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「No means no」の文化を。mimosas(ミモザ)が弁護士や臨床心理士等の専門家と共に、性被害や性的合意に関するメディアをスタート。

PR TIMES / 2020年8月4日 16時45分

~Instagram, Twitter, noteなどのプラットフォームにてコンテンツ配信開始~

あなたの目には、日本はどのような国として映っていますか?
治安のいい国、性犯罪が少ない国、と感じている方もいるかもしれません。
または、男女格差も少なく、何かあっても声を上げやすい国でしょうか。

しかしながら、同じ国に暮らしていても、まったく違う日常を
「生きていかなければならない」人がいるのも、忘れてはいけない事実です。
たとえば電車で、たとえば路上で、どれだけ多くの人が性的な被害を受けたことがあるか知っていますか?



[画像1: https://prtimes.jp/i/63042/1/resize/d63042-1-228237-0.png ]

40人のクラスメイトがいるとして、その中で約28人が痴漢などの被害を、そして2~4人がレイプの被害を受けているということ。この数字を自分の身の回りに割り当てて考えてみたとき、はたして「日本は治安のいい国だ」と言い切ることができるでしょうか。

日本では、10人に1人の女性、67人に1人の男性がレイプを経験しています。そのうちの89%が異性から、3.7%が同性から被害を受けています。(※1) また、2019年の調査によれば、なんと女性の7割が、そして男性の3割が路上や電車で何らかの性的なハラスメントを受けているそうです。

そして、性被害というと「女性の被害」として感じてしまいがちですが、実は被害者は女性だけでなく、男性や子どもが被害を受けることも多くあります。また異性だけではなく、同性から被害を受けるケースもあります。

[画像2: https://prtimes.jp/i/63042/1/resize/d63042-1-194576-4.jpg ]

2016年における性犯罪に関する相談件数は、7000件(※2)を超えていて、それでも性被害に遭ったうちの約80%以上(※3)は、誰にも相談していません。表に出ている事件や情報は氷山の一角であり、声を上げられず泣き寝入りしてしまう当事者は本当に多いのです。

その中には、性被害を「性被害だ」と認識できないケースも多く、無意識に辛さを押し込んでしまったり、苦しい記憶に蓋をしてしまっている場合もあります。


サバイバー(性暴力被害者)の抱える「しんどさ」はケアされるべきことであり、独りで抱え込むものではありません。
[画像3: https://prtimes.jp/i/63042/1/resize/d63042-1-421216-5.png ]



私たち、mimosasが創りたい世界は、性別やセクシュアリティに関係なく、性被害に遭ったサバイバーが自分を責めず、「安心して話せる場所」や「対処の方法」を事前に知ることのできる社会です。

根拠のある情報と共に、メンタルケアや性についての教育を発信していくことで、あなた自身の支えや、安心できる場所になれることを望んでいます。mimosasは「見る人にとってSAFEな場所」であり、「No means No」が当たり前になる世界を目指して、走り出しました。

性被害に遭ったサバイバーだけではなく、その周囲の人、全ての人たちに向けて、弁護士/医師/臨床心理士といったさまざまな専門家と共に、「知っておいて欲しい“正しい情報”」を発信していきます。「知ることで変えられる未来がある」、私たちはそう信じています。

[画像4: https://prtimes.jp/i/63042/1/resize/d63042-1-427277-10.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/63042/1/resize/d63042-1-275577-9.png ]



■mimosas 賛同者からのメッセージ

大貫 詩織 / シオリーヌ
自分や大切な人にもしも何かあった時、守ってくれる場所や人を知っておくことが大きな安心に繋がると思います。性被害にあった方を社会全体で支えるために、みんなで学びましょう。


亀石 倫子
望まない性的行為は、すべて「性暴力」。私も被害に遭ったことがある。親族の男性、大学の先生、職場の上司。電車の中、夜道。幼い頃から大人になるまで、いつも、どんな場所にも危険があった。警察に電話したり、身近な人に相談したこともあったけれど、なにもできないことのほうが多かった。私が受けたすべての「性暴力」が「性犯罪」にあたるわけじゃない。だけどそれ以前に、刑事罰を与えること以外の解決や救済を知らなかった。医療、法律、心のケア、安全な住まいの確保。本当は他に方法があったかもしれない。だから多くの人に、mimosasを知ってほしい。あきらめたり、我慢しなくても、できることがあるかもしれない。


松岡 宗嗣
性の健康と権利はジェンダーやセクシュアリティ問わずすべての人に関係することです。しかし、性暴力サバイバーの中にはセクシュアルマイノリティの当事者もいますが、情報の不足や差別・偏見により適切な相談や支援につながれていないなどの問題があります。性の健康を守るためには、ジェンダー・セクシュアリティに関して公正な社会の実現が必要不可欠です。”すべての人”に適切な情報を届けるというmimosasの姿勢に共感し賛同しました。

みたらし 加奈
性暴力というものを、どこか自分とは別物として考えてしまう方は多くいますが、実は私たちの生活の中に密接に関係しているものです。高校生の時、登校をすれば必ず誰かが「痴漢に遭った」という話をしていました。性別やセクシュアリティに関わらず、どこかで「性暴力を受け流さなければならない」風潮が空気のように漂っていて、私たちはその中で大人になってきました。しかしながら、これらは全て「問題にしていいこと」なのです。自分や大切な人たち、そして未来の子どもたちのために、この悪しき習慣をなくしていきましょう。そして正しい情報が必要とする人たちに届くように、このメディアをシェアしていただければ幸いです。

川本 瑞紀(mimosas 監修 弁護士 / 性暴力救援センター・SARC東京 理事)
なにも悪くなくても、いくら気をつけていても、誰でも性暴力の被害に遭う可能性があります。しかし、実際に被害に遭うと、すぐには必要な情報を集めるエネルギーがありません。「必要な正しい情報」を、当たり前に、誰でも知っている社会になってほしいと願い、mimosasに賛同しました。

みなみ(mimosas 監修 臨床心理士 兼 公認心理師)
性被害や望まない性的接触によって、傷つき一人で苦しんでいる方や、未来に傷つくかもしれない方へ、広く知識や情報を届けられる新しい支援の形だと感じ、参加を決めました。


■mimosasについて

mimosas(ミモザ)は、メディアの運営および性的合意の文化形成、メッセージ発信のために設立された、営利を目的としない団体です。現在は、NPO法人に申請中です。

有志で集まったメンバー10人ほどで運営しており、メディアの立ち上げ経験者や、ライター、デザイナー、そして監修の弁護士、臨床心理士/公認心理師と共にコンテンツを製作しています。

他メディアの取材や企業のコラボ等もお待ちしております。Webサイトのお問い合わせから、ぜひご連絡ください。

https://mimosas.jp/

Instagram https://instagram.com/mimosas_jp

Twitter https://twitter.com/mimosas_jp

note https://note.com/mimosas_jp
[画像6: https://prtimes.jp/i/63042/1/resize/d63042-1-170828-7.jpg ]



私自身、友達どころか、自分の親にも
性被害を相談できませんでした。


でも、娘を持った今、
彼女に何かあったときに
きっと彼女は私に相談ができない。

そしてこれは、女子に限らず
息子を持った時も同じだと思います。

事後の相談ダイヤルはあるけれど
事前の「被害の防ぎ方」「証拠の抑え方」「性的合意とは」「メンタルケア」を、きちんと専門家と共に考え、若い世代に配信していきたいと思いました。



【本文引用文献】
※1 出典:内閣府男女共同参画局より
※2 出典:警察庁の統計及び総務省統計局の人口資料より
※3 出典:法務総合研究所「第4回犯罪被害実態(暗数)調査」より

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