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リチウムイオン電池向けシリコンアノードを開発・製造するNanoGrafが750万米ドルを授与

PR TIMES / 2019年8月1日 22時40分



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リチウムイオン電池向けシリコンアノードを開発・製造するNanoGrafが750万米ドルを授与


2019年7月 - 米国イリノイ州シカゴに本社を置き、リチウムイオン電池向けのシリコングラフェン複合材料を開発、製造するNanoGraf Corporation(以下NanoGraf)はこの度、フォード・モーター・カンパニー、ゼネラルモーターズ、フィアット・クライスラー・オートモービルズによって構成されるUSABC(United States Advanced Battery Consortium)より750万米ドルを授与されました。
この750万ドルの資金は、2016年に同協会より授与された400万ドルに引き続いて、NanoGraf独自のシリコングラフェンアノード技術をより一層進化させ、$100/kWh以下のコストで350 Wh/kg (750 Wh/L)以上の電気自動車用電池エネルギー密度の達成のために活用されます。NanoGrafはこれまでその特許技術により、世界最高水準の18650リチウムイオン電池との比較でエネルギー密度とパワー密度を15-20%向上することを可能にし、重量や電池サイズを変えることなく電力を多く消費する電子機器の長時間駆動や電気出力の向上を実現してきました。それらの実績は、電気自動車といった、航続距離により大きく制限されるようなアプリケーション先を抱える電池産業において、特に重要な意味を持ちます。NanoGrafのCEOであるFrancis Wang博士は「過去10年間に渡り従来の電池設計や化学でできうる限りのことをおこない、リチウムイオン電池の特性は頭打ちになっていました。今後10年は、NanoGrafの製品のような先端シリコン系アノード素材が、電気自動車向け電池の特性を引き上げ、航続距離の伸長とコストの低下を同時に実現するための重要な要素になるでしょう。」と述べています。
2012年に創業したNanoGraf(旧 SiNode Systems)は、次世代のリチウムイオン電池のための革新的なシリコングラフェンアノード素材を商業化する、先端電池材料メーカーです。NanoGrafの開発する素材は、リチウムイオン電池のエネルギー密度を向上させ、駆動時間や電気出力を改善するとともに、その大きさや重量を低減します。NanoGraf製品は日本の千葉県市原市にある製造施設にてトンスケールで生産されています。NanoGrafのアノード製品は粉末状で、既存のリチウムイオン電池製造のインフラを活用することができます。NanoGrafは米国イリノイ州シカゴ、同カリフォルニア州バーリンゲーム、日本の千葉県市原市にそれぞれ拠点を有しています。詳細については弊社ウェブサイトをご覧ください。(www.nanograf.com)

◼️USABCとは
USABC(United States Advanced Battery Consortium;米国先進バッテリー協会)はUSCAR(United States Council for Automotive Research;米国自動車研究協議会)の子会社です。米国エネルギー省との協力協定により、USABCのミッションはハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気、燃料電池等で駆動する自動車の商業化のために、エネルギー貯蔵技術を開発することです。その実現に向けて、USABCはプロジェクトを推進しその経過を測定するための中長期的な目標を策定してきました。詳細についてはUSABCのウェブサイトをご覧ください。(http://www.uscar.org/usabc

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