1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

生産者と畑とつながる服、「Grow Organic」スタート

PR TIMES / 2024年7月13日 15時40分

インドの2村、28農家から移行期間綿(プレオーガニックコットン)を購入支援するプログラム。7/12よりURBAN RESEARCH DOORSにて予約販売スタート。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145998/1/145998-1-8c68a18d348b27e84197ad50727a364e-1080x717.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
インド バンジパリ村でのプレオーガニックコットン収穫風景

株式会社kurkku alternative(本社:東京都:代表取締役 江良慶介)は、インドの特定の小規模コットン生産者から移行期間綿(プレオーガニックコットン(*1))を購入し、オーガニック移行を支援するプログラム「Grow Organic(グローオーガニック)」を開始しました。移行期間綿の購入に加えて、消費者の商品購入代金の一部を移行支援活動に寄付し、生産者、消費者と共にオーガニックの畑を育て広げていくことを目指しています。

本日よりURBAN RESEARCH DOORSにて商品の予約販売を開始し、今後国内および欧米市場に展開します。



◼️ プログラムの概要

「Grow Organic」は、以下の点で特徴的なプログラムです:

1. コットン生産者を特定した商品作り:インドでも貧困レベルが高いオディーシャ州の2村、28生産者から直接プレオーガニックコットン(*1 /有機への移行期間綿)を調達し、製品化しています。
2. 売上の一部を寄付:コットン購入によりオーガニック移行を買い支えるのに加えて、国内外支援パートナー(*2)の協力を得て、商品売上の一部を生産者に寄付し、オーガニック移行支援(遺伝子組み換え無しの種の提供、農法指導、有機認証提供など)を行います。
3. KPIを設定し効果を確認:現地支援パートナーの協力により、生産地の環境と生産者の生活改善に関して多面的な数値目標を設定し、継続的に効果を確認しながら支援を続けます。
4. 生産者と消費者のコミュニケーション:商品に付属するQRコードなどを通じて、消費者は支援している生産者の情報や支援効果、支援の進捗を確認できます。


◼️ Grow Organic :生産者、消費者間の”3つのチェーン”
コットン生産者から糸や生地、製品の製造者を通じて消費者へつながる「サプライチェーン」を透過的に繋げると共に、消費者の購買代金の一部を支援パートナーを通じて生産者へのオーガニックへの移行支援に活かす「サポートチェーン」を構築。更に生産地での支援効果をアセスし、消費者から可視化することで、支援プログラムの調整や、生産者と消費者との交流を進めていく「コミュニケーションチェーン」と、3重にチェーンを生産者と消費者間でつなぐことで、生産者支援への消費者の参加を促し、継続的かつ多面的な支援の実現を目指します。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145998/1/145998-1-69f96830d1b11b459aca5bf296cc5291-1800x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
サプライチェーン、サポートチェーン、コミュニケーションチェーンの3つでで生産者と消費者をつなぎ、支援を促進します。

◼️株式会社アーバンリサーチとのパートナーシップ
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145998/1/145998-1-cf1422b75962c9a24ed8a1304cac7161-842x595.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Grow Organicは 株式会社アーバンリサーチ(以下、アーバンリサーチ)とパートナーシップを結び、実施初年度はURBAN RESEARCH DOORSにて独占的販売を行います。Grow Organic とアーバンリサーチは、昨年インドのコットン生産者を共同で訪問し、コットンの調達からの服作りから生産者と消費者とのコミュニケーションプラン作りを一体となり進めてきました。コットンからの服作りは一般的な服作りとは異なり、多くの手間と時間がかかりますが、より良い未来に向けたファッションの提案を目指すアーバンリサーチが、インド農民のより豊かな未来を目指すGrow Organicに共感し、生産者、ブランド、消費者が一体となり継続的な支援を行う取り組みを実施することで、生産者の生活を豊かにすると同時に、消費者のライフスタイル向上への提案を行なっていきます。
◼️ Grow Organic開始にあたってのコメント

「環境に負荷をかけないアパレル企業を志した時、必要以上に生産しすぎない事が最優先のことだと考えますが、またそれと同時に生産者がより安全な方法で生産していける体制を作ることも重要です。
今回、プレオーガニックコットン(POC)はオーガニックに転換する際に不可避な通り道。しかしながら、通常よりもコストはかかるのにオーガニックとしての差別化が難しい微妙な立ち位置の存在です。そんなPOCを、誰が作ったのか、その方たちの環境がどう変化していくのか、という、糸や生地という物質だけでない、それにまつわるストーリーが買い手と生産者との間でシェアされる「Grow Organic」の可能性に共感しました。
「Grow Organic」は「オーガニックだから」という結果重視の選択ではなく、作る・着る、の双方が各行為の意味をより豊かにできる、ファッションの価値に新たな側面を加えることのできるプロジェクトだと思います。お互いに、遥か彼方の存在である生産者とユーザー。それぞれが、それぞれの世界に興味をもってもらえるような仕掛けや情報を、これからどんどんパワーアップさせていきたいと期待しています。そして、もしかしたら、この製品を使って頂く方のお子様達が、これをきっかけにインドを始め世界にも興味をもって、将来ワールドワイドに活躍し、新しいファッションやビジネスを生み出していくかもしれない。そんな妄想をしています。
普通にスーパーで買うより、知り合いの農家から送ってきてくれた野菜がおいしく感じられるように、絶対的品質だけでない付加価値は洋服にもあると思います。このプロジェクトがどんどん拡がって、着ることの満足、ファッションをすることの楽しさに新たな側面を加えてくれることを期待しています。」(株式会社アーバンリサーチ 代表取締役社長 竹村圭祐)

「農家一人ひとりが“ばらばらのまま”でコットンを育てても、『オーガニック認証』はおろか、技術習得さえもできません。ましてやトレーサビリティも保証できません。ようやく育てたコットンを販売するにしても、私たちにはちゃんと(価格等を)交渉する力がありませんでした。そこで、みんなで集まり助け合ってオーガニックコットンを生産し、販売先を見つけることにしたのです。そうすれば村の、コミュニティの力は高まり、オーガニック農法を通じて自給自足を軸にした健康的な生活を送ることができます。なにより「地域をよくしていこう」という気持ちを持った農家が集まり自治していくことで、自分たちの力で地域をよくすることができると思っています。」(チェトナ・コーポラティブ・ソサエティ(コットン購入元であり支援先の生産者協同組合)組合長、 チッタマン・タムディ)


「私は20年以上に渡ってインドの小規模綿花農家が抱える環境、経済、健康といった多面的な課題に取り組むため、農村と向き合い、オーガニックコットンやフェアトレードコットンのサプライチェーンとつながりながら、包括的な支援を行ってきました。今回Grow Organicの取り組みはこの支援に多面的な指標を与える世界的に新しい取り組みです。オーガニックコットンへの移行を軸に、健康、女性の社会進出、教育など多方面から農家を支援する必要性を、みなさんと指標を通じて継続的に確認し、農家がより豊かになれるよう、私たちも皆さんと一緒に考えていきたいと思います。」(FFID マネージングディレクター アルン・アンバティプディ)


「私たちは、FFIDとのパートナーシップのもと、2010年からインドの綿農家の有機農法への転換支援と農家子女の就学・復学支援に取り組んできました。世界的なサステイナビリティ意識の高まりとともに、インド綿農家を取り巻く環境はここ数年で見ても大きく変化しています。最も重要なのは農家にとって価値のある取り組みを続けることです。今回、POCとGrow Organicとの連携により、移行期間の農家に対するより透明性の高い、積極的な支援が開始出来ることを大変うれしく思います。」(一般財団法人PEACE BY PEACE COTTON 代表理事 葛西龍也)


「今回、PEACE BY PEACE COTTON、FFIDのご協力を得て、コットン生産者の生活とその生産地の環境をしっかりと見つめた中でプレオーガニックコットン(POC)を買い、その生産地の変化を透過的に見守る仕組みをPOCに追加し、「Grow Organic」として新しくスタートがきれたことを、とても嬉しく思います。
 しかしこのプロジェクトはコットンの購買から服作りを始めるという、一般的な服作りとは真逆の服作りであり、昨年よりパートナーとして一緒に取り組んできたアーバンリサーチや、紡績・貿易をご担当いただいた伊藤忠商事はじめ、インド、中国において服作りに関わった各社様のご賛同とご協力なしには実現しませんでした。ここに深く感謝を申し上げます。
 農薬を使わないオーガニックコットン栽培が、それが生産者と生産地にどのような豊かな環境と生活を育むのか、消費者に関心を持っていただき、価値として提供できるよう、仕組み作りや情報発信を続けていきたいと思います。また物質的豊かさのある私たち消費者の生活と精神的豊かさのあるコットン生産者の彼らの生活はとても対象的です。お互いの交流の仕組みを作り促進することで、お互いの暮らしの豊かさを築くプロジェクトになることを目指していきたいと思います。」(株式会社kurkku alternative 代表取締役社長 江良慶介)
*1 プレオーガニックコットンプログラムとは

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145998/1/145998-1-868d246531b7343a1acb689199cbf138-523x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

伊藤忠商事株式会社繊維カンパニーと株式会社kurkku alternativeが共同で企画・運営するプレオーガニックコットンプログラムは、インドのコットン生産者がオーガニック栽培に移行するための3年間の移行期間中に、無農薬栽培コットンを購入し、オーガニック栽培への移行を支援するプログラムです。2023年現在、全世界のコットン生産の中でオーガニックコットンの生産量は1.4%しかなく(Textile Exchangeより)、温暖化などの地球環境や生産者の健康面や収入面の課題解決につながるオーガニック農法への移行を支援しています。



- 2011年 グッドデザイン・サステナブルデザイン賞(経済産業大臣賞)受賞
- 2012年 国連開発計画が主導する「ビジネス行動要請」の取組みとして承認
- 2014年 日経ソーシャルイニシアチブ大賞 ファイナリスト

*2 支援パートナーについて

1. 一般財団法人PEACE BY PEACE COTTON
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145998/1/145998-1-892f5fe732a18b56136fe326086faca2-1920x1920.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

インド産のオーガニックコットンを使用した製品の流通、販売をしてくださるブランド、アパレル、商社をはじめ、多業種のパートナーと共創して基金を集め、インドの綿農家の有機農法への転換支援や子どもたちの就学・復学・奨学支援を行っています。https://www.pbpcotton.org



2. Forum For Integrated Development(FFID)
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145998/1/145998-1-a42327def89d66abf4d571684020861e-751x689.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

2004年にインドで設立されたNPOであるForum For Integrated Development(FFID)は、有機農法でのコットン栽培を推進し、農家の貧困削減を目指しています。また、農家世帯の子どもたちへの教育支援も行っています。

【 主な活動内容 】
- 有機農法への転換支援:農家への研修(座学・実地)、シードバンク、土壌検査、植樹、生物多様性の保持、認証のサポート、市場とのリンク提供
- 子どもたちへの教育支援:奨学金の支給、ブリッジスクール、MAAD/補助教員の配置、綿花栽培以外のスキル・ディベロップメント



Grow Organicホームページ:https://www.groworganic.jp/
Grow Organic インスタグラム:https://www.instagram.com/groworganic_jp/
URBAN RESEARCH DOORS Grow Organic特設サイト:
https://www.urban-research.jp/special/240712_doors_poc_sp/

株式会社kurkku alternative(クルックオルタナティブ)
kurkku alternativeは、都市生活者が自然や地域、生産者や隣人とのより良い関係性について一緒に学び、生活を循環型、コミュニティ型にシフトしていくために取り組める、オルタナティブな仕組みを提案しています。https://kurkku-alt.jp

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社kurkku alterantive   
e-mail : press@kurkku-alt.jp 

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください