ヨーロッパ3大演劇祭の一つであるシビウ国際演劇祭で串田和美が『ウォーク・オブ・フェイム』を受賞
PR TIMES / 2015年6月23日 15時33分
2015年6月20日、ルーマニア・シビウ市で開催された第22回シビウ国際演劇祭にて、まつもと市民芸術館芸術監督を務める串田和美が『ウォーク・オブ・フェイム』を受賞いたしました。同日、タリアホール(Sala Thalia)で行われたセレブリティ・ガラで同賞の受賞式が行われ、その様子はルーマニア国立放送で生中継されました。
シビウ国際演劇祭(6月12日~21日)は、フランスのアヴィニオン、イギリスのエディンバラに次ぐヨーロッパ3大演劇祭の一つと言われ、今年で22回という長い歴史を持つ国際演劇祭です。この演劇祭には、これまでに日本からも野田秀樹や野村萬斎など、そうそうたる演劇人が参加し、日本でも近年注目されています。
演劇祭への参加国は70ヵ国以上にのぼり、開催期間10日間で公演数は350を超え、街中が演劇一色に染まります。今回、串田はルーマニアに約2ヶ月滞在し、6月13日に、ルーマニア人キャスト、スタッフとともに制作した『幽霊はここにいる』(安部公房脚本・ラドゥ・スタンカルーマニア国立劇場レパートリー作品)、6月14日には、自身がタイトルロールを務める代表作『スカパン』(モリエール原作・まつもと市民芸術館制作)を連続上演しました。また、6月15日には、シネマ歌舞伎『三人吉三』(中村勘九郎、中村七之助主演・串田和美演出)も上演されるなど、演劇祭の顔となりました。
今年9月の『スカパン』凱旋公演のほか、10月にはラドゥ・スタンカ劇場公演『オイディプス』『ガリバー』が日本に招聘(東京芸術劇場・まつもと市民芸術館)される予定もあり、今後も日本演劇とルーマニア演劇のつながりが深くなることを期待しています。
画像:シビウ国際演劇祭 授賞式
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『シビウ・ウォーク・オブ・フェイム』とは
ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムに着想を得て、2013年より始まった舞台芸術の分野に功績のあった人物を表彰する賞。現在のラドゥ・スタンカ劇場から建設予定の新劇場への歩道に星型のネームプレートが埋め込まれる。過去の受賞者にはアリアンヌ・ムヌーシュキン、シルヴィウ・プルカレーテ、ピーター・ブルックなど。日本では2013年には故十八代目中村勘三郎も受賞している。
画像:シビウ国際演劇祭ディレクターのコンスタンティン・キリアック氏と
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画像:串田和美のウォーク・オブ・フェーム
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画像:故十八代目中村勘三郎のウォーク・オブ・フェームにご挨拶と受賞のご報告
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プロフィール:串田和美(くしだ かずよし)
[画像5: http://prtimes.jp/i/14287/1/resize/d14287-1-137007-4.jpg ]
1942年生まれ。俳優、演出家、舞台美術家。まつもと市民芸術館芸術監督。芸術館を拠点に活動するTCアルプ座長。1966年、劇団自由劇場を結成(後のオンシアター自由劇場)。『上海バンスキング』などで人気を集める。1985年~96年まで東京渋谷Bunkamuraシアターコクーン初代芸術監督を務める。2003年4月、まつもと市民芸術館館長兼芸術監督に就任。2008年からは「信州・まつもと大歌舞伎」、2009年から「まつもと街なか大道芸」を開催。2011年からはサイトウ・キネン・フェスティバル松本との共同制作『兵士の物語』に出演、2013年8月には演出を手がける。2011年にはサーカスと音楽と演劇を融合した『空中キャバレー』が大好評を得、2013年7月『空中キャバレー2013』(構成+演出+出演)を上演した。一般社団法人 太陽経済の会(所在地:東京都千代田区、代表理事:山崎養世)評議員。
■ルーマニアにおける「スカパン」上演のレポートがまつもと市民芸術館のWebサイトに掲載されています。
http://www.mpac.jp/blog/11741.html
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