『大学と専門学校の就職および資格取得状況比較 調査報告』 Vol.2

PR TIMES / 2012年12月7日 14時23分

就職難が慢性化し、家庭の経済状況も厳しい時代における適切な進路選びとは?

高校生の進学・就職をサポートする NPO法人高校ネットワークでは、昨年に引き続き、2012年3月卒業者のデータをもとにした大学と専門学校の就職率や資格取得状況について調査レポートを作成いたしました。
調査項目は、「就職率」「公務員就職者数」「公認会計士合格者数」。就職や資格取得といった場面において、専門学校は大学と比較しても高いレベルにある事が改めてうかがえました。



高校生の進学・就職をサポートする NPO法人高校ネットワーク(東京都新宿区/代表:赤岡広章)では、昨年に引き続き、高校生の進学率や大学生の就職率に関し多くのデータを持つ「株式会社 大学通信」と商業・実務系専門学校の最大手である「学校法人 大原学園」の協力を得て、2012年3月卒業者のデータをもとにした大学と専門学校の就職率や資格取得状況について調査レポートを作成いたしました。


≪不況により慢性化する就職難、家計の教育費にも影響が ~ 適切な進路選びがますます重要に≫

 長引く不況は、若者の就職難を慢性化させています。2012年11月に開催された若者雇用戦略推進協議会における内閣府の報告によると、2012年3月に大学を卒業した56万人のうち約12万人が就職も進学もしなかったか、アルバイトなどで生活しています。

 家庭の教育費にも影響を与えています。文部科学省の発表によると、2012年度の日本学生支援機構の奨学金の貸与人員数は134万人で、1998年度の50万人からわずか十数年間で2.6倍以上に増加しています。学費の滞納や、経済的な理由による中退者が増加傾向にあるという話も多く耳にします。

 こうした状況下では、単に大学に行けば良いというのではなく、適切な進路選びがますます重要です。


≪大学か専門学校か? 就職状況や資格取得状況を比較≫

 今回も、大学と同時に専門学校への進学を検討する高校生や、再度専門学校に進学して就職や資格取得を目指す大学既卒者・中退者の方々に有益なデータとなるよう、大学と専門学校の比較を行いました。具体的には、大学文系学部の中で最もメジャーな存在といえる関東・甲信地区の大学の商・経済・経営系学部の就職率、公務員就職者数、そして代表的な国家資格である「公認会計士」の合格者数を、前回と同様、同系統の設置コースを持つ「学校法人大原学園」の実績と比較検討します。


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■調査1:就職率篇

~関東・甲信地区の商・経済・経営系91学部ランキング中、大原学園は前回より3.2ポイント上昇の91.3%を記録。全体3位相当の就職率~


【大学・学部別就職率ランキングと専門学校の就職率 2011年度/関東地区の商・経済・経営系学部】

1.諏訪東京理科大学(長野/私立) 経営情報学部/94.0%

2.一橋大学(東京/国立) 商学部/93.7%

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☆. 大原学園(首都圏・専門課程ビジネスコース)/91.3%

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3.一橋大学(東京/国立) 経済学部/91.2%

4.東京理科大学(東京/私大) 経営学部/90.3%

5.東京大学(東京/国立) 経済学部/88.4%

※情報提供:大学通信、大原学園


≪解説≫

 今回ランキングの対象となったのは、前回の関東地区から、さらに甲信地区を加えた67大学の商・経済・経営系95学部。そのうち上位30学部の就職率と、前回同様、大原学園の首都圏「専門課程」ビジネス系コースの就職率とを比較したところ、大原学園の今回の就職率[91.3]は、全体の3位に相当。大原学園の就職率は昨年より3.2ポイント上昇し、専門学校全体の就職率の上昇と比例した結果を残している。

◎就職率の算出方法・・・・各大学の就職率は、大学通信で従来公表している方法に準拠し、就職者数÷〔卒業者数-大学院進学者数〕×100で算出。 一方の大原学園の就職率は、就職者数÷〔卒業者数-進学者数〕×100で算出。また大原学園の数値は、首都圏専門課程(東京・神奈川・千葉・埼玉・長野設置)の民間企業への就職を目指すビジネス系コースの合計実績をもとにした。

 ※本データは2011年度卒業者(2012年3月卒業者)を対象としたものである。

 ※大学の数値については、大学院への進学者数が未集計であったり、さらには“就職希望者”を分母に就職率を算出している大学も多いため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。

 ※各大学の就職課などが集計したデータで、原則として2012年3月卒業生の同年4月からの就職に関する数値。ただし、東京大は「東京大学新聞」の集計値。

 ※「商・経済・経営系学部」とは、学部名に「商」「経済」「経営」の言葉を含んだものとした。したがって学科構成や教育内容が似ていても掲載していないものもある。


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■調査2:公務員篇

~国家公務員II種、地方公務員の就職者数でも安定した結果を出している大原学園~


【国家公務員II種就職者数ランキング 2011年度】

1.大阪市立大学(大阪/公立)・・・43人

2.立命館大学(京都/私立)・・・42人

3.早稲田大学(東京/私立)・・・36人

~~~中略~~~

23. 近畿大学(大阪/私立)・・・12人

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☆. 大原学園・・・12人

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24.中京大学(愛知/私立)、関西大学(大阪/私立)、山形大学(山形/国立)・・・11人

※情報提供:大学通信、大原学園


≪解説≫

 アンケート調査の回答があった全国約700大学のうち、国家公務員II種の就職者があった大学は107大学。大原学園からの就職者数は、前回より2名増えて12名。これは、近畿大学の23位に相当し、ランキングも前回より2ポイントアップしている。

 ※本データは2011年度卒業者(2012年3月卒業者)を対象としたものである。

 ※一部大学院修了者の人数を含んでいる大学がある。

 ※大原学園の就職者数は、全国の専門課程実績。


【地方公務員就職者数ランキング 2011年度】

1.日本大学(東京/私立)・・・825人

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☆. 大原学園・・・761人

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2.早稲田大学(東京/私立)・・・624人

3.千葉大学(千葉/国立)・・・598人

4.愛知教育大学(愛知/国立)・・・562人

5. 立命館大学(京都/私立)・・・542人

※情報提供:大学通信、大原学園

≪解説≫

 アンケート調査の回答があった全国約700大学のうち、地方公務員の就職者があった大学は457大学。うち上位30位までをリストアップ。大原学園は前回と同様2位相当に当たるが、今回の数字(761名)は1位の日本大学にさらに肉薄しており、全体の伸び率がない中で大原学園の数字が大きく伸びているのが分かる。

 ※本データは2011年度卒業者(2012年3月卒業者)を対象としたものである。

 ※一部大学院修了者の人数を含んでいる大学がある。

 ※大原学園の就職者数は、全国の専門課程実績。


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■調査3:公認会計士篇

~公認会計士の資格取得者数でも大原学園が躍進-前回の46名から11名増えて57名、ランキングも9位相当から明治大に次ぐ5位相当に~


【公認会計士合格者ランキング 2011年度】

1.慶應義塾大学(東京/私立)・・・210人

2.早稲田大学(東京/私立)・・・169人

3.中央大学(東京/私立)・・・96人

4.明治大学(東京/私立)・・・83人

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☆. 大原学園・・・57人

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5.立命館大学(京都/国立)・・・52人

※出展:公認会計士三田会

※情報提供:大原学園


≪解説≫

  「公認会計士三田会」調べによる2011年度の「公認会計士」大学別合格者数ベスト10では、慶應義塾大学・早稲田大学が群を抜いて多いのは前年度と同様だが、3桁の合格者数を出しているのはこの2校だけで、前回152名だった中央大学は96名と、3位は確保したものの2桁にとどまっている。

 大原学園専門課程は前年度の46名から57名と11名増やし、順位も9位相当から5位相当と大幅に合格者数を伸ばした。これは、他大学の合格者数が軒並み減少している中で特筆すべき現象である(因みに大原学園のデータは在校生のみが対象。大学の場合は卒業生まで含んでいるケースがある)。また、今回の全受験者中、最年少合格者数は19歳で、この中には現役大学生に混じり大原学園の現役専門課程生も含まれている。

 ちなみに大原学園では、大学生や社会人の公認会計士合格もサポートする「社会人講座」も保有しており、大原学園全体の2011年度の合格者数は606人(社会人講座:549人、専門課程:57人/2012年2月10日現在)。

 ※大学別合格者数には、一部卒業生を含む

 ※大原学園専門課程の合格者数は、2011年度の在校生のみを対象とする

 ※大原学園全体の合格者数は、2011年度の全国大原グループ公認会計士コースで、合格に必要な科目(科目合格者(注)の場合は残り科目)の講義等をすべて受講して最終合格した者をいう

  (注)科目合格者とは、2009年度または2010年度に全国の大原グループ公認会計士コースで、合格に必要な科目の講義等を受講し、かつ受講した年度に当該科目に合格した者

 ※大原学園全体の合格者数には、旧二次試験の試験合格による短答免除者は含まず


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≪調査結果の総評≫

 大学通信のデータと比較可能なデータを公表している専門学校は少なく、今回も専門学校は大原学園のみとなりましたが、引き続き好調な就職実績を残していることからも、少なくとも大原学園、および同様のレベルにある専門学校は、「就職や資格取得」といった場面では大学と比較しても高いレベルにある事が改めてうかがえました。

 この比較データから「専門学校」より「大学」という従来の単純な比較は既に当てはまらなくなっており、それぞれが2極化し、大学の上位校と専門学校の上位校で1グループ、大学の下位校と専門学校の下位校で1グループというカテゴリーになりつつあると考えられます。

 今回取り上げた大原学園の教育を見てみると、企業と密に連携を取りながら、社会人になった後で評価される人材をどう創り上げるかに特化した専門教育を展開していることが、高い就職率に帰結していると思われます。例えば、入学後2カ月で目指す資格を取得させることで勉強する習慣や自信をつけさせるカリキュラムや、内定後、入社までに受ける内定先企業の要望に沿ったカリキュラムは新人研修の前倒しとも言え、今の時代にあった教育手法の一つとして今後も注目されていくでしょう。

 高校生ネットワークとしては、若者が元気良く働ける活気溢れる社会を目指して、従来の考え方に固執しない調査を今後も続けてまいります。


※「就職率」「就職者数」の情報提供元について

[株式会社 大学通信]

1965年(昭和40年)創立。進学支援と私立学校支援のための先駆的な教育情報通信社としてスタート。創立以来、「サンデー毎日」とのロングセラー企画『大学合格者高校別一覧』をはじめ、週刊朝日、AERA、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞や各テレビ局等トップメディアとの共同編集により、学びの未来を拓く受験・進学や私学教育の充実・発展を支援する学校情報を数多く提供。所在地は、東京都千代田区二番町11-7


[学校法人 大原学園]

1957年(昭和32年)大原簿記学校を創立。大原簿記学校を代表とする専門学校、大学院大学、高等学校、幼稚園などを擁する学校法人。設置校とグループ関連校をあわせて、札幌から沖縄までに71の専門学校を持つ。
「資格の大原」「就職の大原」として、資格取得や就職において高い実績を誇る。本部所在地は、東京都千代田区西神田1-2-10


※「公認会計士・大学別合格者数」の出典元について

[公認会計士三田会]

「三田会」とは、慶應義塾関連の同窓会の名称で、同じ職種や職場の塾員によって組織される。中でも公認会計士三田会は、1977年(昭和52年)9月に発足し、国内の大学同窓会の中では最も古く、公認会計士試験合格者の増加と塾出身の2011年(平成23年)公認会計士試験合格者が210人と連続37年間、大学別で首位となったことなどにより、会員数が急増し、義塾の中でも最大級の職域三田会となる。


※本ニュースリリースは、2012年11月20日付けで「厚生労働記者会」「文部科学記者会」に配布しております。


<本件に関するお問合せ先>

NPO法人 高校ネットワーク/担当:赤岡

TEL.03-5325-4420/FAX.03-5325-4376/Mail:info@kokonetwork.org

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