~地域医療福祉拠点形成に向けた取り組み~「健康寿命サポート住宅※1」の募集と意見収集を開始
PR TIMES / 2014年10月24日 10時19分
多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくり(ミクストコミュニティ)に向けた取り組み
UR(独立行政法人都市再生機構)では、「多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくり」を目指し、若者から子育て世帯、高齢者世帯など多様な世帯が共生するこれからのミクストコミュニティづくり、住み慣れた地域で最期まで暮らし続けることが出来る住まい環境づくりを進めています。
そうしたなかで、URは今後、超高齢社会における「地域包括ケアシステム」の実現に向けて、在宅医療・看護・介護サービス等を受けやすい生活環境整備を支援するべく、地域医療福祉拠点の形成を目指した取り組みを、地方公共団体等と連携して展開・推進していきます。
また、高齢者の心身の弱化の視点に着目した改修による高齢者が団地内で住み続けやすくなる住宅の提供等を行うことで、健康寿命※2の延伸をサポートすることを目指した「健康寿命サポート住宅」の先行住戸の募集と意見収集の取組みを行います。
※1 移動等に伴う転倒の防止に配慮した住宅改修と併せて、散歩したくなるような屋外空間や豊富な社会参画の機会等により外出したくなる環境を備えたことを示すコンセプト名称です。
※2 日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる期間を指します。
1地域医療福祉拠点の形成の推進について
URでは、「超高齢社会における住まい・コミュニティのあり方検討会」の最終報告(※)を受け、「多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちづくり」を目指し、団地を中心として、住み慣れた地域で最期まで住み続けることが出来る環境(Aging in Place)を実現するため、地域医療福祉拠点の形成を目指し、以下の取り組みを、地方公共団体・自治会等の地域関係者等と連携して総合的に推進します。
1. 地域における医療福祉施設等の充実の推進
・安心して住み続けられるための在宅医療・看護・介護サービス等が受けられる生活環境の整備をめざし、地域において不足する施設等の誘致又は団地外も含めた既存施設等との連携
2. 多様な世代に対応した居住環境の整備推進
・安全に住み続けるために必要な高齢者向け住宅の整備ほか
3. 若者世帯・子育て世帯等とのコミュニティ形成の推進
・多世代交流や相互の支え合いが可能な場・機会の提供等ほか
地域医療福祉拠点の形成の取り組みは、平成30年度までに100団地程度において取り組んでいく予定です。(平成26年10月時点で取り組んでいる団地については、別紙のとおりです。)
なお、具体の取組みは、団地や地域の特性等を踏まえ実施していきます。
(この度、URのホームページの一部を刷新し「ウェルフェア情報サイト」を新設しました。
今後は、「ウェルフェア」に関する様々な取組み状況などを随時更新していきます。)
URL:http://www.ur-net.go.jp/kourei-net/
(※)「超高齢社会における住まい・コミュニティのあり方検討会」の最終報告については、平成26年1月9日付記者発表資料(下記URL)をご参照ください。
URL:http://www.ur-net.go.jp/press/h25/ur2014_press_0109_choukourei.pdf
今後は以下の考え方を基本とし、地域医療福祉拠点の形成を推進していきます。
1. URと地方公共団体等が共同して、協議の場を設け、地域レベルの福祉のまちづくりの骨格となる計画を作成します。
2. 周辺地域への周知を図りつつ、地域で多くの賃貸住宅資産を有するURと、地方公共団体等が協働しながら、具体的なまちづくりを推進します。
3. 後期高齢者が急増する2025年までの間に、主に大都市郊外部に存するUR団地を中心として、在宅ケアに資する地域医療福祉拠点の形成の取組みを実現し、超高齢社会における先導的なまちづくりを実践していきます。
4. 地域の高齢者世帯・子育て世帯等の生活の質(QOL=Quality of Life)の向上に資する今後必要となる住まい方・暮らし方を「団地」という場を通じて提案していきます。
2「健康寿命サポート住宅」の先行住戸の募集と意見収集の取組みについて
安全に住み続けられるために必要な高齢者向け住宅の整備の取組みとして、「健康寿命サポート住宅」の先行住戸の募集と意見収集の取組みを実施します。
1.「健康寿命サポート住宅」のコンセプト
「健康寿命サポート住宅」は、移動等に伴う転倒の防止に配慮した住宅改修と併せて、散歩したくなるような屋外空間や豊富な社会参画の機会等により外出したくなる環境を備えたことを示すコンセプト名称です。
住宅改修においては、高齢者が安全に住み続けられるために多様な住環境のニーズに応え、移動等に伴う転倒の防止に配慮することにより、ケガをしにくい、させない住宅とすることで、【1.自立→2.虚弱・要支援→3.要介護】といった高齢者の心身状況の変化の段階において、段階の移行を遅らせることを目指します。
屋外環境等においては、散歩したくなるような屋外空間や豊富な社会参画の機会等の創出について、地元関係者等との連携によりURも積極的に支援していきます。
2.意見集約の取組みの実施
「健康寿命サポート住宅」は、前述の「超高齢社会における住まい・コミュニティのあり方検討会」において、介護の専門家等に意見を聞いたうえで必要と思われる改修を実施しています。
併せて、今回の先行住戸の募集において、お客さま目線に立った意見収集の取組みを実施する予定です。意見収集の取組みでは、部屋の中での段差への配慮、浴室での安全を高めるための配慮、手摺の設置など、の改修内容について、来場者や実際に住んでいただいたお客さまの意見を収集し、今後の住宅に反映させていきたいと考えています。今回実施する意見収集の取り組みは、URでも新たな試みとなります。
なお、「健康寿命サポート住宅」の先行住戸の募集概要は以下のとおりです。
1. 募集内覧・申込期間:平成26年11月14日(金)~11月16日(日)
2. 対象団地:豊島五丁目団地(東京都北区)、千葉幸町団地(千葉県千葉市美浜区)
3. その他:詳しくは、下記URLをご参照下さい。
URL:http://www.ur-net.go.jp/kourei-net /kenkou
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