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既存ディーゼルエンジンの水素エンジン化技術の開発促進に向け日本政策金融公庫より資本性ローンの資金調達を実施

PR TIMES / 2022年7月26日 12時45分

i Labo株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山根公高)は、この度、日本政策金融公庫より、資本性ローンの資金調達を実施しました。これによりリソースへの投資を加速し、既存ディーゼルエンジンの水素エンジン化「水素化コンバージョン」技術の開発を促進し、水素社会の早期実現を目指します。



[画像: https://prtimes.jp/i/105046/1/resize/d105046-1-426f677b47c2a69cb8bd-0.png ]

■iLaboの取り組み
現在iLaboは、早期の水素社会の実現を目的とし、環境省より受託を受け、既存の軽油で走行するディーゼルエンジントラックを、水素燃料で走行する水素エンジントラックに改造する水素化コンバージョン技術の開発を進めており、来年4月には水素エンジントラックの貨物輸送を通して、安全性・実用性・経済性の実証実験を行います。
このプロジェクトでは、乗用車と比較して稼働率が高く水素需要の拡大が見込める商用トラックへの水素化コンバージョンの実施と共に、主にトラックターミナルに設置するB to B型水素ステーションの経済性評価を含む、実行可能性調査を実施します。

■資金調達目的
現在、世界的にはカーボンニュートラルに向けて電気自動車へのシフトの取組が進んでおりますが、我国の場合は、化石燃料による発電が約8割を占める結果、CO2排出量は高くなり、電気自動車はガソリン、軽油を燃料とするエンジン車と比較してライフサイクル全体のCO2削減効果は限定的と推定されます。また、化石燃料の価格高騰や電力逼迫を含むエネルギー安全保障上の観点からも、水素をエネルギーとして活用する重要性が増しています。一方、水素を燃料としたパワートレーンの中でも、水素エンジンは、燃料電池と比較してコスト優位性が高く、iLaboが取り組む水素化コンバージョンへの需要の増加が期待できます。
当社は、新型コロナ感染症拡大の影響によるロックダウンに起因したサプライチェーンの混乱を理由とする部品調達の遅延が発生し、納品遅れによる運転資金需要増加に対応するために資金調達を行いました。これにより、水素化コンバージョン技術の開発促進と、発電機・船舶・重機・建機といったCO2排出量が多い重量機器への応用を計画通り実行することが可能になりました。
また、資本性ローンによる調達を行ったことで、その他の金融機関からの資金調達が円滑になるため、お客様からの要望に応える新規の開発への投資も積極的に行う体制が整いました。

■iLaboの使命
i Laboは、登録台数約70万台と推定される物流業界を中心に利用される総重量8tクラスの重量車をターゲットとした水素化コンバージョンをはじめとして、当該技術を発電機・船舶・重機・建機などに利用されるエンジンへの応用も含め、CO2排出量の削減と水素需要の拡大をもたらし、早期のカーボンニュートラルの達成を目指します。
また、我が国の9万以上に及ぶ自動車整備工場に水素化コンバージョン技術を提供することで、日本の強みであるエンジン製造に携わる雇用の維持と、整備事業の発展に貢献します。

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