読み取り効率の向上を実現できる「メガネ用RFIDタグ」を販売開始!
PR TIMES / 2024年6月8日 21時40分
メガネフレームは金属製のものが多く、RFIDの読取に干渉する問題を解決するため、当社ではテンプルなどの金属部分にアンテナを近接させることで電波を増幅させる技術を用いたRFIDタグを開発しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/139021/1/resize/d139021-1-43ec23a8b2c725405000-3.jpg ]
テンタック株式会社(以下「当社」、本社:東京都墨田区、代表取締役社長:橋本 惇巨)では、以前よりアイウェア業界からの引合いをいただいてきましたが、製品群に金属製フレームが多いことから、従来のRFIDタグでは読取性能面に不安がありました。この問題に対し開発検討を進め、アルミ缶飲料などの金属対応用として開発されているFlagタイプインレイを用いることを考えました。
Flagタイプインレイのアンテナが金属製フレームに近接することにより、フレームの金属部分がアンテナの一部のように電波を増幅する作用が働き、読取精度が飛躍的に向上する技術になります。
当社ではメガネフレームにタグを取り付けた際に、インレイが最適な位置にくること、取り付けやすいこと、見た目のバランスを考慮し、新たに「メガネ用RFIDタグ」を開発(特許取得済)し、2024年6月より販売を開始致しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/139021/1/resize/d139021-1-54bb35ffa39d67e2fe50-4.jpg ]
検証実験
■テスト内容
「メガネ用RFIDタグ」を製品に装着し、ダース箱、カートンに入れて開封せずに読取ることができるか。
■製品詳細
メガネフレーム(メタル製品、セルロイド製品混在)1ケース200本。
■取付位置
メガネフレーム、テンプル部に「メガネ用RFIDタグ」を装着。
■テスト方法
製品がケース、カートンに入った状態でRFIDハンドリーダ1Wタイプで読取り。
全て読み取ることができるか?
どれくらいの時間で読み取ることができるか?
比較として、自社同等サイズ一般RFIDタグでも検証を行った。
読取テスト結果
■ 自社同等サイズ一般RFIDタグ
[画像3: https://prtimes.jp/i/139021/1/resize/d139021-1-99d03dd51bbf55e4de40-2.png ]
全数を読み取るのに2分弱要し、3回目は全数読めなかった。
これは、金属起因の反射波の影響と推測。
■ メガネ用RFIDタグ
[画像4: https://prtimes.jp/i/139021/1/resize/d139021-1-6bdf8781bc75e1511ea8-2.png ]
5回の読取テストを行い、数秒で全数を読み取ることができた。
メタルフレームなど金属の影響
一般的なUHF帯RFIDは「金属」の影響を大きく受けてしまいます。金属がもたらす反射波によってRFIDの電波に干渉してしまうことが主な原因になります。当社の経験ですが、アイウェア業界でのRFID採用におきましてもフレームの金属部位が読取に影響を及ぼすことが過去から懸念されておりました。
金属対応のRFIDタグを用いることにより、被着体となるフレームを構成する金属による電波の増幅効果を狙った結果、その効果が顕著に現れました。本テストでは全く金属のないフレームも混在しておりましたが、金属製フレームとほぼ同等に読取できる結果となりました。
カートン単位で読み取ることができるメリット
店舗陳列の場合、フレーム単体で陳列されていることが多く、上記にある金属の電波干渉問題はほぼありません。しかしながら、物流、店舗の運用面では一定数以上のフレームが入った「ダース箱」、それをまとめた「カートン」が倉庫あるいは店舗のバックヤードに保管され、まとまった数での “入出荷” “棚卸” において、RFIDタグの読取が必要であると考えます。
1箱数百本のカートンを安定して読取ることを目的として開発、本テストでは良い結果が得られました。海外とのまとまった入出荷にカートン単位でトンネルゲート型リーダに通していただくだけで1箱10秒程度で入荷検品ができるオペレーションが可能になります。
テンタックRFIDサプライヤーとしての強み
1.生産環境
・国内をはじめ、アジア各国にもRFID生産設備を保有
・大量かつ短納期生産を実現
・年間15億枚以上のRFIDタグ・ラベル生産/発行キャパシティを保有
2.開発能力
・国内外のインレイメーカーやその他の企業との幅広い協力体制からRFIDタグ生産において
価格を抑えることができ、オリジナルインレイその他様々な開発に取り組んでいる
・大量のタグを効率的に生産できる機械や生産システムを自社開発
3.豊富な経験値
・国内のアパレルファッション業界においてRFID納入のシェアが最も高い
・様々なお客様のRFID導入に“ゼロ”から関わった経験が豊富
・導入検討初期段階からの総合的なアドバイスが可能
本特許の概要
登録番号:第7403901号
登録日:令和5年12月15日
会社概要
会社名:テンタック株式会社 / TENTAC CO., LTD.
所在地:〒130-0026 東京都墨田区両国四丁目9番7号(本社)
代表者:橋本 惇巨
創 立:1972年10月
URL:https://www.tentac.co.jp/
営業品目:衣料副資材の企画・製造・販売及び情報システム、情報タグの製造販売バーコード関連機器販売
本リリースに関するお問い合わせ先
担 当:RFID事業本部 向井
e-mail:info@tentac.co.jp
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