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患者iPS細胞由来の疾患モデル組織を販売開始

PR TIMES / 2018年3月29日 11時1分

カリフォルニア再生医療機構 (CIRM)のヒト多能性幹細胞 (hPSC)バンクのiPS 細胞の商業利用ライセンス取得により、分化細胞を流通・販売することが可能となりました。

Elixirgen Scientific (エリクサジェン・サイエンティフィック、本社:米国メリーランド州ボルチモア)が様々なヒト疾患モデル組織を本日より販売開始いたしました。カリフォルニア再生医療機構 (CIRM)のヒト多能性幹細胞 (hPSC)バンクのiPS 細胞の商業利用ライセンス取得により、分化細胞を流通・販売することが可能となりました。



[画像: https://prtimes.jp/i/32895/1/resize/d32895-1-236615-0.jpg ]

Elixirgen Scientific独自のQuick-Tissue™技術はiPS細胞やES細胞を世界最速の10日以内に高効率で、様々な細胞へ分化誘導が可能です。分化可能な細胞種は血管内皮細胞、GABA作動性神経、ドーパミン神経、コリン作動性神経、骨格筋や肝細胞であり、さらに新規の細胞種を追加する予定です。これまでは、研究者向けの分化誘導試薬キットの販売と受託分化誘導サービスを提供していました。受託分化誘導サービスはユーザーのiPS細胞やES細胞を受け取り、分化して1週間程度で返送するサービスです。

CIRMの幹細胞バンクはすでに研究が活発なアルツハイマー病、心筋症、特発性肺線維症、自閉症、C型肝炎、脂肪性肝疾患、脳性麻痺、糖尿病性網膜症などの1,600株をカバーしており、今後も3千株まで増やす予定です。各細胞ラインは個人が特定できないように匿名化されながらも、詳細な人種・年齢・性別等の属性や患者の臨床データもCIRMより提供しております。さらに属性が合致する健常者の細胞ラインも比較・対照するために提供されております。

CIRMの幹細胞バンクとElixirgen ScientificのQuick-Tissue™分化誘導技術を組み合わせることで、1,600の細胞ラインの疾患研究に必要な組織を提供できることが可能となりました。このことによって、世界中の研究者は、アルツハイマー病、自閉症、脳性麻痺、脂肪性肝疾患および他の疾患の患者のiPS 細胞由来の様々な神経、血管内皮細胞、骨格筋、肝細胞などの組織が研究に活用できるようになりました。分化細胞は凍結細胞、培養フラスコ内の生細胞、マイクロプレート上または顕微鏡スライド上の生細胞といったような製品フォーマットで受け取ることが可能です。世界中の大学、研究機関や製薬企業の創薬スクリーニング、毒性検査等の医薬品開発向けに疾患モデル組織を提供することで、多くの疾患の治療法発見を加速させると期待しております。

詳細な情報や発注方法は下記ウェブサイトにてご確認いただけます。
https://ElixirgenScientific.com/cells

Elixirgen Scientific, LLCは米国メリーランド州ボルチモアのジョンズ・ホプキンス サイエンス+テクノロジーパークにある幹細胞技術に特化したバイオテクノロジー企業です。 幹細胞技術をより多くの人々に役立つ形で提供することを目指しています。
https://ElixirgenScientific.com/

コンタクト:
info@elixirgenscientific.com
+1 (443) 869-5420

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