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年収350万円、体重100kg、趣味は「酒、麻雀、バイク、風俗」…52歳男性に結婚相談所が伝えた「残酷なひと言」【2024上半期BEST5】

プレジデントオンライン / 2024年9月4日 17時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tero Vesalainen

2024年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。人間関係部門の第1位は――。(初公開日:2024年6月19日)
結婚できる人とできない人はどこが違うのか。フリージャーナリストの秋山謙一郎さんは「結婚相談所を取材したところ、年収350万円で会社役員の男性を紹介された。男性は『学生時代の友人たちが羨ましがるような若くて美人の女性と結婚したい』と話しているが、そんな意識のままでは絶対に結婚はできないだろう」という――。

■中高年の婚活、ヒラタさん(52)の場合

まとめ上手の結婚相談所でも匙を投げる人はいるようだ――。

「一応会社役員。父が経営する地場メーカーです。年収は350万円程度。名ばかり役員なので実質無職みたいなもの。だから結婚後はふたりの時間もたっぷり取れます。住まいは実家の敷地内にある離れです。3LDK・60平方メートルなのでふたりで十分暮らせます」

こう語るのはヒラタさん(52)だ。現在独身。過去、婚歴なし。ヒラタさんが自称するところによると100kgは超えていないというが、その見た目は100kg超えの巨漢だ。本人いわく、長年の楽しみで趣味でもある「インスタントラーメンの食べ比べ」のせいだという。

それ故に大柄ではあるものの決して引き締まった体とはいえないその身に、誰が見ても白髪染めによるものとわかる漆黒色の髪、これに今時珍しいパンチパーマで決めている。

そんないかつい風貌をさらに際立たせるのが、これまた近頃ではお目にかかることの少ないダブルのソフトスーツだ。イタリアンブランドが好みだという。

愛車は青春期を過ごした当時からの憧れの車、今ではネオ・クラシックカーと呼ばれる1980年代製造のそれだ。これを法律に触れない程度に車高を低くして乗っている。

すべては、ヒラタさんいわく、「昭和のファッションが好き」だからだそう。

■典型的な「バブル期の青春時代」を過ごす

そんなヒラタさんは、兵庫県の郊外の住宅地で生まれ育った。地元の2番手とも3番手ともいわれる公立高校を卒業。部活動はせず、もっぱらクラスメイトたちと群れて過ごした。勉強も高校生活も不完全燃焼だった。大学受験は失敗に終わる。

こうして始まった浪人生活は予備校で過ごした。高校時代とは打って変わって先生や受験アドバイザーの指示に従い受験勉強をこなす。浪人1年、関西の難関私立大学の次の難易度といわれる「産近甲龍」に合格。経済学部へ入学した。

「別に経済学を学びたかった訳ではありません。ただ当時の時代の空気感というか。周りも大学に行くし特になりたいものもなかったし。どうせサラリーマンになるのなら経済学部か経営学部かなと。受かった大学もそのなかで偏差値がいちばん高いところというのがその理由です。予備校の先生からのアドバイスで決めました。それだけです――」

典型的な昭和、バブル期の大学生といった様相のヒラタさんだが、大学入学後もその生き様は変わらない。

「厳しい体育会は嫌」「文科系の部活で何かに没頭する気もなく」との理由から、当時の大学生にありがちな「オールラウンドサークル」――夏場はテニス、サーフィン、キャンプなど。冬場はスキーにスノーボードといった季節ごとのスポーツを楽しむサークル――で青春を謳歌した。ヒラタさんは言う。

「この手のサークルの目的はずばりナンパ。彼女探し、もっと踏み込むとセックスの相手探しです」

■モテなかったが、「俺は麻雀ができる」という自信があった

この手のサークルに身を置いた人たちによると、たしかに活動と称して見事ガールフレンドをゲット。さらに踏み込んで複数の異性と体の関係を持った者もいるにはいる。

しかし、そうした者は、この手のサークルでも、今日の言葉で言えば「勝ち組」というか、モテる者何人か。サークルではごく一部にすぎないという。

「結局、そうした不埒な目的のサークルであればあるほどモテるやつとモテないやつの差はすごく開く。カッコいいやつはよりカッコ良さが引き立つ。逆も真なり。カッコ悪いやつはカッコ悪さが引き立つんです。今の言葉でいう“格差社会”です」

ヒラタさんが語る“格差社会”は、その後の彼の人生にずっと付きまとう。

「私は91年の大学入学なのですが、バブル期ならではの勢いとか、それを横目には見ていましたが、異性とは縁がなく、サークルでもモテるやつらとは同じ空気を吸っていても別世界。もっぱらモテない男同士で麻雀に興じていました」

麻雀牌を混ぜている
写真=iStock.com/liebre
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/liebre

麻雀の腕には自信があるというヒラタさんだが、こちらにのめり込むと、ますます異性との縁は遠のいた。それでも当時のヒラタさんは妙に自分に自信があったと話す。

「俺は麻雀ができる。どこか適当にいい会社に就職したら麻雀で上司や同僚、取引先からかわいがられて、就職したら、その時こそ楽しい人生を送れるだろう……と本気で思っていました」

■「大人になれば結婚するのが当たり前」という時代

こうヒラタさんが思うのも無理はない。当時、就職戦線は空前の売り手市場。企業側は内定学生を引き留めるため「拘束旅行」だの「食事会」だのといったイベントがあった時代だ。

それにまだ世相は、「高校卒、大学卒を問わず、大人になれば皆、結婚するのが当たり前」と思われていた時代でもある。

20歳前の学生だった当時のヒラタさんも、進級して大学4年になれば就職活動という名の人生の一大イベントに明るく、軽く、楽しく参加して、そこそこ世間で名の通った企業へと就職。遅くとも30歳くらいまでには大学や就職先の関連で女性と知り合い、結婚して……という人生を思い描いていた。

ところがバブル崩壊。サークルの先輩……、といってもごく一部の先輩だが、その表情が一変した。それでも一夜にして世の中が変わった訳ではなかったのでヒラタさん自身は、特に生活が変わることもなく、ことを楽観的にみていたという。

「必要な人材というか……、私立大学の文系卒ならサラリーマン。そのほとんどが営業職に就きますよね。だから明るく話ができて場を盛り上げられる。それさえできれば就職は困らないと本気で思っていました」

■就活に失敗し、親の会社に「見習い」として入社

今日の感覚ならば大学生が聞いても何ともお粗末な就職観だが、皆が皆とは言わないがバブル期後半の勉強も部活だのサークル活動だのもパッとせず、特に打ち込むものも目指すものもない、ごく平均的な大学生が描く将来像とはおよそこんなところである。

こうしてヒラタさんはバブル崩壊後、後に「氷河期」と呼ばれる長く続く不況期での就職活動戦線に立った。

「この頃でもまだ就職しさえすれば彼女などすぐにできる。結婚できると信じて疑いませんでした」

こう語るヒラタさんは、周囲からの情報をもとに自己分析を行い就職戦線に望む。だが今日とは違いキャリア教育という概念もまだ浸透していなかった時代である。きちんとした自己分析も行わず就職戦線へ参戦。数打ちゃ当たるとばかりに70社近くエントリー。どこからも内定を得られなかった。

面接の順番を待つ就活生
写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/takasuu

「就職が決まらないので大学院へ進む人もいたといいます。でも麻雀とサークルに明け暮れた大学生活なので、とてもそんなことを考える余裕もなく。結局、親の会社に見習いとして入社しました」

だが、いくら親の跡を継ぐといっても、こうした消極的な理由での入社だ。仕事へのやる気はない。結局、その頃、大学を出たので独立という意味で作った実家の敷地内にある離れで日がな何するともなく過ごす日々を送る。

■「何もできない息子」に対する周囲からの冷たい視線

「たまに外に出ては雀荘に通う。今の若い人は知らないだろうテレクラ(テレフォンクラブ)で女性相手に雑談に興じ、日々、無駄に過ごしていました。もちろんテレクラでナンパした女性と会っても、大抵は、そのまま食事を奢らされて何もなく女性側から帰っていきましたけどね」

実家が会社経営という恵まれた身分だ。だからこそできることである。ヒラタさん自身もそれはわかっていた。しかし、どう動いていいかわからない。実家が経営する企業の社員でありながらもハローワークに通ったり、就職雑誌を眺めては、興味のある企業にエントリー。断られる日々を過ごす。そうした日々は大学を出てから8年、30歳頃まで続いた。

「30歳を超えると、さすがに諦めました。それで本格的に家業に精を出そうと……」

しかし世の中は甘くはない。いくら実家経営の企業とはいえ社員たちは、それまでずっと遊び暮らしてきた「何もしない、できない社長の息子」に冷たかった。

「そうした社員たちの反発心というか。これに立ち向かうだけの力は私にはありません。結局、『こもる』と称して実家の離れに、ずっとひきこもっていました」

この頃になると大学や高校の同級生たちのうち新卒で就職した者たちとたまに連絡を取って会ってもどことなく話がかみ合わなくなっていた。

■見合いの席で「趣味は酒と麻雀、タバコに風俗」と発言

ヒラタさんが彼らにエールを送るつもりで、「大した給料をもらってるわけではないのだから、仕事なんて適当にしろよ」と言うと、大学生時代ならば、皆、笑ってくれたのだろうが、30歳を超えるとそうはいかなかった。

「何となくしらけるというか、乾いた笑いというか。以来、会う機会は徐々に遠のいていきましたね」

30歳も半ばを迎えようとした頃、ヒラタさんの両親も、さすがにこのままではいけない。所帯でも持たせれば、家業に精を出すか、何か別の仕事を見つけてくるだろうと考えたからだ。

それでヒラタさんはしばらく週末となれば“見合い”へと駆り出される。

セッティングされたテーブル
写真=iStock.com/S_Z
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/S_Z

「でも、そもそも結婚する気などさらさらないのですよ。ただ週末ごとにうまいモノが食べられる。そんな心掛けなので、とても見合い話がまとまるはずもないですよね」

見合いの席では豪傑を装い、「趣味は酒と麻雀、タバコに風俗」などと言い顰蹙を買う。たまに相手女性とその両親から大爆笑されるが、後で丁寧に、「よいご縁があることを祈っています」と断りが入る。まさに大学生時代の就職活動時、「何か失敗談は?」と聞かれ、「財布を持たずに風俗店に行ってしまった」と話して大ウケ。でも採用に結びつかなかったのと同じだった。

■仲人から匙を投げられ、「見合いラッシュ」は終了

結局、両親から頼まれた仲人筋からも、「そもそも結婚する気がないご子息の良縁をまとめることなどできません」と匙を投げられた。

こうしてヒラタさんの言葉で言う“第一次見合いラッシュ”は1年も続かず幕を閉じた。

「さすがに40歳前になると結婚や就職どころか人生に焦りました。高校や大学の同級生のなかには事業を起こして成功している者や文筆家となって活躍している者もいましたし。自分より下、格下と思っていた者何人かが社会でそれなりに根を下ろしている事実に愕然としました」

そして一念発起したヒラタさんは親からの出資で事業を始めた。だが、しょせんは素人商法。2年持たずに閉業。その肩書は、再び父親経営企業の役員だけになった。気がつけば年齢は40代半ばを過ぎていた。

この頃になるとヒラタさんの将来を憂えるがゆえ、厳しかった両親、なかでも母親の態度が著しく軟化していく。

「何度も違法風俗通いで警察の世話になっています。母親からは、『そういう世界でたくましく生きていく女性のなかにでも親しくしている人はいないの?』と――。40代も半ばを過ぎた子どもの結婚相手は親もあれこれ言わないといったところでしょうか」

■「主体的に動く」ということが苦手

ヒラタさんは40代半ばを超えてみずからの人生を振り返った時、一貫しているのは、「みずからの力で何かを成し遂げる」「主体的に動く」ということがつくづく苦手だと実感した。

就職にしろ、結婚にしろ、こういう業界で働きたい、こんな女性と家庭を築きたいという意思がまったくといっていいほどないのだという。

「でも、大学を出てすぐのとき、それこそどこか適当な企業に就職が決まっていれば、そこそこうまくやっていけたと思うのです。結婚もそう。きちんとした会社に就職していれば、そういう相手もいて、今頃は家庭を持っていただろうと……」

このヒラタさんの言に反発を覚える向きもあろう。同時に、「わかるわかる」と共感する向きもきっとあろう。

進学、就職、結婚――、これらすでに敷かれてある人生のレールをはみ出さないように気を配る。それならば生きていけるという人は決して世の中では少ないはないはずだ。

新郎新婦が指輪の交換中
写真=iStock.com/PeopleImages
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/PeopleImages

しかし大学卒業時はバブル崩壊、氷河期のはじめで就職につまずき、ここから人生のレールがなくなり、みずからの足で歩かなければいけなくなった世代、それがヒラタさんをはじめとする1970年から1980年生まれまでの世代だろう。

■結婚相談所から示された「条件」

1971年生まれのヒラタさんは、今年53歳となる。両親経営企業の役員。仕事は人任せ。趣味は風俗通い、麻雀、パチンコ、パチスロ、酒、サバイバルゲーム、車とバイクである。

そんなヒラタさんだが人生の折り返し地点をとうに過ぎた今、今度こそ人生の金字塔を打ち立てるべく、「最低でも7歳以上年下、高身長でキレイな女性との結婚」を目指していくつかの結婚相談所や“仲人”をしている人生の先達の門を叩く。

その結果は意外なものだった。門を叩いた結婚相談所のいくつかが「良縁をまとめられる可能性あり」とヒラタさんを前向きに受け入れたからだ。

「非正規雇用ではなく、ご両親経営企業の役員ということで一応“正規雇用”です。年収額も正規雇用で300万円以上あれば良縁をまとめられます。十分、その枠内に入っていますから」

ヒラタさんが入会した結婚相談所代表はこう胸を張る。しかし、こうつけ加えた。

「これから服装、ファッションセンスを変えていただきます。髪型も。趣味は『呑む、打つ、買う』は論外です。やめていただきます。サバイバルゲームは山歩き、ハイキングへと変えていただきます。それなら3年間の土日、見合いしていただければ、どうにかできます――」

■50歳男性の4人に1人は未婚

今、ヒラタさんのような50代で婚歴のない男性が増えている。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集」によると、50歳までに婚歴のない、いわゆる生涯未婚率は2020年では男性は28.25%、女性が17.81%だった。

ヒラタさんが生まれた1971年とほぼ同時期、1970年だと男性が1.7%、女性が3.33%である。以降、男女ともに右肩上がりに上昇を続け2000年に入ると男性は12.57%と、1990年の5.57%から倍増した。

【図表】50歳時未婚割合の推移
国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」を基にプレジデントオンライン編集部作成

もっとも2020年の男性の生涯未婚率28.25%という数値、これは正規か非正規か、その雇用形態で大きく異なってくるという。

2022年6月8日の日本経済新聞によると、正規雇用の男性(45歳から49歳、50歳から54歳)の未婚率は19.6%だったが、非正規雇用であれば60.4%にも上った。

こうしたデータをみるとヒラタさんのように、本人は名ばかりと謙遜するが、それでも親が経営する企業の正社員、役員として安定収入があるというだけで、十分、婚活戦線に打って出られることがわかるだろう。

■「今のまま」では結婚できないが…

ヒラタさんを担当する結婚相談所の代表はさらにこう言葉を重ねた。

「正規雇用で年収も300万円以上。それで結婚の意思がありながら結婚できない人は大勢います。そうした方だからこそ、ご本人の周囲におられる方、そして私たちのサポートでどこを改めればいいか、そして望む相手の理想像や条件面で折り合えるところを探す必要があります」

至極ごもっともな話である。だが、これまで何だかんだ言いながらも自由に、それでいて確固たる自分を持って生きてきたヒラタさんである。53歳にもなって、これまで楽しんできた呑む・打つ・買うと縁を切り、趣味のサバゲーをやめ、こだわりのファッションを変えることが、はたしてできるのだろうか。

「今のままのヒラタさんでは、恐らくどこの結婚相談所でも良縁をまとめることはできません。変わっていただかなければ……。率直に申せば、いちばんの問題はファッションでも趣味でもありません。結婚への意識です」

ヒラタさんが入会した結婚相談所の代表は、こう語ると、「変わっていただいて、3年頑張る覚悟があれば、良縁に恵まれるはずです」と締めくくった。

■ヒラタさんは相談所からの提案をどう受け止めたのか

いくつかの結婚相談所のカウンセラーらに話を聞いたが、いわゆるキモヲタ、勘違い野郎でも、まずは見た目からプロデュース。そうすると、次第に本人の意識も変わってくる。そして見合いを続けること3年――、ここまでできれば良縁に恵まれる可能性は高いという。

良縁に恵まれたとき、相談所にやって来た当時のキモヲタだの勘違い野郎ぶりは鳴りを潜め、好印象の壮年や青年へと変わっていた、という話である。人格をごっそり入れ替えるといったところか。

それにしても「今までの自分をすべて捨てなさい」と言っているに等しい結婚相談所からの提案をどう思うのか。ヒラタさんにその胸の内を聞いた。

「とにかく結婚したい。同年代は、皆、何らかの形で社会に爪痕を残している。でも私は何も残していない。婚活は、これまでの人生で大学受験以来、自分で動いたことです。結婚できるならなんだってやります。学生時代の友人たちが羨ましがるような若くて美人の女性と結婚することでみずからの人生に金字塔を打ち立てたい」

変えるべきはファッションでも趣味でもなく、みずからの意識である――これにヒラタさんが気づいて納得したときにはじめて良縁に恵まれるといったところか。

そもそも結婚とは目的ではなく結果である。こうしたことを他人に教えてもらわなければならない大人がいるという事実に空恐ろしくなる。

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秋山 謙一郎(あきやま・けんいちろう)
フリージャーナリスト
1971年兵庫県生まれ。『AERA』「AERA.dot」(以上、朝日新聞出版)、『週刊ダイヤモンド』「ダイヤモンド・オンライン」(以上、ダイヤモンド社)、「現代ビジネス」(講談社)などに寄稿。経済、社会、文化の3つのジャンルを専門とする。著書に『弁護士の格差』『友達以上、不倫未満』(以上、朝日新書)、『ブラック企業経営者の本音』(扶桑社新書)、『最新証券業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』『公務員の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』(以上、秀和システム)など多数。共著に『知られざる自衛隊と軍事ビジネス』『教師が危ない』(以上、別冊宝島)などがある。

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(フリージャーナリスト 秋山 謙一郎)

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