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5億だまし取られた被害者は「警察署で火をかぶろうかと…」ドラマより大胆な地面師チームの信じられない手口

プレジデントオンライン / 2024年11月15日 12時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/SteveLuker

事実は小説より奇なり。不動産詐欺の実態はドラマ「地面師たち」(Netflix)より複雑だ。積水ハウス事件などを追ったノンフィクション作家の森功さんは「2017年に起きた世田谷の元社員寮をめぐる詐欺では、内田マイクら地面師たちが、買い手を本物の地主に会わせるという大胆な手口で5億円をだまし取った」という――。<前編から続く>

※本稿は、森功『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』(講談社文庫)の一部を再編集したものです。

■用意周到、不動産取引当日に仕掛けをした地面師たち

5月12日、世田谷区の元NTT寮の建物を買おうかと考える津波(仮名)たちは、実際の持ち主とともに現場確認に向かう。かつてNTTの従業員寮として使われていたという建物に入った。

「これなら内装を少し直すだけで、マンションとして使える」

そう感じた津波は、ひとまず安堵(あんど)した。すぐにリフォームする工事業者の手配をし、5億円の代金振り込みをする契約日にそなえた。津波が打ち明ける。

「5月20日になって、初めにこの取引話を持ってきた不動産ブローカーたちが、うちの会社に北田を連れてきました。そこで北田が『1週間後の27日には決済したい』と言い出したのです。彼らからはずっと取引を急かされていたので正直、またか、とうんざりでした。それでも1週間あるので、はじめ言っていた4月の契約よりましだから、まあいいか、と了解したのです。あとでわかったんですが、なぜ北田たちが1週間の猶予をこちらに申し出たか、といえば、その間、亀野が海外に行っていて、日本にいなかったからでした。亀野は事件で重要な役割を担った詐欺師ですからね。向こうとしては、彼が戻って来てから決済しようとなったのでしょう」

■地面師と共犯の悪名高い司法書士も取引に加わる

亀野裕之はアパ事件をはじめ数多くの地面師事件を手掛けてきた司法書士。住まいは目黒だが、千葉県船橋市で司法書士事務所を開業している。そこは地面師たちのあいだでも知られた司法書士事務所であり、亀野の配下の会計士や職員たちが所属してきた。アパ事件では宮田康徳らとともに主犯格として逮捕され、東向島事件でも、宮田とともに17年2月に摘発されている。

問題の世田谷の元NTT寮の売買決済は、そんな悪名高い司法書士の帰国を待って実行に移された。北田の要請によりY銀行の町田支店の部屋を借り、そこに関係者たちが集った。改めて念を押すまでもなく、東亜エージェンシーが西方から元のNTT寮を買い取り、津波が東亜社から転売してもらうという段取りのはずだった。2つの取引を同時におこなう同日取引で、東亜社にその間の売買差益が落ちる手はずになっていた。

通常、不動産業者間のこうした取引には、物件の所有者や仲介者の取引銀行に応接・会議室を用意してもらい、そこで作業をすることが多い。それ自体は問題ないが、このケースだと2つの取引決済を同日におこなうため、会議室が2つ必要になる。詐欺師たちにとって、それも重要な舞台装置の一環だった。

■取引当日、突然、場所を変更するというトリック

「A社からB社、B社からC社という二つの取引なので、はじめは同じ銀行の支店内で2つの部屋を借り、そこで作業する手はずでした。まず北田たちから指定されたのがY銀行の町田支店です。うちの会社と東亜エージェンシー、それに西方さん、それぞれの司法書士が立ち会ってY銀行町田支店で契約を交わし、その場で代金を支払う段取りだった」

津波がそう振り返った。

「ところが取引当日になって、とつぜん話が変わったのです。東亜・北田側が、『西方さんが、Y銀行の町田支店では家から遠いので困ると言っています』と取引場所の変更を求めてきたのです。彼らはすでにその変更先を決めていた。『東急線沿線にあるM銀行の学芸大学駅前支店に西方さんを呼んでいるから、そちら側の司法書士などを向かわせてほしい』と要求するのです。地主さんの希望なので、断われませんでした」

これもトリックの1つだ。そうして不動産代金の支払い決済は、町田と目黒区の学芸大学駅前という遠く離れた別々の銀行でおこなわれることになる。津波の会社の担当者はY銀行の町田支店で不動産代金の5億円を引き出した。

町田駅周辺
写真=iStock.com/PhotoNetwork
町田駅周辺 ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/PhotoNetwork

■購入者が振り込んだ5億円は、その日のうちに「消失」

本来なら、その5億円がM銀行の学芸大学駅前支店で待つ東亜エージェンシー側に送金され、それを確認した東亜エージェンシーが持ち主の西方に売買代金として入金すれば取引が完了する。だが、初めから犯行グループは取引を成立させるつもりなど毛頭ない。取引場所を分断させたのは、時間稼ぎと同時に、目の前で現金のやりとりをされては困るからだ。そのために決済当日になって持ち主の西方を別銀行の支店に呼び出し、目くらましをした。

そして案の定、津波の支払った5億円がその日のうちに消えてなくなる。5億円は東亜エージェンシーの松田ら犯行グループの手によって4分割され、北田の関係先に振り込まれた。東亜エージェンシーを介して1億3000万円が北田の手に渡り、さらにその日のうちに犯行グループが仕立てた大阪のペーパーカンパニーに3億3000万円ほどが振り込まれていたのである。

いわば籠脱け詐欺のようなものだ。彼らがまんまと5億円をかすめ取っていたその間、M銀行の学芸大学駅前支店に代金の5億円が送金されるものと信じ込んでいた津波側の司法書士事務所の職員は、待ちぼうけを食わされた。呆然として、どうすることもできない。むろん所有権の移転登記手続きどころではなかった。

■町田署は被害者も共犯だと見立ててしまい、捜査は迷走する

詐欺事件発覚後、仲介業者である東亜エージェンシー・松田の身柄を押さえられる状況だった町田警察署の捜査は、迷走を極める。その原因は捜査陣のやる気のなさもあるだろうが、それよりむしろ、まったく見当違いな筋立てをしたせいだといえる。あろうことか、町田署では被害者の津波を共犯に見立ててしまうのである。

町田警察署
地面師たちによる「世田谷不動産詐欺事件」を捜査した町田警察署(画像=あばさー/PD-self/Wikimedia Commons)

津波は世田谷の元NTT寮の購入のため、取引先のY銀行からその分の融資を受けた。それについて町田署では、津波が地面師たちと共謀し、銀行から融資を騙(だま)し取ろうとしたのではないか、と疑ったというのである。

「私は融資に関して個人の連帯保証をしているんですよ。つまり会社が返済できなければ代わって私個人が銀行に払わなければならないのに、なぜそんなことをする必要性があるのか。あまりに間違いがひどいのです」

津波がこう憤る。

「当初、私は町田署に取引の資料や私の仕事のノートを提出し、捜査を担当した係長がそれをコピーしていました。そこには、この件だけでなく、私の海外の仕事の計画やそれにまつわる資金需要のことも書いていました。それを見た係長が、銀行から融資金を騙し取り、海外に持ち出そうとしたのではないか、と疑ったのです。『ひょっとしたら、ベトナムにカネを運ぶつもりだったんじゃないか』と。係長がそんな明後日(あさって)な方向の話をしていました」

■濡れ衣を着せられた被害者は「警察署で焼身自殺をしてやる」

まるっきりの妄想というほかないが、取り調べの中で、松田にありもしない話を吹きこまれた町田署の係長は、津波の共犯説を信じ込んだ。つまり町田署は、「津波が人身御供として松田を警察に差し出したが、当人を苛(いじ)めすぎたので津波が共犯だと漏(も)らした」と見立てていたのだという。となれば被害者は銀行ということになり詐欺という事実は動かないはずだが、そこにも関心を示さない。

あまりに荒唐無稽な話である。だが、事実、いっとき地面師仲間のあいだでは「津波共犯説」が流れた。それは彼らがよく行う捜査の攪乱のための情報操作でもある。そこに当局がまんまと乗せられた結果、捜査は遅々として進まなかった。

事件の直後、主犯格の北田がみずから町田署に出頭したことは前に書いた。そのときにも「津波共犯説」を唱え、似たような話をしてきたとも伝えられる。津波の怒りはおさまらない。

「あのときは本当に悔しくて、警察署の玄関先で焼身自殺をしてやろうと思ったのは本当です。そのくらい絶望的になりました。実際、自殺を会社の弁護士の先生に相談したほどです」

津波にとっての救世主が、その顧問弁護士だった。

■警察も味方になってくれない被害者を顧問弁護士が救う

焼身自殺まで考え、それを伝えた被害者津波幸次郎の相談相手が、顧問弁護士の大鶴基成(もとなり)(61)だった。その大鶴に会った。

「当時の手帳で確認すると、津波社長が僕のところに来たのは、2015年6月1日の月曜日でした。『警察がぜんぜん信用してくれない』という相談で、まさに切羽詰まった様子でした。これはいかんと思い、翌日に社長といっしょに町田署に出向いたんです。で、刑事課長をはじめ5~6人の刑事さんと狭い部屋で会いました。僕が『小さな会社で5億円も騙し取られて大変なので、早く捜査をしてください』と願い出ると、驚いたことに課長は社長の前で、『誰が被害者か分かりませんからねっ』と妙な言い方をするのです。さすがにムッとしましたね」

■最高検検事だった大物ヤメ検弁護士が警察の心理を読む

元検事の大鶴は、1990年代に東京地検特捜部でゼネコン汚職や第一勧銀総会屋事件を手掛けてきた。05年に特捜部長に就任し、最高検検事時代には2010年の陸山会事件の捜査にも関わった。11年8月に退官し、弁護士に転身した。大物ヤメ検弁護士である。津波の会社の顧問弁護士として登場したその大鶴を前に、警察は極めて不遜(ふそん)な態度をとったというのだが、半面、当の大鶴自身は警察の真意を冷静に分析する。

「つまり警察は裏の裏を読んだんですね。不動産のプロが、なぜこんなにコロッと騙されるのか、変じゃない? ってところでしょうか。それに加え、取引現場には司法書士もいましたから、ひょっとしたらこれは、津波社長が松田たちと組んで、銀行から5億円を騙し取った共犯ではないか、と考えたみたいなんです」

アタッシュケースに積まれた一万円札の束
写真=iStock.com/kuppa_rock
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kuppa_rock

そう説明しながら、大鶴は事件発生当初の捜査当局の姿勢に対してこう憤った。

「そこで僕は言いました。『仮に僕が町田署の刑事課長だとして5人の捜査員を専従で当たらせてもらえたら、1週間で彼らを逮捕するよ』ってね。もちろんそう簡単に完全な裏付け捜査はできない。たとえば、通信のキャリア業者からメールを押さえ、連絡網を解明するなどという捜査はすぐには間に合いません。しかし、少なくとも詐欺や業務上横領の容疑で身柄を押さえることはできるし、そうしなければならない。僕は警察にそれを言ったんです。すると、彼らは『先生、そんなこと気楽に言うけど、検事が釈放するんですよ』と反論するのです。それは、わからなくはありません。今の検察の体質からすると、逮捕しても釈放しかねないですからね」

■横領容疑で摘発すればいいだけなのに、検察は動かない

世田谷の元NTT寮を巡る詐欺事件において、地面師の北田や松田たちは、「津波が支払った代金の5億円の振込先を間違えただけだ」と嘯(うそぶ)いてきた。が、とどのつまりネコババされた事実は動かない。したがって横領容疑で摘発すればいいだけの話である。こうした詐欺事件の場合、まず犯人の身柄を押さえ、詐取された金を取り戻すことが先決だからだ。

そのため顧問弁護士の大鶴は、町田警察署を管轄する東京地検立川支部の検事とも掛け合った。話に熱がこもる。

「こんなものは単純な詐欺なんです。被害のあった翌日に津波社長が、松田の携帯電話を町田署に持って行って『ここに詐欺の片鱗になるようなことがたくさん出てます。写真や画像も見てください』とも説明したんです。ところが担当の検事に会うと、詐欺の犯意がどうのこうのとおっしゃっていました。しかしそれはおかしい。仮に1万歩譲って、向こうに騙す犯意がないというなら、それはそれでいい。それなら業務上横領でやればいい。だから『業務上横領容疑で犯人を捕まえればいいじゃないか。罪名が詐欺だろうが業務上横領だろうが、量刑にはほとんど変わりはないですよ』とも言いました。そう言い返したら、検事は頷いた。それでも事件は動かなかったのです。担当検事が代わるまでね」

■「地面師を早く捕まえていたら、被害は10分の1で済んでいた」

埒(らち)が明かないとみた大鶴は、警視庁本庁にも掛け合ったというが、これほどの大物ヤメ検が動いてなお、捜査当局は逡巡し、しばらくは捜査が進まなかった。こう言葉を継ぐ。

警視庁本庁
写真=iStock.com/y-studio
警視庁本庁 - 写真=iStock.com/y-studio

「そこで松田が釈放された翌週には、僕が松田から2回ヒアリングをし、物件の所有者のところや向こう側の司法書士からも話を聞いた。犯人グループにとっては、その司法書士のヒアリングがこたえたんだろうと思うけど、そうして独自にこちらで調べていくと、北田が自ら町田署に出頭したんです。ところが、そこでも警察は北田の弁解を聞いただけで、そのまま帰してしまったんです」

ここに登場する司法書士が、アパホテルの地面師詐欺でも逮捕された亀野裕之だ。大鶴はこうも言った。

「この過程で、津波社長や会社の社員の人たちは、まるで警察のように一生懸命調べてくれました。他の事件でも出てくる地面師の北田の人定をしたのも、警察ではなくわれわれです。連中の姓名や会社をネットで調べ、別の警察署に告訴が出ているとわかった。それを手繰り寄せていってね。告訴人の弁護士に僕が電話で頼み込んで3件くらい告訴状を取り寄せた。ただどの事件も告訴が不受理になっていて、警察はぜんぜん相手にしてくれない、と嘆いていました。そこに、くだんの司法書士も出てきたのだと思います。だから、事件の根っこは、そのあたり。彼らを早く捕まえ、刑務所にぶち込んでいたら、おそらく彼らが引き起こしている事件の被害は、現在の10分の1くらいで済んでいたと思います。それを長い間、グズグズしているから、津波社長のような新たな被害が出てしまうんです」

■世田谷事件でも、ついに内田マイクに逮捕状が出た

警視庁管内で地面師詐欺が横行しているとはいえ、犯行を組み立てることのできるような頭の切れる地面師は、さほど多いわけではない。むしろ同じ犯人がいくつもの事件にかかわっているケースがほとんどだ。だからこそ、一つの事件を迅速に捜査すれば、被害は最小限に抑えられる。逆に事件を放置すれば、被害が広がるのである。

「亀野が動いた事件でいえば、武蔵野警察署に届けられた高円寺の土地取引もあり、売り主さんが亀野を信用して全部の書類を預けちゃった。手付金として3000万円払い込まれ、残金がまだなのに、亀野やその仲間が転売してしまった。それで彼らは武蔵野警察署に訴えられたけど、いざ訴えられると、返済する意思があると言いだし、それも事件にならなかった。僕のときも彼らは1000万円返すと言っていた。似たような構図なんです」

■10人ほどの容疑者の中で逮捕されたのは4人だけ

5億円詐欺事件の被害者である津波はそう悔しがる。

「事件から数カ月、僕は必死で犯人を追いかけました。振込先となった大阪のセキュファンドには3回も出向き、留守番を名乗る人物にも会った。言ってみればその人間も一味でしょう。留守番から免許証も見せてもらい、姓名も確認した。それでも警察は動かない。本当に絶望的でした。毎夜12時頃まで、銀行から借りた5億円の穴をどうやって埋め、銀行に返せばいいか、考えあぐねました。会社で所有していた物件を片っ端から売って、生命保険や土地などをすべて担保に入れ、別会社で借り入れて返しましたけど……」

事件発生以来、2年半、文字どおり不眠不休で資金繰りに駆けずり回り、凌(しの)いできたのだという。

世田谷の事件では、幸いにも16年春、東京地検立川支部に特捜部で鳴らした経験のある検事が赴任した。さすがに特捜検事だけあって、事件の筋読みができる。また元特捜部長の大鶴にとっての後輩にあたるので、話を通しやすかったのかもしれない。そこから捜査が動き始めた。さらに1年半を経て、17年12月の逮捕にこぎ着けたのは、これまで書いてきた通りだ。だが、事件捜査は全容を解明したというにはほど遠い。

事件には、大物地面師の内田マイクやその仲間、司法書士の亀野や振込先となったセキュファンドなど、10人前後の犯行グループが見え隠れしてきた。にもかかわらず、逮捕されたのは4人だけであり、そのうち起訴されたのは北田と松田だけなのである。

■内田は逃走後に出頭するが、世田谷事件では不起訴に

その他、明らかに一味だと思われる者については、たとえば口座を貸しただけだとか、自分自身も騙されたとか、あるいは他の事件で逮捕されているから、という理由でお咎(とが)めなしになっている。

森功『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』(講談社文庫)
森功『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』(講談社文庫)

北田とともに地面師グループのボスとされる内田は、この世田谷の5億円詐取事件でも黒幕の一人と目されてきた。奇(く)しくも事件の本格捜査が始まった17年12月、浜田山の駐車場所有者のなりすまし事件における最高裁への上告が棄却され、内田に対する懲役6年の刑が確定する。東京高検への出頭命令が出たとたん、本人はそこから行方をくらまし、逃走した。それはまさに世田谷事件における摘発を恐れたからにほかならない。

警視庁は、遅ればせながら津波の世田谷5億円詐取事件で内田の逮捕状を裁判所に請求した。行方をくらましてきた内田は観念し、18年に入って出頭した。が、それも計算ずくだったのかもしれない。世田谷事件については、あくまで北田が考えたことだと言い張り、自らの関与についてはいっさい口をつぐんだ。

逮捕された内田は、そのあげくまたしても検察が不起訴処分にしてしまう。警視庁にしてみたら、これだけ多くの地面師事件を首謀してきながら、内田を罪に問えたのは浜田山の駐車場事件の懲役6年だけということになる。このままでは数年後にまたカムバックする。

そうして警視庁は積水ハウス事件における内田の関与を洗い出そうと躍起になる。

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森 功(もり・いさお)
ノンフィクション作家
1961年、福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、2003年に独立。2008年、2009年に2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。2018年には『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞。著書に『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』『ならずもの 井上雅博伝──ヤフーを作った男』『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』など。

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(ノンフィクション作家 森 功)

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