ストラタシスの3Dプリンタ、日野自動車の東京モーターショー展示モビリティコンセプトに搭載の「エアレスタイヤ」モデルの製作に採用
PR TIMES / 2019年10月28日 16時5分
3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形、以下AM)ソリューションで世界をリードするStratasys Ltd.の日本法人、株式会社ストラタシス・ジャパン(以下ストラタシス)は、10月24日に開幕した「第46回東京モーターショー2019」に日野自動車株式会社が出展しているモビリティコンセプトに搭載の「エアレスタイヤ」モデルの製作に、ストラタシスのAM技術が採用されたと発表しました。「エアレスタイヤ」モデルの製作にあたり、ストラタシスと丸紅情報システムズ株式会社が協力しました。
商用車の分野でも、カスタマイズによる個別最適化がライフスタイルの変化とニーズの多様化に対応するための重要な要素となっています。今回展示される日野自動車のコンセプト・モデル「FlatFormer」は動力と空間の分離による稼働の最大化をテーマに開発されており、学び/働く、環境、電力インフラ、健康などの分野での多様なサービスを、商用車によりさまざまな場所で好きな時に提供することを可能にします。搭載されている「エアレスタイヤ」モデルはフィン形状を採用することによりクッション性を維持するとともに、ユーザーは乗車のたびに行うタイヤの空気確認から解放されます。また、モーター、サスペンション、ステアリングなどの機能をタイヤに統合することでスペース低減を実現しています。
「エアレスタイヤ」モデルの製作に採用されたのは、ストラタシスの最大造形サイズのFDM方式 3Dプリンティング・システム「Stratasys F900™」です。「Stratasys F900」はタイヤなどの大型製品の造形に対応しており、自動車産業などの製造業向けに最適で、プロトタイプ用途のみならず、近年では量産部品への活用へ拡大を見せています。
日野自動車デザイン部創造デザイン室の花澤淳之氏は、「日野自動車では商品とデータ活用による『個別最適化』とそれに伴う新たな価値の創造や、お客様のアップタイム(稼働)の最大化に取り組んでいます」と述べ、さらに「こうした中で、今後も3Dプリンティング技術の未来に同じビジョンを持つストラタシスのようなパートナーとの共創をさらに推し進め、新たなライフスタイルの可能性を拓く明日の商用車の開発に取り組みたいと考えています」と語りました。
「Stratasys F900」の特長
大型パーツ(最大造形914 x 610 x 914 mm)に対応
汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックまで幅広い熱可塑性樹脂に対応
高い造形精度と再現性の維持により高信頼性部品を実現
MTConnect対応による無人稼働とモニタリング機能により生産システムの停止リスクを最小化
ストラタシスについて
ストラタシスは3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)技術で世界をリードする企業です。30年にわたり、ストラタシスの製品は製品開発期間、コスト、工具コストの削減/解消、製品の品質向上をサポートしてきました。ストラタシスはFDM(R) およびPolyJet™ 3Dプリンタ、各3Dプリンタ材料の製造販売、ソフトウェア開発販売、エキスパート・サービス、パーツ造形サービスに関するソリューションや専門知識を提供します。その技術は航空宇宙、車載、ヘルスケア、コンシューマ製品、教育などのさまざまな産業向けのプロトタイプ、治工具、生産部品の製造に利用されています。詳細については、https://www.stratasys.co.jp/ をご覧ください。
ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。
F900、FDM、PolyJetはStratasys Ltd.と子会社の商標または登録商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。
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