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韓国のインフルエンサーも曹洞宗の住職もこの時間を大切にしていた…人生を変える「朝」の過ごし方

プレジデントオンライン / 2025年2月4日 17時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Wand_Prapan

毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、1月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
第1位:『朝1分、人生を変える小さな習慣』(リュ・ハンビン著、小笠原藤子訳、文響社)
第2位:『朝の自分時間で人生はうまくいく』(枡野俊明著、主婦と生活社)
第3位:『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』(今井孝著、すばる舎)
第4位:『戦略的いい人 残念ないい人の考え方』(けーりん著、すばる舎)
第5位:『人は話し方が9割 2』(永松茂久著、すばる舎)
第6位:『なぜか好かれる人の小さな習慣』(有川真由美著、毎日新聞出版)
第7位:『世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること』(矢野香著、PHP研究所)
第8位:『ドイツ人のすごい働き方』(西村栄基著、すばる舎)
第9位:『なぜ部下は不安で不満で無関心なのか』(片岡裕司/山中健司著、日本経済新聞出版)
第10位:『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』(中村悟著、日本実業出版社)
第11位:『うまく話さなくていい』(澤円著、プレジデント社)
第12位:『行動経済学BEST100』(橋本之克著、総合法令出版)
第13位:『職場の人間関係 防災ガイド』(藤本梨恵子著、サンクチュアリ出版)
第14位:『仕事の「整理ができる人」と「できない人」の習慣』(大村信夫著、明日香出版社)
第15位:『人生に、上下も勝ち負けもありません。』(野村総一郎著、日本経済新聞出版)
第16位:『伝え方で損する人 得する人』(藤田卓也著、SBクリエイティブ)
第17位:『Simple 「簡潔さ」は最強の戦略である』(ジム・バンデハイ/マイク・アレン/ロイ・シュウォーツ、須川綾子訳、ダイヤモンド社)
第18位:『老害脳』(加藤俊徳著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第19位:『組織の体質を現場から変える100の方法』(沢渡あまね著、ダイヤモンド社)
第20位:『職場で傷つく』(勅使川原真衣著、大和書房)

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2025年1月の閲覧数ランキング

■朝の1分で小さな幸せを感じられるルーティン

今月の第1位は『朝1分、人生を変える小さな習慣』でした。『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』でも支持された韓国のインフルエンサー、リュ・ハンビンさんが、朝の1分で小さな幸せを感じられる30のルーティンを紹介する一冊です。

リュ・ハンビン著、小笠原藤子訳『朝1分、人生を変える小さな習慣』(文響社)
リュ・ハンビン著、小笠原藤子訳『朝1分、人生を変える小さな習慣』(文響社)

さっそく取り入れたいルーティンは「起床したら、丁寧にベッドメイキングする」。なぜベッドメイキングなのかというと、朝の忙しい時間帯でもすぐできて、達成感を得られるからです。

リュ・ハンビンさんは読者に対して、ごく小さな挑戦を日常生活に取り入れるよう勧めています。ベッドメイキングの他に推奨されているのは運動。軽いウォーキングやストレッチを毎朝のルーティンにすることで、小さな挑戦と達成を繰り返すことができ、幸せを感じられるのです。

幸せは探しに行くものではなく、自分のすぐそばで見つけるものだ――。著者は本書の冒頭で、このように書いています。すぐそばにある小さな幸せを愛おしみ、ポジティブな気持ちで毎日を生きていくために、30のルーティンを取り入れてみてはいかがでしょうか。

■早朝の時間こそが「ゴールデンタイム」

早起きを習慣化したいけれど、モチベーションが続かない……そんな人には、第2位の『朝の自分時間で人生はうまくいく』をおすすめします。

枡野俊明『朝の自分時間で人生はうまくいく』(主婦と生活社)
枡野俊明『朝の自分時間で人生はうまくいく』(主婦と生活社)

著者の枡野俊明さんは、曹洞宗徳雄山建功寺の住職として、半世紀以上も早起きを続けています。本書ではそんな枡野さんが、早起きのメリットや早朝に実践したい習慣を教えてくれます。

早起きしたい人にぜひ注目してほしいのは、朝時間の価値について語られたパート。

忙しい学生やビジネスパーソンであれば、1日24時間のうち、自由に使える時間はほとんどないものでしょう。そんな人でも自分で主導権を握れるのが、早朝の時間帯。しかも、睡眠によって心身をリフレッシュした後ですから、いわばこの時間帯は「ゴールデンタイム」です。この状態をうまく使わない手はありません。

長年早起きを実践している枡野さんの言葉は説得力抜群。あなたも本書を読めば、早起きしたくてたまらなくなるでしょう。

■2時間の「最高のひととき」のつくりかた

第3位には『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』がランクインしました。

今井孝『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』(すばる舎)
今井孝『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』(すばる舎)

“早朝から活動的に過ごす1日”や“リゾートでゆったり過ごす1日”のように、24時間すべてが素敵な1日なんて、1年のうちたった数日でしょう。でも、24時間すべてを素敵に過ごさなくても、もっと簡単に「いい1日」を送る方法があります――。本書はそんなふうに始まります。

では、もっと簡単に「いい1日」を送る方法とは何か。本書の答えは、1日の中にたった2時間の「最高のひととき」をつくることです。

2時間の「最高のひととき」を作り出すには、以下の5つのステップが有効です。

ステップ1:「やらなくてもいいこと」をやめる
ステップ2:「自分の感情を満たしてくれるもの」を知る
ステップ3:充実感を得られる1日を過ごす
ステップ4:未来のためにも時間を使う
ステップ5:幸福感を意識して味わう

ステップ2では、あなた自身の「自分を幸せにしてくれるものリスト」を作ります。そしてそのリストを参考にして「最高のひととき」を過ごすのです。

つらいことや悲しいことがあっても、最高の2時間があれば、幸せな気持ちで1日を終えられるでしょう。自分の機嫌を自分で取れるようになりたい人に、本書をおすすめします。

■誰からも信頼され、愛される人の習慣

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第6位は、有川真由美さんの『なぜか好かれる人の小さな習慣』でした。

有川真由美『なぜか好かれる人の小さな習慣』(毎日新聞出版)
有川真由美『なぜか好かれる人の小さな習慣』(毎日新聞出版)

どのコミュニティにも存在する、誰からも信頼され、愛される人。あなたもそんな人になりたいなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。

今日から実践したいのは、“挨拶はつねに自分から”を心がけること。有川さんによると、自分から挨拶することで得られる恩恵は非常に大きいもの。挨拶を通して、相手に「あなたと仲良くしたい」というメッセージを伝えられるためです。あれこれ考えすぎずに、とにかく自分から「おはようございます」「おつかれさま」と声をかけましょう。

相手を“会話の主役” にする習慣もぜひ取り入れてみてください。人は「他人の話を聞きたい欲求」より「自分の話を聞いてもらいたい欲求」のほうが強い生き物。「自分の話を聞いてもらいたい欲求」をぐっと抑えて、相手の話に耳を傾ければ、相手はあなたに好感を抱くはずです。

「なぜか好かれる人」になれる88の習慣が詰め込まれた本書。毎日のコミュニケーションに取り入れれば、公私ともに誰からも愛されるあなたになれるでしょう。

■「不安で不満で無関心」な部下が自ら走り出す方法

第9位は『なぜ部下は不安で不満で無関心なのか』でした。

片岡裕司、山中健司『なぜ部下は不安で不満で無関心なのか』(日本経済新聞出版)
片岡裕司、山中健司『なぜ部下は不安で不満で無関心なのか』(日本経済新聞出版)

不安で不満で無関心……そんな部下に悩むマネジャーは多いでしょう。本書を読めば、その悩みの解決策が見つかるはずです。

人生100年時代においては、誰もがキャリア不安を抱えているもの。そんな時代だからこそ、マネジャーの支援によって「目の前の仕事で成長している」「今後どのような環境になっても自分自身の成長を通じて乗り越えて行ける」と実感できれば、メンバーは自走し始める――。これが本書のメッセージです。

本書ではその前提のもと、メンバーの「育つ力」を育てる5つのステップが提案されます。

ステップ1:「目標のすり合わせ」ではなく「目的を育む」
ステップ2:「強み」ではなく「持ち味」を活かす
ステップ3:「内発的動機」ではなく「内面化動機」を引き出す
ステップ4:「成功思考」ではなく「成長思考」を育む
ステップ5:「明確に目標を絞る」ではなく、「多様な視点から可能性を広げる」

本書の5ステップを実践すれば、メンバーとの関係性が変わり、チームの成果も一変するでしょう。「部下を変えたい」と試行錯誤する前に、マネジャーであるあなた自身が変わることから始めてみませんか?

■睡眠の質をぐんと上げる「ボディスキャン」

イライラやモヤモヤを断ち切って、いつでも落ち着いて過ごせる人になりたい……そんなあなたには第10位の『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』をおすすめします。

中村悟『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』(日本実業出版社)
中村悟『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』(日本実業出版社)

著者の中村悟さんは、マインドフルネスの専門家として、これまで1.5万人以上に企業研修や講演、ワークショップなどを提供してきました。本書ではそんな中村さんが、マインドフルネスの定義から実践方法までを網羅的かつわかりやすく解説してくれます。

まずチェックしたいのは、マインドフルネス瞑想、ボディスキャン、ジャーナリング、ラベリング、マインドフル・リスニング、マインドフル・イーティングという6種類の基本的な活用事例が紹介されているパート。このパートを読めば、初めての人でもすぐにマインドフルネス習慣を取り入れることができます。

さらに、洗顔するとき、信号待ちのとき、ランチのときなど、1日のうち、ちょっとしたタイミングで実践できる10のワークが提案されるのもポイント。たとえば寝る前には、SNSや動画をだらだら眺めるのではなく、「ボディスキャン」を習慣化してみましょう。頭のてっぺんからつま先まで、1つの部位につき10秒程度ずつ、身体の反応や違和感を観察していくと、睡眠の質が上がりやすくなります。

本書のマインドフルネス習慣を取り入れるだけで、あなたのQOLは大きく向上するでしょう。

今月も、話し方から働き方、マインドフルネスまで、幅広いジャンルの本がランクインしました。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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flier編集部 本の要約サービスflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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(flier編集部)

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