CEATEC JAPAN 2012(幕張)で新製品デモ
PR TIMES / 2012年10月1日 9時17分
KALRAY社は幕張メッセで開催されるCEATEC JAPANで同社のMPPA DEVELOPERを使った新たな4つのデモを行います。
先日、KALRAYは産業用組込みアプリケーション向け28nm 256コアプロセッサー、MPPA(R)-256の発表を行い、これをPPA MANYCOREプロセッサーファミリーの最初の製品として紹介しました。MPPA(R)-256は広帯域のNOC(Network-on-Chip)で接続された16コア(1クラスター)のプロセッサーが16個の集合体で構成されており、コアプロセッサーはVLIW低消費電力設計を基本とした自社製で32-bit/64-bit 浮動小数点演算ユニットを備えています。
各クラスター内ではコアプロセッサーはメモリー、NOCインターフェイス、デバッグサポートユニットやコントロールロジック回路を共有しています。
MPPA MANYCOREプロセッサーは消費電力当たりでは最も優れた演算能力持つデバイスの一つであり、組込みソリューションにブレイクスルーをもたらします。CEATECでKALRAYはこの能力をいくつかのアプリケーションでデモを行います。これらは画像及びシグナルプロセシング、3D拡張リアリティー、産業オートメーションで、全てKALRY社の開発プラットホームであるMPPA DEVELOPRを利用いたします。
「日本の産業用エレクトロニクス市場は非常にダイナミックでありKalray社にとっては大変有望であると確信しています。」(Joel Monnier、 Kalray CEO)
「東京事務所を開設することで、KalrayはMPPAのブレークスルーテクノロジーを日本市場にお届けするという使命を実現したいと思っています。また、お客様にMPPAプロセッサーの習熟度を上げていただき、より速く市場に投入できるようアプリケーションチームを早急に増やす予定です。」(杉山和美、Kalray Japan 代表取締役)
最初のデモはビデオエンコーディングでありSDIソースから1080pストリームのH.264ビデオエンコーディングを MPPA DEVELOPERで行います。このエンコーダーはMPPA MANYCOREチップの256個を広範囲に使用しx264オープンソースエンコーダーの並列処理を利用します。エンコーディングの品質はS/N比、ソース及びエンコードされたストリームでその場で比較できます。また、作られたビットレートも表示されます。平均出力ビットレートはコーディング品質により3~13Mb/秒です。
ビデオエンコーディングと共に、拡張リアリティー技術を使い複雑な対象物の保守支援デモも行います。1MBからなるガス管配線パネルの3Dモデルと実際の対象物のリアルタイムビデオ画面を合わせます。ビデオ画面には保守順序を示した仮想指示が加わります。特徴点の抽出やSLAM(自己位置推定やマップ作成)といった複雑な画像アルゴリズムはリアルタイム、VGA 20Hzの解像度でMPPA MANYCOREチップ上で並列処理されます。
産業用オートメーションのデモでは、同一チップ上でいくつかの独立したアプリケーションを同時に走らせる、モジュール化できるMPPAテクノロジーをお見せします。このデモでは17個のPLC (Programmable Logic Controller) 組み立て生産ラインに使用されており、各々のPLCは MPPA MANYCOREプロセッサーの一つのコア上を走っています。同時にコントロールアプリケーションに対してはCCDセンサーカメラのビデオ信号がMPPA MANYCOREの別のコアにより処理されています。この画像処理には3つのコアが必要です。
4番目のデモはパッシブソナーでMPPA MANYCOREが複雑な信号処理をどのようにして行うのかを見せます。5つの聴音センサーで捕捉された信号が音源の位置を探し出すための処理がされます。高演算指向のビーム形成アルゴリズムがMPPA MANYCORE上の複数のコアに載せられており、グラフィックユーザーインターフェイスを通してアプリケーションの配置やモニターが可能です。
CEATEC JAPAN, ICT Suite, Hall 6, Booth 6D20へ是非お越しください。
Kalrayについて
Kalrayは2008年に設立され、小~中量高性能アプリケーション向け新世代メニーコアプロセッサーを開発・販売するファブレスの半導体及びソフトウェアーの会社。代表的なアプリケーションとしては画像及び音声の信号処理、科学計算、通信インフラ、指揮管理等々。STMicroelectronics社の元副社長, Joel Monnierが従業員55人を率いフランス国内の投資ファンド、個人投資家、OSEO(革新的なプロジェクトに対してSME開発銀行が援助するフランスの公共機関)が支援している。 Kalrayの技術はCEA(仏原子力庁)所属研究機関の30人も協力している。なを、追加情報はhttp://www.kalray.euへ。
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
最新版Wind River Studio Developerで、インテリジェントエッジへのDevSecOps導入に伴う課題を解決
PR TIMES / 2024年4月23日 11時0分
-
Akamai、NVIDIA を使用して動画処理用に最適化されたクラウドインフラとサービスを発表
PR TIMES / 2024年4月22日 13時15分
-
インテル、世界最大規模のニューロモーフィック・システムを構築してサステナビリティーの高いAIを実現
PR TIMES / 2024年4月21日 21時40分
-
Intel「Hala Point」構築完了 - フクロウの脳とほぼ同等のニューロン容量実現へ
マイナビニュース / 2024年4月18日 14時42分
-
コンガテック、インテル Core i3 および Intel Atom X7000R プロセッサー(コードネームAmston Lake)搭載の新しい SMARCモジュールをリリース
PR TIMES / 2024年4月18日 11時45分
ランキング
-
1いなば食品、大炎上でも「不買運動」が起きぬ理由 キリンはあれだけ盛り上がったが…どこに違いが?
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 18時10分
-
2【要注意】自宅に「エコキュートの無料点検をします」と突然の来訪! 悪徳業者の「詐欺」の場合もあるの? 正規業者との見分け方や注意点を解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月22日 5時0分
-
3東京円一時1ドル154円87銭、34年ぶり円安水準を更新…経団連会長「円安過ぎる」
読売新聞 / 2024年4月23日 20時39分
-
4リッチモンド、顧客満足度1位に「なっちゃう」神髄 目指さずとも…要因は"委ねる"から生まれる主体性
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 10時30分
-
5毎朝スタバのコーヒーを飲む上司。コンビニの「100円」コーヒーを買う場合と比べ、年間でどれだけ多くの金額を払っているのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月22日 11時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください