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ファッション繊維産業界初の試み!みんなで考え、行動し、発信するサステナビリティ会合【JTEX サステナビリティ委員会】活動開始

PR TIMES / 2021年6月16日 19時15分

繊維の産業を担う全国の中小の製造業者が集まって、サステナビリティの本質を考えます。

~記念セミナーと今後の活動のご案内~
日本の伝統織物からハイテク素材の透湿撥水まで、日本でしか出来ないテキスタイルをDior, LouisVuitton, CHANEL等のラグジャリーブランドに輸出販売し、海外市場向けの共同営業体JTEXを主催する有限会社湧元は、ファッション・繊維産業のサステナビリティをみんなで考える会合をつくり、行動し、発信する計画です。最初の企画としてオンラインイベントを開催します。
ー 日時: 2021年6月18日(水曜日) 16時~ 17時
   *イベント終了後、プレス様向けに引き続き、オンライン記者会見を開催します。
― 場所: ZOOM 
ー 参加申込URL: https://bit.do/JTEX 



[画像1: https://prtimes.jp/i/81524/1/resize/d81524-1-664918-3.jpg ]



廃棄、水利用、農薬、プラスチック、労働環境、人権等の観点から持続可能性に向けて最も努力しなければならない産業の一つである認識は産業内で高まっています。

一方で、持続可能にする為、繊維の製造現場においては、何を目指し、その達成の為に何が課題で、具体的な解決は何かのかの課題が茫洋としている。 その為何から着手するのが良いのか不明で、具体的な行動に移せない、或いは行動をとっていても何の為にやっているのかが、対外的に伝わっていない状況が見受けられます。

我々、JTEX(海外向けの繊維素材の共同営業体グループの呼称)でも、海外バイヤーの需要に応える形で、リサイクルやオーガニック原料の使用、化学薬品を使わない精練、染色の開発に取り組んで来ましたが、これが持続可能な産業ならしめる根本的な解決では無い事は自明です。

日本には歴史、気候風土を背景に世界でのトップレベルの繊維素材を作り上げる技術が綿々と続いています。その持続発展の為に今、製造業者・サプライヤーとして、何が出来るのかを、従来の経済的利得の価値判断を超え、サステナビリティという世界的な大きな価値観の変化の中において考え、行動して、それを広く消費者にまで発信する事が肝要となっています。

今回、広く参加者と募り、専門家や先駆者を交えて、サステナビリティの本質を考え、積極的な繊維事業者が議論して、日本発の繊維産業持続に向けた行動基準を作り、自己評価しながら、持続可能な産業に向けて取り組む契機としたいと考えます。


- JTEX showroom とは -
[画像2: https://prtimes.jp/i/81524/1/resize/d81524-1-192458-1.jpg ]


Dior、LouisVuitton, CELINE と云った大手ラグジャリーブランドと日本の中小テキスタイルメーカーとの商談の場です。今では年間2億円以上の取引実績を持ちます。

世界のラグジャリー市場は今、180兆円(1.6兆ドル)の市場と云われており(*Bain & Companyの調査資料による)、年率で8%の成長を維持しています。(*世界の成長率は3~4%)

その内、我々の業界が関係するファッションの服飾市場は1000億ドル(11兆円)で日本のファッション市場は9兆円程と云われていますので、それよりも大きな規模です。

我々は日本の各地方の伝統技術を伝える織物、編物の中小工場と共に2004年からこの超成長市場である欧州のラグジャリーブランドへの日本のテキスタイルの売込みを始めました。

名も知られぬ日本の弱小企業の集まりが、世界的に有名な高級ブランドの門を叩く所から始まり、著名ブランドのデザイナー、バイヤーとのプレゼンテーションを行う為のアポイントを取るのも大変な苦労でした。

苦心の中、パリのデザイナー・バイヤーにプレゼンテーション定期的に行える場を作ろうと云う事から JTEX showroom と云う名で、テキスタイルの展示商談会を2006年からパリで始めました。


- 主催の有限会社湧元とは-

2004年8月に大阪市でテキスタイル・生地の輸出販売を業として産声を上げました。

一貫してテキスタイル・生地の輸出を行っています。

一方で地方の行政機関からの受託で海外のバイヤー招聘や輸出セミナー、個別企業の輸出事業のコンサルティングも行っています。


- JTEX showroom の軌跡-

[画像3: https://prtimes.jp/i/81524/1/resize/d81524-1-910747-2.jpg ]


展示商談会を開催したものの、やはり苦労は広報と集客です。

試行錯誤の末、日本のテキスタイル・織物生産の技術を大変レスペクトしてくれるPRエージェントと知り合った事が大きな転機となり、そのPRエージェントの協力で集客も進む様になって来ました。 やはり継続は力で、この商談会の名前もパリのデザイナー・バイヤーの間では有名になりました。


- JTEX showroom のパリでの成功-

来場者の増加と共に商売も増えて来て、この商談会を縁に5年程前からは1億円以上の売上に繋がっています。その成約の大きな要因として、日本は先進国の中で唯一伝統工芸技術・手仕事が体系的・産業的に残っている国である事です。 欧州のラグジャリーブランド LouisVuttonの旅行鞄、Heremsのハンドバッグ等は職人技を売りとして、世界に市場を広げて来ましたが、EUの統合やグローバル化の中で、欧州の若者が職人の世界である旧来の徒弟制度を嫌って継承して行かない事が大きな理由です。

ラグジャリーブランドは職人技を自らの成長エンジンと捉えていて、世界中の職人技のリサーチに余念がありません。ラグジャリーブランドのニーズと我々JTEXチームのコンセプト「日本でしか出来ないものを紹介する」が上手くミートしたのが成功の要因です。今ではJTEXチームは日本の最高技術を持ったテキスタイル生産者の集団というブランドイメージが定着しました。


- コロナ禍以降の変革に立ち向かう-

近年は大変順調にJTEX showroom をパリとNYで続けて来ましたが、コロナ禍で渡航も出来なくなりました。日本においては、ファッション市場の収縮が止まらず、JTEX Showroomに参加の各テキスタイルメーカーは時短操業を余儀なくされている状況です。 世界でも、我々のお得意先であるラグジャリーブランド各社も2020年は25~30%の売上を失っており大変厳しい状況です。

しかし、一方で、コロナ禍を契機にサステナブルをテーマとした素材への需要は大きく高まっており、JTEXでも昨年の輸出額は全く落ち込んでいません。我々は今を良い転換期と捉え、サステナブル装備をしっかりとして、日本でしか出来ない技術を旗印に新たなバイヤーとの出会いや市場創造を目指して行きます。


【お問合せ先】

有限会社湧元  大阪市中央区平野町4丁目7-8-806  https//:yugen.jp
電話:06-6282-7357
担当:池田 豊  携帯電話 :080 3791 7378
E-mail:y_ikeda@yugen.jp  https://j-tex.com

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