学生達が立ち上げる。まちおこしラジオ局「金沢シーサイドFM」を3月開局
PR TIMES / 2021年8月30日 12時15分
~ 小さいメディアだからできること ~
株式会社金沢シーサイドFM(本社:神奈川県横浜市)は関東学院大学3年、金沢シーサイドFM共同代表取締役:松原勇稀と株式会社O・N・T代表取締役兼、金沢シーサイドFM共同代表取締役:尾澤仁虎瑠として、学生たちとコミュニティ放送局「金沢シーサイドFM」の開局を2022年3月に目指します。
コミュニティ放送局とは、人と「地域」「企業」「お店」「行政」などを繋ぐ地域の需要に答えるための放送局です。
金沢シーサイドFM誕生の背景
[画像1: https://prtimes.jp/i/81303/1/resize/d81303-1-125d95e1b524924e0b11-0.jpg ]
2014年、関東学院大学経済学部伊藤ゼミナールが、「わたしたちのメディアを創ろう」という活動を始めました。そこで「何が出来るだろうか。何をやろうか。」学生たちから出てきた案はラジオを創ろうというものでした。そこで始めたのが学校の片隅を借りて行うミニFMです。学生で試行錯誤を繰り返しながら学校の片隅でミニFMを続けて4年、活動を続けていく中で大学がある金沢区はかなり災害に脆弱な地域だということを把握し、コミュニティFMによる災害対応が地域に貢献できる一つの役割だということがよくわかりました。
「災害はすぐに来るかもしれないから、地域の人に呼びかけよう。」
そうして2019年、金沢区にコミュニティFMをという具体的な呼びかけを始めました。そこに夏の大型台風が金沢区を襲いました。金沢区の工業地帯は高波による250億円もの甚大な被害を受け、電話やFAX、パソコン等の通信機器が使えない中で情報伝達の課題を感じました。できるだけ早くコミュニティFMを開局する必要があると感じて、賛同者を募る活動を広げました。
賛同者を募りながら、2020年2月に「金沢区コミュニティFM設立委員会」を発足させます。一年後の2021年1月、「金沢区にコミュニティFMを創ろう市民会議」をオンラインで開きました。当初から数えるとすでに8年目となった活動の中、たくさんの出会いと賛同を頂き2021年6月1日株式会社金沢シーサイドFMを設立しました。開局目標は2022年の3月です。
コミュニティFMとは?
民間の放送事業者がひとつの市町村の一部区域における需要に応えるために行うFM放送であり、その地域に密着した情報を提供することを通じて、当該地域の振興その他の公共の福祉の増進に寄与すること、ひいては「まち全体を元気にすること」を目的として制度化されたものです。多くのコミュニティFMは災害情報発信のために開局されています。後述に詳しく記載いたします。
金沢シーサイドFM 3つの特徴
1.日本で初めて学生達で立ち上げる
[画像2: https://prtimes.jp/i/81303/1/resize/d81303-1-3f10840f6ccf3f4c2f6c-2.jpg ]
金沢シーサイドFMは、関東学院経済学部伊藤ゼミで「金沢区コミュニティFM設立委員会」を設立し、株主の募集から開局までを学生達で行います。
他のコミュニティ放送局では番組を大学が持つことはあっても開局を学生達で行うのは日本で初めての取り組みです。今後企業や、個人に対して学生たちが株主を集う営業を行っていきます。
6月16日にプレスリリースを開始し、すでにJCOM、タウンニュース、神奈川新聞、日経新聞などの多数メディアに取り上げられています。
開局後の運営は30局ものコミュニティFMを開局させ、山口県宇部市のコミュニティ放送局「FMきらら」で開局以来18年間黒字経営を続けている代表取締役井上悟氏をコンサルタントとして招いています。また、関東学院大学3年伊藤ゼミの一人である金沢シーサイドFM共同代表取締役松原勇稀と、金沢区出身の社員が8割を占めるIT企業の株式会社O・N・T代表取締役兼、金沢シーサイドFM共同代表取締役尾澤仁虎瑠が金沢シーサイドFMの運営をしていきます。
2. 「まち」を元気にするメディア
金沢シーサイドFMの目的は「まち」を元気にすることです。今日の日本はテレビのニュースを見ればアメリカや、中国、ミャンマーのことは分かるのに、自分の地域のことは分からない。金沢区に住んでいても東京の美味しいお店は知っているのに、自分の地元のお店はよく知らない。地元で行われるイベントをよく知らない。今日の多くの地域社会は、「地域情報の過疎地」になっています。この情報の過疎地が地域社会に住む人と人、人と事業者、人とお店、人と行政などのコミュニケーションを行き詰らせます。このコミュニケーションの行き詰まりが、地域を衰退させる原因の一つと考えられます。
金沢シーサイドFMは地域のコミュニケーションを成立させ「まち」を元気にします。「市大病院でAB型の採血が足りていないです。」「駅前で交通渋滞が発生しています。急いでいる人は迂回してください。」「金沢八景に美味しいシフォンケーキ専門店ができましたよ。」など金沢区の人と人、人と事業者、人とお店、人と行政を繋ぐ架け橋となり「まち」を元気にします。
3.防災減災メディアとしても大注目
過去日本では東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震など大災害が起こっています。地震ばかりではありません。大雨による 大災害も頻発しています。金沢区で記憶に新しいのが令和元年の台風15号による被害。災害はピ ンポイントで起こります。局地的な大雨、台風、停電、崖崩れなどが発生した場合、地域限定の情報発信メディアであるコミュニティ放送局は、地域限定の災害に重要な役割を果たすことが期待できます。金沢シーサイドFMは全国に放送するメディアとは違い、金沢区民のために放送するメディアなため金沢区の情報を「生」でピンポイントに伝えることができます。災害が起きればまず金沢シーサイドFMを聞けば安心となるような情報を伝えていきます。停電になっても、乾電池があればどこでも聴くことができるのがラジオの魅力です。
金沢シーサイドFMの魅力
[画像3: https://prtimes.jp/i/81303/1/resize/d81303-1-33a91696e452b1aa87c7-1.png ]
金沢シーサイドFMは、地域の最新の情報を生でお伝えします。金沢区のお店の紹介や、イベントの紹介、金沢区ならではの番組制作を行っていきます。またパーソナリティからリポーター、他業務をすべて金沢区民の方々で行います。「中華屋の娘さん」「漁師のおじさん」「道ですれ違う気さくなお兄さん」などがラジオのパーソナリティとして実際に実業務を行うためパーソナリティとの距離感が近く、成長を見られるのも一つの楽しみ方です。
災害時は金沢区の最新の災害情報を「生」で放送するため、避難経路、避難所の確保などの情報を聞くことができます。
コミュニティFMについて
民間の放送事業者がひとつの市町村の一部区域における需要に応えるために行うFM放送であり、その地域に密着した情報を提供することを通じて、当該地域の振興その他の公共の福祉の増進に寄与すること、ひいては「まち全体を元気にすること」を目的として制度化されたものです。
コミュニケーションツール(メディア)の加速的発展によって、世界の情報は瞬時に手に入る時代になりました。しかし、相変わらず手に入らないのが地域情報です。
地方都市が元気を失う原因のひとつは、コミュニケーションの不成立だと言えます。行政、事業者、商店、団体の活動は、市民に伝わっていません。伝わらない理由は、伝えるメディアがないからです。そうした課題を解決するために制度化されたのが、コミュニティFMの放送局だと考えることができます。面白いイベントやおいしいお店などがあってもそれを知らなければ人は集まりません。そこでコミュニティFMが懸け橋となってPR活動をすることにより、人々の認知度が上がり「まち全体を元気にすること」にもつながります。
現在のテレビ局も、AM・FMラジオ局も、県域局はすべてネット局です。つまりキー局、テレビでいうとNHK、TBS、日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京の番組を各県域局が系列に沿って放送しています。確かに地元のニュースや、情報番組もありますが、放送時間全体のわずかを占めるに過ぎません。要するに現在の県域放送局は、県内の情報を発信して、県内のコミュニケーションを成立させ、県内を活性化させるメディアではありません。
コミュニティ放送局は地域限定の放送局で自局がキー局でどこかのキー局を借りて放送することはありません。コミュニティ放送局は地上波放送始まって以来初の地域限定メディアです。
【会社概要】
会社名:株式会社金沢シーサイドFM
所在地:横浜市金沢区
代表者:共同代表取締役:松原勇稀:共同代表取締役:尾澤仁虎瑠
設立:2021年6月1日
URL:https://kanazawa-seasidefm.co.jp/
【お客様からのお問い合わせ先】
《問い合わせ先名称》金沢シーサイドFM
TEL:080‐5727‐9641
e-mail:info@kanazawa-seasidefm.co.jp
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