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あなたを大切にしない人は、あなたの人生に必要ない…自己肯定感を高めるために有効な「話し方」のコツ

プレジデントオンライン / 2023年8月8日 13時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/itakayuki

人とスムーズに会話を続けるにはどうすればいいか。心理カウンセラーのいろふちゃん氏は「沈黙を恐れて無理に話す必要はない。相手が黙ってしまったときも焦らずにゆったりと待つことがいちばん効果的だ」という――。

※本稿は、いろふちゃん『「しない」人になりなさい 大丈夫。そんなに頑張らなくても』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

■「自分はダメだ」と「認めてほしい」の板挟み

誰だって、周囲の人から嫌われるよりは好かれたいと思っているものです。しかし、この「好かれたい」という気持ちが強くなりすぎると、苦しくなってしまいます。

人から好かれようと頑張りすぎる人は、思考や行動に一定の傾向が見られます。

まず、相手の反応に対して過敏になり、人の目を異常なまでに気にするようになります。そして、自分の気持ちを抑え込んで周りに合わせようとするので、言いたいことも言えなくなります。

「こんな自分をわかってほしい」と承認欲求が強いのも、特徴の一つです。「自分はダメ」と思っていながらも、「認めてほしい」「嫌われたくない」という気持ちが強いため、常に葛藤し、苦しんでいます。

■自由に振る舞う人を見ると「ずるい」と思ってしまう

また「~~じゃないといけない」と自分を縛りつける傾向が強く見られるため、常に何かしら「許せない」と怒りを溜めています。依存心が強く、周囲に承認されることで自分を保とうとします。

そのため、「自分が望む自分」ではなく、相手の求める「いい人」を演じてしまう傾向が強く、自由に振る舞っている人を見ると「あの人はずるい」「私だけが頑張っている」と感じます。

そして、いつも何かしら「我慢」をしているため、我慢が限界に達したとき、怒りが爆発してしまいます。

悲しい若い女性は、顔を越えて手で泣いて部屋の床に座って
写真=iStock.com/kieferpix
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kieferpix

■あなたを大切にしない人は、あなたの人生に必要ない

誰かから好かれようとして無理をすることはありません。また、嫌いな人に好かれる必要もありません。

もし、あなたを大切にしない人がいたら、その人は、あなたの人生に必要のない人。そんな人から好かれようと頑張らなくていい。むしろ、あなたを大切にしない人に好かれると、疲れたり、依存されたりと、後々大変になってしまいます。

「私は大切にされるのが当たり前」くらいのスタンスで、ドンと構えることが重要です。あなたは、好かれるようにご機嫌取りをする立場ではなく、一緒に過ごす人をあなたが選ぶ立場にあるのです。

あなたを大切にする人を、あなたのほうから選びましょう。そうすると、一時的な不安に振り回されることなく、「大切にされることを受け入れる自己肯定感」が身につきます。

好かれよう、好かれようとする人は、「人から大切にされることを受け入れられる器」がまだ充分に育っていないのかもしれません。この器を育てなければ、たとえ誰かから大切にされていたとしても、それに気づくことができません。

それどころか、嫌なことをされていたとしても、その「かまってくれる感覚」を手放すことができず、歪んだ関わり方を続けてしまいます。すると、自己肯定感はますます下がり、「私は大切にされないことが当たり前」という前提で生き続けることになるのです。

そんな生き方は、もう終わりにしましょう。あなたを大切にしない人は、あなたの人生に必要ありません! あなたが大切にしたい人、そして、あなたを大切にしてくれる人さえいればいいのです。

■沈黙が生まれても焦らなくていい

会話の途中で沈黙してしまうと、なんだか気まずく感じてしまう方が多いのではないでしょうか? しかし、沈黙は決して悪いことではありません。相手と呼吸を合わせる「間」ができたと考えてみましょう。

いろふちゃん『「しない」人になりなさい 大丈夫。そんなに頑張らなくても』(KADOKAWA)
いろふちゃん『「しない」人になりなさい 大丈夫。そんなに頑張らなくても』(KADOKAWA)

それまでの会話を振り返り、頭の中身を整理して理解する時間が生まれます。また、気持ちを整える時間としても使えます。

「気まずいな」と思ったときは、相手も「気まずいな」と思っているものです。気まずい空気は、相手に伝わってしまいます。会話が途切れても焦ったりせず、飲み物を飲むなどして、リラックスしましょう。

気まずくならないためのコツは、無理に言葉を出そうとせず、黙ってほほえみながら、自然と会話が戻るのを待つこと。無理に会話を続けようとすると、相手にも「沈黙しないようにしなければ」というプレッシャーを与えてしまうことになります。

ゆったりと、「私は話したいときに話すし、あなたも話したいときに話せばいい」というスタンスでいれば大丈夫です。

沈黙の時間を過ごすときは、口角を上げてニコニコしながら、「この人ともっとお話ししたいな」という気持ちでいましょう!

■相手が黙ってしまったときはどう声をかけるか

もし、相手が一点を見つめていたり、下を向いていたりしたら、それは「間」が必要なタイミング。相手は何を聞いていいかわからなくなっているのかもしれません。どう言おうか考えているのかもしれません。あるいは、言いたいことがあるけれど勇気が出ないのかもしれません。

相手には相手の事情があります。相手が「話さなきゃ」と焦らないよう、優しい口調で次のように声をかけ、その後は見守りましょう!

○「無理して話さなくても大丈夫だから、リラックスしてね」
○「わからないことがあったら何度でも聞いてね」
○「何か思うことがあったら、一緒に解決していきたいから教えてね」

このように伝えることで、相手は安心して、話しやすくなるでしょう。そして、もし相手が話しはじめたら、黙って聞きます。

自分から話すことがなければ、無理に話すことはありません。「そっかぁ」「なるほど」と、相づちや繋ぎの言葉を入れて、相手の言葉を引き出しましょう。

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いろふちゃん メンタル総合心理カウンセラー
IBJ加盟店結婚相談所「あいわこ縁結び」代表仲人。心理学を10年以上にわたり勉強し、「心に寄り添い深く聴く」ことを大切にしながら、飲食店経営、ヘアメイク・スタイリスト、高級クラブのホステス、エリアマネージャー、人材育成コンサルタントなどを経て現職。

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(メンタル総合心理カウンセラー いろふちゃん)

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