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【PDFのトレンドに関する分析レポート】PDFの過去と未来

PR TIMES / 2024年7月15日 13時15分

PDFに関する現在の傾向、そしてこのファイル形式の歴史や未来について、PDF Guruがオンラインツールを使ったマーケティング調査および文献調査を行いました。



本調査について
調査期間:2024年6月
調査機関:自社調査
調査対象:インターネットユーザー
調査方法:Google KeyWord ToolやGoogle Trendsなどのオンラインツールを使った独自の定量調査および文献調査


PDF(ポータブル・ドキュメント・フォーマットの略)が登場し、ペーパーレス化に革命が起きてから30年以上が経ちました。机の上が紙で埋もれていた時代は、人々の記憶から消え去ろうとしています。これだけ時間が経てば、もう改善すべき点はほとんど残っておらず、さらにはPDFファイルへの関心も薄れているのではないかと思われるでしょう。

デロイトトーマツ社が業界のリーダー1982人を対象に行った最近の調査(出典)を見ると、企業においてジェネレーティブAIの活用に注目が高まっていることは明らかです。事実、それらの企業では、ジェネレーティブAIによって節約された経営資源をイノベーション(45%)と業務改善(43%)に再投資することを主な計画としています。つまりは、ジェネレーティブAIの適用が、ビジネスにおけるイノベーション推進の強化につながるということです。マッキンゼー社が1363人を対象に実施した別の最新調査(出典)では、3分の2以上が社内でのジェネレーティブAIの採用していることが明らかになりました。この数字は前年と比べ、ほぼ倍増しています。

このようにAIへの注目が高まる中、今後もPDFに対する関心やその役割は存続するのでしょうか?
その答えは「イエス」です。

現在進んでいるジェネレーティブAIの開発は、自然な言葉で内容に関する質問をしたり、内容を要約したり、リアルタイムの共同作業やインタラクティブな注釈機能を可能にする双方向性のあるPDFファイルなど、PDFにも進化をもたらしています。実際、日本におけるPDFファイルへの関心は時間の経過とともに高まっており、GoogleではPDF関連トピックの検索数が毎月100万件以上記録されています。日本におけるPDF関連の過去2年間の月間検索数を見ても、関心が高まっていることがわかります。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-8a9a416ddc047bbb1ce3390ef5d26a9d-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


このような日本における検索数の増加は過去5年間のトレンドに反映されており、さらに2024年には、前年と比べてさらに明確な増加が見られます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-918ebf00ef308db65da34f4d99875646-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


また、世界においても日本と同じ傾向が見られます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-b4af5f8921c16123552c0154b967a638-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


PDFの世界的な検索数は、驚くことにAIやTikTokを上回っています。
出典
PDFの進化
PDFファイルの今後の発展についてさらに詳しく解説する前に、まずPDF形式の誕生から現在までの年表を見てみましょう。

1990年 Adobe社の共同設立者であるジョン・ウォーノック博士が「The Camelot Project」を開始
1993年 PDF形式をデジタルソリューションとして正式に発表
1994年 パスワードの暗号化が改良され、セキュリティが向上
2001年 PDF 1.4の画像モデルが拡張され、透過が可能に
2008年 PDFが標準規格ISO 32000-1に制定
2017年 PDF 2.0がマルチメディアと3Dモデルに対応
2020年 規範となる文献の修正と重要なアップデート
現在 電子文書のアクセシビリティ、さまざまなセキュリティ機能、プラットフォーム間の互換性の強化、電子署名、認証機能など、PDFの進化は続く

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-0334a7fcdf36075a0cb60ba1700018c8-820x1000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


現代におけるPDF
誕生以来、長い道のりを歩んできたPDFですが、デジタル環境におけるその現状はどうなっているでしょう?また、他のファイルフォーマットにその座を奪われる可能性はあるのでしょうか?

結論から言えば、その可能性は非常に低いでしょう。例えば、PDFはtext/htmlファイルに次いで、インターネット上で3番目にクロールされているファイル形式であることをご存知でしょうか(出展)。

PDFファイルは長年にわたって主要なファイル形式としてのポジションを保ち続けており、これらの傾向は、PDFファイルがDOCX、EPUB、PPTXのようなファイル形式よりも確実に市場シェアを保持し続けていくことを示しています。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-364fb7719da5232f1db6c70259f9812d-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


出典
PDFに関する重要な統計
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-3ae02c6f91853ba4c42d561cc47ec516-820x1000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Adobe社が共有した最近のデータによると、ビジネスと学術の両分野でPDFが主要ファイル形式として使用されています。

- 2023年末までに、85%の企業がクラウドストレージを用いたPDFワークフローを実施し、シームレスなドキュメントの共有や協働を実現しています。
- 2023年の時点で、98%の企業が外部との文書共有にPDFを使用しており、文書の完全性を保持するPDFの能力が評価されています。
- PDFは、その信頼性と普遍性により、電子書籍や学術雑誌のうち88%に使用されています。


データプライバシーの重要性が増していることは、PDF文書の取り扱いにおいても明らかです。
- 2023年までに共有PDFファイルの40%以上が暗号化されており、2005年の10%未満と比べて大幅に増加しています。


障がい者に対するPDFのアクセシビリティ向上の取り組みが拡大しています。
- 2010年から2023年の間に、PDFのアクセシビリティを高めることを目的とした取り組みが450%増加しました。さらに、2023年までにPDFの45%がボタン、動画、ハイパーリンクを備えたインタラクティブなものになり、2005年のわずか5%から大幅に増加しています。


PDFは長年にわたり大きく進化しており、記入可能なフォーム、マルチメディアの埋め込み、デジタル署名などの実用的な機能の数は、1993年以来、650%以上も増加しています。
出展
人気のファイル形式として定着したPDF
上記のデータから、PDFフォーマットがビジネスや学術分野で好まれるフォーマットであることは明白です。また、障がい者に対するPDFファイルのアクセシビリティの向上、セキュリティの向上、実用的な機能の追加には、多くの時間や資金、労力が費やされています。PDFは業界全体に定着したファイル形式であり、新しいプレーヤーがその座を奪うことはほぼ不可能と言えるでしょう。


[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-671fe30bba2e536a5a3386a987d81564-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


機能の追加に伴ってファイルサイズが年々増大
2000年には、共有される電子文書の約50%がPDF形式でしたが、2015年にはその割合が80%以上に急増しました。1990年代初期には、PDFファイルの平均サイズは1~2MBでしたが、2022年には機能が追加され、マルチメディアが埋め込まれるようになり、平均ファイルサイズは10~20MBに増えています。

モバイル機器でのPDFの使用が劇的に増加
リーダー、エディター、クリエーターを含むPDFソフトウェアの種類は、2000年から2022年にかけて大幅に増加しました。2022年には、PDFの80%以上がモバイルデバイスからアクセスされるようになり、2007年のわずか6%から劇的に増加しています。

教育分野での使用拡大
2005年に導入されたデジタルアーカイブ用のPDF/Aの国際標準は、2022年までに図書館や教育機関での採用率が大幅に増加しました。eラーニングの台頭に伴い、特に2020年以降は、オンラインコースの教材の85%以上がPDF形式で配信されるようになりました。

時代を超えたPDFの互換性
オペレーティングシステムやデバイスの進化にもかかわらず、PDFは誕生以来一貫して95%以上の高い後方互換性を維持しています。これに対抗できるまったく新しいフォーマットを開発する企業が現れることはまず考えられないでしょう。
出展

PDFファイルに対する企業活動の依存度
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-ee4470253f7dacddc9d6251b13c737cb-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


現代において、PDFフォーマットは企業の日常業務に深く関わっています。

PDFは共同作業と効率化に不可欠
60%の企業が、リアルタイムの編集やコメント機能を必要とする共同作業にPDFを利用しています。また、保存と送信を円滑にするために、54%のユーザーがPDFにデータ圧縮を適用しています。

デジタル署名とロールベースのアクセス制御
文書の信頼性と完全性を確保するために、企業の65%がデジタル署名を使用しています。また、クラウドに保存されたPDFの72%においては、ロールベース(権限制)のアクセス制御により、閲覧や編集が権限のある担当者に制限されています。

モバイルPDFツールとライフサイクル管理はビジネスに不可欠
ユーザーの59%がモバイルデバイスでPDFにアクセスしていることから、モバイルフレンドリーなPDF管理ツールが不可欠になっています。半数の企業が、定期的な監査や古くなったファイルのタイムリーな廃棄など、PDFのドキュメントライフサイクルを明確にしています。

企業による従業員へのPDFデータ管理に関する教育
さらに、68%の企業がPDFデータ管理のベストプラクティスについて従業員にトレーニングを行っており、今日のデジタル時代におけるその重要性を強調しています。

企業がPDFフォーマットに多大な投資をしていることは明らかだと言えるでしょう。
出展

従来の書類とPDFの管理
あまり融通の利かない従来の紙の書類に対し、PDFファイルはそれまでになかった新たな凡庸性を発揮します。また現在では、手軽にPDFをさまざまなファイル形式に変換することができます。
PDF Guruでは、編集、変換、注釈など、30以上の幅広いツールを提供しています。特筆すべきは、その徹底したセキュリティです。お客様の情報はすべてお客様のみが閲覧可能で、PDF Guruのチームでさえその内容を見ることはできません。各プラットフォームのツールに簡単にアクセスでき、モバイル端末、デスクトップ、異なるオペレーティングシステム間で切り替えることができます。ファイルの文字情報を保持したまま別のファイル形式に変換することも可能です。以下の統計は、PDF Guruが日本でよく使われていることを示しています。

日本のユーザーのこれまでのPDF Guru利用状況

- 102.000ファイルを変換
- 48.000ファイルを編集
- 25.000ファイルを結合
- 17.000ファイルを圧縮
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-a3bc6f3d2ebbb618a5cc2e561c3e6662-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


PDFフォーマットの未来
30年以上前に導入されて以来、PDFはペーパーレスの時代を先取りしてきました。人々の注目がジェネレーティブAIへと移り変わっていく中で、PDFは、双方向性とユーザビリティを向上させるAIの開発から恩恵を受け、主要なファイル形式としての座を維持しています。
PDFは、1990年にAdobe社の「The Camelot Project」と呼ばれるプロジェクトから始まり、1993年に正式発表されました。そして1994年のパスワード暗号化の改善、2008年のISO標準化、2017年のマルチメディアと3Dモデルのサポートなど、長い年月をかけて大きく進化してきました。今日のPDFは、強化されたアクセシビリティやクロスプラットフォームの互換性、そしてセキュリティやデジタル署名などの機能を誇っています。

現代においてもその優位性は衰えることなく、信頼性と普遍性により、PDFはビジネスと学術の両方で広く使用されています。2023年末までに、85%の企業がPDFを使ったワークフローをクラウドストレージに統合させ、98%が外部との文書共有にPDFを使用しています。ドキュメントの完全性を保持する機能と、デバイスを問わない幅広い互換性により、PDFは電子文書に最適なファイル形式として確固たる地位を築いています。

また、PDFのアクセシビリティとセキュリティを向上させるために多大な投資が行われ、暗号化されたPDFの使用やインタラクティブ機能が顕著に増加しています。モバイルアクセスやPDF/Aのような文書アーカイブの国際標準がより普及するなど、PDFは現代のニーズにも適応しています。
PDF Guruは、編集・変換・注釈など、高いユーザーデータ・セキュリティを含む30以上の機能を提供し、最新のPDFツールを活用しています。これまで日本でも、多くのファイルが変換、編集、結合、圧縮されてきました。

結論として、技術の進歩と、信頼性および汎用性の高い文書ファイルフォーマットへの継続的なニーズに支えられ、PDFはデジタル時代においても活躍し続けています。ビジネスや学術の実践において広く利用され、機能とセキュリティの面でも進化し続けるPDFは、当分の間、デジタル環境においてなくてはならない存在であり続けるでしょう。
引用・転載に関するお願い
調査結果や画像を引用・転載する場合は、以下の2点を厳守いただくようお願いいたします。
- 引用部分に、PDF Guruによる調査であることを明示すること
- PDF Guruのウェブサイトにある元のブログ記事のURL(https://pdfguru.com/blog/pdf-history-and-future)を含めること


PDF Guruについて
PDF Guruは、PDFの編集と変換を簡素化し、これらの作業を誰でも簡単にアクセスできるようにすることを目的としています。このツールは、PDFの編集、結合、注釈、変換を行ったことがない初心者の方にも最適で、シームレスな体験のための直感的でユーザーフレンドリーなソリューションを提供します。頻繁にPDFを使用するプロフェッショナルなユーザーにも、迅速かつ正確で、信頼性の高い機能を備えたPDF Guruがおすすめです。使いやすさとパワフルな機能を組み合わせることで、PDF Guruはすべてのユーザーのニーズに応えます。

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145064/1/145064-1-225a3087f27d4184d7f2dae093fa879c-820x700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





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