個人のビジネススタートにM&Aの選択肢を。個人買い手向けコンサル「M&Acompass」正式リリース
PR TIMES / 2023年3月28日 11時15分
M&A支援を行う株式会社Shylph(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴崎洋人 以下シルフ)は、個人の買い手に特化したオーダーメイドコンサルティング「M&Acompass」を、2023年3月28日(火)に正式にリリースいたします。
M&Acompassは、6カ月でのM&A成約、 個人の買い手が単独でM&Aの検討・交渉を自走できる状態の構築を目的とした完全実践型のオーダーメイドコンサルティングです。
シルフは、社会課題となっている中小企業の後継者問題を解決するためには、豊富なビジネス経験を有する個人が買い手となるM&A環境を整えていく必要があると考えます。そのため、案件の目利きをはじめとしたM&Aの知見を提供し、個人の買い手が新たなビジネスにチャレンジするための支援に力を入れてまいります。
M&Acompass サービスサイト
https://www.shylph-capital.com/macompass
[画像1: https://prtimes.jp/i/119142/1/resize/d119142-1-945f3102400b0883094c-0.png ]
■中小企業の多くが黒字経営なのに後継者不在
127万社の後継者が未定
中小企業における後継者不足の問題は今や社会全体の課題として認識されています。中小企業庁「中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題」※1によると、2025年までに、70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人おり、そのうちの約半数である127万社の後継者が未定です。
休廃業・解散した企業の54,9%が黒字
一方で、後継者未定のまま休廃業・解散を選択する企業は必ずしも赤字ではありません。東京商工リサーチ「2022年「休廃業・解散企業」動向調査」※2によると、2022年に休廃業・解散した企業は全国で4万9,625件でした。そして、そのうちの54.9%の企業は休廃業・解散をする直前期の決算が黒字の状態なのです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/119142/1/resize/d119142-1-660452b3c483f1156ddf-1.jpg ]
■中小企業の課題は個人M&Aが解決の糸口
未だ十分な数がなされているとは言えないM&A
こうした社会課題を受けて、日本では事業承継を目的とするM&Aが積極的になされてきました。「レコフ」によると、2022年における日本企業が関連したM&Aの件数は4,304件と過去最多※3です。
また、国内最大規模のM&AプラットフォームBATONZ「数字で見るバトンズ」では、2022年の成約件数が1,628件※4となっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/119142/1/resize/d119142-1-cf127a21ca7a075c4995-2.png ]
このように日本におけるM&Aの件数は順調に増加しておりますが、127万社の後継者不足を解決するためには未だ十分な数のM&Aがなされているとは言えません。
中小企業の後継者不足の問題を解決する鍵は個人の買い手の増加
一方で、東京商工リサーチによると2021年の開業数は14万4622件、前年比10.1%増化※5しており、新たなビジネスに挑戦する方が増えています。シルフは、個人による開業時にM&Aを利用して既存企業を譲り受ける動きを増やすと、中小企業の後継者不足の問題解決がより一層進むと考えています。
個人M&Aのメリット
また、個人がM&Aを用いて開業することで、次のようなメリットを得られます。
すでに売上・利益のある状態で事業をスタートできる
事業を軌道に乗せるまでの時間を短縮できる
既存のアセットや事業ノウハウを効率活用できる
昨今、各社において副業が解禁され、フリーランス人口も増加する等、働き方の多様性が増し、人生100年時代を迎えて、退職後のセカンドキャリアを構築する動きは今後ますます活発になります。このような背景において、シルフは、M&Aを利用した開業は多くの個人にとって意義のある選択肢になると考えています。
■個人M&Aの課題
一方で、個人が単独でM&Aを成約させるためには様々な課題があります。
M&Aに関する知識はインターネットや書籍にあふれていますが、それらを体系化して習得することは決して簡単ではなく、個人が単独でM&Aに臨むと以下のような課題が発生しうる状況です。
そもそもM&A戦略を立案できず、案件探しの基準を構築できない
交渉を進めるべき案件が見つからない
譲渡価格が妥当か判断できない
M&Aプロセスに則った交渉ができない
デューデリジェンスと最終契約を用いたリスクコントロールができない
そこでシルフは、こうした個人M&Aの課題を解決するために「M&Acompass」のサービスを立ち上げました。
■M&Acompassの特徴
M&Acompassは、6カ月でのM&A成約、 個人の買い手が単独でM&Aの検討・交渉を自走できる状態の構築を目的とした完全実践型のオーダーメイドコンサルティングです。
現役M&Aコンサルタントが成約まで伴走
累計1,000億円超のM&Aの成約を実現した現役M&Aコンサルタントが、戦略立案から成約まで個人の買い手に伴走します。
専門的な知見に基づいてM&Aの全行程をフルサポートするため、個人の買い手であっても戦略的な案件探し・交渉が可能となるのです。
フルサポートながら個人でも利用しやすい料金体系
M&Acompassは、M&Aコンサルタントが法人の買い手向けに提供していたサービスを個人向けに組み直したものです。
専門的な知見やディールマネジメントノウハウの提供はそのままに、資料作成をはじめとした工数のかかる作業を個人の買い手自ら行っていただくことで、ご利用いただきやすい価格でのフルサポートを実現しました。
M&Aの全行程で使えるツールを提供
M&Acompassでは、M&Aを次の10つの工程に分けて考え、それぞれの工程に現役M&Aコンサルタントが伴走します。
個人の買い手のスキルと経験の棚卸し
M&A戦略の立案
案件探し
初期的な交渉と資料集酒
情報整理と企業評価
両者面談
基本合意・意向表明
デューデリジェンス
最終契約
成約(クロージング)
また、各工程において利用できる以下のようなツールの提供も行っています。
6カ月での成約を目指すM&A戦略を盛り込んだ「コンサルティング提案書」
匿名情報の目利き力を高める「案件評価シート」
売り手からの返信率90%超の「メッセージテンプレート」
数値を入力することで企業評価を自動試算できる「企業評価試算ファイル」
さらに、会員限定でM&Aに必要な知識を体系的に学べるコンテンツも公開しているため、自ら学びながらM&Aを実践できる環境が整っています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/119142/1/resize/d119142-1-303b383eda2cb216b08b-3.png ]
■M&Acompassを利用するメリット
このようなM&Acompassを利用していただくことで、個人の買い手は次のような状態を手に入れることができます。
常に専門家に相談しながらM&A交渉を進められる状態
リソースを費やす案件とそうでない案件を目利きできる状態
価格交渉も含めて、適切な譲渡価格で会社/事業を取得できる状態
取得後のリスクをコントロールできる状態
その結果、リスクを最小限におさえた状態で、自らのビジネスを効率的に始めることができます。
M&Acompass サービスサイト
https://www.shylph-capital.com/macompass
■過去実績
M&Acompass β版では、すでに様々なM&Aが実現しています。
2022年には、都内でWEB関連事業を営む個人の会員がメディア運営事業のM&Aを成約させました。はじめはM&A戦略を立案せずに、飲食店や宿泊業も含めて幅広い業種のM&Aを検討していたFさんは、M&Acompassを利用して戦略立案から着手。その後、自らスケールさせやすいWEB関連事業のみにしぼって案件探しをリスタート。
案件探し開始から約1か月でメディア運営事業のM&Aを成約させています。また、M&Acompass のサービスを利用して次の3つを実現しました。
プラットフォームに記載されていた譲渡価格の半額以下で成約
取得後、戦略的なテコ入れを実施して利益を2倍に伸長
想定投資回収期間を2年→1.5年に短縮
このようにM&Acompass をご利用いただくことで、M&Aについて知見のない状態から6カ月での成約を目指すことができます。
β版よりブラッシュアップしてリリースしたM&Acompass の参加者は、40~60代のビジネスマンがメイン。経営者、現役でサラリーマンとして働きながら事業の立ち上げを検討している方をはじめとして様々なバックグラウンドを有する個人が、自らのスキルと経験を武器に新たな一歩を踏み出しています。
■コンサルタント紹介
[画像5: https://prtimes.jp/i/119142/1/resize/d119142-1-284bf9c4bf5b746e8610-4.jpg ]
代表 柴崎洋人
1986年生まれ、埼玉県出身。
2011年、京都大学経済学部経営学科卒業後、野村證券に入社し、本店営業部にてリテールセール、ホールセールスに従事。レコフやEYTASなどで多数のM&A案件成約を手掛ける。フィンテックベンチャー企業で新規事業の立ち上げを経て、20年12月、株式会社Shylphを設立。個人M&Aメディアの運営やサービス提供、トークン発行による資金調達のアドバイザリーサービスなどを手掛ける。M&Aにおける累計取引実績は5000社超、累計流動額は1000億以上。
コンサルタントのコメント
日本の社会問題となっている「事業承継問題」をM&Aで本当の意味で解決するには、スモールM&Aに誰かが正面から取り組まなければいけない。こう感じたのがM&Acompass提供の始まりの始まりです。
多くの方が気づいていることだとは思いますが、国内企業の6-7割を占める中小零細企業に対するM&A支援(スモールM&A支援)は未だ十分であるとは言えません。それでも5-10年前と比べれば、確かに、M&Aのマッチングプラットフォームが整備されM&A案件情報が広く世の中に出回るようになり、スモールM&Aに関する情報提供やサービス内容も同時に増加してきました。しかしながら、こうしたスモールM&A支援の内容をさらに詳しく見ていくと、その多くが会社売却を検討している売り手支援となっており、買い手、特に近年増加傾向にある「個人」の買い手に対する本格的なM&A支援サービスはほぼ皆無といって差し支えない状態です。
M&Aの性質上、売り手と買い手のどちらか一方がM&Aに不慣れであったり、知識や経験が少ない場合には、その案件そのものの成約確率が低くなってしまいます。この点、スモールM&Aに関して言えば、売り手への支援は増加しているものの、その有力な買い手となる個人や中小零細企業に対する支援がほぼ皆無な状態となっているがために、結果として、スモールM&Aが期待されている以上に成約されていない、という現状になっているのです。
そこで、我々は現役のM&Aコンサルタントが個人の買い手に対して、マンツーマンのオーダーメイドコンサルティングを提供することで、上記の問題を解決し、スモールM&Aの成約数を増加させ、引いては日本の「事業承継問題」を本当の意味で解決していきます。
そして、単に「事業承継問題」を解決させるためだけでなく、事業承継の本質的な問題である技術やノウハウの断絶といった内容を解決し、日本経済を連続的な「循環型の経済モデル」へと移行させ、持続可能な発展をしていく一助になれればと考えています。
※1
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/hikitugigl/2019/191107hikitugigl03_1.pdf
※2
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20230116_01.html
※3
https://www.marr.jp/menu/ma_statistics/ma_markettrend/entry/41398
※4
https://batonz.jp/infographics/
※5
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20220524_02.html
■サービス詳細
名称:M&Acompass(エムアンドエーコンパス)
サービス内容:個人の買い手向けM&A支援
金額:6ヶ月のサポート/66万円(税込)
月入会人数上限:5名
※上質なサービスをご提供するため、現在月入会の上限を定めております。
URL:https://www.shylph-capital.com/macompass
■会社概要
株式会社Shylphは、「Support your Adventure」をミッションに個人が自由に起業・イグジットできる環境の実現を目指します。
所在地:〒105‐0013東京都港区浜松町二丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F(RESONANCE内)
設立: 2020年12月
代表取締役社長:柴崎洋人
会社HP:https://www.shylph-capital.com/
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