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「デートの誘いは多いのに、なぜか二度目のお誘いがない」彼氏いない歴10年の43歳女性がしていたNG行動

プレジデントオンライン / 2024年10月31日 18時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/PonyWang

結婚相談所やマッチングアプリを活用し、婚活する40代、50代女性は多い。アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんは「一度はお見合いやデートが成立するのに、『なぜか二度目のお誘いがない』と悩む女性は多い。周囲からは『きれい』とか『モテそう』と言われるのに、なぜか誘われない女性には共通する問題点がある」という――。

■「婚活沼」にハマりやすい女性の共通点

婚活沼とは、結婚すると決断しないままずるずると婚活し続け、異性との間に起こる現実に一喜一憂する状況を指す。

婚活沼にハマってしまう理由は人によってさまざまだが、「なぜか二度目のお誘いがない」という悩みには、婚活沼に陥りやすい女性の心理が潜んでいる。周囲からは「きれい」とか「モテそう」と言われるのに、「なぜか誘われない」女性に共通する問題点とは? 今回は、そんな女性の一例を紹介する。

※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しています。あらかじめご了承ください。

■プロフィール写真の加工はOK? それともNG?

A子さんは、IT系企業に勤める43歳。小柄な体型で、可愛らしい雰囲気がある。20代の頃は積極的にアプローチされることが多くお付き合いをした男性も何人かいたものの、40代になり、気づけば「彼氏いない歴」が10年を超えていた。

ひとり暮らしの部屋には、中学生の姪っ子がよく遊びにくる。BTSファンのA子さんはK-POP好きの姪と話が合い、一緒にライブへ行ったり、新大久保でカフェ巡りをしたりして楽しんでいた。

40歳を目前に婚活を始め、2つの婚活アプリに登録しているが、なかなか結婚につながる出会いがないのが悩み。アプリでの出会い運は順調で、幅広い世代の男性からアプローチされてきたA子さん。しかし、「また会ってもいいかな」と思える相手に出会えても、なぜか二度目のデートに誘われることがほとんどないのだという。

しかも最近では、一度目の誘いも途絶えがちだ。

「アプリでの婚活は、私には向いていないのかも」と相談されて、A子さんのプロフィールをチェックさせてもらうと、そこにはいくつかの改善点が見つかった。

【改善点1】やる気が感じられないプロフィール写真

婚活用のプロフィールにふさわしくないNG写真は、次のようなものだ。

・ほかの人と一緒に写っている写真
・加工し過ぎている写真
・加工しなさ過ぎる写真
・1年以上前の写真
・真正面以外から撮った写真
友人のグループ
写真=iStock.com/LeoPatrizi
複数人数での写真をプロフィールにする人は少なくないが、婚活的にはNG(※写真はイメージです) - 写真=iStock.com/LeoPatrizi

A子さんがプロフィールにしていたのは、会社の同僚と一緒に撮影した3年ほど前の写真。

「ほかの方の顔にはぼかしを入れているし、私の写りがいいから」とA子さんは言うが、これは明らかにNG。

プロフィールには、正面から撮影された笑顔の写真を載せるのが基本だ。誰かと一緒に写っている写真では「真剣に婚活をする気がない」と思われてもしかたがないし、3年以上前の写真を載せるなんて、詐欺と言われてもいいレベル。

加工し過ぎて本人とかけ離れてしまっては本末転倒だけれど、ありのままならいいわけでもない。肌を美しく見せる程度の加工はおすすめする。

■「気が若い」のは良いが…

【改善点2】若作りに見えてしまうファッション

婚活で出会った人と初めて会うデートでは、次のようなファッションは避けたい。

 ・黒ずくめ
・年齢相応でない(チープに見える服、露出の高い服など)
・きらびやか過ぎる
・3年以上前の服

A子さんの場合は、ひとことで言うと「年齢相応でないファッション」が改善点だった。中学生の姪御さんと一緒に買い物することが多いせいか、若作りをしている印象を与えてしまっていた。プチプラでもかまわないが、チープに見えたり、若作りに見えたりするファッションは40代にはそぐわない。

たとえ20代の頃と体重や体形が変わらなくても、アラフォーらしい上品さを意識するほうが、品よく映り、婚活での印象が良い。イメージがわかない人は、同世代の女性アナウンサーのファッションを参考にすると間違いがないだろう。

■おごってもらったら、お礼は3回以上伝える

写真やファッションで第一印象を改善したとしても、一度目のデートでの印象がよくなければ、二度目の誘いにはつながらない。A子さんのように「二度目のデートに誘われない」という女性に共通しているNG行動は、次のようなものがある。

・相手から誘われるのが当然だと思っている。
・笑顔をあまり見せない。
・相手の話へのリアクションが薄い。
・ご馳走になってもお礼を言わない。
・ほかの男性を褒めたり、話題にしたりする。
・ほかの婚活相手を悪く言う。
・相手をジャッジする目線で接する。
・自分の意見を言わない。
・愚痴や重い相談をする。

アラフォー・アラフィフ女性に特に多いのが、「男性から誘われるのが当然」と思い込んでいる人。A子さんのように、かつては男性から積極的にアプローチされることが多かったという女性に、特にその傾向が見られる。

けれど、40代になった今、誘われる機会が減ったという自覚があるなら、意識改革をしていきたい。もはや「向こうから誘われるのは当然」ではない。「また会いたい」と思う相手は、自分から誘う。そこまでの気持ちはなくても、「もし誘われたら会ってもいいな」と思えるなら、相手が誘いやすくなる意思表示をする必要がある。「また会いたいです」「誘ってもらえたらうれしいです」とわかりやすく伝えることで、誘われやすくなる。

相手の話に笑顔でリアクションすることも大切。「それはどういうことですか?」「もっと詳しく聞かせてほしい」と自分の話に興味を持ってくれる相手とは、男女を問わず「また会いたい」「もっと話したい」と思うもの。男性が人生を共にしたいのは、自分と一緒にいるときに笑顔でいてくれる女性。

A子さんは、美しい女性だけれど表情が乏しく、話していてもリアクションがクールで薄い傾向があった。それだとよほど好みのど真ん中でもない限り、男性が「また誘ってみよう」とは思いにくいものだ。

並んで歩く若い男女
写真=iStock.com/maruco
よく笑い、たくさん質問する女性に男性はまた会いたいと思う。(※写真はイメージです) - 写真=iStock.com/maruco

■「一度言った」では、男性には伝わらない

お茶や食事をご馳走になってもお礼を言わないのは論外だが、お礼は一度だけでは到底足りない。A子さんは、食事をご馳走になった相手に「お礼は伝えました」と言うが、よく聞いてみると「ご馳走さまでした」と伝えたのは1回だけ。それでは感謝の気持ちも、「また誘ってほしい」という気持ちも伝わっているとは思えない。

お礼の言葉は、①その場で口頭で、②帰宅してからメールや電話で、③次にあった時に口頭で、少なくとも3回は伝えたい。当然ながら、事務的なお礼では気持ちは伝わらない。3回以上、笑顔でお礼を伝えて、ようやく「喜んでくれたんだな」「自分に好意を持ってくれているのかな」ということが伝わるものなのだ。

感謝を伝えるのは、おおげさくらいでちょうどいい。メールの文面は、事務的にならない程度に笑顔の絵文字を入れるのもおすすめする。

電話で話す女性
写真=iStock.com/b-bee
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/b-bee

基本的に、ほかの男性の話題はNGだ。元カレの話をわざわざする人は少ないだろうが、意外としてしまいがちなのが推しの話。A子さんも初対面の人にBTSのすばらしさを布教してしまったことが何度もあるという。たとえ有名人であっても、自分以外の異性の話をされて嬉しい人はいない。

また、仕事の愚痴や重い身の上話なども、初めてのデートでは避けたほうがいい話題だ。何度か会って、親しくなってから打ち明ければいいと思う。

■「そこまで媚びないと結婚できないのでしょうか」

アドバイスを聞いたA子さんは、眉をひそめてこう言った。「それほど好きでもない人に、そこまで媚びないと結婚できないのでしょうか」と。アラフォー・アラフィフ女性の中には、「婚活で好感度の高い言動をすること」を「男性に媚びる行為」だと嫌がる人がいる。

しかし、相手の側に立って考えてみてほしい。一度会っただけの相手を誘うのは勇気がいるものだ。見た目や雰囲気がよほど好みのタイプなら別だが、それほどでもない相手を誘って、断られるのは誰だって避けたいと思うはず。断られても気にせず、ぐいぐい誘えるタイプの男性は婚活市場にはそもそも少ない。

せめて相手が誘いやすくなるような意思表示をすることは、「媚び」ではなく、「人としての思いやり」ではないだろうか。

笑顔でのリアクションは、いざというときに急に実践しようと思ってできるものではない。まずは誰に対しても笑顔で接し、相手の話に興味を持って耳を傾けよう。これは、婚活の場に限った話ではない。家族や友達、職場の人と接するときも同じだ。

一緒にいる相手に「話しやすい」「楽しそう」と思われるような対応をすることは、決して媚びではないはず。目の前の人と丁寧に接して、相手の話に興味を持つことは、家庭でも仕事でも、人間関係を円滑にするマナーだと思う。

■当たり前、だけど「できていない人」が多いのが実情

練習でできないことが本番でできるはずがない。笑顔でのリアクションも同じこと。日常であたりまえにできるようになって初めて、「この人だ!」という相手に出会ったときに自然に笑顔で接することができるのだ。

それに、たとえ目の前の人に興味がなくても、その人とのご縁がどんな出会いにつながるかわからない。「いま婚活中なんです」と伝えたら、「そういえば、あなたに合いそうな人がいますよ」と知り合いの人を紹介してもらった、という話は珍しくない。

ちなみに、婚活ではみずからおもしろい話をしようとする必要はない。もちろん「よく話す女性が好き」「笑わせてくれる人がいい」という男性もいるけれど、多くの男性が求めているのは、笑いではなくて笑顔だ。「また誘いたい」と思われるには、おもしろい話をするよりも、相手の話に笑顔で耳を傾けるほうが効果的だ。

若い女性
写真=iStock.com/miya227
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/miya227

A子さんは、アドバイスを参考にプロフィール写真を変更し、新しい服を買うときは、同世代のアナウンサーやタレントを参考にして選ぶようにした。

そして、家族や職場の人が話しているときは、笑顔でリアクションをするよう心がけた。相手の話にそれほど関心がなくても、なんでもいいから質問をすることを心がけ、「お礼は3回」をマイルールとして取り入れて行動を変えていった。

そうして現在は、アプリで出会った人と2度目のお誘いを経て、2歳上の離婚歴のある男性と交際中だ。

「ご馳走になったらお礼をする」「相手が話しているときは、笑顔でリアクションをする」。

当たり前のことのようだけれど、意外とできていない人が多いのが現実だ。婚活に限らず、人間関係を円滑にするコミュニケーション術をぜひ実践してみてほしい。

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伊藤 友美(いとう・ともみ)
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー
1970年生まれ、東京在住。約9年間の婚活中には、条件を下げたり、妥協を重ねることで「婚活ウツ」を発症。そこから研究を重ね、数々のワークを生み出し、実践。39歳から再開した婚活では、出会いから2カ月でプロポーズに至るスピード婚を果たす。自身の経験を通じて構築した〈最短最速で理想通りの男性と結婚する方法〉を伝える「3ヶ月で全員婚活卒業!婚活塾」は全国から参加の受講生で毎回即満席となる。受講生の成婚年齢は40代が一番多く、平均44歳。50代の成婚者も少なくない。結婚相談所Lulu Spacesの代表も務める。近著は『結局、理想を下げない女ひとが選ばれる』(フォレスト出版)。

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(アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤 友美)

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