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日本初!モーリシャス事故現場の複数衛星画像を解析、鮮明な事故後の状況を報告

PR TIMES / 2020年9月9日 8時45分



 株式会社天の技(読み:あまのぎ、本社:東京都大田区、代表取締役:工藤裕)は、海洋ごみ・海洋汚染モニタリング事業の一環として開発していた複数衛星画像を同時解析する手法を用いて、モーリシャス重油流出事故現場を調査したところ、事故後の鮮明な画像と周辺状況について、日本初の観測結果が得られました。今後も様々な衛星を用いた重油流出状況や漂着監視技術の開発に取り組み、事故現場の状況把握に貢献していきます。なお、この取り組みは、日本財団(本社:東京都港区、会長:笹川陽平)、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 (略称:JASTO、代表理事:都筑幹夫)、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役:丸幸弘)が共同実施する海洋ごみ削減とビジネス創出を目指した「プロジェクト・イッカク」の一環で実施しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/65219/1/resize/d65219-1-571927-0.jpg ]



背景|弊社はプロジェクト・イッカクにおいて、複数の衛星画像を用いた海岸漂着ごみモニタリング技術を構築し

ています。本事故の発生を受けて、衛星4基が撮影した画像を解析したところ、鮮明な画像が得られました。本手法を活用し、今後も重油拡散状況の解析結果等を迅速に関係者に共有することで、本事故の状況把握に貢献するとともに、新たな知見を得ながら、海洋ごみの観測・診断システムの確立を進めていきます。

現在の状況|世界最高の撮影分解能を持つMaxar社WorldViewシリーズや、多数の衛星連携により現状世界で最も迅速なSAR画像サービスを提供しているICEYE社のSAR衛星等のデータ利用に関する契約を締結済みです。弊社はプロジェクト・イッカクの元、6つの企業、2つの大学で構成されるチーム「Debris Watchers」のリーダーを務め、各衛星画像の特性に応じた解析方法の検討を元々進めていたこともあり、その知見を生かして2020年8月における重油の拡散状況の推定を実施しております。

今後の方針|引き続き解析とデータ収集を行い、近日中に最新の情報へアップデートし、公開する予定です。また、プロジェクト・イッカクの関係各社や、本件への対応を検討している団体などと協力関係を構築し、本事故への環境への影響解明や、早急な回復へ貢献することを目指します。

●用語解説
SAR:合成開口レーダー(Synthetic Aperture Radar; SAR)
通常の可視光よりも長い波長を持つマイクロ波を活用する。雲を透過することができ、天候に関係なく画像を得ることができる。衛星が移動しながらマイクロ波を照射し、その反射光の情報を合成していくことで分解能を向上させている。

●衛星データの主な提供元
Maxar社| https://www.maxar.com/
ICEYE社| https://www.iceye.com/

●プロジェクト・イッカクの関連WEBサイト
プロジェクト・イッカク |https://ikkaku.lne.st/
Debris Watchers |https://coastal-cleanup-satellite-drone.com/


●株式会社天の技 について
所在地 :東京都大田区北馬込1-1-13
代表者 :代表取締役 工藤裕
設立 :2018年
主な事業内容 :宇宙機器、造形装置、映像・音響機器等の精密機械器具に関する設計開発・試作販売、データ解析・可視化技術の研究開発およびソフトウェアの開発と販売、教育事業
URL :https://www.amanogi.space/

[画像2: https://prtimes.jp/i/65219/1/resize/d65219-1-262653-1.png ]


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