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読めない…「ハルトは231通りの書き方がある」昭和・平成・令和で激変した"子供の名前ランキング"ベスト10

プレジデントオンライン / 2024年10月12日 18時15分

出所=『女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか』(ちくま新書)

「子供につける名前」には時代ごとに特徴がある。どのように変化してきたのか。神戸大学経済経営研究所研究員の尾脇秀和さんが書いた、『女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか』(ちくま新書)から一部を紹介する――。

■昭和中期は「子」「美」が大流行

明治以降、名は安易に変更できない。そのため誕生時の名付けで確定する生涯唯一のものとして、名への執着・愛着が徐々に高まっていった。殊に戦後になると、親が子という「個人」に「個性」を与えるものとみなされて多様化が進んだ。

なお乳児死亡率は、1930年に1000人中124.1人であったのが、1955年頃から急速に改善し、1980年には7.5人にまで急速に低下していった。かつてのような、大人への成長を祈る名付けは、戦後にはもう想定されなくなっている。ここからは昭和20年以降、令和4年までの個人名について、明治安田生命の調査による「生まれ年別名前ベスト10」(同社HP)から概観してみよう。

なお昭和39年東京オリンピックの頃からテレビが一般に普及し、国民生活に欠かせない媒体へと成長する。そのため名付けにもテレビを介して接する著名人や芸能人、ドラマやアニメの登場人物の名が流行する傾向も顕著になるが、紙幅の都合上それにはあまり触れず、類型と傾向に絞って変遷の概要を把握したい。女性名は戦後も子の付く名が人気で、ランキングもそれらで占められている(図表1)。

しかし昭和32年の9位に明美が登場し、40年には1位となって状況は変わっていく。同年は真由美、由美、直美、由美子、久美子もランキングに入っており、41・42年は由美子、43から45年には直美が1位を占めている。

40年代後半から50年代には、美穂、美香、美紀など「美」が語頭に進出した名前がランキングに入っており、「美」の字の流行が一層顕著になる。ただし46~49、53年は陽子(ようこ)、51、52、54年には智子(ともこ)が1位で、子の付く名も依然人気があり、女性名の符号的な役割が「子」から「美」に替わったわけではない。

■昭和後期から平成初期に人気だったのは「愛」

昭和56年には48年に8位だった恵(めぐみ)が1位となっている。「美」の字に限らずミ音の名が人気を得て、語尾ミ音の三音節が典型の一つと化してきた。

なお特定の文字の流行や類似した語感の名が派生・増殖していく傾向は、この時期に限らず男女ともに認められる。

†戦後二音節型とエ・ミ・カ・オリ(昭和57~平成2年)

昭和57年の1位は裕子だが、これが子の付く名の最後の首位となった。この年に2位だった愛(あい)が、翌58年から平成2年まで8年連続で1位を占めた(平成2年は彩(あや)との同列1位)。愛は昭和53年に8位で初確認されるが、その順位上昇とともに、昭和60年代までに理恵(りえ)、麻衣(まい)、彩、舞(まい)、などの二音節型(*1)が徐々にランキングに出現している。

ただし二音節型といっても、かつてのように「お」や「子」を付ける文化はなく、表記も漢字が標準である。つまりかつての二音節型とは全く似て非なるものであるから、先行する由美、美紀などとともに、とりあえず戦後二音節型とでも呼んで区別されねばならない。

この間、昭和48年に7位で初確認される香織が50~63年まで、59年を除き毎年10位内に入っており、昭和62~平成2年(1990)、その語感の派生形らしい沙織がランキング内に入っている。この時期語尾「オリ」ないし「リ」音、語尾か語頭に「香」の字や「カ」音を持つ三音節が人気のある典型的女性名として定着してくる。

(*1)りん、れん、みく、みゆ、りさなど、平仮名二字ないし三字で表記される名前。「りやう(リョウ)、じゆん(ジュン)」などは二字で一音節を表記する拗音(ようおん)(シャ・シュ・ショの類)を含むため三字で二音節である。

生まれたばかりの赤ん坊の手を握る親の手
写真=iStock.com/minianne
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/minianne

■平成3年から14年までは「美咲時代」だった

かくして昭和60年代には、恵・美・香などの文字や、エ・ミ・カ・オリの音を持つ二音節・三音節が人気のある女性名の典型となってきた。一方で子の付く名(二音節+「子」)は、昭和60年10位の裕子を最後にランキングの常連からは姿を消す。

以後は特定の芸能人にあやかった桃子(ももこ)や菜々子(ななこ)が時折ランキングに出現するだけとなっている。

†美咲時代と多様化(平成3~14年)

平成3年頃のバブル崩壊、同5年の55年体制の終焉などと奇しくも時を同じくして、女性名も類型に拠らぬ名付けの増加で多様化が進み、従来とは様相が変わっていく。

ランキングは同3年から7年まで美咲(みさき)が1位で、愛(あい)が2位を占め続けた。ただし愛は8年に順位を下げて彩(あや)が二位となる。美咲の連続首位も平成9年に途切れるが、19年までは1位~6位以内にあり、26年までしばしば10位以内に入り続けた。

美咲は「美」の字人気の流れを汲むが、語尾キ音三音節の語感は従来の型に嵌(はま)らない新種の名でもあった。平成9年以降首位は一定せず、9年は明日香、10年は萌(もえ)、11年は未来(みらい)、12年はさくら・優花(ゆか)、13年はさくら、14年には再び美咲が葵と同列一位に上がっている。美咲最盛期の平成3年から14年までを、とりあえず美咲時代とでも呼んで区切っておこう。

■「ナ・キ・ネ音」の語尾が流行

この美咲時代において、女性名の種類は多様化が進んだ。この時期には遥(はるか)、彩花(あやか)、菜摘(なつみ)、七海(ななみ)などが出現し、音声こそ昭和末期以来の型ながら、そこに宛てる漢字が多様になっている。

また優花でユカ・ユウカ、未来でミライ・ミクなど、字は同じでも読みが異なる名が増加の一途をたどり始める。

この時期には千尋(ちひろ)、千夏(ちなつ)、茜(あかね)、楓(かえで)、葵(あおい)、未来、さくら、萌(もえ)、凜(りん)、莉子(りこ)、美優(みゆ)、美羽(みう)、結衣(ゆい)など、美咲と同様に類型の枠に嵌(はま)らない、戦後のランキングにもなかった新種の名が出現して、何となく可愛らしいと感じる二音節・三音節を名付ける傾向が顕著になっている。

莉子も二音節の語感に基づく名付けであって、従来の子の付く名の範疇ではない。なお、里奈(りな)・佳奈(かな)・奈々(なな)・玲奈(れいな)、美月(みつき)・菜月(なつき)、琴音(ことね)などがこの時期からランキング入りしており、語尾ナ・キ・ネ音の二音節・三音節の名も人気の典型として定着している。

子の付く名のような特定の類型が一強を誇る光景は、この時期に崩壊したといえよう。

手をつないで歩く家族
写真=iStock.com/Masaru123
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Masaru123

■個性としての「読めない名前」

†読めない名前の増加(平成15~令和4年)

平成15年、前年までランキングになかった陽菜が首位に出現する。これでヒナ・ハルナなどと読み、以降ランキング上位の常連となって、平成26年までに計7回首位になっている。

平成29年から現在(令和4年)までは陽葵(ヒマリ・ヒナタ・ハルキなどと読む)が上位の常連となり、うち令和2・4年には首位となった。この間の上位の名をみると、さくら、美咲、優奈(ゆな)、葵(あおい)、結衣(ゆい)、結愛(ゆあ)、莉子(りこ)、結月(ゆづき)、陽葵(ひまり)、凛(りん)、紬(つむぎ)、詩(うた)、杏(あん)などがある。

このほか、ひなた、花音(かのん)、真央(まお)、愛梨(あいり)、杏奈(あんな)、芽依(めい)、咲茉(えま)、美結(みゆ)、心春(こはる)、心愛(ここあ)、心咲(みさき)、心優(みゆ)、花(はな)、澪(みお)など、平成15年以前のランキングになかった名が数多く出現して常連となっている。

この時期の特徴は、いわゆる「読めない名前」の急増である。人気の語感で名を付けたいが、文字で他者と差別化したいとか、子の名に個性を与える方法として、文字にこだわることが流行し、これまでとは違う手法による、前例のない異字同音の名が増殖していった。

■一番人気の「エマ」は表記が24種類もある

明治安田生命HP「名前ランキング」によると、令和4年の読みでのランキング1位は「エマ」であるが、これには咲茉、愛茉、依茉、恵茉、笑茉、愛真、永茉、瑛茉、瑛麻、愛麻、衣舞、瑛愛、英茉、恵麻、咲真、咲舞、笑愛、えま、絵茉、笑舞、衣真、榎真、恵舞、咲愛の24種の表記があり、2位「ツムギ」も紬、紬葵、紬希、つむぎ、紬生、紡衣、月紬、紬衣、紬麦、紬稀、紬妃、紡、紬凪、紬木、紡希、紡生の16種の表記があるという。

令和4年における名前の読み方ランキング。男子の1位はハルト、2位はミナト、3位はユイト
令和4年における名前の読み方ランキング。男子の1位はハルト、2位はミナト、3位はユイト(明治安田生命のHPより)

また「心愛」と書いてココア・ココナ・ミア・コア・ココロ・リズナ・コノア・ミアビなどの読みがあり、「葵」もアオイ・メイ・ヒマリ・アオなどがあるという。漢字をみても読みがわからず、読みだけ聞いても字がわからない。そういう名前がこの時期人気になっている。

文字をみて読みを特定できない原因は、動詞の語幹だけを切り抜いて宛てる(例:「笑む」「咲(え)む」だから「笑」や「咲」だけで「え」に宛てる)、漢字の音訓から一音節ないし二音節を随意に切り抜いて使う(例:心(こころ)をココやコ、彩(さい)をサ、花(はな)をナ、凪(なぎ)をナやギに宛てる)、固有名詞や宛字(あてじ)の特殊な読みを用いる(例:愛媛があるから愛でエと読ませる)、実際には読まない字を付加する(例:心愛でココロ、紬希でツムギ)、誰かが始めた読みへの盲従(例:心をミと読ませる)などの従来普通でなかった手法が無秩序に混在しているほか、名付け親が漢字の音訓を誤って名付けたものや、漢字の字義や現行の音訓を一切無視して名付けに使ったもの(例えば名前の音声を先に決めて、そこに字義音訓の合致しない、単に気に入った漢字をあてはめたもの)などが存在するためである。

なかには「一二三」と書いてワルツと読む、一種の判(はん)じ物(もの)に近い名前もあるという(阿辻哲次『戦後日本漢字史』新潮選書、2010年)。

■戸籍法で漢字の読みは規定されていない

これらは漢字にどんなに詳しくても、初見で設定通りには「読めない名前」というほかない。戸籍法は名付けを「常用平易な文字」――当用漢字(常用漢字)・人名用漢字の範囲に限っているのだが、その漢字の読みは規定していない。漢字廃止が目論(もくろ)まれていた同法施行時、こんなことは想定外だったのである。

「読めない名前」の増加は、男性名でも同じである。

男性名のランキングを遡ってみると、昭和前期には清(きよし)、勇(いさむ)、茂(しげる)、実(みのる)などの漢字一字三音節が人気であった。この傾向は戦後も続き、特に昭和8年から34年まで10位以内ほぼすべてがこの類型の名が占めている。

■「漢字一字の名前」は訓読みから音読みに変化

特に昭和24年からランキングにみられる誠(まこと)は、32年から53年までの長きにわたりほぼ連年首位を占め、まさに戦後を代表する男性名であった(図表2)。

【図表2】昭和20年~令和4年の男性名ランキング
出所=『女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか』

ただし昭和35年に一位が浩(ひろし)となり、浩一(こういち)、浩二(こうじ)、浩之(ひろゆき)がランキングに入っている。これは同年に誕生した今上天皇のご称号「浩宮(ひろのみや)」にちなむ一時的ブームであるが、以降40年代になると和彦(かずひこ)、達也(たつや)、哲也(てつや)、直樹(なおき)、英樹(ひでき)、健一(けんいち)、健太(けんた)、雄太(ゆうた)、など漢字二字で主に三音節の名が漢字一字三音節と相並び、やがて56年頃からは二字が多数派となっていく。

漢字一字も、亮(りよう)、翔(しょう)など音読みの方が多くなる。なお昭和54~61年のランキング首位は大輔(だいすけ)、62年は達也で、63年から平成9年までは翔太がほぼ一位を占めた(10年間で3回首位を譲った年がある)。

■「ハルト」の書き方は231通りも存在している

その後も男性名の三音節人気は変わらない観もあるが、平成9年頃からは陸(りく)、蓮(れん)など、男性名としてあまりなかった二音節がランキングの常連に入ってくる。平成10年から15年は大輝や翔、駿が首位で、その間、拓海(たくみ)、海斗(かいと)、颯太(そうた)など、音声上は従来の男性名でも、あまり使わなかった漢字表記がランキングに入ってくる。

16年からは蓮や大翔(はると)が首位を占めることが多く、このほかにも悠真(ゆうま)、悠人(ゆうと)、陽翔(はると)、蒼(あおい)、湊(みなと)、律(りつ)、凪(なぎ)などが上位で4年に至っている。

平成12年、つまり2000年代前後から、女性名と同様に漢字の字義や音訓を逸脱・無視した宛字の手法が顕著になる。

明治安田生命HP「名前ランキング」によると、令和4年の読みでのランキング1位「ハルト」には、陽翔・陽仁・春斗・大翔・波瑠人・悠叶・遥士などをはじめ、実に231通りもの表記が挙げられているし、同じく4位の「リク」も陸、凌久、凌空、璃空、睦、陸玖、稜久、凛空、莉久、りく、睦空、吏玖、理玖、理功、莉空、理久、理巧、陸空、凌玖、琳久、莉玖、凜空、涼玖、椋久、利來、李空、李琥、理来、璃久、琉空、凜久、颯、32通りあるという。

また「大翔」と書いてハルト・ヒロト・タイガ・ヤマト・タイシ・ダイト・タイショウ・タイト・マサト・ツバサ・オウカ・ソラ・タイゾウ・ハルマ・ダイキ・ダイショウ・ヒロキ・タイセイなどと読ませ、「蒼」もアオイ・ソウ・アオ・ソラなどの読みが行われているらしい。平成の半ば頃まで考えられなかった状況が、男性名でも続々と生まれている。

■嘲笑されるようになった“読めない名前”

以上はあくまで明治安田生命のランキングを用いた人気の名の傾向である。従来の子の付く名やいえのよを型(*2)の女性名、及び通称風・名乗風の男性名なども、依然として親次第で名付けられている。

流行の「読めない名前」を素敵だという人もいるが、逆にこの手の名を避け、甚だしく嫌悪する人もいるのである。2000年頃だったろうか、ネットの掲示板などでは、こういう新種の「読めない名前」、特に「騎士(ないと)」みたいな宛字の名を「DQN(どきゅん)ネーム」と蔑称(べっしょう)し、無教養な親が名付けるものとして非難・嘲笑していたのを私も記憶している。

「DQN」とは非常識で社会の迷惑を顧みない族(やから)を意味する侮蔑的ネットスラングであるため、当時のマスコミはこの称を憚(はばか)って「キラキラネーム」という造語で報じ、今もその呼称が行われている。

各自が自身の常識で受け入れられない、見慣れないと感じる名を漠然とそう呼ぶに過ぎないから、それに明確な定義なぞない。だがこういう名を容認できるかできないかで、人々の価値観や意見に対立や分断が生まれてきたのは確かである。

(*2)きくい、よしえ、やすの、ときよ、すゑを、など、女性名の二音節に、い・え・の・よ・を、いずれかの接尾語が付いた形のこと。

■個性を追求した結果、無秩序な宛字が蔓延

名は戸籍に文字によって登録され、その表記が事実上一生ついて回る。殊に戦後は、名を「個人」の「個性」を顕示するものと捉え、名付けを戦前以上に重視するようになった。

親は気に入った音声に当て嵌める漢字を考えたり、先に好みの漢字を決めてその読みを決めたり、平仮名や仮名遣いも含め、名前の文字の視覚や字画にこだわるなど、方法は様々ながらとにかく悩みに悩み抜く。

子供の頭をなでる親
写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/takasuu

その懊悩(おうのう)が真に子のためか、あるいは親自身の趣味や自己顕示のためかはともかく、今や日常称呼する名の音声のみならず、戸籍名とその特定の文字表記に無頓着ではいられない現実社会が、名付けにこだわる前提となっている。

だが平成中期以降、「個性」を追求する余り、前記のような無秩序な宛字手法が広く持ち込まれ、「姫」でヒナ、「睦」でリクという、初見では読めない名前が増加した。こうした名の流行は、他者から「読めなくて困る」とか、本人も「正しく読んでもらえない」「恥ずかしい」と感じるなど、切実な支障をきたし始め、広く問題とみなされるようになってきた。

■150年間で氏名の捉え方そのものが変化した

こうした状況の下、令和5年6月2日、戸籍法の一部改正を含む「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律」が成立、9日に公布された。法務省はこの改正法が施行される予定の令和7年5月頃を目途に、戸籍に氏名の振り仮名を記載する制度の開始を予定しているという(法務省HP、令和6年4月現在の情報)。

尾脇秀和『女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか』(ちくま新書)
尾脇秀和『女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか』(ちくま新書)

読めないのなら戸籍に振り仮名を付ければいいじゃない――という、いわば“フリガナ作戦”が始まろうとしている。それは行政のデジタル化など、例によって管理する側の都合が第一だが、振り仮名には「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない」という規律を設け、いわゆるキラキラネームに「認められている」か否かで線引きを行うことも企図されている。

これが如何なる結果や影響をもたらすか――もちろん、誰にも正確には予測できないが、新たな火種を孕(はら)んでいることはいうまでもない。

日本における人名文化のやり直し――近代氏名の誕生から、約150年が経過した。だが現代の氏名は、もはや当初のそれではない。氏名は社会の変化とともに、様々な問題を抱え込んでしまったのである。

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尾脇 秀和(おわき・ひでかず)
神戸大学経済経営研究所研究員
1983年京都府生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、神戸大学経済経営研究所研究員、花園大学・佛教大学非常勤講師。専門は日本近世史。著書に『近世京都近郊の村と百姓』(思文閣出版)、『刀の明治維新 「帯刀」は武士の特権か?』(吉川弘文館)、『壱人両名 江戸日本の知られざる二重身分』(NHK出版)、『近世社会と壱人両名 身分・支配・秩序の特質と構造』(吉川弘文館)、『氏名の誕生 江戸時代の名前はなぜ消えたのか』(筑摩書房)、『お白洲から見る江戸時代 「身分の上下」はどう可視化されたか』(NHK出版)、『女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか』(ちくま新書)などがある。

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(神戸大学経済経営研究所研究員 尾脇 秀和)

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