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人口減に悩む、地方都市タクシー事業を救う。AI自動配車システム「MITT」開発

PR TIMES / 2024年6月24日 12時15分

MITT(ミット)は、AIを活用した新たな自動配車システム。専用無線とオペレーターが必要な従来の方法から、スマートフォンやタブレット端末を使った便利な配車へ。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111017/1/111017-1-f534b81d9b577b1687dbcf030b3dcd39-2126x1154.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
地方都市タクシーにおけるシステムとオペレーターとの共存

MITT(ミット)は、AIを活用した新たな自動配車システム。専用無線とオペレーターが必要な従来の方法から、スマートフォンやタブレット端末を使った便利な配車へ。設備費や人件費の負担を大幅に軽減し、利用人口の減少に悩む、地方都市の中小タクシー事業者を支えます。これから普及する「ライドシェア」にも対応し、移動手段の確保に貢献します。


なぜ、「MITT」を開発したのか?
私たち自身が、ほかでもなく地方都市の中小タクシー事業者。だからこそ、持続可能なタクシー営業に悩みを抱えていたのです。「沼田屋タクシー」は1951年の創業以来、群馬県桐生・みどり両市を主な営業エリアに、現在約40台のタクシーを運行しています。


地方都市のタクシー事業は、決して明るくありません。人口減にともなう売り上げの減少、アフターコロナの運転手や無線オペレーター不足、昨今の燃料高騰による利益縮小など、厳しい経営環境に置かれています。このような状況下において、多額の固定費が必要になるこれまでの配車システムに疑問を感じるようになりました。


そこで、課題解決に取り組むのために桐生市を拠点に活躍するIT企業、株式会社CICAC(シカク)と共同で「MITT」を開発することになりました。



「MITT」が、解決できること。
〈従来のタクシー営業〉
利用者からの電話をオペレーターが受ける

現在地や目的地を聴取し、無線で車両を手配

タクシーが目的地に到着した時点で運賃を頂く


〈抱える課題〉
1.1システム数千万円する専用無線の導入・管理コスト
2.無線オペレーターを24時間常駐させる必要性
3.電話で聴取した情報を車両に伝えるまでのリードタイム
4.電話での言い間違い・聞き間違いによるミスマッチリスク
5.目的地に着くまで運賃が不透明なことに対しての不満

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111017/1/111017-1-ebdccb61a392c0c9c73caeae83e7298e-1230x816.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





これらの課題を解決し、タクシー事業の効率化と生産性向上、顧客満足度向上を図るのが「MITT」の役割です。


「MITT」の機能・特長
01. LINE連携により、顧客満足度UP!
オペレーターと運転手の配車業務を、LINEアプリで行うことができます。LINEと連動した独自開発アプリの入ったタブレット端末を各車両に配備し、配車センターからのリクエストを受信・承認した車両が利用者の送迎に向かいます。

利用者は従来通り電話での配車依頼に加え、利用者自身がLINEで直接タクシーの予約や配車依頼をすることも可能になります。さらに、位置情報を利用し、目的地までの運賃を自動計算することで運賃の透明化も図れるほか、スマートフォン上での決済も可能となるなど、顧客満足度の高い拡張性のあるシステムが魅力です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111017/1/111017-1-5ccae32d33979a844b776cab4fe0f685-2206x1274.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
リクエストのイメージとエンドユーザー画面イメージ

02. AI自動配車で、時間やコストを削減
LINEを通じて、利用者と配車センターと車両との間で交わされる現在地や目的地などの情報は、AIにより自動処理されます。これにより、依頼から配車までのリードタイムが現状の約5分から、約1分に短縮。さらに言い間違い・聞き間違いによる配車のミスマッチも解消されるほか、自動配車によりオペレーターの少人化や無人化も可能となります。


03.従来の配車システムと併用できるから安心
地方では高齢者をはじめスマートフォンの操作に不慣れな利用者も多いことに配慮し、オペレーターが電話で対応する既存の配車システムとの両立ができるのも大きな特長。従来通りオペレーターを配置しつつ、深夜帯はAI自動配車の無人モードに切り替えるなど、地域やタクシー会社の実情に合わせた柔軟なシステム運用が可能です。


04.導入のハードルが、圧倒的に低い
競合他社のシステムは1社あたり数百万円の導入コストがかかるのに対し、「MITT」なら100万円台から導入でき、車両への大きな設備投資もないため安価で実装可能。専用アプリもシンプルで使いやすく、従業員の学習コストもほぼ不要です。


05. 法改正などの変化にも、柔軟に対応
道路運送法改正に伴い、2種免許がない一般ドライバーでも自家用車で有償運送できるようにする「日本版ライドシェア」が、2024年4月より大都市部でスタートし、全国に広がっています。タクシー運転手不足を背景にした新制度ですが、ライドシェアのドライバーはタクシー事業者と雇用契約を結ぶことが原則となっており、事業者側にも対応が迫られています。

「MITT」はこうした新しい動きにも対応しており、正規のタクシー運転手とは別に、不規則・短時間で稼働するようなライドシェアドライバーも配車システムで業務管理可能。このようにシステムは常にアップデートされるため、「ライドシェア新法」(道路運送法改正)など、法令改正にも柔軟に対応します。


06. 15万人以下の地方都市に最適な設計
現在流通しているタクシー配車システムは、営業所のオペレーターが配車を把握できない仕組みになっており、車両も利用者も多い大都市圏向けであります。
大都市圏と地方都市では「流し」と「配車依頼」の比率が逆転しており、大都市圏の配車システムをそのまま地方都市では活用が難しくIT化が遅れてきた現状があります。
これに対し、「MITT」は人口5~15万人以下の地方都市での普及を想定して最適化し、低コストで使い勝手の良いシステムを目指しています。



[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111017/1/111017-1-0db3734e07398f87e7264578002a9957-1360x912.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
実証の様子



「MITT」が目指す未来
弊社では現在MITTを自社車両に導入し実証実験を行っています。
既存の無線システムから換装して業務の効率化や生産性向上を図るとともに、地方のタクシー業界の課題解決の一助になればと考えております。


全国ハイヤー・タクシー連合会によると、国内のタクシー事業者は約16,000社あり、このうち車両台数10台までの事業者が約12,000社、30台までが2,500社。つまり、全体の9割を占める約14,500社が小規模事業者です。売り上げ低迷や燃料高騰、人手不足など、共通の課題を抱える多くの地方タクシー事業者を支援し、共存共栄を目指します。


また、ライドシェアの普及も視野に入れ、人口減少時代の地方都市を救う、交通手段の確保に微力を尽くします。



[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/111017/1/111017-1-f62e5aba768781b2159374362c81e8b1-1488x930.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
搭載実証車



〈インフォメーション〉

【会社概要】
社名:株式会社沼田屋タクシー
本社所在地:群馬県桐生市新宿三丁目4-45
代表取締役:小林康人
設立: 1951(昭和26)年
HP:http://www.numataya.co.jp/

本件へのお問い合わせ・取材のご依頼などにつきましては、
弊社総務部までお気軽にご連絡ください。
群馬県みどり市笠懸町阿左美1267-1
TEL 0277-76-9101
E-mail soumu@numataya.co.jp

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