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「1秒でできる」億単位の収入・資産の人のたったひとつの共通点

プレジデントオンライン / 2024年7月26日 6時15分

上岡正明 株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役。放送作家・脚本家を経て、27歳で会社を設立。株式投資歴25年以上の投資家として得た収入と合わせて6億円超えの資産を形成。著書に『年収1億円になる人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)など。

■稼ぐ人は行動ファースト

金持ち思考法1
思いついたらすぐに行動し、改善の回数を増やす

稼ぐ人はまず行動ファーストで目標達成に取り組みます。一人の人間が持つ時間もエネルギーも限られていることをよくわかっているからです。本業で収入を上げていくのか、転職してキャリアアップを図るのか、方向性を決めたら即座に行動を起こします。

やると決めたら、まずは3日で実行しましょう。さらに3カ月、全力で集中して取り組めば、どんなに小さくても何らかの成果や突破口が見えてくるはずです。私の場合、起業も投資も、「やる!」と決めてから3日で実行に移し、3カ月後には経営を安定させ、投資においても大きな利益を生み出すことに成功しました。結果が出ない場合には別の手段を検討し、再び全力集中で取り組みます。

しかし、3カ月もの間、物事に集中して取り組むのは簡単ではありません。やると決めたのに、どうしてもやる気にならない日が訪れるはずです。そんなときに私が実践しているのは「上岡式1秒ルール」。両手をパチンと叩いて、「よし、やるぞ」と声に出します。やる気になるのを待つのではなく、一種の自己暗示をかけて行動するのです。やる気は後から追いついてきます。

ただし、やりっぱなしはNG。行動するのと同じスピードで、行動を振り返り、足りないところを分析して改善に努めてください。気づいたことはすぐメモするのがコツです。

私は経営者として、「秒で改善しろ」と社員によく伝えています。人の成長は、改善の数で決まります。1年に1回改善する人と1カ月に1回改善する人では、どちらの成長が早いかは自明です。ほとんどの人は、改善の量が足りません。行動量1に対して、分析1、改善2の量を意識しましょう。

ノートパソコンとビジネスマン
写真=iStock.com/FreshSplash
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/FreshSplash

■耳を使った「ながら学習」がおすすめ

金持ち思考法2
「座学」はムダ! 行動しながら必要な情報だけ集める

行動する前の座学に時間をかけすぎるのは、ムダです。自分の課題意識と関係がないものは、どんなに大事なことでも記憶に残りません。まずは行動しながら、改善のために必要な情報を探すのが効率的なインプットです。

とはいえ、ピンポイントで自分の求める情報にたどり着くのは難しいため、それなりのインプット量を確保する必要があります。おすすめは、耳を使った「ながら学習」です。私が実践しているのは、ビジネスや経済に関するYouTube動画を1.5倍速で聞き流すこと。日常生活を送りながら、並行してシャワーのように情報を浴び続けるのです。新たな習慣を身につけるのは難しいものですが、ながら学習であれば労力がかかりません。通勤時はもちろん、歯を磨きながら、筋トレしながら情報収集をすることができるのです。

インプットの代表格である読書においても、ムダを省くことは可能です。私は1冊にかける時間を30分と決め、高速読書を実践しています。いわゆるスキミングという方法で、自分が必要とする部分だけを拾い、他の部分は読み飛ばします。読書の利点は、読みながら大事だと思ったことをメモし、あとから参照できる点です。メモをもとにすぐに行動に移せば、知識の定着も図れます。この読書法が身につくと、書店に並んでいる無数の本はすべてあなたの武器に生まれ変わります。

【図表】高速&大量インプット術

■お金持ちは欲望に正直

金持ち思考法3
お金を稼いでどうしたいのかを具体的にイメージする

「ラクをしたい」「働きたくない」という気持ちだけではモチベーションが続かず、結局お金持ちにはなれません。

私が知る経営者や、億単位の収入を得ている人たちは、自分の信じる道を突き進む力を持つと同時に、欲望に正直であるという共通点があります。

一方で、行動のための一歩を踏み出せない人々は、そもそもお金持ちになって何がしたいのかを明言できない人が多いのです。

まずは欲望に正直になってみましょう。お金持ちになって、自分がどう変わりたいか、誰を幸せにしたいのか、何を手に入れたいのかまで具体的に突き詰めるのです。

目標は「子どもに良い教育を受けさせたい」でも「家族と海外旅行に行きたい」でも何でもOK。もっと正直に「高級車が欲しい」でも「モテたい」でも構わないのです。

実現したいことが思い浮かんだら、紙に書いて、達成した自分を五感でイメージしてみてください。たとえば、資産を築く以前の私であれば、豪華なタワーマンションの最上階に住む自分を頭の中に思い描きました。あなたが思い描いた「お金持ちになった自分」のイメージは、心地よく感じられますか? 心地よいと認識できれば、イメージと現実とのギャップを脳が埋めようとして、モチベーションが生まれるはずです。

イメージをより鮮明にするために、憧れの高級リゾートホテルや、手に入れたい車を見に行くのもいいでしょう。尊敬する成功者に会いに行くのもおすすめです。私が高級マンションを見て衝撃を受けたように、強い動機づけになりえます。

手に入れたいもののイメージと動機が明確になれば、お金持ちへの最初の一歩を踏み出すことができます。さらに、やるべきこと、やらなくていいことを仕分けられるようにもなります。まさに「選択と集中」で、人生における限られたリソースをフル活用できるようになるのです。

■副業はスキルや人脈を得られる仕事にすべき

金持ち思考法4
自分の時間を切り売りするだけの副業はやらない

労働収入を増やすために副業を検討する方もいるでしょう。しかし、どのような副業を選ぶかは慎重に考えるべきです。副業は、本業では得られない体験を通じて成長するチャンスでもあります。自己投資にも「複利」があると考えれば、1日で1%成長すると、1年で約38倍の伸び幅を得られることになるのです。

ところが、流行りのギグワーク(単発・短期間の仕事)で、そのチャンスをふいにしているビジネスパーソンを多く見かけます。たとえば、営業職として働く人物が、本業と全く関係のない配達員の仕事で時間を切り売りしてしまっている。収入が増えているようで、実際にはお金持ちになることから遠ざかってしまっているのです。

まずは自分のキャリアを振り返り、さらに稼ぐために必要なものは何かを見極めて、本業に集中するべきか副業を行うべきか比較検討しましょう。

副業を選ぶなら、貴重な時間を捧げる分、今後に生かせるスキルや人脈を得られる仕事にすべきです。目標につながる副業であれば、どの選択肢が誤っているということはありません。私自身、YouTuberとしての経験が本業の会社経営に役立っています。

また、本業の知識を生かしたセミナー業など、個人事業を起こすのもいいでしょう。プチ起業によって、言語化力や俯瞰力が磨かれます。その力は投資にも生きてきますから、複利効果が働き、入ってくるお金はどんどん増えていくのです。

上岡正明氏

※本稿は、雑誌『プレジデント』(2024年7月19日号)の一部を再編集したものです。

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上岡 正明(かみおか・まさあき)
投資YouTuber、作家、フロンティアコンサルティング代表
1975年生まれ。放送作家を経て、27歳で戦略PR、ブランド構築、マーケティングのコンサルティング会社を設立し、独立。これまでに大手上場企業など200社以上の広報支援、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントなどを行う。チャンネル登録者15万人を誇る人気YouTuberとしても活躍中。著書に『お金が増える強化書』『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)など多数。

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(投資YouTuber、作家、フロンティアコンサルティング代表 上岡 正明 構成=水嶋洋大 撮影=大崎えりや)

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