地方活性化の若手仕掛人が米国で取組みを発信
PR TIMES / 2014年12月9日 11時32分
~7名が2015年1月にロサンゼルス・デンバーで地域活性化の取組みを紹介~
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本の地域活性化の次世代を担う若手リーダーを対象とした「地方の魅力発信若手リーダー米国派遣事業」の第2陣として、2015年1月に、全国の各地方自治体で地元の活性化について顕著な活躍をしている、若手7名を米国へ派遣します。
今回は、この7名が、米国の多様性を象徴する一大経済都市であり世界でも有数の海岸都市としても知られるロサンゼルスと、環境に優しい都市を目指す地域活性化で近年注目をあびているコロラド州のデンバーを訪問します。現地では、米国の地域活性化の関心層に対して、各自の取り組み、および地元の魅力についてのプレゼンテーションや、関連施設への訪問、現地で地域活性化に取り組む人々との意見交換を実施します。
■ 地方の魅力発信若手リーダー派遣 第2陣概要
【派遣期間】:2015年1月18日(日) ~ 1月25日(日)
【米国訪問先】: ロサンゼルス(カリフォルニア州)・デンバー(コロラド州)
【活動内容】:・米国の地域活性化の関心層に向けたプレゼンテーション
・米国で地域活性化に取り組む人々との意見交換
・地方自治体/NPO/企業等訪問 他
【参加者】:各地方自治体からの推薦者7名(下記プロフィール参照)
【参加者プロフィール】※五十音順
■安倍翼(高知県)
【地方都市への観光インバウンド】
スポーツを切り口とした交流拡大や観光の促進、メディアを活用した情報発信で、高知県の魅力を広める活動に取り組んでいる。日本の地方都市を世界屈指の観光地にするため、地元の「強み」を複合的に集約・演出し、「one in the world」を作り出すLocal ディレクター。国内外でのイベントやコーディネート経験を活かし、行政と連動した海外インバウンド・地域観光イベントを企画しながら、国際的地域宿泊施設「Local Resort」を四国西南地域に構築する計画を実行中である。
■諌山泰崇(大分県)
【温泉旅館若旦那】
大分県日田市にある温泉旅館の若旦那として経営に携わりながら、おんせん県観光誘致協議会の若手リーダーとして国内外からの観光客誘致に取り組んでいる。筑後川上流・三隈川周辺の町に昔の活気を取り戻すために設立された「三隈川昭和会」の会長として活躍しており 、船上屋台村など画期的なアイデアで町おこしに貢献している。
■黒沼英明(愛知県)
【環境教育】
環境を基調とした地域づくりのリーダー育成を目的とする「あいち環境塾」で、地域リーダー育成プログラムの指導者として活動。産業技術の集積や豊かな自然環境などの愛知の“資源”を活用した持続可能な社会づくりにむけたビジョンとこころざしをもち、地域や職場で活躍できる人材育成を担う。
■渋谷崇司(福島県)
【郷土菓子でふるさと活性化】
福島市に拠点を置き、菓子の卸売業に携わる。職人の手作りによる伝統的な製法にこだわった駄菓子ブランド「なつ菓子屋」など、昔ながらの商品を今の時代の嗜好にあわせ改良し、販売している。また、東日本大震災の影響を大きく受けた地元に笑顔と元気を取り戻すため、地元若手経済人と共に江戸時代から続く風習に着目した復興イベントを企画、運営するなど、ユニークな取組みを行っている。
■千葉卓也(宮城県)
【海外向けネット通販】
宮城県の重要な産業である水産加工業の経営に携わる。東日本大震災では津波の被害により本社、工場が流失したが、2012年に、かに缶詰の自社製造を再開。被災企業の販路開拓の新しいモデルとして、海外向けネット通販を先駆的に展開している。「日本ブランド」としての価値の発信力を高めることで、地域住民を雇用したものづくり経営の継続を図っている。
■船越裕康(岩手県)
【多文化共生推進】
岩手県国際交流協会で、地域住民間の交流イベントや、外国人住民支援のためのボランティア研修などを企画、運営。日々多くの県民と接することで現場のニーズにあった事業の拡大を図っている。岩手県における国際理解を深め、多文化共生を推進することによって地域の活性化を目指す。
■丸山裕加(和歌山県)
【高齢化・過疎化打開への挑戦】
高齢化、過疎化の進む地方都市において、地域に貢献できる地元企業であるべく家業の寝具リース事業に携わる。大学院では農業と高齢者による地域活性化のビジネスモデルを専門に研究。現在は、自然あふれる和歌山で「大地」の料理をコンセプトにしたレストラン経営にも事業を拡大し、和歌山の魅力を伝えている。その他に、地域活性化のためのまちづくりセミナーや女性の意識向上フォーラム等での講演も積極的に行っている。
※本事業は、日本政府(外務省)が推進する"KAKEHASHI Project -The Bridge for Tomorrow-(北米地域との青少年交流)"の一環として実施
※国際交流基金 KAKEHASHI ウェブサイト:http://www.jpf.go.jp/j/intel/youth/index.html
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