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日本政府がシカゴ大学の経済学者ラージ・サー氏に旭日中綬章を授与

PR TIMES / 2017年11月24日 10時1分

日本の経済・財政政策の分析を評価

シカゴ大学公共政策大学院ハリススクールのラージ・サー教授(公共政策学・経済学)が日本の経済・財政政策の分析により政策決定に貢献した功績を認められ、天皇陛下より旭日中綬章を受章しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/29879/1/resize/d29879-1-161012-0.jpg ]



シカゴ大学公共政策大学院ハリススクールのラージ・サー教授(公共政策学・経済学)が天皇陛下より旭日中綬章を受章しました。

同氏に対する今年度秋の叙勲は、日本の経済・財政政策の分析により日本政府の政策決定に貢献したサー氏の功績を表彰したものです。同氏が関わった政策は幅広く、税制改革、国庫歳入、財政赤字、再分配など、現代日本が抱える様々な重要問題に及びます。

受章についてサー氏が特別フェローを務めるインド経営大学院アーメダバード校の理事エロール・デスーザ教授は「彼の思想は日本とインドにとどまらず、多くの社会に影響を与えた」と述べています。

またシカゴ大学ハリススクールの副学部長、ダン・ブラック教授は「サー教授は研究者としての鋭敏さと幅広い知識に、実践的な知見を併せ持っている。異なる文化や社会のもつ重要性を尊重しつつ、同時にその違いを超越した分析を行うことができる。そんな彼の生み出す研究成果はどの分野においてもオリジナリティにあふれており、見事というしかない」とサー氏の業績を高く評価しています。

政策研究大学院大学の副学長、園部哲史教授は「サー氏は経済学のみならず様々な学問の知識体系に基づいた英知を備え、巧みに物事を抽象化できる思考の達人である。彼は鋭い洞察力と創造的視点で経済学的事象を理解することができる」とサー氏の人物評を加えています。

ラージ・サー氏はインドで釈迦が最後の教えを説いた場所の出身です。若い頃にはすでに日本に興味を持つようになっていたと語るサー氏は財務省の研究員としてなど度々日本を訪れており、地方のさまざまな都市に滞在していた経験もあります。

サー氏は現代日本社会の課題として「低コストで交通の便が良く利用しやすい育児施設の整備、女性にとって生涯を通じて働きやすい労働環境の設計、そして長寿化に合わせ高齢者が充実した生活を送れるような社会改革の実施の必要性について、より活発な議論を行うべきだ」と指摘しています。

サー氏は過去に経営学・経済学の分野でマサチューセッツ工科大学、プリンストン大学、ペンシルベニア大学、イェール大学で教授職を歴任しています。

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