初対面なのにプライベートな秘密を打ち明けてくる…依存体質のヤバい人を刺激せずに逃げる5つのテク
プレジデントオンライン / 2024年12月17日 16時15分
※本稿は、武田友紀著『イラスト版「繊細さん」の本 人間関係も仕事もラクになる方法、集めました』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。
■「笑顔で引き受けなきゃ」を捨てる
繊細さんによくある悩みに「断るのが苦手」があります。
まわりの同僚が「できません!」と言っているのを見て、「なんであんなにはっきり言えるんだろう」「断られた人は大丈夫なの?」とハラハラすることも。相手の気持ちを考えつつ、自分を守れる断り方を探してみましょう。
困っていることを顔に出す
繊細さんのなかには、「仕事を頼まれたら、いつも笑顔で引き受けている」「どんなに大変でも、つい『がんばります!』と言ってしまう」という人も。これでは相手も「頼んでも問題ないんだな」と思ってしまいます。
断るのが苦手な人は、「スケジュールに間に合うかな」といった不安や迷いをそのまま顔に出すことから始めましょう。その場でちゃんと困ることで、相手も「あれ、もしかして今大変なのかな」と気づくことができます。
「断ったら相手に悪い」「頼まれたら笑顔で引き受けなきゃ」という考えはいったん脇に置いてください。「ええっと……」と口ごもるのもOKです。
依頼が多いときは、ギブアンドテイクに持ち込む
あれもこれもと頼まれて困るときは、ギブアンドテイクに持ち込みましょう。「頼むのはタダじゃないですよ」「なんでもやれるわけじゃないんですよ」という姿勢を示すのです。
「今度、私が困ったときは助けてくださいね」と貸しを作るのもOKです。無理な依頼を引き受けるときは「今回だけ特別ですよ」と伝えましょう。
■無理はしない
自分の状況をしっかり伝えてみる
「納期が来週になりそうなんですが、それでもいいですか」など、仕事の状況をそのまま伝えてみてください。自分のがんばりだけでなんとかせず、無理のない納期を伝えて、相手にも納期や質を調整してもらいましょう。
その場では判断せず、いったん持ち帰る
つい「いいですよ」と引き受けてしまう人は、その場で返事をするのをやめましょう。「スケジュールを確認してからお返事しますね」と伝え、ひとりで冷静になれる時間をとってから返事しましょう。
「つい人のために動いてしまう」
「これが終わったら次」と動き回っていて、職場でも家でも気が休まらない。そんな方のお話を伺っていると、人知れずまわりのために動き続けていて、自分のことが後回しになっているようです。
そんな繊細さんのための対処をお教えします。
妖精をやめて人間に戻ろう!
繊細さんは、やっておいたほうがいいことをみつけては、みんなが気づかないうちにササッと済ませています。その様子はまるで、みんなが眠っている間に働く妖精のよう。
ゆっくりする時間がなくなったり「なんで私ばっかり」とイライラしたら、やりすぎのサイン。妖精をやめて人間に戻りましょう!
イライラしたら「今、どうしたい?」と自分に聞いてみます。「ゆっくりしたい」と思ったら、5分だけでもソファに座るなど、本音を叶えてあげてください。
■相手は自分でできる力を持っている
相手の力を信じてみる
繊細さんが解決してあげなくても、相手は自分でなんとかする力を持っています。相手も自分のタイミングで動くし、失敗したり試行錯誤することも大事です。相手の力を信じて、手出しを控えてみましょう。
相手はそもそもそんなに困ってないかも
「ついまわりの人のお世話をしてしまう」という人は、意識してお世話を減らしてみましょう。「困ってるのかな」「自分だったらこうしてほしい」と思うことでも、相手はそこまで困っていない場合がよくあります。
致命的でなければ放っておく
繊細さんは気づくのが早いため、気づいたそばからサッと動いていると、まわりの人が動く隙がありません。そんな状況が続くと「私ばっかりやっていて、みんなはなにもしてくれない」と思えてきます。「手が回らない」「やりたくない」と思ったら、思い切って放っておきましょう。放っておくことで、意外とまわりも動いてくれることに気づきます。
■共感しすぎない
「プライベートなことなのに、関係のない友人から口を出される」
「仲間のイベントの手伝いを無償でやっていた。負担が大きくなり、あるとき『できない』と伝えたら強い口調で非難された」
このように人から踏み込まれたり、過度に頼られたりするときは、相手から依存されているのかもしれません。依存を防ぐポイントをお伝えします。
■「なんだかイヤだな」という気持ちにフタをしない
相手はいきなり依存してくるわけではなく、会話や小さな頼み事を通して「どの程度、寄りかかれる相手なのか」「イヤだと言ってこないか」を観察しています。
「イヤだと言ってはいけない」「頼まれたら全部応えなきゃ」という気持ちが、あなたをとらえる「フックの穴」になります。モヤモヤしたら顔に出しましょう。「なんでも受け入れてくれる人じゃない」とわかれば、依存したい人は去っていきます。
仲良くなるときは少しずつ
依存する人は、相手との距離感をうまくつかめません。
「初対面なのにプライベートな秘密を詳しく打ち明けられる、一気に親密な空気を出される」という場合は、親しくなりすぎないよう気をつけて。
相手の話に興味があるそぶりをしたり、「なにかあったらいつでも話を聞くよ」などと言ったりしないようにしてください。
敬語を崩さず、言葉遣いでも距離をとること。共感しすぎずに返事はあっさりと、を心がけましょう。
■違和感があるときは関わらない
ちまちま「それは無理」と押し返す
度重なるお願いにも笑顔で「いいですよ」と応えていると、いつのまにか「このくらいやってもらって当然」と思われてしまいます。「引き受けたら後でしんどくなりそう」と思ったら、「今はちょっと忙しくて」と断りましょう。
小さな頼みを押し返しておくことが、大きなトラブルの予防になります。
SNSでも依存は起こる
「SNSにコメントを書いて応援してくれていた人が、ちょっとしたことでアンチに回る」なども依存のひとつです。相手の投稿をみて「ジメッとしてる」「違和感がある」という場合はなるべく関わらないよう気をつけてください。「なんだか変だな」と思う相手にはコメントを返さないこと。仲良くなるときは少しずつ、です。
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HSP専門カウンセラー
メーカーでの研究開発を経て独立。フリーのカウンセラーとして個人向けの人間関係カウンセリングや適職診断を行う。著書に『「繊細さん」の本』『「繊細さん」の幸せリスト』ほか。繊細の森にてコラム掲載中
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(HSP専門カウンセラー 武田 友紀)
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