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雑談が苦手なら「うまい棒、何味が好きですか?」と聞こう…タレント・田村淳が「鉄板ネタを持て」と言うワケ

プレジデントオンライン / 2023年12月14日 10時15分

合コンのような場所では、自分に興味を持ってもらうことが最優先(※写真はイメージです) - 写真=iStock.com/hxyume

どうすれば雑談が上手になるのだろうか。多方面で活躍するタレント・田村淳さんは「雑談が苦手な人ほど、印象に残らない一般的なことを話している。一般的ではない話題を鉄板ネタとして持っておけば、雑談が盛り上がる」という――。

※本稿は、田村淳『超コミュ力』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

■「雑談・自己紹介が苦手な人」は一般的なことを話している

日常生活の中で、突然生まれる沈黙の時間。

もしくは職場やプライベートなど、初対面の場においての自己紹介。

これらの場面を苦痛に感じる人は少なくありません。

そんなときにおすすめの方法は、自分の中で最も一般的ではないものを伝えることです。

多くの人は、自己紹介の場において「登山が好きです」「映画が好きです」などと、より一般的なものを伝える傾向がありますが、それだと自分を印象づけることができません。

特に、合コンのような場所では、自分に興味を持ってもらうことが最優先。なおさら人とは違うポイントをアピールしなければなりません。

■「コミュ力お化け」は雑談のネタを持っている

多くの人がどうすればいいかわからなくなるこの何気ない瞬間に、コミュ力お化けたちは、相手を和ませることができます。

その違いを分けるのは、雑談で盛り上がるネタを持っているかどうかです。

特に共通の体験がある話題は、話術に関係なく、相手との距離を縮められます。

ということで、田村淳流の鉄板ネタで個人的に最も活用している話題。

それは、

「うまい棒」です。

■全世代に通用する鉄板ネタ「うまい棒」

「あの、うまい棒、何味が好きですか?」

この質問は、全世代にほぼ通用する鉄板ネタです。

おそらくいきなりこう質問する人は少ないでしょうから、あなたを「うまい棒の人」として一気に印象づけることができます。

そして、好きな味を聞いた後は「うまい棒のキャラクターの名前って知ってますか?」と必ず質問します。

これに答えられる人はほとんどいません。

ちなみに正解は「うまえもん」。

「パッケージの中で色々なスポーツに挑戦してるって知ってますか?」と聞くと、その場がほぼ100%和みます。

雑談に困ったら、ぜひ試してみてください。

「うまい棒」シリーズ
雑談が苦手なら「うまい棒、何味が好きですか?」と聞こう(写真=PR TIMES/やおきん)

■コミュ力が高くなくてもツッコんでくれる

ちなみに、僕は「うまい棒」について紹介しましたが、ネタの数はひとつに絞る必要はありません。むしろストックが多ければ多いほど、あなたの窮地を救ってくれるでしょう。

他にも自分の例を挙げると、僕は昔から電線が大好きで、国内・海外問わず、珍しい形状のものを見つけるたびに写真を撮りためています。

最近は「水まんじゅう」の“のぼり”を探しまくっています。同じ水まんじゅうでもその文字体によって雰囲気がまったく違うことに気づきました。

このように、普通じゃない趣味について熱量を持って話せば、たとえ目の前の人がコミュ力が高くなくても「えっ、なんでそんなことに興味持ってるの?」とツッコんでくれます。

■「一般的でない趣味」を集める

会話で難しいのは、なんといっても入り口の部分。

その第一歩目で活路を見出すことができれば、後は流れに身を任せるだけでうまくいきます。

韓国ドラマ、よもぎの生える場所、昆虫、車のマフラーの種類――、探せば人の興味は無限にありますし、インターネットなどを駆使してとことん掘っていけば、あなたがその分野の専門家になることは可能です。

あなたの好きなこと、興味の赴くことを書き出してみてください。これは初対面で必ず役に立つので、一般的でない趣味をどんどん集めていきましょう。

ノートに手書きする女性
写真=iStock.com/Pikusisi-Studio
好きなこと、興味の赴くことを書き出してみる(※写真はイメージです) - 写真=iStock.com/Pikusisi-Studio

■「他人に興味がない人」はどうすればいいのか

「淳さんのコミュ力の秘密は、他人への好奇心の強さですね」

本をつくるにあたり、出版社の方々に何度もこの言葉をいただきました。

また、それと同時に、「他人へそこまで興味が持てなくて悩んでいる人が多い」ということも知りました。

たしかにコミュニケーションの土台として、人への興味・関心は大切です。

ただ僕も、すべての人に興味があるわけではありません。はじめは興味のあるフリをしながら、コミュニケーションを取ることがほとんどです。

では、どうして僕は、他人に興味があるように思われるのでしょうか?

それは、相手の中に自分が「面白い」と感じられるポイントを見つけるまで、徹底的に掘り下げていくからです。

■「興味がある」という姿勢を見せる

最初は相手に興味が持てなくても悩む必要はありません。はじめは演技でもいいので、「あなたに興味があります」という姿勢を見せながら、ゆっくりと相手の面白い部分を探していきましょう。

もちろん話を聞いていく中で、すぐにその鉱脈に辿りつくわけではありません。

話せば話すほど、相手に幻滅したり、価値観の違いがより際立ってしまうこともあるでしょう。

■無理に付き合わなくてもいい

しかし、これまでの経験上、どんな人にだって、「良いところ」は必ず存在します。

一度その鉱脈を見つけたら、その「良いところ」を自分の中で思いっきり膨らませ、「好き」を育てていくのです。

田村淳『超コミュ力』(すばる舎)
田村淳『超コミュ力』(すばる舎)

そして、「あなたのこの部分最高ですね! もっと話を聞かせてください!」と迫ることで、グッと距離が縮まっていくというわけです。

最初からうまくいくことは難しいかもしれませんが、続けていくうちに見つけられる速度は上がっていきます。

そして、さらにその回数を重ねれば、「この人の面白いところはどこなんだろう?」と、ワクワクしながら話を聞けるようになります。

もちろん人間ですから、「合う・合わない」はあります。話を掘り下げた上で、どうしても相手に興味が持てないときは、無理に付き合わなくてもいいのです。

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田村 淳(たむら・あつし)
タレント
1973年12月4日生まれ、山口県出身。バラエティー番組に加え、経済・情報番組など多ジャンルの番組に出演。300万人超のフォロワーがいるX(旧Twitter)、YouTube「田村淳のアッシュch」の開設、オンラインコミュニティ「田村淳の大人の小学校」を立ち上げるなど、デジタルでの活動も積極的に展開。2019年4月に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に入学。2020年8月より、遺書を動画にして、大切な人に想いを届けるサービス「ITAKOTO」をローンチ。2021年3月、同大学院を卒業。タレントの枠を超えて活躍の場を広げている。著書に『超コミュ力』(すばる舎)など。

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(タレント 田村 淳)

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