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日本デニムのルーツ 小倉織から 初のデニム「KOKURA DENIM」が誕生 本場アメリカでのテストマーケティングを経て、凱旋デビュー

PR TIMES / 2021年9月8日 18時15分

~80年ぶりの「小倉織(こくらおり)」生産工場復活 コロナ禍の挑戦~

小倉織物製造株式会社(福岡県北九州市、代表取締役:築城弥央)は、小倉織の高密度等の特長を活かし、高い技術を用いて革新的なデニム「KOKURA DENIM」を開発。まずは、デニムの本場アメリカでの展開をはかり、『JAPANブランド育成支援事業(特別枠)』に参画、本年アメリカで先行デビューを果たしました。そして、この度、アメリカでのテストマーケティングを経て、「KOKURA DENIM」を同社のファクトリーブランドとして国内展開していくことになりましたのでご案内申し上げます。



[画像1: https://prtimes.jp/i/85983/1/resize/d85983-1-90f06235765004dd7792-4.jpg ]

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、生活様式が大きく変わったこの一年。小倉織物製造株式会社も工場での機械織を一時停止するなど困難な局面もありましたが、長く続くものづくりのために、今できることは何かを考える貴重な時間でもありました。日本デニムのルーツと言われている小倉織にしかできないデニムを、小倉織発祥の地である福岡県北九州市で誕生させたいという強い想いからデニム開発が始まりました。使用する糸作りから拘り、試行錯誤の末、誕生したのが小倉織のDNAが宿る革新的な「KOKURA DENIM」です。


進化を続ける小倉織から初のデニム生地、「KOKURA DENIM」誕生まで

小倉織は、 江戸時代初期より丈夫でしなやかな、質が良い綿織物として広まり、武士の袴や帯などとして全国で愛用されていました。明治時代を迎え、近代化と文明開化の流れの中、「小倉織袴」の特長は学生服に引き継がれ、昭和初期にかけて、「霜降小倉(しもふりこくら)」と呼ばれるグレーの小倉織が、バンカラ学生中心に大流行しました。小倉での生産が追いつかず、日本各地で織られるようになりました。この、高密度故に丈夫でしっかりした質の良い小倉織こそが、日本のデニムのルーツとも言われています。昭和初期に一度は途絶えた小倉織ですが、1984年に復元・再生されました。手織りで復元された小倉織は、その後、多くの人に使ってもらえるよう、2007年「小倉縞縞」として機械織でも復活。2018年の当社創業により、約100社あった工場が全滅してしまっていた北九州市小倉の地で再び織ることが可能になりました。そして今、かつて幕末の武士が袴として着用していた小倉織は、時代をつなぎ、「KOKURA DENIM」という新しい生地となって、さらに幅広い地域、世代へと広がろうとしています。


ファクトリーブランド「KOKURA DENIM」の特長

「KOKURA DENIM」の最大の特長は、まるで霜が降りたように白い斑点をまとった表情豊かなグレー。この絶妙なグレーは、白糸と黒糸を撚り合わせてできた杢糸(もくいと)を使用することで生まれます。使いながら表情が出るブルージーンズとは異なり、織り上がりから既に見る角度や光の加減によって様々な表情を楽しめます。また、一般的なデニムより細い木綿糸を多用しているので、高密度でしっかりしており、丈夫かつなめらかで、使い込むほどに独特の風合いと艶が増していきます。
■KOKURA DENIM ブランディングサイト  https://kokuradenim.jp

[画像2: https://prtimes.jp/i/85983/1/resize/d85983-1-f31120e85b56c5899e7b-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/85983/1/resize/d85983-1-9baefe1931465a925c9e-2.png ]




2021年全米で先行デビュー

『JAPANブランド育成支援事業(特別枠)』(中小企業の海外展開を支援する経済産業省の制度)にて、デニムの本場アメリカでマーケティングリサーチを実施いたしました。バイヤーアンケートからは、「KOKURA DENIM」は、丈夫でしなやかという小倉織ならではの質感と共にブルージーンズとは異なる表情の独特な霜降模様が高評価を得ることができました。また、リサーチの一環でクラウドファウンディングを行い、目標数を達成することができました。
【アンリアレイジ × KOKURA DENIM】

[画像4: https://prtimes.jp/i/85983/1/resize/d85983-1-db0775799b2e63385f9e-6.png ]

今回、クラウドファウンディングに出展したアイテムは、世界的に活躍するファッションデザイナー アンリアレイジの森永邦彦氏デザインの「ハカマデニム」です。森永氏は、一度途絶えた小倉織を復元・再生、未来へ繋げるという想いに賛同され、「過去と現在が混ざり合う」をテーマにデザインしました。
武士の袴にルーツを持つ「KOKURA DENIM」にインスパイヤ―された「ハカマデニム」によって、今と昔(袴とジーンズ)が交わり、伝統の中の革新を謳う「KOKURA DENIM」を象徴するアイテムになりました。


【森永邦彦氏からのコメント】
高密度で織られた硬質なKOKURA DENIMは造形的なシルエットをつくるのにとても適しています。袴のようにラッピングすることで、裾に向けてのシルエットを美しく構築できました。一方で、履き込んでいくことで身体に馴染む柔軟性も兼ね備えています。身体から離れた形の洋服が時間と共に身体に馴染んでいく経過をお楽しみいただきたいと思っています。

9月16日から、ハカマデニムを限定販売


[画像5: https://prtimes.jp/i/85983/1/resize/d85983-1-f1ad5d8cf6e3a5d842dc-5.jpg ]


以下、ECサイト及び店舗にて販売いたします。
【アンリアレイジ】
■オフィシャル オンラインショップ https://www.anrealage.com
■渋谷パルコ 3F (東京都渋谷区宇田川町15-1)
営業時間: 11:00~20:00  / TEL: 03-6809-0220
【小倉 縞縞】
■オフィシャル オンラインショップ https://kokuradenim.jp/project
■小倉縞縞 本店 (福岡県北九州市小倉北区大手町3-1-107)
営業時間: 10:00~18:00 / TEL: 093-561-8152
 定休日:水曜日
※数に限りがございますので、お早めにお求めください。



今後の展開

米国での展開はもちろん、国内でも「KOKURA DENIM」の特長を活かしたアパレル、インテリア、建築等への幅広い展開を考えています。また、小規模工場ならではの小ロット・短納期を武器に、オリジナルの生地開発など顧客の様々なニーズにお応えしていきます。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/85983/table/1_1_2c941b9b66b59023f1ce1a6a80f1e2cc.jpg ]


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