カタールフレンド基金 新規支援3プロジェクトの本契約を締結
PR TIMES / 2013年7月5日 13時35分
~総額で約10億4,000万円を提供~
東日本大震災の被災地復興支援プロジェクトに資金を援助するカタール国のチャリティ基金「カタールフレンド基金(以下QFF)」(議長:ユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使)は、去る6月26日(水)在日カタール大使館において、新たに支援を決定した3プロジェクトの本契約を締結し、調印式を執り行いました。
今回新たに支援が決定したプロジェクトは、1)しらかわ夢かたーる総合運動公園(福島県白河市)、2)未来の地域を担う子どもプロジェクト~カタールフレンド基金ホールと子ども科学キャンパス(宮城県仙台市)、3) 生簀の導入と漁師の販促力強化を通じた三陸地域漁業の活性化事業(宮城県気仙沼市)の3つです。
QFFの最大の特長は、1. 迅速に、2. 効率的に、3. 持続可能な方法で支援を行うことです。
1. 迅速に
QFFのプロジェクトは、復興に必要な支援を迅速に行うことができるように、2012年1月から2014年12月までの3年の間にプロジェクトを進めることが求められています。今回採択された3プロジェクトも、今年の冬から来年の冬にかけて、開設・稼働を予定しています。
2. 効率的に
プロジェクトの選定にあたっては、支援額に対してより多くの受益者が見込まれることを重要な要件の1つとしています。また、プロジェクトの実行にあたっては、支援額がより効率的に使用されるためのプロセスの構築などを支援し、またモニタリングを実施しています。
3. 持続可能な方法
QFFの支援が終了した後も、持続可能な方法でそのプロジェクトが発展する点が考慮されており、例えば今回新規採択の気仙沼の生簀の事業は、漁師の方々にマーケティングスキルを身につけていただき、自分たちで気仙沼の特産品の水産物を全国に売り込む、水産業の6次産業化に取り組みます。
あわせてQFFは、短期的な支援ではなく、地域の方々と共に中・長期的に復興に取り組むことも目標としています。例えば、今回新たに採択された東北大学との未来の地域を担う子どもプロジェクトでは、将来、東北を科学やものづくりの知能や技術の一大集積地にするといった大きな目標が掲げられています。さらに、QFFでは将来的に、今回支援するプロジェクトが復興事業のパイロットモデルとして、 他の地域にも展開されることを期待しています。
QFFが目指しているものは、資金を寄付するのみのチャリティ基金ではなく、東北の皆さまに明るい希望をもたらす、このような新しい仕組みを創り出すことです。
●調印式での関係者コメント(敬称略)
ユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使コメント
「東北には、まだ多くの支援が必要です。被災された方々全員に支援をお届けするのは、とても難しいことだとは思いますが、今回新しくQFFが支援を決定したスポーツ、教育、水産業への支援を通じて、まずは一歩ずつ歩みを進めながら、東北の方々に支援が行き渡ることを願っています。小さな力が積み重なって、大きな力になると信じています。新たに支援を決定した3プロジェクトの皆さまと一緒に、手と手を取り合い協力し合って、東北の方々に笑顔と希望をお届けしたいと思います。」
白河市 市長 鈴木 和夫氏コメント
「震災後、放射能の不安から外での活動を制限され、思うように体を動かすことができずに、心身ともに疲労してしまい、屋内で安心してスポーツや交流ができる場が本当に必要でした。今回QFFの支援を受け、子どもからお年寄りまで、多くの方が気軽に体力づくりができる場を整備することができ、心より感謝申し上げます。」
今回新たに支援が決定した3プロジェクトの関係者とユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使(後列中央)とハリッド・ユセフ・アルサダ大使館副代表・参事官(後列右から二人目)
カタールフレンド基金とは
カタールフレンド基金は、2012年1月に設立された、東日本大震災の被災地復興を支援するカタール国の基金です。カタール国の前首長のシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ殿下が設立し、新首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー殿下の指揮の下、ハリッド・ビン・モハメド・アルアティーヤ カタール国外務大臣の主導で活動しています。議長はユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使が務めており、親善大使には俳優の別所哲也さんが就任しています。復興が本格化する2012年1月から2014年12月の約3年間にわたり、「子どもたちの教育」、「健康」、「水産業」の3分野を支援するプロジェクトを対象に、迅速かつ効率的に、持続可能な方法で直接的に関わり、総額で約80億円の活動資金の助成を行う予定です。東日本大震災の復興に向けた歩みを、被災地と共に手を携えながら進めていく友でありたい、というカタール国の願いと意志が込められています。今後のカタールフレンド基金の活動については、公式サイト(http://www.qatarfriendshipfund.org.)を通じて随時発表します。
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