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サプリの飲み方を見れば一発でわかる…ほったらかしでもお金が貯まる人貯まらない人の"小さくて大きな差"

プレジデントオンライン / 2023年9月16日 11時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/masamasa3

同じくらいの収入でも貯められる人・貯められない人がいるのはなぜなのか。家計再生コンサルタントの横山光昭さんは「貯められる人には、お金を後回しにしない、椅子に座って一休みする前にやる、体や歯などメンテナンスの意識が高い……といった共通点がある」という――。

※本稿は、横山光昭『お金を貯められる人のすごい習慣』(ぱる出版)の一部を再編集したものです。

■お金を後回しにしない

家事に、育児に、仕事に……日々やることがいっぱいで忙しい毎日をすごしていると、どうしても後回しになってしまうのが「お金」のことです。つい優先順位が低くなってしまいがちです。やらなくても生活に支障を来すことはないからかもしれません。

「少し時間ができたらやろう」「これが終わったら取り掛かろう」と思いながら、1日が終わり、1週間が過ぎ……気づけば1カ月が経っていたということもあるでしょう。家事、育児、仕事の3つのループで終わってしまうことが多いのです。

時間が空いたり、ヒマになったりすることは日常生活の中でまずないと思うので、結局やらない、ということになってしまいます。それはよくあることです。

では、そのような日常の中で、貯められる人はどうやっているのでしょう? 「思いついたら、即やる」を心がけています。

■貯める人は一休みする前にやっている

たとえば、家計相談に来た方の場合、「次回までに、水道料金を調べておいてくださいね」と言ったら、家に帰って一息着く前に水道料金の領収証を探して、携帯電話で写真を撮り、金額をメモします。「先ほどの件ですが……」といって、画像とともにメールを送ってくれる方もいらっしゃいます。

このように、流れで行動を起こし、その場で終わらせてしまうのです。貯められない人の場合は、「今日は家計相談に行って疲れたね。まずはちょっとお茶でも飲んでくつろいで、後でやればいいね……」と考えて、その日は終わり。そのうちやることを忘れて、次の家計相談の日を迎えることになるのです。

「後でやろう」の「後で」はいつまで経ってもやってきません。「やらなきゃ」と思いついたら、めんどくさくなる前に即やる。1ミリでもいいから動く。「後でやろう」と考えるすきを自分に与えないようにしましょう。

ここがポイント:やったほうがいいことは、イスに座る前に終わらせる

■「体が資本」を意識している

お金を貯めている人を見ていると、「体を大事にしているな」という印象を受けます。「体が資本だ」と考え、意識しているところが強いのです。特にタバコを吸う人の割合は非常に少ないです。喫煙する習慣があるかどうかをたずねようとして、「タバ……」と言った時点で、食い気味に「吸いません!」と返答されることも多いです(笑)。

睡眠の質を大事にしている方も多いです。自分の体型に合ったマットや枕をこだわって選んでいることも。いろいろなサプリメントを摂取していたり、パーソナルトレーナーをつけていたり、時折「そこまでやる必要はあるのかな?」と思えることもありますが、それだけ健康に意識を向けているということでしょう。運動と睡眠と食事をバランスよく。

認識できない10代の少女のクロップドショットは、薬を飲む
写真=iStock.com/Tassii
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tassii

一見、当たり前のように思えることを普通にやっている印象が強いです。老後の3Kは「金」「健康」「孤独」と言われます。健康でいることによって、医療費や薬代、入院費などが必要なくなりますから、経済的な面からも大事な要素ではあります。そこまで意識しているわけではないかもしれませんが、本格的な老後を迎える前から、自分の体に目を向け、準備しているともとらえられるでしょう。

■歯のメンテナンスは怠らない

意外なところでは、「歯」のメンテナンスをしっかりしている人が多いです。歯科医院で定期的なメンテナンスを行っている方の割合が高いです。「持病などで、病院に定期的に通っているところはありますか?」と聞くと、「特に持病はありませんが、歯科医院には3カ月に1回行っています」とおっしゃるのです。老後になってから、「歯の手入れをもっときちんとしておけばよかった」と悔やむ方もいると聞きます。自分の歯を使ってものを食べられることが長寿の秘訣なのかもしれません。

80歳になっても全部で32本ある自分の歯のうち、20本以上は残っている状態を保とう、という「8020運動」があります。日本の平均では、70歳以上の平均的な歯の数は20本以下だそうです。自分の歯が20本以下の人は認知症を発症するリスクが高いことがわかっています。また、自分の歯が20本以上ある人にくらべて、自分の歯が1本以下で入れ歯をしていない人は転倒するリスクが2.5倍に高まるそうです(2018年「日本転倒予防学会誌」山本龍生氏、歯科から考える転倒防止)。それだけ歯は重要な要素なのですね。

■健康食品、サプリメント――貯められる人の使い方

お金を貯められない方の中にも、健康食品やサプリメントを毎月大量に買っている人がいます。同じ行動なのにお金が貯められる人もいれば、貯められない人もいます。その違いは何でしょう?

横山光昭『お金を貯められる人のすごい習慣』(ぱる出版)
横山光昭『お金を貯められる人のすごい習慣』(ぱる出版)

それは、「毎月きちんと消費している」という点ではないでしょうか。貯められる人がそれらをしっかり消費している大きな理由のひとつに、「自分で『これを飲む』と決めたから」というのがあります。

一方、お金が貯まらない人の多くは、「テレビCMでやっているのを見て、なんとなく買ってみた」「無料お試しを申し込んだら、いつのまにか無料期間が過ぎてしまい、毎月配達されるけれどいまだに解約できていない」「友達にすすめられてなんとなく断れず、頼んではみたけれど……」など、なし崩しに注文しそのままずるずると続いているパターンが多いです。

「自分で欲しくて買っている」「自分で決断した」という明確な理由がある分には問題ありませんが、「なんとなく頼んでいる」という場合には購入を再考したほうがいいかもしれません。それが余計な支出のひとつになっている可能性が高いからです。

ここがポイント:貯めている人は、食事、睡眠、運動にも意識が高い。すべて自分で「これをやる!」と決めている

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横山 光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は2万6000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は90万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)や『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を代表作とし、著作は171冊、累計380万部となる。

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(家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表 横山 光昭)

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