原子力機構発ベンチャーの株式会社エマルションフローテクノロジーズがリアルテックファンドより8000万円の資金調達を実施
PR TIMES / 2021年7月14日 11時45分
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)発のレアメタルリサイクルベンチャーである株式会社エマルションフローテクノロジーズ(本社:茨城県那珂郡東海村、代表取締役:鈴木裕士、以下EFT)は、 リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンドを割当先とする第三者割当増資を実施し、シードラウンドにて8000万円を調達いたしました。 EFTは今回の調達資金をもとに、革新的レアメタルリサイクル技術エマルションフローの研究開発を進め、「都市鉱山」からレアメタルを回収し高品位の素材としてハイテク産業に返す「水平リサイクル」の実現を目指します。
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■レアメタルの課題をエマルションフローで解決する
ハイテク産業に必要不可欠なレアメタルは輸入に頼らざるを得ないために供給が不安定であり、ひとたび供給不足を生じれば世界の脱炭素社会の推進に甚大な影響を及ぼします。特に、昨今のカーボンニュートラルの流れから、電気自動車の普及に伴うレアメタルの不足が確実であり、その安定的なレアメタル資源確保が課題となっています。EFTは、独自の革新的溶媒抽出技術「エマルションフロー」で、それらレアメタルの課題を解決します。
■原子力機構発の革新的な溶媒抽出技術エマルションフロー
溶媒抽出法は、物質の分離・精製手法の一つであり、互いに混じり合わない液相間における物質の分配を利用することで、目的成分のみを選択的に抽出するための技術です。エマルションフローは原子力機構で生まれた溶媒抽出法の一つであり、液相どうしを混ぜる・置く・分離するの3工程を必要とする従来の溶媒抽出技術に対して、送液のみの1工程で理想的な溶媒抽出を可能とする革新的手法です。これにより、従来技術と比較して大幅に低コストで高純度なレアメタルリサイクルが実現可能となります。
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■都市鉱山から回収したレアメタルを高品位素材として再利用する「水平リサイクル」を実現
レアメタルのリサイクル技術の多くが実証段階にあり、未だ事業化に至っていないのが現状です。特にレアメタルの回収には複雑で高コストな分離精製が必要であるために、採算性を得ることが難しいと言われています。EFTのレアメタルリサイクル事業では、エマルションフロー技術を用いることで、リチウムイオン電池などに含まれるレアメタルを低コストで高純度に回収する技術を確立し、「都市鉱山」から回収したレアメタルをハイテク産業に直接再利用できる「水平リサイクル」の実現を目指します。
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■調達資金でエマルションフローの技術開発と事業化を加速
今回の資金調達で得た資金により、最新型(第5世代)の多段エマルションフロー装置のスケールアップ開発等を実施、エマルションフローを活用したレアメタルリサイクル事業と、エマルションフロー技術の普及を目的としたトータルサポート事業を展開し、将来の脱炭素社会の実現に不可欠なレアメタル資源の将来にわたる安定供給に貢献します。
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[表: https://prtimes.jp/data/corp/82075/table/1_1.jpg ]
<お問い合わせ先>
株式会社エマルションフローテクノロジーズ
広報担当:熊谷
https://emulsion-flow.tech/contact
[画像6: https://prtimes.jp/i/82075/1/resize/d82075-1-a1d6ea7966696d16a438-5.jpg ]
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