。

注:イタリアに起源を発する、欧米で盛んな教育プログラム。アメリカン・モンテッソーリ協会(AMS)によると、異なる年齢層から成るクラス編成をはじめ、学びへの実践的アプローチや自律性重視、生徒の自由選択に基づく作業の継続を通して内因性動機付けや注意力の持続を促すことなどが特徴。

なぜ、前後の区別がつかないのか――。それは、生徒たちが教室のあちこちに散らばって学んでいるからだ。仲間と一緒に作業をしたり勉強したり、独学したりといった具合だ。教師が小グループの子供たちの輪に入り、一緒に学ぶこともある。

教師が教壇に立って生徒全員が黒板を見つめているという従来の授業とは違い、最も生徒主導型の教育と言える。子供たちは作業や勉強に没頭し、時には教室内を移動しながら学ぶ。こうした生徒中心の教育は、テクノロジーやオンライン学習によって、さらに実現しやすくなる。

海外の学校で生徒とテーブルに座っている先生
写真=iStock.com/monkeybusinessimages
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/monkeybusinessimages

■アメリカでも「教育の破壊的変革」は起こっていない

――『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』の中で、学校が「デジタルトランスフォーメーション・デジタル変革」(DX)の転換点に近づいており、その転換点を機に世界中で学び方が果てしなく変わると、期待を込めていますね(序章)。故クリステンセン教授との共著『教育×破壊的イノベーション』には、アメリカの高校の授業は2019年までに、その約50%がオンラインで行われる見込みだという予測がありました(第4章)。

『教育×破壊的イノベーション』の出版から15年余り。『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』の出版からも9年がたとうとしています。コロナ禍を経て、アメリカの教育界に「DXの転換点」は到来しましたか。

『教育×破壊的イノベーション』で予測したように、米教育界にテクノロジーの波が押し寄せたのは明らかだ。オンライン学習の成長は疑う余地がない。だが、学校運営や授業のやり方にも変革が必要だ。「テクノロジーのためのテクノロジー」や、バリュープロポジションなきRCA製ラジオの二の舞は避けねばならない。

そういう意味では、アメリカの学校でも、テクノロジーによる恩恵や利益は依然として限られたものでしかない。教育制度の変革につながっていないのだ。テクノロジーは米教育界に「破壊的イノベーション」をもたらしておらず、「持続的イノベーション」にとどまっている。

■少数主義の「マイクロスクール」

――テック大国のアメリカでも、そうなのですね。

従来の学校では現状維持の力が非常に強く、テクノロジーを持続的イノベーションのツールとして使っている。

ひるがえって変革は、学校外で起こっている。コロナ禍以降、アメリカでは、少数主義の「マイクロスクール」(通常、15人以下のクラスから成る)の人気が高まり、急成長中だ。今や全米で最大200万人強の子供たちが、公立の学校制度に属さないマイクロスクールにフルタイムで通っている。

マイクロスクールでは、従来の学校とは大きく異なるやり方でテクノロジーを使っている。授業も生徒中心だ。従来の学区校にとって、マイクロスクールの広がりは変革への圧力になる。公立校もイノベーションを起こさなければ、全米の主要都市で進んでいる生徒離れが加速し、今後数年間で、さらに生徒が減ってしまう。

アメリカでは、非常に多くの生徒が、従来の公立校に代わる「ブレンディッド教育」系の学校を選んでいる。そうした大きなシフトを考えると、いずれ変革は起こるだろうが、まだ時間がかかる。既存の教育制度を維持しようとする力が強すぎるからだ。

オンライン学習やテクノロジーの導入に限れば、コロナ禍と共に「転換点」は訪れたと言えるが、学校運営という意味では、まだ訪れていない。生徒たちは、紙の教科書の代わりに(タブレット端末などの)テクノロジーを使っているにすぎない。

■教育現場は予想以上に「現状維持」の力が強い

――変革まで、あと何年くらいかかりそうですか。

正直言って、見当もつかない。生徒中心の学び方への転換を阻む現状維持の力が、クレイトン(・クリステンセン教授)や私の予想よりはるかに強いことがわかったからだ。「マイクロスクール・ムーブメント」は実にエキサイティングだが、成り行きを見守る必要がある。

――生徒が主体性を持つことの重要性を強調していますね。

まず、教師は生徒に段階的にコントロールを与え、生徒がやるべきことを自分で見いだせるように手を貸す。そして最終的に、生徒が自分でゴールを決めて学ぶようなシステムへと移行していくのがいい。

自律的に学ぶ能力を養うことが大切なのは、社会に出てから世の中の急速な変化に追いつけるようにするためだけではない。子供たちが「成長マインドセット(思考)」やグリット(やり抜く力)、粘り強さの重要性を理解し、社会で実践できるようにするためでもある。

「知性は不変のものではなく、努力すれば賢くなれる」と先生たちは盛んに説くが、従来の学校制度では、成長思考や粘り強さ、やり抜く力が逆に損なわれてしまう。決められた期間内にカリキュラムを習得できない場合、学期末に悪い成績をつけられ、「この科目ができない」というレッテルを貼られるからだ。もっと時間をかければ習得できるかもしれないというのに。

従来のシステムは、成長思考や粘り強さ、やり抜く力という、身に付けるべき重要な考え方やスキルと相いれないものだ。教師が、その大切さをどれほど説いても、習熟が遅い子供に時間を与え、やり抜くことで成長できるという実感を生徒が持てるよう後押ししない限り、生徒たちは必ずしも先生の言葉など真に受けない。要は教師の行動だ。

■教師を「教える人」から「共に学ぶ人」へ

――教師が「教壇の賢人」を脱し、助手や議論の進行役といった役割に転じることが理想だと、書いていますね(『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』第2章)。日本の先生たちはどのように変わるべきでしょうか。

役割の転換は一筋縄ではいかないが、私が日本の学校を運営するとしたら、まず、1クラスの人数を減らす。教師が、学習方法を自由にリデザイン(再設計)できるようにするためだ。

4人程度の教師が100人前後の生徒を共同で担当するのがベストだ。1クラスを1人で担当するのは教師にとって負担が大きく、フェアではない。1人で何役もこなさなければならないからだ。教師も、同僚という「おとな」と協働し、交流しながら教えるほうが楽しいはずだ。また、教師にも得手不得手がある。補い合って教えるほうがいい。

次に、日本文化に照らせば「非常に外国的」と映るかもしれないが、教師が答えを教えるのではなく、「先生もわからないから一緒に考えよう!」と言って、教師自らが、人は一生学び続けるものだという手本を示すことも大切だ。教師がうまく質問を投げかければ、生徒は想像力をかき立てられ、「勉強したい!」という熱意を持つ。

先生は教えるべき内容を把握しているだけに、どのような質問が役立つかを心得ている。その点で、教師の役割は極めて大切だ。

■生徒が学びの主導権を握るべき

――「究極の教育」とは?

最大公約数的な答えはないが、私の子供たちには、自ら学び方をコントロールし、他の人々と共存するすべを身に付け、多様性や異なる意見を尊重するためのルールを学べるような教育を受けさせたい。

そして最も重要なのは、子供たちが自分の人生を自分で決められるよう、キャリアや人生の伴侶を選ぶのに必要なスキルや知識を、学校生活を通して培っていくことだ。生徒たちが生産的な方法で学びの主導権を握れるよう指導する――。そんな学校が理想的だ。

マイケル・B・ホーン(Michael B. Horn)
米クレイトン・クリステンセン研究所共同設立者・特別フェロー
ハーバード・ビジネス・スクール卒業。破壊的イノベーションの力で世界をより良くすることを目指す非営利系シンクタンク「クレイトン・クリステンセン研究所」を共同で設立。教育問題の第一人者として、教育の未来に関する講演や米メディアへの寄稿、ポッドキャストを行う傍ら、数々の教育関連の組織に役員などとして関わる。著書に『ブレンディッド・ラーニングの衝撃 「個別カリキュラム×生徒主導×達成度基準」を実現したアメリカの教育革命』(教育開発研究所、小松健司・訳)や、クリステンセン教授との共著『教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する』(翔泳社、櫻井祐子・訳)など。近著に『From Reopen to Reinvent: (Re)Creating School for Every Child』(未邦訳)。米東部マサチューセッツ州在住。

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肥田 美佐子(ひだ・みさこ)
ニューヨーク在住ジャーナリスト
東京都出身。『ニューズウィーク日本版』編集などを経て、単身渡米。米メディア系企業などに勤務後、独立。米経済や大統領選を取材。ジョセフ・E・スティグリッ ツなどのノーベル賞受賞経済学者、ベストセラー作家のマルコム・グラッドウェル、マイケル・ルイス、ビリオネアIT起業家のトーマス・M・シーベル、「破壊的イノ ベーション」のクレイトン・M・クリステンセン、ジム・オニール元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長など、欧米識者への取材多数。元『ウォー ル・ストリート・ジャーナル日本版』コラムニスト。『プレジデントオンライン』『ダイヤモンド・オンライン』『フォーブスジャパン』など、経済系媒体を中心に取 材・執筆。『ニューズウィーク日本版』オンラインコラムニスト。

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(ニューヨーク在住ジャーナリスト 肥田 美佐子)

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