『大学と専門学校の就職、および資格取得状況比較 調査報告 2012.Vol.1』

PR TIMES / 2012年1月23日 15時15分



高校生の進学・就職をサポートする NPO法人高校ネットワーク(東京都新宿区/代表:赤岡広章)では、この度、高校生の進学率や大学生の就職率に関し多くのデータを持つ「株式会社 大学通信」と商業実務系専門学校の最大手である「学校法人 大原学園」の協力を得て、2010年度卒業者のデータをもとにした大学と専門学校の就職や資格取得状況について調査レポートを作成いたしました。

≪大学と専門学校の就職状況や資格取得状況を比較すると?≫
今後ますます厳しくなる就職状況を見据え、若者はどのような道を選べばよいのか?大学か専門学校か?さらに細かな学部分類ごとの対比は?当団体では高等教育への進学を控えた若者や、その保護者の方々に有益な情報を提供すべく、今回の調査レポートを作成しました。
大学文系学部の中で学部数、学生数ともにもっともメジャーな存在といえる関東地区の大学の商・経済・経営系学部の就職率(*1)をはじめ、安定した就職先として再び人気を集める公務員就職者数(*1)、さらには代表的な国家資格である公認会計士の合格者数(*2)などの数値を、同系統の設置コースを持つ学校法人大原学園の実績と照らし合わせ、分析しました。
*1 データ提供:大学通信、*2 出典:公認会計士三田会

≪調査の背景≫
1)厳しさを増す就職戦線
2008年の世界的金融危機による景気後退以降、日本の若者をめぐる雇用環境は厳しさを増しています。文部科学省の学校基本調査によると2010年3月大卒者の就職率は前年比7.6 ポイント減の60.8%と、かつての就職氷河期を下回る内定率を記録し、下げ幅としても1948年の調査開始以来最悪の数値となりました。
その後2011年3月大卒者の就職率は61.6%(※同調査の速報値)とやや持ち直したものの、依然として厳しい状況には変わりはありません。
加えて、昨年3月11日に起こった東日本大震災による影響で、広範囲な被災地から大都市圏へと若者が流れるなど、単なる景気悪化などとは異なる動きも見られ、まさに就職戦線は予断を許しません。
2)就職率においては大学を上回る専門学校
こうした厳しい雇用環境が続く中、大学の就職率60.8%に対し、専門学校は77.7%と、専門学校の就職率は大学を上回る数値を保っています。(2010年度学校基本調査)
こうした背景を受け、減少傾向にあった高校新卒者の専門学校への進学率も昨年6年ぶりに1.2ポイントアップし15.9%と回復。さらには4年制大学卒業後に専門学校に入り直す学生も増加するなど、「就職に有利」という専門学校の特色が見直されています。


関東地区の商・経済・経営系87学部ランキングでは3位に相当する大原学園の就職率【大学の学部別就職率2010年度ランキング/関東地区の商・経済・経営系学部】
1.一橋大学(東京/国立) 商学部/92.0%
2.一橋大学(東京/国立) 経済学部/90.1%
3.東京大学(東京/国立) 経済学部/88.1%
4.東京理科大学(東京/私大) 経営学部/87.9%
5.横浜国立大学(神奈川/国立) 経営学部/86.3%
5.慶應義塾大学(東京/私立) 商学部/86.3%
※情報提供:大学通信
◎大原学園(首都圏・専門課程ビジネスコース)/88.1%
※情報提供:大原学園
≪解説≫
今回、関東地区59大学の商・経済・経営系87学部の就職率ランキングとの比較を行った。
上位30学部までを掲出。そのデータに各大学の学部に相当する大原学園の「首都圏専門課程・ビジネスコース」の就職率を照らし合わせてみると、大原学園の就職率[88.1]は、3位の東京大学・経済学部に相当する。
ちなみにこの関東地区における59大学・87学部の就職率平均値は[71.2]。
■就職率の算出方法・・・・各大学の就職率は、大学通信で従来公表している方法に準拠し、
就職者数÷〔卒業者数-大学院進学者数〕×100で算出。
一方の大原学園の就職率は、就職者数÷〔卒業者数-進学者数〕×100で算出。
また大原学園の数値は、首都圏専門課程(東京・神奈川・千葉・埼玉設置)のビジネス系学科の民間企業への就職を目指すコースの合計実績をもとにした。
※本データは2010年度卒業者(2011年3月卒業者)を対象としたものである。
※大学の数値については、大学院への進学者数が未集計であったり、さらには“就職希望者”を分母に就職率を算出している大学も多いため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。
※「商・経済・経営系学部」とは、学部名に「商」「経済」「経営」の言葉を含んだものとした。したがって学科構成や教育内容が似ていても掲載していないものもある。
国家公務員II種、地方公務員の就職にも強い大原学園【2010年度 公務員関連就職者数・大学ランキング】※国家公務員II種
1.中央大学(東京/私立)・・・42人
2.早稲田大学(東京/私立)・・・38人
3.同志社大学(京都/私立)・・・34人
24.北海学園大学(北海道/私大)・・・11人
25.弘前大学(青森/国立)、富山大学(富山/国立)、三重大学(三重/国立)、東京理科大学(東京/私立)・・・10人
※情報提供:大学通信
◎大原学園・・・10人
※情報提供:大原学園

≪解説≫
アンケート調査の回答があった全国約500大学のうち、国家公務員II種の就職者があった大学は120大学。うち上位30位までをリストアップ。
大原学園の就職者数10人は、弘前大、富山大、三重大、東京理科大などに混じってランキングの25位に相当する。
この上位30大学(※9人以上の就職者数)の中には、有名私立大学とともに国立大学が15校含まれる。
※本データは2010年度卒業者(2011年3月卒業者)を対象としたものである。
※一部大学院修了者の人数を含んでいる大学がある。

【2010年度 公務員関連就職者数・大学ランキング】※地方公務員
1.日本大学(東京/私立)・・・782人
2.北海道教育大学(北海道国立/国立)・・・625人
3.愛知教育大学(愛知/国立)・・・593人
4.立命館大学(京都/私大)・・・526人
※情報提供:大学通信
◎大原学園・・・628人
※情報提供:大原学園
≪解説≫
アンケート調査の回答があった全国約500大学のうち、地方公務員の就職者があった大学は435大学。うち上位30位までをリストアップ。
大原学園の就職者数628人は、ランキングの2位に相当する。この上位30大学の中には、国立大学が13校含まれる。
※本データは2010年度卒業者(2011年3月卒業者)を対象としたものである。
※一部大学院修了者の人数を含んでいる大学がある。

公認会計士の資格取得におけるランキングも9位に相当【2010年度 公認会計士・現役大学生合格者ランキング】
1.慶應義塾大学(東京/私立)・・・251人
2.早稲田大学(東京/私立)・・・221人
3.中央大学(東京/私立)・・・152人
4.明治大学(東京/私立)・・・98人
5.東京大学(東京/国立)・・・67人
6.同志社大学(京都/私立)・・・62人
7.立命館大学(京都/私立)・・・57人
8.神戸大学(兵庫/国立)・・・49人
9.関西学院大学(兵庫/私立)・・・46人
10.京都大学(京都/国立)・・・45人
※出典:公認会計士三田会
◎大原学園・・・46人
※情報提供:大原学園
≪解説≫
「公認会計士三田会」調べによる2010年度の「公認会計士」現役大学生合格者数ベスト10では、慶應義塾大(251人)、早稲田大(221人)が群を抜いて多く、中央大(152人)がこれに続く。3ケタの合格者を出しているのは、この3大学だけである。
このランキングに大原学園の合格者数(46人)を照らし合わせると9位の関西学院大(46人)に並ぶ。
また大原学園の2011年度の公認会計士合格者数は55人。全受験者中、最年少合格者は19歳(複数名)で、この中には現役大学生らに混じり、大原学園の現役専門課程生も含まれている。
ちなみに大原学園では、大学生や社会人の公認会計士合格もサポートする「社会人講座」も保有しており、大原学園全体の2011年度の合格者数は600人(社会人講座:545人、専門課程:55人/2011年12月13日現在)。
※大原の合格者数は、2011年度の全国大原グループ公認会計士コースで、合格に必要な科目(科目合格者(注)の場合は残り科目)の講義等をすべて受講して最終合格した者をいう。
(注)科目合格者とは、2009年度または2010年度に全国の大原グループ公認会計士コースで、合格に必要な科目の講義等を受講し、かつ受講した年度に当該科目に合格した者。
※旧二次試験の試験合格による短答免除者は含まず。


≪総評≫
今回、専門学校側のデータは大原学園のみであり、商業実務系専門学校の平均的な評価ではありませんが、業界最大手の専門学校が国公立大学や私立大学と就職率や難関資格取得に関しても遜色のないレベルであることがうかがえたと思います。
公務員の就職者数や公認会計士の合格者数についても、大原学園は全国(の専門課程コース)の集計であるため、比較の分母は必ずしも公平ではありません。しかし、専門学校の場合、統一されたカリキュラムによる学習が徹底されているため、設置場所によるレベルの違いはほとんどないと思われます。
また幅広い地域に学校が設置されていることで、学生の自宅通学を可能にする範囲が広がり、経済的・心理的な負担が少なくなるという利点もあります。
加えて、公認会計士の合格者数が多いことは、専門学校はもともとその目的で入学する学生が多いものの、そこに高卒入学者が多数含まれることには注目すべきだと考えます。

高校生等が進学に対して重視する面は様々ですが、こと「就職」という点に重きを置いた進路選択を行う際、今回のように大学と専門学校という観点から比較分析することは、これまで以上に重視されるポイントになるでしょう。
今後、当高校ネットワークでは、変わり行く社会情勢に目を向けつつ、高校生、専門学校生やその保護者の進学・就職に関する意識などについて、さらに踏み込んだ調査・分析を進めたいと考えております。


※「就職率」「就職者数」の情報提供元について
[株式会社 大学通信]
1965年(昭和40年)創立。進学支援と私立学校支援のための先駆的な教育情報通信社としてスタート。創立以来、「サンデー毎日」とのロングセラー企画『大学合格者高校別一覧』をはじめ、週刊朝日、AERA、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞や各テレビ局等トップメディアとの共同編集により、学びの未来を拓く受験・進学や私学教育の充実・発展を支援する学校情報を数多く提供。
所在地は、東京都千代田区二番町11-7
[学校法人 大原学園]
1957年(昭和32年)大原簿記学校を創立。大原簿記学校を代表とする専門学校、大学院大学、高等学校、幼稚園などを擁する学校法人。設置校とグループ関連校をあわせて、札幌から沖縄までに67の専門学校を持つ。
「資格の大原」「就職の大原」として、資格取得や就職において高い実績を誇る。
本部所在地は、東京都千代田区西神田1-2-10

※「公認会計士・大学別合格者数」の出典元について
[公認会計士三田会]
「三田会」とは、慶應義塾関連の同窓会の名称で、同じ職種や職場の塾員によって組織される。中でも公認会計士三田会は、1977年(昭和52年)9月に発足し、国内の大学同窓会の中では最も古く、公認会計士試験合格者の増加と塾出身の2010年(平成22年)公認会計士試験合格者が251人と連続36年間、大学別で首位となったことなどにより、会員数が急増し、義塾の中でも最大級の職域三田会となる。


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